男島〜familiar〜

冬愛Labo

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14 嫉妬2

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誰の腕か確認をするとそこにはじゅんさんだった。

『じゅんさん!?怪我は大丈夫でしたか?』
「大丈夫ですよアリアさん」
『良かった』

ホッとするとじゅんさんはシルさんに向かって蹴りを入れる。

「シルさん!さっさと正気に戻って下さい。その状態で言われるのは面倒なので」
「面倒!?じゅん君ひどっ!」
「当たり前でしょ。あんな状態でアリアさんを不安にさせる気ですか?」
「…」

じゅんさんの言葉にシルさんの瞳の色は戻り、地鳴りも収まる。
でも、家の床出来たヒビはそのままになっていた。  

「あぁ、家ならシルさんに自ら直してもらいますから問題ありませんよ?」
『直せるんですか?』
「えぇ」
『よ、良かったです』

ホッとした私をシルさんが苦笑いをして頭を撫でた。

「脅かしてごめんね」
『いえいえ』
「俺さ、クソガキにアリアちゃんが食われたと思ったらどうかなりそうで。しかもあんな格好でクソガキが寝てたからね」
『…半裸ですよね。私も驚いちゃいました』
「うん、本当に焦ったよ。しかもここには魔法が掛かって壊すのに苦労したし」
『…こ、壊す?』

その言葉にドアを見ると粉々になったドアの無残な跡が見えた。

「イルダがご飯作ってるから」
『いつのまに、有難うございます』
「うん、君の事を奪われなくて良かったよ」
『…』

恥ずかしい言葉を何度も言うシルさん。
でも本人は至って真面目なので何も言えない。
赤面をしながらじゅんさんに抱き上げられる私だった。

「あーぁ、俺とアリアの大事な時間取られちゃったな」
『ロウさん、だから服着て!』
「なんだよアリア。俺とのキスは気持ちよかっただろ?」
『もぅ…』

キスを思い出した私は俯いたが、またもや地鳴りがした。

もしかして、シルさんがしてるの!?

焦った私が振り返るとじゅんさん、シルさんの瞳が金色に変わっていた。

『あ、あの!?』
「「クソガキ潰す!!」」
『えぇ!?』

二人の怒りは止めるために苦労したのは言うまでもない。
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