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一章 世界の仕組み?
三話 魔王って結局なんなの?
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「平突、よく聞いて?魔王はね、この山の向こう側に居るんだ!」
「え…この山の?」
この山って…目の前にある山の事だよな?これさ…めちゃくちゃデカいんだけど。正直、富士山!とか言ってたけど、目じゃないぐらいでかい。これの裏側…。もっとあの村で休んでれば良かったじゃん。
「それ、先に言う事は出来なかったのか?」
「ごめん…僕にも何が何だか分からなくて」
「どういう事?」
「なんか、なんていうのかな?本当に降りて来た感じ。直感ってこういう事なんだと思うんだ」
「急に何かに目覚めた?あの短い間に修行してきた?」
はっ?!さては、あの喋ってなかった時間…修行出来ていた?!そんな馬鹿な…あり得ない。数十発の正拳の時間の中で…時間超越能力に目覚めたって事か?!そうか…道理で速い訳だ!
「平突?立場が逆転してるよ、えい!」
「何すんだ?!ってあれ?俺…もしかして?」
「そう、毒されてる!気づかなかった?気づかない間に平突はボケにボケを重ねていたんだ!」
「そんな…馬鹿な?!」
あり得ない話じゃない。でも…ちょっと楽しかったんだよなぁ…ボケにボケを重ねるこの瞬間。はっ?!思考がまた毒されて…。これは思っているよりも重大な問題なのかもしれない。
「平突、まずは…」
「まずは?」
「ムラムラを駆け回るよ!」
「お前の情事は知ったこっちゃねぇ!!」
「あれ?僕…何してたんだっけ?」
「えぇ…記憶ないの?俺が叩きすぎた?」
「僕、そんなに叩かれたの?」
木瓜…お前が撫でてる所は殴ってない。殴ったのは…頭だ。それと、この"正拳"思ったよりも痛くない、というか痛みは感じない。じゃあ、俺の所為じゃないか。気にしなくていいや。いつも通りに戻っただけだ。
「所でここを超える訳だけど、何かある?」
「え?村を巡るんじゃないの?」
「覚えてるんじゃないか!」
「う…頭が…」
「都合悪い時だけ記憶喪失の振りすんな!」
ポカリ。また一つ…浄化してしまった。ボケ成分ってもしかして…"木瓜"の成分?あはは、そんな訳…無いよな?まさか、あり得ない。だって俺らがこの世界に来た時には既に…。
「ないない。あり得る訳がない」
「ん?どうしたの?」
「いや、木瓜の成分が空気中に舞ってる可能性があるか?と思ってな。」
「そんな訳ないじゃないか~!流石に僕が主役なんてことは無いよ?」
「言いすぎだろ!お前も一応主役だからな?」
「え、そうかな?過言過ぎない?」
「お前、過ぎ去ってるな」
「過ぎて過ぎてだから?」
「説明するな!行くぞ~。次の村…って言うか、さっきの村って村人一人なの?」
あんなに建物があって、村人一人?どういう世界観なの?それにすらツッコまなきゃいけないって事?視野広すぎ。
「あ、村の入り口見えたんじゃない?」
「ん?確かに…というかなんかいない?」
「あれは…パンダかな?」
確かに、白黒の見た目、熊の様なごつい体…ああ、本当にパンダじゃないか。ていうか、パンダが居る村ってなんだ?!こっちじゃレアじゃないのかな?
「どうも~パンダです~」
「やっぱり喋るんか?!」
「白黒ハッキリしたものが大好きです~」
「ハッキリしてる…か。」
「私って、熊と猫、どちらでしょうね?」
「猫目の熊科…ハッキリしてないね」
「うぐぐ…そうなんです…私自信があいまいな存在なのです…。」
「そんな事は無い!その可愛さは本物だよ!」
「人間さん…。」
パンダと木瓜が抱き合ってる…。何?この状況。どういう事なの?村の前に居るパンダ…ソンソンとかかな?村村でソンソン。
「私の名前はソンソンです」
「やっぱり村村じゃねえか!!!」
「なんでパンダって名前二つ重ねるんだろうね?不思議だね?平突?」
「それは…知らん!!」
「実は、最初に来たパンダの名前が重なっていたから、だそうですよ?」
「へぇ…ってそうなの?!」
知らなかった…。動物園に居たパンダってそういう理由で名前つけられてたのか。別にいいのか、なんでも。
「所で、なんでこんな所に居るの?」
「魔王様からの命令でして」
「え?」
「貴方を倒させてもらいますよ!!」
「急に襲い掛かってこないで?!怖いから!!」
「怖い…私、怖いですか…?」
ウルウルした瞳をこっちに向けないで…それもそれで怖い!一応熊ってついてるから…なんか食べられそうで怖いし。檻越しに見るのと違って迫力があるのよ。
「ていうか、魔王様?」
「ええ、私四天王をしておりますので~!」
「居るのかよ?!というか、四天王の中では最弱!とかやるの?」
「やりませんよ?なんですかそれ?」
「くくく…僕は四天王の中でも最弱!!」
「木瓜、お前はやるな!!」
「ぐわぁぁぁ…この私が負けるなんて…!!」
「どこに負けたんだよ?!」
「ぐわぁぁぁ…止めまで刺された…魔王様は…あっちに。」
「いや、最後内通者なの辞めれる?後味がすげぇ悪いから。」
木瓜の悲しそうな眼を見て…俺はもっと罪悪感が出た。だから木瓜の頭を"正拳"で殴った。木瓜のボケ成分とパンダは消えて行った。
「え…この山の?」
この山って…目の前にある山の事だよな?これさ…めちゃくちゃデカいんだけど。正直、富士山!とか言ってたけど、目じゃないぐらいでかい。これの裏側…。もっとあの村で休んでれば良かったじゃん。
「それ、先に言う事は出来なかったのか?」
「ごめん…僕にも何が何だか分からなくて」
「どういう事?」
「なんか、なんていうのかな?本当に降りて来た感じ。直感ってこういう事なんだと思うんだ」
「急に何かに目覚めた?あの短い間に修行してきた?」
はっ?!さては、あの喋ってなかった時間…修行出来ていた?!そんな馬鹿な…あり得ない。数十発の正拳の時間の中で…時間超越能力に目覚めたって事か?!そうか…道理で速い訳だ!
「平突?立場が逆転してるよ、えい!」
「何すんだ?!ってあれ?俺…もしかして?」
「そう、毒されてる!気づかなかった?気づかない間に平突はボケにボケを重ねていたんだ!」
「そんな…馬鹿な?!」
あり得ない話じゃない。でも…ちょっと楽しかったんだよなぁ…ボケにボケを重ねるこの瞬間。はっ?!思考がまた毒されて…。これは思っているよりも重大な問題なのかもしれない。
「平突、まずは…」
「まずは?」
「ムラムラを駆け回るよ!」
「お前の情事は知ったこっちゃねぇ!!」
「あれ?僕…何してたんだっけ?」
「えぇ…記憶ないの?俺が叩きすぎた?」
「僕、そんなに叩かれたの?」
木瓜…お前が撫でてる所は殴ってない。殴ったのは…頭だ。それと、この"正拳"思ったよりも痛くない、というか痛みは感じない。じゃあ、俺の所為じゃないか。気にしなくていいや。いつも通りに戻っただけだ。
「所でここを超える訳だけど、何かある?」
「え?村を巡るんじゃないの?」
「覚えてるんじゃないか!」
「う…頭が…」
「都合悪い時だけ記憶喪失の振りすんな!」
ポカリ。また一つ…浄化してしまった。ボケ成分ってもしかして…"木瓜"の成分?あはは、そんな訳…無いよな?まさか、あり得ない。だって俺らがこの世界に来た時には既に…。
「ないない。あり得る訳がない」
「ん?どうしたの?」
「いや、木瓜の成分が空気中に舞ってる可能性があるか?と思ってな。」
「そんな訳ないじゃないか~!流石に僕が主役なんてことは無いよ?」
「言いすぎだろ!お前も一応主役だからな?」
「え、そうかな?過言過ぎない?」
「お前、過ぎ去ってるな」
「過ぎて過ぎてだから?」
「説明するな!行くぞ~。次の村…って言うか、さっきの村って村人一人なの?」
あんなに建物があって、村人一人?どういう世界観なの?それにすらツッコまなきゃいけないって事?視野広すぎ。
「あ、村の入り口見えたんじゃない?」
「ん?確かに…というかなんかいない?」
「あれは…パンダかな?」
確かに、白黒の見た目、熊の様なごつい体…ああ、本当にパンダじゃないか。ていうか、パンダが居る村ってなんだ?!こっちじゃレアじゃないのかな?
「どうも~パンダです~」
「やっぱり喋るんか?!」
「白黒ハッキリしたものが大好きです~」
「ハッキリしてる…か。」
「私って、熊と猫、どちらでしょうね?」
「猫目の熊科…ハッキリしてないね」
「うぐぐ…そうなんです…私自信があいまいな存在なのです…。」
「そんな事は無い!その可愛さは本物だよ!」
「人間さん…。」
パンダと木瓜が抱き合ってる…。何?この状況。どういう事なの?村の前に居るパンダ…ソンソンとかかな?村村でソンソン。
「私の名前はソンソンです」
「やっぱり村村じゃねえか!!!」
「なんでパンダって名前二つ重ねるんだろうね?不思議だね?平突?」
「それは…知らん!!」
「実は、最初に来たパンダの名前が重なっていたから、だそうですよ?」
「へぇ…ってそうなの?!」
知らなかった…。動物園に居たパンダってそういう理由で名前つけられてたのか。別にいいのか、なんでも。
「所で、なんでこんな所に居るの?」
「魔王様からの命令でして」
「え?」
「貴方を倒させてもらいますよ!!」
「急に襲い掛かってこないで?!怖いから!!」
「怖い…私、怖いですか…?」
ウルウルした瞳をこっちに向けないで…それもそれで怖い!一応熊ってついてるから…なんか食べられそうで怖いし。檻越しに見るのと違って迫力があるのよ。
「ていうか、魔王様?」
「ええ、私四天王をしておりますので~!」
「居るのかよ?!というか、四天王の中では最弱!とかやるの?」
「やりませんよ?なんですかそれ?」
「くくく…僕は四天王の中でも最弱!!」
「木瓜、お前はやるな!!」
「ぐわぁぁぁ…この私が負けるなんて…!!」
「どこに負けたんだよ?!」
「ぐわぁぁぁ…止めまで刺された…魔王様は…あっちに。」
「いや、最後内通者なの辞めれる?後味がすげぇ悪いから。」
木瓜の悲しそうな眼を見て…俺はもっと罪悪感が出た。だから木瓜の頭を"正拳"で殴った。木瓜のボケ成分とパンダは消えて行った。
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