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第11話「未来への処方箋と、二人の王国」
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アレクと番になってから、僕たちの日常は、甘く、穏やかなものに変わった。
もちろん、すぐに僕たちの関係が公になったわけではない。アレクは、僕が宮廷の複雑な人間関係に巻き込まれることを懸念し、しばらくは、周囲に秘密にしておくことを選んだ。
だが、僕たちの間に流れる空気は、明らかに以前とは違っていた。
アレクは、人前でも、僕への愛情を隠しきれないようだった。僕の髪に触れたり、僕の作った薬を飲む時に、ことさら愛おしそうな目をしたり。
その度に、僕は顔を真っ赤にして、周りの騎士たちにからかわれるのだった。
「団長、リオのこと、甘やかしすぎじゃないですかー?」
「まったくだ。最近の団長は、氷の騎士じゃなくて、砂糖の騎士だな!」
そんな野次にも、アレクは気分を害した様子もなく、ただ、穏やかに微笑んでいるだけだった。
その笑顔が、僕だけに向けられたものではないと分かっていても、彼の変化が嬉しくて、僕もつられて笑顔になった。
ユリウスだけは、僕たちの関係に早々に気づいていたようで、「やっとくっついたか。長かったな、お前たちも」と、自分のことのように喜んでくれた。
番になったことで、僕の体にも変化があった。
うなじの噛み跡は、僕がアレクの番であることを示す、揺るぎない証だ。そして、不思議なことに、あれほど僕を苦しめたヒートが、ぴたりと来なくなった。
アレクのフェロモンが、僕の体を安定させてくれているのだという。アルファとオメガの、神秘的な繋がりを、僕は身をもって感じていた。
僕は、王宮付き薬師として、騎士団だけでなく、王宮全体の医療に関わるようになった。
国王陛下からの信頼も厚く、僕は、この国の医療制度を根本から改革するための計画を任されることになった。
僕がまず取り組んだのは、公衆衛生の知識の普及だった。
清潔な水、手洗い、そして、予防医学の重要性。前世では当たり前だったことを、一から人々に教えていく。
最初は、僕の言うことを信じない者も多かったが、僕が作った石鹸や消毒薬の効果が目に見えて現れると、徐々に、僕の改革は国全体に受け入れられていった。
アレクは、そんな僕の活動を、全力で支えてくれた。
僕が新しい薬草を求めて、危険な森へ調査に行きたいと言えば、彼は自ら騎士団を率いて、僕の護衛についてきてくれた。僕が、薬師を育成するための学校を作りたいと提案すれば、彼は国王陛下に直談判し、その予算を確保してくれた。
彼は、僕の夢を、自分の夢のように、大切にしてくれた。
「お前の作る未来を、俺は、一番近くで見ていたい」
彼は、いつもそう言って、僕を励ましてくれた。
数年の歳月が流れた。
僕が設立した薬師学校からは、多くの優秀な人材が育ち、国中の村や町へ派遣されていった。僕が考案した衛生管理システムは、王都だけでなく、地方の都市にも導入され、国全体の乳幼児死亡率は、劇的に低下した。
エルミナ王国は、僕が来た頃とは比べ物にならないほど、豊かで、健康な国になっていた。
人々は、僕のことを、「救国の聖薬師」と呼ぶようになった。
そして、僕とアレクの関係も、ついに公のものとなった。
国王陛下に、僕たちが番であることを報告した時、陛下は、少し驚かれたようだったが、すぐに、温かい祝福の言葉をくださった。
「そうか。君たちならば、きっと、この国をより良い方向へ導いてくれるだろう」
陛下は、僕とアレクを、国の未来を担うパートナーとして、正式に認めてくださったのだ。
もちろん、貴族の中には、僕たちの関係を快く思わない者もいた。
男同士、しかも、出自も定かでない薬師と、騎士団長。彼らの嫉妬や反発は、決して小さくはなかった。
だが、僕たちの周りには、僕たちを支持してくれる、多くの仲間がいた。
ユリウスをはじめとする騎士団の仲間たち、薬師学校の教え子たち、そして、僕の医療によって救われた、多くの民たち。彼らが、僕たちの盾となってくれた。
何より、僕の隣には、いつもアレクがいた。彼がいれば、何も怖くはなかった。
ある晴れた日の午後、僕たちは、二人で馬を走らせ、王都の近くの丘に来ていた。
そこは、僕たちのお気に入りの場所で、王都の街並みと、その向こうに広がる豊かな大地を一望できる場所だった。
「見てください、アレク。僕たちが来た頃とは、全然違う景色だ」
僕が言うと、隣に立つアレクは、優しくうなずいた。
「ああ。すべて、お前のおかげだ、リオ」
「いいえ。あなたと、皆がいてくれたからです」
僕たちは、しばらく、黙って眼下に広がる景色を眺めていた。
僕たちが、二人で築き上げてきた、僕たちの王国。
「リオ」
アレクが、僕の名前を呼んだ。僕は、彼の方へ向き直る。
「俺は、お前と出会えて、幸せだ。これからも、ずっと、俺の隣にいてくれ」
彼は、僕の手を取り、その甲に、優しく口づけをした。
「もちろんです。僕の居場所は、あなたの隣だけですから」
僕の処方箋は、この異世界を、少しだけ良くすることができたかもしれない。
そして、一人の、孤高の騎士の、凍てついた心を溶かすことができた。
過労死から始まった僕の第二の人生は、最高のハッピーエンドを迎えた。
いや、まだ終わりじゃない。
僕とアレクの物語は、まだ始まったばかりだ。
この愛する人と共に、未来への処方箋を、これからも、ずっと、書き続けていくのだ。
吹き抜ける風が、僕たちの髪を優しく揺らした。
空は、どこまでも青く、澄み渡っていた。
もちろん、すぐに僕たちの関係が公になったわけではない。アレクは、僕が宮廷の複雑な人間関係に巻き込まれることを懸念し、しばらくは、周囲に秘密にしておくことを選んだ。
だが、僕たちの間に流れる空気は、明らかに以前とは違っていた。
アレクは、人前でも、僕への愛情を隠しきれないようだった。僕の髪に触れたり、僕の作った薬を飲む時に、ことさら愛おしそうな目をしたり。
その度に、僕は顔を真っ赤にして、周りの騎士たちにからかわれるのだった。
「団長、リオのこと、甘やかしすぎじゃないですかー?」
「まったくだ。最近の団長は、氷の騎士じゃなくて、砂糖の騎士だな!」
そんな野次にも、アレクは気分を害した様子もなく、ただ、穏やかに微笑んでいるだけだった。
その笑顔が、僕だけに向けられたものではないと分かっていても、彼の変化が嬉しくて、僕もつられて笑顔になった。
ユリウスだけは、僕たちの関係に早々に気づいていたようで、「やっとくっついたか。長かったな、お前たちも」と、自分のことのように喜んでくれた。
番になったことで、僕の体にも変化があった。
うなじの噛み跡は、僕がアレクの番であることを示す、揺るぎない証だ。そして、不思議なことに、あれほど僕を苦しめたヒートが、ぴたりと来なくなった。
アレクのフェロモンが、僕の体を安定させてくれているのだという。アルファとオメガの、神秘的な繋がりを、僕は身をもって感じていた。
僕は、王宮付き薬師として、騎士団だけでなく、王宮全体の医療に関わるようになった。
国王陛下からの信頼も厚く、僕は、この国の医療制度を根本から改革するための計画を任されることになった。
僕がまず取り組んだのは、公衆衛生の知識の普及だった。
清潔な水、手洗い、そして、予防医学の重要性。前世では当たり前だったことを、一から人々に教えていく。
最初は、僕の言うことを信じない者も多かったが、僕が作った石鹸や消毒薬の効果が目に見えて現れると、徐々に、僕の改革は国全体に受け入れられていった。
アレクは、そんな僕の活動を、全力で支えてくれた。
僕が新しい薬草を求めて、危険な森へ調査に行きたいと言えば、彼は自ら騎士団を率いて、僕の護衛についてきてくれた。僕が、薬師を育成するための学校を作りたいと提案すれば、彼は国王陛下に直談判し、その予算を確保してくれた。
彼は、僕の夢を、自分の夢のように、大切にしてくれた。
「お前の作る未来を、俺は、一番近くで見ていたい」
彼は、いつもそう言って、僕を励ましてくれた。
数年の歳月が流れた。
僕が設立した薬師学校からは、多くの優秀な人材が育ち、国中の村や町へ派遣されていった。僕が考案した衛生管理システムは、王都だけでなく、地方の都市にも導入され、国全体の乳幼児死亡率は、劇的に低下した。
エルミナ王国は、僕が来た頃とは比べ物にならないほど、豊かで、健康な国になっていた。
人々は、僕のことを、「救国の聖薬師」と呼ぶようになった。
そして、僕とアレクの関係も、ついに公のものとなった。
国王陛下に、僕たちが番であることを報告した時、陛下は、少し驚かれたようだったが、すぐに、温かい祝福の言葉をくださった。
「そうか。君たちならば、きっと、この国をより良い方向へ導いてくれるだろう」
陛下は、僕とアレクを、国の未来を担うパートナーとして、正式に認めてくださったのだ。
もちろん、貴族の中には、僕たちの関係を快く思わない者もいた。
男同士、しかも、出自も定かでない薬師と、騎士団長。彼らの嫉妬や反発は、決して小さくはなかった。
だが、僕たちの周りには、僕たちを支持してくれる、多くの仲間がいた。
ユリウスをはじめとする騎士団の仲間たち、薬師学校の教え子たち、そして、僕の医療によって救われた、多くの民たち。彼らが、僕たちの盾となってくれた。
何より、僕の隣には、いつもアレクがいた。彼がいれば、何も怖くはなかった。
ある晴れた日の午後、僕たちは、二人で馬を走らせ、王都の近くの丘に来ていた。
そこは、僕たちのお気に入りの場所で、王都の街並みと、その向こうに広がる豊かな大地を一望できる場所だった。
「見てください、アレク。僕たちが来た頃とは、全然違う景色だ」
僕が言うと、隣に立つアレクは、優しくうなずいた。
「ああ。すべて、お前のおかげだ、リオ」
「いいえ。あなたと、皆がいてくれたからです」
僕たちは、しばらく、黙って眼下に広がる景色を眺めていた。
僕たちが、二人で築き上げてきた、僕たちの王国。
「リオ」
アレクが、僕の名前を呼んだ。僕は、彼の方へ向き直る。
「俺は、お前と出会えて、幸せだ。これからも、ずっと、俺の隣にいてくれ」
彼は、僕の手を取り、その甲に、優しく口づけをした。
「もちろんです。僕の居場所は、あなたの隣だけですから」
僕の処方箋は、この異世界を、少しだけ良くすることができたかもしれない。
そして、一人の、孤高の騎士の、凍てついた心を溶かすことができた。
過労死から始まった僕の第二の人生は、最高のハッピーエンドを迎えた。
いや、まだ終わりじゃない。
僕とアレクの物語は、まだ始まったばかりだ。
この愛する人と共に、未来への処方箋を、これからも、ずっと、書き続けていくのだ。
吹き抜ける風が、僕たちの髪を優しく揺らした。
空は、どこまでも青く、澄み渡っていた。
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