聖女の攻防

双葉

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二話

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あれから直ぐにシルビアは十分なお金が渡してきた
それでも、何度も逃げようかと悩みながら準備をしたせいで入学ギリギリまで準備がかかってしまった
「リリィ。どうしても嫌なら逃げてもいいんだぞ。父さんは母さんとリリィが幸せならばそれでいい」
両親は心配してくれる
「大丈夫。話が本当なら、無事に卒業出は来たら関わりがなくなるんだから」
「だが、」
「本当、大丈夫。入ったらあの人には気をつけるし、あの人も知られたくないって言ってたってるからには知らないふりしろって事だよ。関わらなければ大丈夫、大丈夫」
「十分気をつけるんだぞ」
「わかってる。、、それより、学園に行ったら寮生活になるからなかなか帰って来られなくなる。大丈夫なのはわかってても、お父さんとお母さんが心配だよ」
「それこそ心配するな。父さんたちはいつでもお前の帰りを待っているぞ。逃げたくなったらいつでも戻って来い」
「お父さん、ありがとう」
優しい言葉に感動して涙目になりながら父に抱きついてしまった

「思い出すと恥ずかしいけど、あの時ちょっとお父さんにホロってきちゃったのよね」


入学の前の最後の休息日、シルビアから一冊の日記帳が届いた
届けてくれたのはあの日一緒にいたメイドだ
「お嬢様からでございます。『入学したら必ず毎日日記を付けてるように』と言付かっております」
「へ?」
「必ず毎日お願い致します。お嬢様が確認する事もあるとの事です」
メイドはそれだけを言うと、一礼してから帰って行ってしまった
「なんで?見るって宣言したら嘘書くに決まっているのに」
渡された日記帳はよく売っているデザイン
何気なしに日記帳をみていたら思いついた
「私も買える程度の日記帳ね。念の為ダミーにもう一冊買っておいた方が良い気がする。でもバレたら困るし、普通のノートに記録しておいた方が、、、」
この思いつきが、私の人生を左右することになろうとはまだ知る由もなかった
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