スマッシュの先に、夏が光っていた(1.5次制作)

鍋まこと

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男の子はしょうがないね

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【1】「パンツが見えそうで見えない攻防戦」~夏の部屋着はトラップだらけ~

舞台は夏の夕暮れ、クルミの部屋。
今日はケンタが宿題を教えてもらう日。
でも──問題は、クルミの服装だ。

「ねえ、クーラーつけてないと暑いよね」
「う、うん……」
(いや、問題はそこじゃない!)

クルミはキャミソールにショートパンツという、“ただの部屋着”なんだけど、
そのショートパンツが……めっちゃ短い。
しかも座ると、足の隙間から……ちょっと、ちょっとだけ、何かが……。

ケンタは数学の問題を見ながら、頭の中で何度も「π(パイ)」を唱えていた。
それで理性が保てるかは別として。

「ケンタ、これわかんない。xが消えないの」
「え、えっと、そこは……(視線が! 視線が勝手に!)」

ふと、クルミが前かがみになった。
Tシャツの胸元が開いて──見える! ……かと思ったら、影でわからない!
その瞬間、クルミがふっと顔をあげる。

「……今、見ようとしたでしょ?」
「してないです!」(完全にしてました!)

「ふふふ、……どーせなら、もっと堂々と見ればいいのに」
「それができたら苦労しねぇんだよ!!」

その後も、伸びをしたり、寝転がったり、あぐらをかいたり。
ケンタの目の前には常に「見えそうで見えない境界線」が存在し、
彼の理性はそのたびに火花を散らした。



【2】「クルミ、チラ見せで遊ぶの巻」~観察記録は日誌レベル~

ある日の昼休み、教室。
クルミはスカートにブラウスという制服姿。

「ケンタ、ちょっと教科書貸して」
「あ、はい……」

スッとしゃがむクルミ。
……あれ? なんか、今……スカートの端から……

(……見えた? いや、たぶん“見せた”?)

ケンタが固まったまま視線をそらすと、クルミはにこっと笑う。

「ケンタくん、さっきから目の動きがわかりやすいね?」
「いや、俺は……あの、見てないよ?」
「ふーん? じゃあ、今日は白じゃないってことも、気づいてないんだ?」
「えっ」

その日から、クルミの“チラ見せ遊び”が始まった。

・廊下の窓際で風にスカートがあおられる(止めようとしない)
・体育座りで膝をくっつけてるけど、ほんの少しだけ隙間がある
・階段で後ろを歩かせてくる(しかもわざとゆっくり)

すべて偶然を装って、でも明らかに計算されてる。
ケンタが気づいても、クルミは何も言わない。

ただ──夜、LINEでこう送ってくる。

「今日、何色だったかわかった?」

ケンタの返事はいつも、

「たぶんピンク……?」
「んー、どうかな。明日はもっと見やすいのにするね」

彼の平和な日常は、今日もパンツの気配にかき乱されていた──。


◆1. 廊下の窓際──風は味方、スカートは敵

放課後、校舎の長い廊下。

クルミは教室の前でノートを抱えて、ケンタと並んで話していた。
夕方の風が、ちょうど廊下を抜けるように吹き抜ける。

「……だからね、このあたりがね、化学のポイントなんだよ」

そう言いながら、クルミは窓際の手すりに腰を預ける。
少し前かがみになった瞬間──

ふわっ

スカートの裾が、やわらかくめくれる。
ケンタの目に飛び込んだのは、うっすらと光る白い布。

(うわああああ!? 見えた!? え、いや、見せてるのか!?)

クルミは微動だにせず、ノートのページをめくる。
止める気配も、気づいた様子も……ない。

でも、口元だけが少し笑っている。

「ケンタくん? 今日の風、すごいね?」

──え、わざとだ、これ絶対わざとだ……!!



◆2. 体育座り──“気をつけ”の距離感で油断を誘う

中庭での体育の授業後。
休憩時間、木陰に座るクルミとケンタ。

クルミは制服のスカートのまま、体育座り。
膝をきゅっと閉じているけれど、わずかに……太ももと太ももの間にできた隙間。

そこから覗くのは、スカートの奥の――いや、想像だけど。

「……なに、さっきから黙ってるの」
「べ、別に! 暑いなぁって……!」
「ふーん? じゃあ、この向きでいいかなぁ……」

クルミはさらにちょっと体をひねって、ケンタの正面に向き直る。
もはや真正面のアングルだ。

ケンタの視線が落ち着かないのを見て、クルミはにやにやしながら
「……男子ってさ、太ももの隙間、好きだよね?」

ケンタは即答できず、雑草をむしりながら現実逃避していた。



◆3. 階段の攻防──重力はクルミの味方

帰り道、学校の階段。

「ケンタくん、ちょっと重いから先に下りて~」
「わ、わかった」

言われるまま、ケンタはクルミの後ろに。
階段を一段ずつ、慎重に降りていく。

……いや、慎重に降りたいのはやまやまだが。
クルミのスカートの中が……ちら、ちら、ちら……!

それはもう、“見えた”と“見えそう”の狭間にずっといる感じ。
視線を上げても罪悪感、下げても興奮と背徳感。

(これ……この時間、何!?)

「……ねえ、そんなに足元見ながら降りると危ないよ?」

振り返ったクルミの顔は、ちょっと意地悪で、ちょっと楽しそうだった。



◆夜──ケンタのリプレイタイム

その日の夜、ケンタの部屋。
静かな室内に、布団の軋む音が微かに響く。

クルミの制服姿。あの白のチラ見え。
階段でちらちらしていたあの角度……。

ケンタは自分の手で、布団の中で、クルミのイメージをなぞっていた。
「……くっ……クルミ……」

ギリギリ、声に出すのは我慢した。
でも脳内では、

「今日も……チラ見せ、反則だって……」
「見たいなら見たいって言えばいいのに……」
「ズルいよ……クルミ……」

そんなつぶやきが止まらない。



◆翌朝、クルミの追撃

翌日、朝の教室で。
ケンタが教科書を出していると、クルミがふいに耳元でささやく。

「ねえ、昨日の夜……思い出して、がんばってた?」

「……っ、え?」

「ふふふ。……“見せてたくせに”って、思ったでしょ?」
「……なんで……」

「えっちぃ顔してたよ、今日の寝癖も、ちゃんと“がんばった証拠”って感じ」
「や、やめてくれぇぇええ!」

ケンタの顔は真っ赤になって、机に突っ伏した。
クルミはその後ろ姿を満足そうに眺めながら、
心の中で「また見せよっかな~」とつぶやいていた。


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