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四章 サブクエストしか進まない?
二十五話 ラー様の同行ですか?う~ん…次もまた神様助けに行きますか?そうですか…。物語が進みませんね。
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同行してやろう事件から数分後。とある問題に気づく。元々封印されていなかったのではないか?と。だって、普通に漫才やって、封印云々に関しては殆ど触れてない。一体封印とは何だったのか?それは神のみぞ知るって?やかましい!!
「で…同行は良いんですけど、封印は良いのだろうか?」
「良いんじゃない?僕的には封印はただ、ここに押し込められていただけって感じだと思ってるよ?」
「木瓜!それは心の中だけで思っておけ!!大体お前には聞いてない!」
「だって…僕出番少なくない?」
「そんな話はするな!お前に出番が無くても誰も困らないだろうが!!」
「さぁ、行きますよ?」
「いや、良いの?!これで良いのかな?!」
「良いんじゃないですか~?ラー神も同行されると言っていますし~!」
「む?そうだぞ?我が良いと言えば良いのだ。」
どっかで聞いたセリフを吐いてきた。さては天才だな?いや、天災か?!これは災いだ…。これ、助けた神様が全員同行してきたらわちゃわちゃして来て…いよいよ何が起きてるか分からなくなるんだけど?
「出るぞ、出口はあそこだ」
うん、出口が本で埋まってるわ。ちゃんと入り口と出口って概念はあるんだね?なのに、出口だけは長年使ってないからかな?本で埋まってるんだわ。これ、出るつもりが無かっただけじゃねぇか。
「あれは長年使ってなかったエレベーターだ。」
「嘘だろマジか?!あれエレベーターなのか?!なんでもありだな?!」
「行きが階段で帰りはエレベーターっていいね!」
「天界に繋がる階段はエスカレーターなんですよ~!エレベーターが良いですよね~?」
「その現代の発想は何とかならないのかな?!楽して行くものなのかな?!」
「楽して行くものであろう?現世は辛いからな?」
「うん…なんだか正論な気がしてきたよ。」
エレベーターに乗って上に行く。行先はどこか?そりゃ、元の場所でしょうね?あれ?このエレベーター…何処に繋がってるんだ?出口が別なのは分かるし、入り口の所に出口を作ってるのかな?
「これ、どこに繋がってるんだ?」
「うむ?そうだな、これは天界だな?」
「天界?!さっきの話嘘なのかよ?!」
「あれ~?天界へはエスカレーターしかないのでは?」
「我専用だぞ?ただ、これは途中で降りれる仕様になっているのだがな?」
「途中で降りる?!現世に残りたい人って結構いるでしょうに?!」
「落ち着け、だから我専用なのだ。」
「あぁ~…。で?ここを離れていいのか?」
「そうだな、ここを離れても問題は無かろう。そもそも、封印を解かれた時点でここに居る事は出来まい。」
…?なんだ、妙な言い回しをする。ていうか、やっぱり封印されてたんじゃないか。なんなんだよ。言ってる事が…ん?違うわ。平突とかが勝手に言ってただけでラー神から聞いた話では無かったわ。
「着いたぞ、ここで降りるがいい。」
「……暑すぎ!!!!何これ?!さっきまでと気温がまるで違うんだけど?!」
「これが弊害なのだがな?我は太陽の神であろう?だから、我が外に出ると気温が上がるのだ。」
「あぁ…それ、封印じゃなくて押し込まれてただけじゃん。使わなくなった家電みたいじゃん。」
「そうかも知れないな?使わなくなった家電か、面白い言い回しだ!」
「ふふふ…神に対して恐れが無くなってきましたね?」
「まぁ…こんなに身近にいてくれるなら…ね。」
なんか神様って面白いんだな、と感じさせてくれる。ボケが無くても、神様には色々なアイデンティティがあって、それに準じて行動している感じ。傍に居てくれるなら心強い…と思いたい。
「あ、これって…俺らに着いて来るって事は俺らの所が暑くなるの?局所的に?」
「であろうな?何か問題があるか?」
「枯れちゃう!!俺ら人間は枯れちゃう!!」
「大丈夫ですよ?私が居ますから」
「そんな万能な感じなんだ?!そういえば、喉が渇かないような気はするよ?!」
「神と天使をこんなに連れている人は他には居ないんじゃないですか~?」
「うん…そうかもね?」
確かに、異色の組み合わせだけどね。エジプト神話、日本神話、天使。何だか、交わる事が無さそうで…でも交わる事が出来る。
「そうであった。天照大神(あまてらすおおみかみ)から言伝を預かっていたのだ」
「え?太陽の神様なの?俺の事"照射"してどうしたいの?」
「平突!"勝者"にしたいんじゃない?」
「うん、黙ってような?」
「"妾も封印されておるでな、早く封印を解きに来るんじゃ"と。」
「声帯がすげぇ?!どうなってる?!何か…ボイスチェンジャーとか?」
「うむ、天照大神の所には三柱程固まっている。ゲットしに行くぞ?」
「いや、そんなコレクションみたいな言い方しないで?!良くないから!神様に!」
「ふふふ…天照大神様ですか…どれ程お会いしていないのでしょうね。」
「何?!含み持たせた割に普通の事言ってる!!ていうか、目的地に俺の意思が入る余地がない!!」
「で…同行は良いんですけど、封印は良いのだろうか?」
「良いんじゃない?僕的には封印はただ、ここに押し込められていただけって感じだと思ってるよ?」
「木瓜!それは心の中だけで思っておけ!!大体お前には聞いてない!」
「だって…僕出番少なくない?」
「そんな話はするな!お前に出番が無くても誰も困らないだろうが!!」
「さぁ、行きますよ?」
「いや、良いの?!これで良いのかな?!」
「良いんじゃないですか~?ラー神も同行されると言っていますし~!」
「む?そうだぞ?我が良いと言えば良いのだ。」
どっかで聞いたセリフを吐いてきた。さては天才だな?いや、天災か?!これは災いだ…。これ、助けた神様が全員同行してきたらわちゃわちゃして来て…いよいよ何が起きてるか分からなくなるんだけど?
「出るぞ、出口はあそこだ」
うん、出口が本で埋まってるわ。ちゃんと入り口と出口って概念はあるんだね?なのに、出口だけは長年使ってないからかな?本で埋まってるんだわ。これ、出るつもりが無かっただけじゃねぇか。
「あれは長年使ってなかったエレベーターだ。」
「嘘だろマジか?!あれエレベーターなのか?!なんでもありだな?!」
「行きが階段で帰りはエレベーターっていいね!」
「天界に繋がる階段はエスカレーターなんですよ~!エレベーターが良いですよね~?」
「その現代の発想は何とかならないのかな?!楽して行くものなのかな?!」
「楽して行くものであろう?現世は辛いからな?」
「うん…なんだか正論な気がしてきたよ。」
エレベーターに乗って上に行く。行先はどこか?そりゃ、元の場所でしょうね?あれ?このエレベーター…何処に繋がってるんだ?出口が別なのは分かるし、入り口の所に出口を作ってるのかな?
「これ、どこに繋がってるんだ?」
「うむ?そうだな、これは天界だな?」
「天界?!さっきの話嘘なのかよ?!」
「あれ~?天界へはエスカレーターしかないのでは?」
「我専用だぞ?ただ、これは途中で降りれる仕様になっているのだがな?」
「途中で降りる?!現世に残りたい人って結構いるでしょうに?!」
「落ち着け、だから我専用なのだ。」
「あぁ~…。で?ここを離れていいのか?」
「そうだな、ここを離れても問題は無かろう。そもそも、封印を解かれた時点でここに居る事は出来まい。」
…?なんだ、妙な言い回しをする。ていうか、やっぱり封印されてたんじゃないか。なんなんだよ。言ってる事が…ん?違うわ。平突とかが勝手に言ってただけでラー神から聞いた話では無かったわ。
「着いたぞ、ここで降りるがいい。」
「……暑すぎ!!!!何これ?!さっきまでと気温がまるで違うんだけど?!」
「これが弊害なのだがな?我は太陽の神であろう?だから、我が外に出ると気温が上がるのだ。」
「あぁ…それ、封印じゃなくて押し込まれてただけじゃん。使わなくなった家電みたいじゃん。」
「そうかも知れないな?使わなくなった家電か、面白い言い回しだ!」
「ふふふ…神に対して恐れが無くなってきましたね?」
「まぁ…こんなに身近にいてくれるなら…ね。」
なんか神様って面白いんだな、と感じさせてくれる。ボケが無くても、神様には色々なアイデンティティがあって、それに準じて行動している感じ。傍に居てくれるなら心強い…と思いたい。
「あ、これって…俺らに着いて来るって事は俺らの所が暑くなるの?局所的に?」
「であろうな?何か問題があるか?」
「枯れちゃう!!俺ら人間は枯れちゃう!!」
「大丈夫ですよ?私が居ますから」
「そんな万能な感じなんだ?!そういえば、喉が渇かないような気はするよ?!」
「神と天使をこんなに連れている人は他には居ないんじゃないですか~?」
「うん…そうかもね?」
確かに、異色の組み合わせだけどね。エジプト神話、日本神話、天使。何だか、交わる事が無さそうで…でも交わる事が出来る。
「そうであった。天照大神(あまてらすおおみかみ)から言伝を預かっていたのだ」
「え?太陽の神様なの?俺の事"照射"してどうしたいの?」
「平突!"勝者"にしたいんじゃない?」
「うん、黙ってような?」
「"妾も封印されておるでな、早く封印を解きに来るんじゃ"と。」
「声帯がすげぇ?!どうなってる?!何か…ボイスチェンジャーとか?」
「うむ、天照大神の所には三柱程固まっている。ゲットしに行くぞ?」
「いや、そんなコレクションみたいな言い方しないで?!良くないから!神様に!」
「ふふふ…天照大神様ですか…どれ程お会いしていないのでしょうね。」
「何?!含み持たせた割に普通の事言ってる!!ていうか、目的地に俺の意思が入る余地がない!!」
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