天使様の愛し子

東雲

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プティ・フレールの愛し子

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「ようこそ、アニー」

開いた扉の向こう側、ゆっくりと顔を覗かせれば、ルカーシュカが笑顔で出迎えてくれた。

「ルカ…! えと…お邪魔、します」
「どうぞ。おいで」

差し出された右手に招かれるように室内に足を踏み入れると、ルカーシュカの手を取り、辺りを見回した。
驚くほど広い室内は、イヴァニエの部屋とは対照的に調度品の類が少なく、とても明るい。
見上げるほど高い天井には星座の瞬きを記したような銀色のオブジェがキラキラと輝き、ゆっくりと動きながらその形を変えていた。宙に浮いたそれは美しく、ほぅ…と感嘆の溜め息を吐いた。

「あれは、なぁに?」
「アレは人間界から見た星の瞬きや、動きを現してる模型みたいなものだよ」
「…ああやって、動いてるの?」
「そうだよ。ああして、ゆっくりゆっくり、動いてるんだ」
「…すごいねぇ」
「ふ…そうだな。さぁ、先に少し部屋の中を見て周ろうか」
「うん」

そう言って微笑むルカーシュカに連れられ、部屋の中を歩いた。
イヴァニエの部屋は、窓はあったが光の差し込みは少なく、淡い照明が光源になっていた気がするが、ルカーシュカの部屋はそれとは真逆で、大きな窓から燦々と光が差し込み、照明の類は見当たらなかった。
二人の部屋の違いは楽しく、ワクワクしながら周囲を見回し、ふとあることに気づく。

「ここは、なんのお部屋…?」
「うん? そうだな……アニーの部屋で言うと、俺やプティ達と遊ぶ部屋みたいな所かな?」
「…イヴのお部屋は、寝室に繋がってたよ?」

素朴な疑問から首を傾げれば、ルカーシュカがなんとも言えない顔をした。

「…繋がる部屋は、それぞれ好きな場所を選んだからな。俺の離宮の場合は、ここに繋がるんだよ」
「そっかぁ」

どうやら繋がる部屋に決まりはないらしい。
ルカーシュカの答えに「うんうん」と納得すると、再び手を引かれ、部屋の中をぐるりと周った。
扉と同色の壁や床は、純白で眩しいほどだが、生成りやオフホワイト、淡いグレーのソファーやクッションで纏められた色合いのおかげか、全体的にとても落ち着く雰囲気だ。
所々に置かれた大きな植物すらほんのりと白く、色彩で溢れていたイヴァニエの部屋とは驚くほど正反対だった。
そうして歩き回った部屋の中、ある一角に目が止まった。
モコモコとした絨毯と寝そべることができそうなほど大きなクッション、卵型の揺り籠のような形の椅子など、どこかワクワクするような形の家具が置かれている一角があった。

「わぁ…」
「座ってみるか?」
「…いいの?」
「勿論。アニーのために用意したんだ」
「え?」
「ほら、座ってごらん」
「う、うん」

促されるまま、揺り籠のような椅子のふかふかとしたクッションに腰を下ろす。深い座りは自然とコロリと背凭れに寄り掛かるような形で、それにつられて足が浮いた。ゆらゆらと揺れるような座り心地は楽しく、それでいてこのまま揺られていたら眠ってしまいそうな心地良さに頬が緩んだ。

「楽しいね」
「良かった。これならアニーも楽しく過ごせしてもらえると思って、用意したんだ」
「…無くても、楽しいよ?」
「ありがとう。でも、俺がいなくても、アニーがここに来て好きに過ごせるようにしたかったんだよ」
「…ルカが、いなくても?」
「いつでも遊びに来ていいって言っただろう? 俺が出払ってても、好きに遊びに来て、ここで自由に過ごしてくれていいからな」

思ってもなかったルカーシュカの発言に目を丸くする。
『遊びに行く=ルカーシュカやイヴァニエに会いに行く』という考えだったので、ルカーシュカがいなくても勝手に入ってきていいと言われ、驚いたのだ。

「…勝手に、入ってきていいの?」
「いいよ。入ってきたらダメな時は、入れないように施錠するしな」
「…ルカがいなくても、お部屋にいてもいいの?」
「いいよ」
「……いいの?」
「ふっ…、いいよ」

確認の為に重ねて尋ねるも返事は変わらず、笑いながら返ってきた返答に、モジモジと指先を遊ばせた。

「…んっと…すぐは、ちょっと…難しいかもしれないけど…」
「いつでもいいよ。遊びに来たいなって思ったら、おいで」
「…うん。ありがとう」
「どういたしまして」
「ルカも、私のお部屋…いつでも遊びに来てね…!」
「はは、ありがとう」

告げた後に、今までも約束もなく遊びに来てもらっていたし、朝起きたら既にプティ達と遊んでいたこともあったと思い出すも、それはそれ、と少しの恥ずかしさを紛らわすように視線を逸らした。

「もう少し、部屋の中を見て回ろうか」
「うん」

差し出された手を取り、揺れる椅子から立ち上がると、再び広い部屋の中を歩いて回った。
そうして最後に足を向けたのは、部屋の中で──いや、部屋の中から見える風景の中で、一番色彩を放っている場所だった。

「外に出てみるか?」
「うん…!」

正直、先ほどからずっと気になっていて、チラチラと視線がそちらに向いていた。ルカーシュカもそれに気づいていたのか、勢いよく返事をしてしまった声に、クスリと笑う声が返ってきた。
ルカーシュカと共に向かった先は、一面硝子張りの一角で、その先には青々と茂った大きな樹木が根を張っていた。
色彩の少ない部屋の中、唯一と言っていいほどの鮮やかな緑の葉を見つめながら硝子扉をくぐれば、ふわりと外の空気が香った。

「わぁ…っ」

一歩踏み出したそこは、ふかふかとした真白い芝生で、歩くたびに柔らかな葉が足の裏を擽った。
駆け回れそうなほどの広い空間には天井が無く、上を見上げれば澄んだ青空が見えていた。
空の青と混じるように、緑の葉は大きく広がり、木の根本には大きな絨毯が敷かれ、ゆらゆらと揺れる二人掛け用の揺り籠椅子が置かれていた。
その光景だけで気持ちは高揚し、口からは感嘆の声が漏れ続け、視線はあちこちへと泳いだ。

「楽しいか?」
「うん…!」
「それは良かった」

ゆっくりと木の根本まで近づくと、足元に広がった絨毯の上に、ルカーシュカと並んで腰を下ろした。
時おり吹く風が生い茂る葉を揺らし、サワサワと歌うような音が響く。周囲は硝子と白い外壁に囲まれ、硝子の向こう側にはルカーシュカの部屋が見えた。
外なのに、まるで部屋の中にいるような不思議で特別な感覚はそれだけで楽しく、秘密の庭のような雰囲気に目を細めた。

「素敵な場所だね」
「気に入ったか?」
「うん…!」
「そうか。俺も此処を気に入ってるんだ。アニーも好きになってくれて嬉しいよ」
「っ…」

そう言って、手の甲にルカーシュカの唇が落ちた。そのまま顔を上げた彼の顔が近づき、ほんの一瞬だけ唇同士が触れ合うだけのキスをする。
突然のことに心臓がドキドキと脈打つも、ルカーシュカは自然体で、優しげに微笑むだけだった。

「アニー」
「な、なに?」
「ちょっと膝を貸してくれないか?」
「膝…? わっ」

膝をどうやって貸すのだろう、と首を傾げる間もなく、ルカーシュカが横になり、彼の頭が太腿の上に乗った。

「あ、わ…、ル、ルカ…?」
「少しだけ、こうしていたい。…ダメか?」
「いい…けど…」

訳も分からないまま了承の返事をすれば、ルカーシュカが向きを変え、彼の額や鼻先が腹部に寄った。
そのまま目を閉じてしまったルカーシュカの横顔を眺め、ポカンとする。
そよそよと風が吹く中、キョロリと辺りを見回し、木漏れ日が落ちる樹木を見上げ、そうして再びルカーシュカへと視線を戻した。

(はぇ…)

どうして突然ルカーシュカが横になったのかは分からない。自分もどうしたらいいのか分からない。
ただ今のこの時間を彼が求めているのは分かり、口を噤んだまま綺麗な横顔を見つめた。
髪の色と同じ白銀色の睫毛は長く、ふさふさのそれに見入れば、そよ風が髪の毛をふわふわと揺らし、柔らかそうなその動きに、つい手が伸びた。

(わ…)

初めて触れたルカーシュカの髪の毛はサラサラで、その手触りと丸い頭部の形の感触に、つい何度も撫でてしまう。
エルダのふあふあとした猫っ毛とは異なる手触りは気持ち良く、瞳を細めれば、薄く目を開いたルカーシュカが横目でこちらを見上げた。

「あ…、ごめんね」
「…いいよ。もっと撫でて」
「!」

目を細めて淡く微笑むと、口元に緩やかな弧を描いたまま、ルカーシュカはまた目を瞑ってしまった。
周囲の空気も、景色も、何も変わらず、静かに風が流れていく。そんな中で唯一人、自分だけが頬を火照らせていた。

(ルカが……甘えてる…?)

キュウキュウと鳴く胸は妙に浮ついていて、自分がルカーシュカの「撫でて」という優しい声の響きに喜んでいるのが分かった。
ドキドキしながらも、浮かせた手でもう一度の白銀の髪を撫でれば、腹部に鼻先を埋めるように、ルカーシュカの体がより密着した。その仕草がどうにも愛らしくて、へにゃりと頬が緩む。

ルカーシュカは、イヴァニエやエルダに比べて接触時間が短く、態度もサラリとしていることが多い。
イヴァニエは一緒にいる時はほとんど腰を抱かれた状態で、ぴったりと寄り添ったままだし、囁く言葉はいつだって甘やかだ。
エルダは、普段は手を繋ぐ程度の距離感だが、赤ん坊の姿になると途端に甘えん坊になり、ずっと抱っこをしていないとぐずってしまうほどだ。
それに反してルカーシュカは、手も繋ぐし、隣に座っている時はぴったりと寄り添ってはいるものの、ずっとくっついていることは少ない。
言葉も優しく、柔らかく、とても温かいのだが、いつだって自分を気遣う言動や、冷静な発言が多く、こうして甘えるような言葉や態度を見せるのは、とても珍しかった。

(撫でて、だって)

ルカーシュカの甘えた声音を思い出し、漏れてしまいそうになる笑い声を必死に堪えた。
甘えるような仕草も、言葉も、今までは見れなかったルカーシュカを見れたようで、ぷくぷくと「嬉しい」という気持ちが湧き上がる。
離宮という限定的な場所で、二人きりだからこそ甘えてくれているのか、いつもの雰囲気と違う可愛らしい姿に、愛しさから頭を撫でる手は止まらなかった。
心地良い風が頬を撫で、サワサワと葉が揺れる音だけが耳に届く静かな空間で、膝の上で眠る愛しい人の髪を撫でる───特別なことはしていないはずなのに、特別な彼の姿が嬉しくて、胸がまたキュウッと鳴いた。



「…ん……ああ、ごめん。少しウトウトしてた」
「まだ、寝てていいよ?」

程なくして、ふっと目を開けたルカーシュカが、顔の向きを変え、こちらを見上げた。
とろりとした目元はまだ少し眠そうで、髪の毛を撫でていた手を白い頬にそっと添えれば、その手にルカーシュカの手が重なった。

「アニーに撫でてもらえるのは嬉しいが、このままじゃ起きれなくなりそうだ」

重なった手を取られ、掬った指先にチュッと小さなリップ音と共に口づけを受けるも、今はドキドキよりもルカーシュカの甘えた仕草への愛しさが勝り、口元は緩んだままだった。

「ふふ…ルカでも甘えたり、するんだね」
「…おかしいか?」
「うぅん。可愛いなぁって、思った」
「……可愛い…」

思ったままを告げれば、ルカーシュカが僅かに驚いたような、キョトンとした表情になった。

「……初めて言われたな」
「あ…可愛いって言われるの、やだ…?」
「いや…嫌ではないが…」

エルダに言う時のような気持ちで、つい「可愛い」と口にしてしまったが、もしやあまり言われたくない言葉だっただろうかと慌てるも、ルカーシュカは緩く首を横に振り、ジッとこちらを見つめた。

「……アニーは、可愛い俺が好きか?」
「へ?」

ルカーシュカがおかしなことを言ってる───あまりにも不思議な質問に、思わず間の抜けた声が漏れるも、すぐに言葉を返した。

「…可愛くても、かっこよくても…どんなルカでも、ルカはルカだから、好きだよ?」

当然のことを答えれば、見つめ返した夜空色の瞳が僅かに見開き、フッと笑うように細められた。

「そうか」
「…?」

なぜかとても嬉しそうなルカーシュカが手を解き、ゆっくりと上体を起こした。
温もりの無くなってしまった膝が少しだけ寂しくて、起き上がる彼を目で追えば、突然その距離が近くなった。

「…っ!」

自分の体を挟むように、ルカーシュカの両手が体の左右に置かれ、綺麗な顔がグッと寄った。
突然の急接近に思わず仰け反れば、離れた分、距離を縮められ、大人しくしていた心臓が再び騒ぎ始めた。

「ル、ルカ…?」

身長差がある分、ものすごく近い訳ではない。だが互いの体が重なり合っている状態で、いつもとは違う形で見上げられ、なぜだか妙にドキドキしてしまう。
微笑むルカーシュカの表情は、いつものそれと同じはずなのに、とても楽しげで───それでいて少しだけ、愛らしく見えた。

「アニー」
「な、なに…?」
「イヴァニエとは、どんなエッチなことをしたんだ?」
「……え?」

和やかな空気を一瞬で変える一言に、思わず固まる。

(な、なんで? どうして? だって今まで…!)

これっぽっちもそんな雰囲気はなかったのに、急に振られた話題と、明らかに変わったルカーシュカの雰囲気に狼狽える。
やはり「可愛い」と言ってはいけなかっただろうか、とぐるぐると考えるも、答えなど分かるはずもなく、そうこうしている内に、開いていた胸元にチュッと唇が落ちた。

「ひゃっ!?」

擽ったいような、恥ずかしいようなその感触に声が漏れ、咄嗟に口を片手で覆った瞬間、もう片方の手を取られ、バランスを崩した体が後方に倒れた。

「わ…っ!」

倒れる───と衝撃に備えるも、背中に当たったのはポフリとした柔らかなクッションの感触で、ホッと息を吐き出した。
柔らかなそれに埋もれるように背を預けていると、上から覗き込むようにルカーシュカの顔が迫り、ドキリと心臓が跳ねた。

「ぁわ…っ」
「イヴァニエと、どんなことしたんだ?」

腰を抱き寄せるように、ルカーシュカの細い両腕が巻きつき、胸元に何度も何度も唇が落ちた。
擽ったいその感触に肌を震わせれば、唇が離れ、ルカーシュカがこちらを見上げた。

「教えて? アニー」

いつもと変わらぬ穏やかな表情で、可愛らしく問うルカーシュカに、頬が赤く染まったのが分かった。
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