上 下
6 / 17

6話

しおりを挟む
ミナサンネタハマダアリマスカ?
スーパーツヨツヨテンサイメガミサマデス。

モウボウトウノネタガアリマセン。
チナミニキョウハカニクリームコロッケヲタベマシタ。
トテモオイシカッタデス。

ユⅤヲハジメマス。
エイ、エイ、オー。


※女神フォンによる翻訳death
(皆さんネタはまだありますか?
スーパーつよつよ天才女神さまです。

もう冒頭のネタがありません。
ちなみに今日はカニクリームコロッケを食べました。
とてもおいしかったです。

ゆ5をはじめます。
えい、えい、おー。)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


フタリハイライヲジュチュウシ、
コウリャクニイッテイルサイチュウノヨウデス。


※はい、翻訳です。
(二人は依頼を受注し、
攻略に行っている最中のようです)


あと、全部カタカナでしゃべるのは面倒くさいので、もう終わりにしますね。
別にわたしはスーパーつよつよ天才女神さまなので問題はないのですが、あなたがたが大変
だろうと配慮するわたしの慈悲深い心のおかげで辞めるのです。


え?そんなことをいうやつが慈悲深い訳がない、ですか?
面白いことを言いますね。は、は、は。好きですよそういう発言。

女神さま、怒らないので発言をした方は名乗り出てください。
絶対おこりませんから、ダイジョウブダイジョウブ。
オコラナイヨ。


さて、そんな茶番をしているうちに勇者ちゃんと戦士くんは
討伐を依頼されたモンスターと出会ったみたいです。


おお、あれはレッドドラゴンですね。
赤い鱗に全身がが覆われた、翼を持っている大トカゲ。

トカゲみたいにしっぽを自分で切ることはできませんが、
トカゲよりも固くて強くて空飛べて、火も吹けるのでやっかいなモンスターなんですよ。
ちなみに水、土、電気を吐くタイプもいます。


「俺が奴をたたき落とす。お前は隙を見て、一撃でしとめろ」


「オーケー。まかせんしゃい!!」


二人は女神フォンを操作して、装備を選択したようです。
選択された装備が二人が身につけている装備と切り替わり
一瞬で着替えが終わります。

この仕組みはわたしの世界でしか採用していないのですが
なかなか好評みたいですね。
いちいち装備を持ち運ばなくていいのですっごく便利、とのお声が
毎日教会にたくさん届いています。知らんけど。


え~と、確か、わたしのお姉ちゃんが管理している
科学文明とかいうところから基本的な考え方は
引っ張ってきたんだったような、そうでなかったような。
もう覚えてないですね、てへぇ♡


あ、よそ見をしているうちに赤トカゲ君が火を噴きましたね。
でも二人は簡単に避けてしまいます。

・・・・・・なんか勇者ちゃんのお尻に火がついている
ような気がしますが、気のせいでしょうか?
うん、きっと気のせいだ。そうにちがいない


とはいえ、さすがの実力ですね。そんじょそこらの冒険者では
今の攻撃でこんがりと上手に焼かれてしまいます。
私生活に問題はありますが、というか
ありすぎますがやはり頼りになりますね。


「落ちろ トカゲ野郎」


ほえ!? 戦士くん、空中に岩を飛ばして、それを足場にしながら跳躍し、赤トカゲの翼をきりましたよ!!
すごい、すごい。あんなことができるんだ!! しかもこれでもうあの正式名称ではなくトカゲとしか呼んでもらえない
トカゲ君は飛べませんので落下することしかできません。


「よ~し!! これで!! おしまい!!」


勇者ちゃんの重い一撃が落下するトカゲを縦に真っ二つに切り裂きます。
うわあ、グロ画像だ。実写版断面図みたい、という感想をいだいていると
トカゲ君はそのまま絶命してしまいました。


お~パチパチパチ~。
すばらしい手際でした。よ、さすが人類の希望たち。


「報酬の40万ギルに、素材の売却代も考えればけっこうおいしいな」


「あ、じゃあ首だけ切った方がよかったか。半分にしちゃった」


「別にいいだろ。分け前も決めやすいし。さて、帰ろうか」


「ねえ、なんかお尻が熱いんだけどさ?」


「どこかで擦ったんじゃない?」


いや、勇者ちゃんのおしりは燃えてますよ、ちゃんと。
このままだと、お尻から火を噴いちゃいますよ!!
でもなんか、強そうですよね、お尻から火を噴くの。


だって、考えてみてくださいよ。
後ろから敵が、隙アリッて襲ってきても
バカめッといいながら反撃できるんですよ!!


敵さんだって、ええ!! お尻から火が出るの!! って
びっくりすると思います。


試しにやってみたらいかがですか?
わたしは嫌ですけど。


おっと、くだらない話をしていたら二人はもう後片付けにはいっていますね。
二人はトカゲ君の遺体を女神フォンで撮影します。


するとピコンと音を鳴らしてあたらしい選択画面がでてきてきます。選択を選ぶと
トカゲ君の遺体は分解されて、みるみる女神フォンのなかに収まっていって
しまうではありませんか。


なにを隠そう、女神フォンには生命体以外なら何でも収容できるという機能がついているので
素材も大量に持ち運べて、解体する手間も省くことができてしまうのです。


こんな便利なものが一家に一台あったら便利だろうなぁなんて妄想しちゃってませんか?

そんなあなたに、今から24時間以内にお電話していただいた方には
勇者ちゃんが入った銭湯のお湯もお付けして、100万ギルでご購入いただけます!!


どうです奥さん、買っていきませんか?
おとくですよぉおおおおおおお。


電話番号は
1689472849ー6お3462982347-36701264370です。
お電話お待ちしております。


※実際に電話する方はいないと思いますが、当然つながりません。
それにこんな番号に電話できるもんならしてみやがれ、ですわ。

しおりを挟む
1 / 4

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!


処理中です...