33 / 76
第33話 ホームレスvs学者
しおりを挟む
結局、偽装工作で、ポール大佐は2日間ほど時間を食いつぶした。
俺たちが高台に補給している様子は一切見られなかったことからやっと気がついたようだ。
ただし、大佐軍が高台に突入した時は、すでに誰もいなくて旗しか残っていない状況だったが……
『くそ、やられた。すぐに進軍を再開だ。このような卑怯な工作をする敵など恐れるに足らない。一気に攻め潰す!』
大佐は悔しそうに叫んでいた。よしよし、冷静さを失いつつあるな。こっちの土俵に上がってくれれば最高だ。
「敵軍の侵攻スピードが早まります! 予定のCルートに向かっている模様!」
リーニャ大尉は冷静に状況を分析する。
Cルートまで確定すれば、あとは一直線だ。
アムル平原。
そこで俺たちはぶつかり合うことになる。
俺たちのチームメンバーは頷いて、アムル平原に全戦力と物資を集めた。
すでに、あうんの呼吸みたいなものができ始めている。
いいチームになったぜ。これで俺は作戦指揮に集中できる。
※
そして、両軍はアムル平原に布陣した。
ポール大佐は突撃能力が高い魚鱗の陣形だな。名前の通り、魚のうろこのような陣形で全体を見ると三角形のように布陣し、敵の最前線を食い破ることを目的とした陣形だ。騎兵の攻撃力を生かすつもりだな。
それに対して、俺たちは鶴翼陣形で布陣した。これは鳥が翼を広げた姿に似ていて、包囲をおこないやすい。ただし、各所の防御力がそこまで高くなく、食い破られると連鎖的に戦線が崩壊しやすい。
<i580128|27807>
つまり、この戦いは食い破るかそれを防げるかの勝負だ。
俺たちは、鶴翼陣形の守備を補強するために馬防柵と空堀を作った。これは長篠の戦いを参考にしている。今回の作戦は少しでも時間を作ることができればいいからな。
両軍は布陣して、にらみ合いを続けている。もうすぐ開戦だ。
―――
人物紹介
アリーナ大尉
知略:56
戦闘:12
魔力:49
政治:72
スキル:建設スピード上昇
リーニャ大尉の士官学校からの友人。貴族階級(男爵家)出身の女性士官。
リーニャ大尉が気が強い分、彼女は気弱で優しい。2人1組でバランスが取れているとも言われている。軋轢を作りやすいリーニャをうまく補佐している。
ゲームではシナリオ2以降に登場する。
前線向きとは言い難い能力値だが、貴族階級出身のため政治能力がそこそこ高く、スキルの建設スピード上昇もあって内政官としてはそこそこ優秀。砦建設や城壁の改修など建設部門で活躍する。俗にいう、本拠地でのお留守番要員。
俺たちが高台に補給している様子は一切見られなかったことからやっと気がついたようだ。
ただし、大佐軍が高台に突入した時は、すでに誰もいなくて旗しか残っていない状況だったが……
『くそ、やられた。すぐに進軍を再開だ。このような卑怯な工作をする敵など恐れるに足らない。一気に攻め潰す!』
大佐は悔しそうに叫んでいた。よしよし、冷静さを失いつつあるな。こっちの土俵に上がってくれれば最高だ。
「敵軍の侵攻スピードが早まります! 予定のCルートに向かっている模様!」
リーニャ大尉は冷静に状況を分析する。
Cルートまで確定すれば、あとは一直線だ。
アムル平原。
そこで俺たちはぶつかり合うことになる。
俺たちのチームメンバーは頷いて、アムル平原に全戦力と物資を集めた。
すでに、あうんの呼吸みたいなものができ始めている。
いいチームになったぜ。これで俺は作戦指揮に集中できる。
※
そして、両軍はアムル平原に布陣した。
ポール大佐は突撃能力が高い魚鱗の陣形だな。名前の通り、魚のうろこのような陣形で全体を見ると三角形のように布陣し、敵の最前線を食い破ることを目的とした陣形だ。騎兵の攻撃力を生かすつもりだな。
それに対して、俺たちは鶴翼陣形で布陣した。これは鳥が翼を広げた姿に似ていて、包囲をおこないやすい。ただし、各所の防御力がそこまで高くなく、食い破られると連鎖的に戦線が崩壊しやすい。
<i580128|27807>
つまり、この戦いは食い破るかそれを防げるかの勝負だ。
俺たちは、鶴翼陣形の守備を補強するために馬防柵と空堀を作った。これは長篠の戦いを参考にしている。今回の作戦は少しでも時間を作ることができればいいからな。
両軍は布陣して、にらみ合いを続けている。もうすぐ開戦だ。
―――
人物紹介
アリーナ大尉
知略:56
戦闘:12
魔力:49
政治:72
スキル:建設スピード上昇
リーニャ大尉の士官学校からの友人。貴族階級(男爵家)出身の女性士官。
リーニャ大尉が気が強い分、彼女は気弱で優しい。2人1組でバランスが取れているとも言われている。軋轢を作りやすいリーニャをうまく補佐している。
ゲームではシナリオ2以降に登場する。
前線向きとは言い難い能力値だが、貴族階級出身のため政治能力がそこそこ高く、スキルの建設スピード上昇もあって内政官としてはそこそこ優秀。砦建設や城壁の改修など建設部門で活躍する。俗にいう、本拠地でのお留守番要員。
1
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
現代ダンジョンの苦情係 〜元クレーム処理担当の俺、魔物の言葉がわかるので菓子折り一つで世界を救う〜
ぱすた屋さん
ファンタジー
「その咆哮は、騒音公害に当たります」
現代日本に出現した『ダンジョン』と、そこから溢れ出す魔物たち。
人々が英雄(Sランク探索者)の活躍に熱狂する一方で、組織の闇に葬られた部署があった。
――ダンジョン管理ギルド・苦情係。
そこへ左遷されてきたのは、前職で数万件のクレームを捌き倒した伝説のカスタマーセンター職員・久我良平(くが りょうへい)。
彼にとって、新宿に降臨した災害級ドラゴンは「騒音を撒き散らす困ったお客様」であり、聖女の奇跡は「同意なきサービスの押し付け(強売)」に過ぎない。
「力」でねじ伏せる英雄たちが敗北する中、久我は「正論」と「どら焼き」と「完璧な事務手続き」を武器に、魔物たちの切実な悲鳴(クレーム)をハックしていく。
一癖も二癖もある仲間と共に、久我はギルド上層部の腐敗や外資系企業の傲慢な介入を次々と「不備」として処理していく。
これは、組織の鎖を断ち切った一人の事務屋が、人間と魔物の間に「新しい契約」を紡ぎ、世界を再起動させるまでの物語。
「――さて。予約外の終焉(ラグナロク)ですか? 承知しました。まずは、スケジュールの調整から始めましょう」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる