23 / 32
第23話 ジャックの本気
しおりを挟む
ジャックはオズ道場よりもはるかに遠い山奥の、ある古の魔術師に会っていた。
なぜいきなりそんなことになっているのか。それはアキラをユハ帝国から連れて帰っている途中、アキラの指示でオズ道場に立ち寄ったのが始まりだった。
「アキラ、ドラゴンキラーから情報を聞き出せたか?」
「師匠、実は……」
「アキラを一人でユハ帝国に派遣したのは危険なことだ。だから俺たちが連れて帰ることにした」
「そうです。いくらアキラでも危険すぎます、カリス師匠」
任務の失敗をなかなか言い出せないアキラを救ったのは、ジャックとシエナだった。
それに加え、カリス師匠に責めるような目を向けている。
「信頼しているからこそ送ったのだ。アキラならドラゴンキラーとの戦闘において、有利に戦うことができる。そのことも知っているだろう?」
「なぜそんなにドラゴンキラーに執着する?」
カリス師匠はリーサル杖士についての説明をした。
二人とも最初は信じなかったが、彼の真剣な表情を見て気が変わった。
「とにかく、リーサル杖士はまだ存在している。ドラゴンキラーはその唯一の手がかりだ」
「やっぱり俺がドラゴンキラーと決闘を――」
「よせ」ジャックがとめる。「やつがリーサル杖士の手ほどきを受けているのならなおさら危険だ。アキラとシエナはアジトに帰り、建国の準備を進めろ。少しでも早く国を作り、軍隊を強化し、ユハ帝国を滅ぼす」
「急にどうした? なんでそんなにやる気なんだ?」
「わからないか? 状況は日を増すごとに悪化していっている。この大陸に潜む悪に立ち向かわなければ、俺たちが滅ぼされる」
ジャックは悪を――特にリーサル杖士を強く憎んでいた。腕を失ったのも、リーサル杖士との戦いで破れたからだ。やつらは容赦なく命を奪い、自分たちが満足するまで殺し続ける。
痛むはずのない義手が、ずきっと痛んだ。
「ジャックはどうするんだ?」
「俺はシバに会ってくる。古来からの魔術に詳しい最強の魔術師だ」
「シバ? あのおじさん、怒らせたらシバかれるぞ! シバだけに」
「ジョークを言っている場合か!」珍しくジャックが感情的になった。しかし、すぐに我に返ってため息をつく。「スペイゴールがまたとない脅威にさらされている。アキラたちは早く軍事力、団結力を高めろ」
そう行って、ジャックは道場から離れていった。
「大丈夫かな?」
ジャックが完全に見えなくなると、シエナが心配そうに聞いた。
「ジャックはリーサル杖士との戦闘で腕を失った。あのときからだ――感情をあんまり出さなくなったのは。昔はもっと感情的で、俺ともよく喧嘩してた」
「今でもたまにするでしょ」
「そのときはすぐにジャックが引いてくれる。ジャックは……ほんとに大変な思いをしてきてるんだ。だから彼の言う通り、早くユハ帝国を滅ぼそう」
「ジャックはなんでシバのところへ?」
「私の依頼だ。シバはすべての魔術を知り尽くしている。我々杖士が使っている魔術というものは、魔術師にとっては子どもの遊びに過ぎない。だが、あれほどの魔力を持つジャックなら、シバと対等に話し合えるかもしれない」
アキラは不安そうだ。「シバと話して、どうなるのです?」
「交渉がうまくいけば、ユハ帝国を滅ぼす手伝いをしてくれる」
「うまくいかなければ?」
「そんなことが起こるはずはない」
カリス師匠がにやっと笑った。
「汝がここにくることは昔からわかっておった。儂に協力を求めるつもりなのかもしれんが、断る」
古の魔術師シバは、山奥の小さな小屋に住んでいる。普段は魔術の研究や創作に熱を注いでいるらしい。
長くて白いヒゲに、後ろで結んだ長い白髪。男らしさなどは一欠片もない。
「もしあなたが協力しないのなら、スペイゴールはリーサル杖士どもに滅ぼされる。そしていずれは、あなたも殺される」
「リーサル杖士が滅びていたはずがないだろう? そのうち大きな戦争になる」
「あなたにはそれをとめる力がある。我々にも力を貸してほしい」
ジャックは丁寧に頼んでいるが、シバは絶対に聞き入れようとはしてくれない。
ジャックは自分の右腕を見た。すっかり金属の腕だ。この腕を失う前は、今よりも明るくて希望に満ちた人物だった。
「もしあなたが協力しないと主張するのなら、力ずくで協力させるしか方法はない」
「儂は魔術師だ。杖士の使う見せ物のような魔術とは比べものにならない」
「望むところだ」
いきなりジャックが炎の強風を放ち、魔術師の視界を奪った。
これで焼け焦げになっているだろう。
しかし、現実はそう甘くなかった。
「儂を怒らせたようだな!」シバは相当腹にきたらしい。「汝に痛い目を味わわせてやろう!」
そうしてシバが反対呪文を唱える。
すぐに冷たい風と水滴が、ジャックの炎をかき消した。
「まだまだ甘い。火炎放射など、子どもでもできる」
「そうか、それなら、これはどうだ?」
次にジャックが繰り出したのは山の土を利用した地形操作の魔術だ。
これには高等なテクニックが必要で、習得するのに十年はかかると言われている。しかし、ジャックはいとも簡単にやってのけた。
「まさか……」
シバが立っている地面が、ぐねぐねと動き出し、シバは立っていることすらできなくなった。
しかし、流石は最強の魔術師だ。すぐに空中浮遊呪文を唱え、地面から解放された。
「上級訓練は受けているようだな」
今度はシバの攻撃。
雷を呼び起こし、ジャックに向かって放つ。
ジャックはよけきれずに後ろに飛ばされた。
「これが儂の本気だ」
シバは満足している様子だ。しかし、シバは知らない。ジャックがずっと力を温存していたということを。
「それが本気か。俺の本気はこれからだ」
ジャックは素早く跳び上がり、雷と風と炎が複雑に入り混じった、最高レベルの魔術をシバに向けた。
一瞬でシバの体が焼かれ、風で吹き飛ばされる。
シバは黒焦げで、目も当てられないような状態だった。
喉が焼けているので、声を出して助けを求めることもできない。
「やりすぎた」ジャックが小さくつぶやく。「だが、その程度ならすぐに治せる」
普通の杖士でも、普通の魔術師でも、焼け焦げレベルの怪我なら治療は不可能だ。苦しみながら死ぬのを待つしかない。
しかし、ジャックは医療呪文にも長けていた。
流れるように呪文を発音し、シバの体ももとの状態に戻す。これがジャックの本気だった。
「お前は……一体何者だ……?」
「そんなことより、まずは俺の話を聞いてもらおう」
驚いているシバに対し、ジャックは早口で状況を説明し始めた。
そして最終的には、ユハ帝国を滅ぼすために協力することを約束させた。
「なぜ魔術の道に進まなかった?」
用事がすんだため帰ろうとしたジャックを、完全に弱りきっている老人が引きとめた。
「俺は魔術師ではない。杖士だ。オズ道場で訓練を受け、一流の杖士になるために育てられた。今では数少ない俺の誇りだ」
「そうか……もしお前が魔術の道に進んでいたら……今頃スペイゴールを一人で支配していただろうに……」
シバのこの一言は、今後のジャックに大きな影響を与えることになる。
しかし、今はまだ、知るべきではないだろう。
★ ★ ★
~作者のコメント~
今回はジャックに焦点を当てました。
ここにきて、ジャックの本気の強さが見れたので満足できたのではないでしょうか。
右腕を失う前のジャックも気になりますね。希望があったらそんな回を作ってみてもいいかも。
次回もお楽しみに!!
なぜいきなりそんなことになっているのか。それはアキラをユハ帝国から連れて帰っている途中、アキラの指示でオズ道場に立ち寄ったのが始まりだった。
「アキラ、ドラゴンキラーから情報を聞き出せたか?」
「師匠、実は……」
「アキラを一人でユハ帝国に派遣したのは危険なことだ。だから俺たちが連れて帰ることにした」
「そうです。いくらアキラでも危険すぎます、カリス師匠」
任務の失敗をなかなか言い出せないアキラを救ったのは、ジャックとシエナだった。
それに加え、カリス師匠に責めるような目を向けている。
「信頼しているからこそ送ったのだ。アキラならドラゴンキラーとの戦闘において、有利に戦うことができる。そのことも知っているだろう?」
「なぜそんなにドラゴンキラーに執着する?」
カリス師匠はリーサル杖士についての説明をした。
二人とも最初は信じなかったが、彼の真剣な表情を見て気が変わった。
「とにかく、リーサル杖士はまだ存在している。ドラゴンキラーはその唯一の手がかりだ」
「やっぱり俺がドラゴンキラーと決闘を――」
「よせ」ジャックがとめる。「やつがリーサル杖士の手ほどきを受けているのならなおさら危険だ。アキラとシエナはアジトに帰り、建国の準備を進めろ。少しでも早く国を作り、軍隊を強化し、ユハ帝国を滅ぼす」
「急にどうした? なんでそんなにやる気なんだ?」
「わからないか? 状況は日を増すごとに悪化していっている。この大陸に潜む悪に立ち向かわなければ、俺たちが滅ぼされる」
ジャックは悪を――特にリーサル杖士を強く憎んでいた。腕を失ったのも、リーサル杖士との戦いで破れたからだ。やつらは容赦なく命を奪い、自分たちが満足するまで殺し続ける。
痛むはずのない義手が、ずきっと痛んだ。
「ジャックはどうするんだ?」
「俺はシバに会ってくる。古来からの魔術に詳しい最強の魔術師だ」
「シバ? あのおじさん、怒らせたらシバかれるぞ! シバだけに」
「ジョークを言っている場合か!」珍しくジャックが感情的になった。しかし、すぐに我に返ってため息をつく。「スペイゴールがまたとない脅威にさらされている。アキラたちは早く軍事力、団結力を高めろ」
そう行って、ジャックは道場から離れていった。
「大丈夫かな?」
ジャックが完全に見えなくなると、シエナが心配そうに聞いた。
「ジャックはリーサル杖士との戦闘で腕を失った。あのときからだ――感情をあんまり出さなくなったのは。昔はもっと感情的で、俺ともよく喧嘩してた」
「今でもたまにするでしょ」
「そのときはすぐにジャックが引いてくれる。ジャックは……ほんとに大変な思いをしてきてるんだ。だから彼の言う通り、早くユハ帝国を滅ぼそう」
「ジャックはなんでシバのところへ?」
「私の依頼だ。シバはすべての魔術を知り尽くしている。我々杖士が使っている魔術というものは、魔術師にとっては子どもの遊びに過ぎない。だが、あれほどの魔力を持つジャックなら、シバと対等に話し合えるかもしれない」
アキラは不安そうだ。「シバと話して、どうなるのです?」
「交渉がうまくいけば、ユハ帝国を滅ぼす手伝いをしてくれる」
「うまくいかなければ?」
「そんなことが起こるはずはない」
カリス師匠がにやっと笑った。
「汝がここにくることは昔からわかっておった。儂に協力を求めるつもりなのかもしれんが、断る」
古の魔術師シバは、山奥の小さな小屋に住んでいる。普段は魔術の研究や創作に熱を注いでいるらしい。
長くて白いヒゲに、後ろで結んだ長い白髪。男らしさなどは一欠片もない。
「もしあなたが協力しないのなら、スペイゴールはリーサル杖士どもに滅ぼされる。そしていずれは、あなたも殺される」
「リーサル杖士が滅びていたはずがないだろう? そのうち大きな戦争になる」
「あなたにはそれをとめる力がある。我々にも力を貸してほしい」
ジャックは丁寧に頼んでいるが、シバは絶対に聞き入れようとはしてくれない。
ジャックは自分の右腕を見た。すっかり金属の腕だ。この腕を失う前は、今よりも明るくて希望に満ちた人物だった。
「もしあなたが協力しないと主張するのなら、力ずくで協力させるしか方法はない」
「儂は魔術師だ。杖士の使う見せ物のような魔術とは比べものにならない」
「望むところだ」
いきなりジャックが炎の強風を放ち、魔術師の視界を奪った。
これで焼け焦げになっているだろう。
しかし、現実はそう甘くなかった。
「儂を怒らせたようだな!」シバは相当腹にきたらしい。「汝に痛い目を味わわせてやろう!」
そうしてシバが反対呪文を唱える。
すぐに冷たい風と水滴が、ジャックの炎をかき消した。
「まだまだ甘い。火炎放射など、子どもでもできる」
「そうか、それなら、これはどうだ?」
次にジャックが繰り出したのは山の土を利用した地形操作の魔術だ。
これには高等なテクニックが必要で、習得するのに十年はかかると言われている。しかし、ジャックはいとも簡単にやってのけた。
「まさか……」
シバが立っている地面が、ぐねぐねと動き出し、シバは立っていることすらできなくなった。
しかし、流石は最強の魔術師だ。すぐに空中浮遊呪文を唱え、地面から解放された。
「上級訓練は受けているようだな」
今度はシバの攻撃。
雷を呼び起こし、ジャックに向かって放つ。
ジャックはよけきれずに後ろに飛ばされた。
「これが儂の本気だ」
シバは満足している様子だ。しかし、シバは知らない。ジャックがずっと力を温存していたということを。
「それが本気か。俺の本気はこれからだ」
ジャックは素早く跳び上がり、雷と風と炎が複雑に入り混じった、最高レベルの魔術をシバに向けた。
一瞬でシバの体が焼かれ、風で吹き飛ばされる。
シバは黒焦げで、目も当てられないような状態だった。
喉が焼けているので、声を出して助けを求めることもできない。
「やりすぎた」ジャックが小さくつぶやく。「だが、その程度ならすぐに治せる」
普通の杖士でも、普通の魔術師でも、焼け焦げレベルの怪我なら治療は不可能だ。苦しみながら死ぬのを待つしかない。
しかし、ジャックは医療呪文にも長けていた。
流れるように呪文を発音し、シバの体ももとの状態に戻す。これがジャックの本気だった。
「お前は……一体何者だ……?」
「そんなことより、まずは俺の話を聞いてもらおう」
驚いているシバに対し、ジャックは早口で状況を説明し始めた。
そして最終的には、ユハ帝国を滅ぼすために協力することを約束させた。
「なぜ魔術の道に進まなかった?」
用事がすんだため帰ろうとしたジャックを、完全に弱りきっている老人が引きとめた。
「俺は魔術師ではない。杖士だ。オズ道場で訓練を受け、一流の杖士になるために育てられた。今では数少ない俺の誇りだ」
「そうか……もしお前が魔術の道に進んでいたら……今頃スペイゴールを一人で支配していただろうに……」
シバのこの一言は、今後のジャックに大きな影響を与えることになる。
しかし、今はまだ、知るべきではないだろう。
★ ★ ★
~作者のコメント~
今回はジャックに焦点を当てました。
ここにきて、ジャックの本気の強さが見れたので満足できたのではないでしょうか。
右腕を失う前のジャックも気になりますね。希望があったらそんな回を作ってみてもいいかも。
次回もお楽しみに!!
20
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ、教会から追放された聖女候補生、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。王子様とゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
無能扱いされ、教会から追放された聖女候補――リディア。
居場所を失い、絶望の淵に立たされた彼女は、辺境の地で「光を繋ぐ」という唯一無二の力に目覚める。
だが、彼女を追放した教会の闇は、なお人々を蝕んでいた。
黒紋章、影の獣、そして狂気に染まった司祭たち。
幾度も絶望が迫る中、リディアは仲間と共に剣を取り、祈りを重ね、決して命を投げ捨てることなく光を繋ぎ続ける。
「私はもう、一人で闇に抗わない。皆と共に生きるために、光を灯す」
かつては「無能」と嘲られた少女は、辺境を救う“真の聖女”として人々の希望となっていく――。
スローライフと激闘の果てに紡がれる、聖女の再生と愛の物語。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
パーティーから追放され、ギルドから追放され、国からも追放された俺は、追放者ギルドをつくってスローライフを送ることにしました。
さら
ファンタジー
勇者パーティーから「お前は役立たずだ」と追放され、冒険者ギルドからも追い出され、最後には国からすら追放されてしまった俺――カイル。
居場所を失った俺が選んだのは、「追放された者だけのギルド」を作ることだった。
仲間に加わったのは、料理しか取り柄のない少女、炎魔法が暴発する魔導士、臆病な戦士、そして落ちこぼれの薬師たち。
周囲から「無駄者」と呼ばれてきた者ばかり。だが、一人一人に光る才能があった。
追放者だけの寄せ集めが、いつの間にか巨大な力を生み出し――勇者や王国をも超える存在となっていく。
自由な農作業、にぎやかな炊き出し、仲間との笑い合い。
“無駄”と呼ばれた俺たちが築くのは、誰も追放されない新しい国と、本物のスローライフだった。
追放者たちが送る、逆転スローライフファンタジー、ここに開幕!
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
極寒の国を追放された俺、南の島で『日光浴』無双!常夏ハーレムを築いて最強リゾートライフ~凍える故国が泣きついてきても、もう遅い~
たまごころ
ファンタジー
「役立たずの『日光浴』スキル持ちなど、我が極寒の王国には不要だ!」
万年雪に閉ざされた北の軍事国家。
そこで兵站係をしていた少年・カイは、寒さに震えるだけの無能と罵られ、国外追放を言い渡される。
身一つで流された先は、魔物が蔓延ると噂される未開の『南の島』だった。
死を覚悟したカイだったが、強烈な日差しを浴びた瞬間、スキルが覚醒する。
彼のスキルはただ日光を浴びるだけのものではなく、太陽のエネルギーを魔力に変え、植物を操り、天候すら支配する太陽神の権能『トロピカル・ロード』だったのだ!
「え、このヤシの実、食べるとステータスが倍になる?」
「俺が作ったハンモックで寝るだけで、HPが全回復?」
カイは瞬く間に安全地帯を作り上げ、極上のリゾートライフを開始する。
助けた人魚の姫、森に住む褐色のハイエルフ、漂着した女騎士……。
集まってきた美少女たちと、南国フルーツや海鮮BBQに舌鼓を打ち、夜はハーレムで大忙し。
一方、カイを追い出した故国では、彼が密かに行っていた気温調整や物資管理が途絶え、未曾有の大寒波と飢饉に襲われていた。
勇者パーティもカイの支援なしではダンジョン攻略ができず、没落の一途をたどる。
「頼む、戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、カイは冷たいトロピカルジュースを飲みながらこう答えるのだ。
「いまさら? 俺はこの楽園で忙しいから、帰らないよ」
これは、南の島で最強の力を手に入れた少年が、極上のスローライフを送りながら、自分を捨てた者たちを見返す、爽快成り上がりファンタジー。
追放された回復術師は、なんでも『回復』できて万能でした
新緑あらた
ファンタジー
死闘の末、強敵の討伐クエストを達成した回復術師ヨシュアを待っていたのは、称賛の言葉ではなく、解雇通告だった。
「ヨシュア……てめえはクビだ」
ポーションを湯水のように使える最高位冒険者になった彼らは、今まで散々ポーションの代用品としてヨシュアを利用してきたのに、回復術師は不要だと考えて切り捨てることにしたのだ。
「ポーションの下位互換」とまで罵られて気落ちしていたヨシュアだったが、ブラックな労働をしいるあのパーティーから解放されて喜んでいる自分に気づく。
危機から救った辺境の地方領主の娘との出会いをきっかけに、彼の世界はどんどん広がっていく……。
一方、Sランク冒険者パーティーはクエストの未達成でどんどんランクを落としていく。
彼らは知らなかったのだ、ヨシュアが彼らの傷だけでなく、状態異常や武器の破損など、なんでも『回復』していたことを……。
婚約破棄&濡れ衣で追放された聖女ですが、辺境で育成スキルの真価を発揮!無骨で不器用な最強騎士様からの溺愛が止まりません!
黒崎隼人
ファンタジー
「君は偽りの聖女だ」――。
地味な「育成」の力しか持たない伯爵令嬢エルナは、婚約者である王太子にそう断じられ、すべてを奪われた。聖女の地位、婚約者、そして濡れ衣を着せられ追放された先は、魔物が巣食う極寒の辺境の地。
しかし、絶望の淵で彼女は自身の力の本当の価値を知る。凍てついた大地を緑豊かな楽園へと変える「育成」の力。それは、飢えた人々の心と体を癒す、真の聖女の奇跡だった。
これは、役立たずと蔑まれた少女が、無骨で不器用な「氷壁の騎士」ガイオンの揺るぎない愛に支えられ、辺境の地でかけがえのない居場所と幸せを見つける、心温まる逆転スローライフ・ファンタジー。
王都が彼女の真価に気づいた時、もう遅い。最高のざまぁと、とろけるほど甘い溺愛が、ここにある。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる