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八話
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次の日
もう昼が来るというのに、シルビアは近づいて来なかった
知ったらお礼の一つでもいって当たり前なのに来ない
貴族だから?
まさかまだ知らない?
まあ今回はお詫びの意味みあるし
前日は疲れたせいで約束の日記を書き忘れていたので、放課後早めに戻って日記を書いておかなければならない
食堂で日替わりランチを食べていると、やっとシルビアが近づいてきたのに気づいた
今回はお礼なんて良いのにと思いながらも反面、取りなしてあげたんだから感謝して当たり前よねの気持ちもある
「昨日、また殿下と仲良くされていたそうね。放課後、前回と同じ所にきなさい」
は?は!
貴族だからみんなの前ではお礼を言いたくないのね
「わかりました」
「ふん」
シルビアは来た道を戻っていった
貴族がプライドを保つのも大変そう
お礼うんぬん以前に私には無理だな
「あの人も大変ね」
あの人=シルビアを指していたのに、周りの何人かはあの人=殿下になってしまっていた
そして放課後なはなり、少し喜びながら向かう
なんていったって、私は恋の導き手
目的の場所に着くともうシルビアが待っていた
「平民のあなたが私を待たせるなんて」
「まあ、そうですね。でもまあ、今回は多めにみてください」
なんて言っても功労者ですから
「ふん。それで、呼び出した理由はお解りよね」
「ええ、まあ」
お礼が言いたいんでしょ
でも、食堂で呼び出したせいでまた覗きがいるから言えないと
「わかっているなら、良いわ。忘れないようにね」
シルビアは何故か腕を掴んで引っ張った
手加減しているのか痛くないが『まわり(覗き)に誤解されてしまう』と手を振り払ってしまった
、、、シルビアの計画通りに、、、
「やめてください」
「ふん」
シルビアはヒラッと見てからどこかに行ってしまった
「何がしたかったの?」
一人ボソッとつぶやいた言葉はシルビアの行動に意識を奪われていた人には届かなかった
訳もわからないまま寮に戻ると扉の前に茶色の小さな紙袋が置かれている
「何?」
袋の中を見ると塗り薬とガーゼ、包帯が入っていた
端っこにカードも見える
取り出して読んでみる
手、大丈夫ですか?
痛いのであればすぐに使ってください
もし痛くなくても、貼っておいた方が良いと思います
必ず一日は貼っておいてください
あからさまに怪しい
本当に薬なのかも怪しい
何よりついさっきの出来事にこの準備の良さ
予知能力がない限り不可能だ
そして私は信じない
「仲間?一日って今日だけ?明日も?」
不明な薬を使うのは抵抗あるが、誰かもわからない
仕方なしに、アザにもなっていない腕にガーゼを当てて包帯を巻く
包帯を巻いてウロウロ歩くが包帯を見て心配する人しかいない
恋の導き手として、シルビアを誤解しないように殿下にこの事を話したら少し調べてくれる事になった
お互いもっと話せば良いのに
そして、あの行動を見ていた人達によってシルビアの評判は悪くなっていく
導き手として悪評でのシルビアの精神面が心配になり、忍び込んだ
もう忍び込む事に抵抗すらない
むしろ導き手の使命とさえ思いかけていた
まずは、代筆?の妄想日記から
やっぱり、私を虐めた事になっていた
次はノート、、、
シルビアは異常なら同情の余地があり、正常なら悪だった
ノートを閉じて戻して寮を出る
「恩を仇で返すとは、あの女」
シルビアにとっては恩ではなくても此方は恩を売った
「何がチョロいよ。多分あの包帯もあの女な仕業ね」
正直に相談してくれたら、有料で手助けしてあげたのに
商人をただで動かすなんて
(無理やり通わされているんだから、学費は関係ない)
ただより高いものはないって教えてあげないと
もう昼が来るというのに、シルビアは近づいて来なかった
知ったらお礼の一つでもいって当たり前なのに来ない
貴族だから?
まさかまだ知らない?
まあ今回はお詫びの意味みあるし
前日は疲れたせいで約束の日記を書き忘れていたので、放課後早めに戻って日記を書いておかなければならない
食堂で日替わりランチを食べていると、やっとシルビアが近づいてきたのに気づいた
今回はお礼なんて良いのにと思いながらも反面、取りなしてあげたんだから感謝して当たり前よねの気持ちもある
「昨日、また殿下と仲良くされていたそうね。放課後、前回と同じ所にきなさい」
は?は!
貴族だからみんなの前ではお礼を言いたくないのね
「わかりました」
「ふん」
シルビアは来た道を戻っていった
貴族がプライドを保つのも大変そう
お礼うんぬん以前に私には無理だな
「あの人も大変ね」
あの人=シルビアを指していたのに、周りの何人かはあの人=殿下になってしまっていた
そして放課後なはなり、少し喜びながら向かう
なんていったって、私は恋の導き手
目的の場所に着くともうシルビアが待っていた
「平民のあなたが私を待たせるなんて」
「まあ、そうですね。でもまあ、今回は多めにみてください」
なんて言っても功労者ですから
「ふん。それで、呼び出した理由はお解りよね」
「ええ、まあ」
お礼が言いたいんでしょ
でも、食堂で呼び出したせいでまた覗きがいるから言えないと
「わかっているなら、良いわ。忘れないようにね」
シルビアは何故か腕を掴んで引っ張った
手加減しているのか痛くないが『まわり(覗き)に誤解されてしまう』と手を振り払ってしまった
、、、シルビアの計画通りに、、、
「やめてください」
「ふん」
シルビアはヒラッと見てからどこかに行ってしまった
「何がしたかったの?」
一人ボソッとつぶやいた言葉はシルビアの行動に意識を奪われていた人には届かなかった
訳もわからないまま寮に戻ると扉の前に茶色の小さな紙袋が置かれている
「何?」
袋の中を見ると塗り薬とガーゼ、包帯が入っていた
端っこにカードも見える
取り出して読んでみる
手、大丈夫ですか?
痛いのであればすぐに使ってください
もし痛くなくても、貼っておいた方が良いと思います
必ず一日は貼っておいてください
あからさまに怪しい
本当に薬なのかも怪しい
何よりついさっきの出来事にこの準備の良さ
予知能力がない限り不可能だ
そして私は信じない
「仲間?一日って今日だけ?明日も?」
不明な薬を使うのは抵抗あるが、誰かもわからない
仕方なしに、アザにもなっていない腕にガーゼを当てて包帯を巻く
包帯を巻いてウロウロ歩くが包帯を見て心配する人しかいない
恋の導き手として、シルビアを誤解しないように殿下にこの事を話したら少し調べてくれる事になった
お互いもっと話せば良いのに
そして、あの行動を見ていた人達によってシルビアの評判は悪くなっていく
導き手として悪評でのシルビアの精神面が心配になり、忍び込んだ
もう忍び込む事に抵抗すらない
むしろ導き手の使命とさえ思いかけていた
まずは、代筆?の妄想日記から
やっぱり、私を虐めた事になっていた
次はノート、、、
シルビアは異常なら同情の余地があり、正常なら悪だった
ノートを閉じて戻して寮を出る
「恩を仇で返すとは、あの女」
シルビアにとっては恩ではなくても此方は恩を売った
「何がチョロいよ。多分あの包帯もあの女な仕業ね」
正直に相談してくれたら、有料で手助けしてあげたのに
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