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どこか夢現だった思考の海から、一気に現実に引き戻された頭で背後を振り返れば、そこには大股でこちらに向かってくるマクシミリアンの姿があった。
「貴様、挨拶もなしとは随分な態度だな」
不機嫌さを隠しもせず、苛立った声で近づいてくるマクシミリアンに、パチリと目を瞬いた。
(……いらっしゃったのか)
言葉から察するに、マクシミリアンがいることに気づかず、通りすぎてしまったのだろう。事実、たった今その存在を認識した。
我ながら呆れるが、ルノーのことで頭がいっぱいで、まったく視界に入っていなかった。
改めてマクシミリアンという人物が、自分にとってどうでもいい存在なんだな、と再認識しながら、浅く頭を下げた。
「王弟殿下にご挨拶申し上げます。気づかずに申し訳ございませんでした。先を急いでおりますので、失礼致します」
最低限の挨拶と謝罪を口にすると、踵を返す。
ここ最近は、ルノーのおかげでマクシミリアンと顔を合わせる機会もなく、毎日がとても平和だった。久々に会ってしまったな……などとぼんやりと考えていると、背中に鋭い声が飛んできた。
「待て! なんだその態度は!」
なんだと言われても困る。
いつもは堪えていた溜め息を薄く吐くと、マクシミリアンに向き直った。
「何かご用でしょうか? 特にご用事がないのであれば、わざわざお声を掛けて頂かなくて結構です。私も勤務中です。殿下もお暇ではないでしょうし、お互いに時間の無駄かと存じます」
今まで反論らしい反論をしてこなかったのに、いきなり強気になったので驚いたのだろう。一瞬だけポカンとしたマクシミリアンは、すぐさま険しい顔でこちらを睨みつけた。
「なんだその口の利き方は!」
「なにと申されましても、事実です」
「無礼な……! 英雄気取りで偉くなったつもりか!」
「そのような態度を取ったことはこれまで一度もございません。ご用事がないのであれば、お声を掛けて頂く必要はないと申し上げているのです」
「私に指図する───」
「では、なぜ私にお声を掛けられるのですか?」
「っ……」
「実のあるお話しは何一つされていらっしゃらないかと存じます。雑談に花を咲かせる仲でもございません。恐れながら、殿下と親しくさせて頂いている訳でもございません。どのような意図で、お声を掛けて頂いているのでしょう?」
「ぐっ……」
まさかここで、権力を振りかざして嫌味を言う為、とは言えないだろう。
いつもは嫌々ながら浮かべていた微笑みを消し、睨みつけるようにマクシミリアンを見据えた。
「今後はお声を掛けて頂かなくて結構です。何かご用事があれば、正式な書状をご用意の上、お呼び出し下さい」
正式な書状、つまりは陛下許諾の元、公正な理由があって呼び出せという意味だ。
流石のマクシミリアンも言葉の意味は伝わったのか、一瞬目を見開くと、すぐさま眉根に皺を寄せた。
「ハッ……兄上にまで媚びを売るとは、流石は恥知らずだな」
「友人に媚びを売るような趣味はございません。それでは、失礼致します」
どうあっても目の敵にしたいらしい発言をいなし、今度こそ、その場を後にする。
マクシミリアンの発言に対し、オードリックから反論していいという許可をもらっておいて良かった……と、ホッと息を吐く。
長く続いていた嫌味から解放されたことに、心の底からスッキリしつつ、ここ数ヶ月の間に随分と精神的に逞しくなった自分に驚いた。
以前の自分なら、きっともっとドキドキして、反論しながら不安になり、堂々となんてしていられなかったはずだ。
(……ルゥくんのおかげだな)
Subとしての性を満たされ、身一つでは受け止めきれないほど愛され、精神的に安定したことで、ずっとずっと強くなれた気がする。
(ルゥくんにも、もう大丈夫だよって教えなきゃ)
マクシミリアンのことで、彼には色々と心配をさせてしまった。もう大丈夫だよと伝えて、安心してもらおう。
どこか浮き立つような気持ちで歩き出せば、オードリックから受けた注意も、マクシミリアンのことも、あっさりと忘れてしまった。
そんなことがあった数日後、メルヴィルから食事の誘いがあった。
「メルヴィル様から?」
「はい。明日、お時間が合えばと」
仕事が終わり、屋敷に帰ると、家令からいの一番に知らせを受けた。
メルヴィルから突然の誘いがあるのは珍しいことではない。大司教として何かと忙しい方だ。事前に予定を組んでいることもあれば、たまたま出来た隙間時間に食事に誘われることも多々あった。
なにより、これまでの自分はプライベートの予定がまったくなく、いつでも誘ってくれて構わないと伝えていた。一度も誘いを断ったことがなく、誘われるがままに彼と会っていたので、こうして前日に知らせを受け取ることも何もおかしいことではないのだが……
(どうしようか……)
明日は公休日なので仕事はない。その上、珍しくルノーとデートの予定もなかった。
彼にも予定があるので、休みのたびにデート、とはいかないのは分かっていた。それでも『会いたい』と思ってしまう寂しさを持て余しつつ、丸一日空いてしまった時間をどう過ごそうか……と悩んでいたのだが、そこに舞い込んだメルヴィルからの誘いに暫し思案する。
(ルゥくんに、報告したほうがいいんだろうか……?)
恋人以外と過ごす休日に対し、どのように考えればいいのか分からない。
もしや、報告が必要なんだろうか、と考えつつ、相手は幼少の頃からの知り合いだ。わざわざ知らせる必要もないのでは……と思ってしまう。
それに、ルノーにはメルヴィルはただの友人だといつぞや伝えている。何も後ろめたいことも、やましいこともないのであれば大丈夫だろう、と一人納得した。
(でも、会うのは昼間にしようかな)
心配性のルノーのことだ。夜だと何かと心配させてしまうかもしれない。
昼食を共にして、ルノーには休み明けにきちんと報告しよう──恋愛経験に乏しく、ルノー以外を知らなかった自分は、この時、Domの支配欲がどういうものであるか、まったく理解していなかった。
「久しぶりですね、ベルナールくん」
「本当に、お久しぶりです」
翌日、王都の中心地に近い食事処に向かえば、メルヴィルが既に席に着いていた。
三ヶ月ぶりの再会は、これまで会っていた頻度から考えると少し間が空いており、本当に久々に顔を合わせたことに今になって気づく。
「昼食を共にするのは、随分と久しぶりですね」
「今までは仕事終わりに会うことが多かったですからね」
「ここのランチはボリュームもあって美味しいので、久々に来れて嬉しいですね。おすすめは日替わりランチとハンバーグセットですよ。私は日替わりランチとチキンソテー、オニオンスープと、あとは季節のパルフェを頂きましょうか」
「では、私はハンバーグセットで」
見た目に反して大食漢なメルヴィルに苦笑しつつ、彼のおすすめメニューを共に注文する。そうして食事が出来上がるまで近況報告をしてる間に、美味しそうな料理が運ばれてきた。
トマトソースのかかったハンバーグは、湯気すら美味しそうで、食べる前から食欲が満たされていく。テーブルの上に並べられた料理達を目で楽しむと、ハンバーグにナイフを入れた。
途端にじゅわりと溢れた肉汁を零さぬよう、丁寧に口へと運べば、トマトソースに混ぜられたハーブの香りと共に、肉の旨味が口の中いっぱいに広がった。
「ん、美味しい」
「美味しいでしょう? ランチメニューにはありませんが、チーズがかかっているのも美味しいんですよ」
ハンバーグを味わっている間、目の前で日替わりランチのグラタンをバゲットに乗せ、豪快にかぶりつくメルヴィル。少し行儀が悪いことも、互いにお構いなしな気楽な関係に、自然と頬が緩んだ。
(……今度は、ルゥくんと一緒に来れたらいいな)
美味しい食事で思い出すのは、愛しい子のこと。
いつも食事に行く店は彼に任せきりだから……と、ここにはいない恋人のことを思い浮かべながら、友人との食事を楽しんだ。
「そういえば、ベルナールくんは随分と顔色が良くなりましたね」
食後、紅茶を飲みながらゆったりと食休みをしていると、メルヴィルが唐突に告げた。
体調の変化を指摘されたのはこれで三人目で、本当に分かりやすく変わったのだな、とつい笑ってしまう。
「ええ、お陰様、で……」
と、そこまで言い掛けて、はたとあることを思い出す。
三ヶ月前、最後にメルヴィルと会った際に言われた言葉と、触れられた頬の感触を思い出し、ドキリと胸が鳴った。
(忘れてた……)
あれから色んなことがありすぎて、今の今まで綺麗サッパリ忘れていた。というより、ルノーのことしか考えていなかったというほうが正しいだろう。
メルヴィルが発した言葉の意味や、Domなのだろうかという疑念も、翌日にはルノーとのやりとりによって上書きされ、思い出すこともなかった。我ながら単純すぎて頭を抱えたくなるが、今はそれどころではない。
「どうしました?」
「……あの、いくつかお伺いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
黙り込んでしまったことを不思議がるように首を傾げるメルヴィルに、思い切って切り出せば、淡い笑みが返ってきた。
「ええ、どうぞ」
「その……メルヴィル様は、Dom、なのですか……?」
「貴様、挨拶もなしとは随分な態度だな」
不機嫌さを隠しもせず、苛立った声で近づいてくるマクシミリアンに、パチリと目を瞬いた。
(……いらっしゃったのか)
言葉から察するに、マクシミリアンがいることに気づかず、通りすぎてしまったのだろう。事実、たった今その存在を認識した。
我ながら呆れるが、ルノーのことで頭がいっぱいで、まったく視界に入っていなかった。
改めてマクシミリアンという人物が、自分にとってどうでもいい存在なんだな、と再認識しながら、浅く頭を下げた。
「王弟殿下にご挨拶申し上げます。気づかずに申し訳ございませんでした。先を急いでおりますので、失礼致します」
最低限の挨拶と謝罪を口にすると、踵を返す。
ここ最近は、ルノーのおかげでマクシミリアンと顔を合わせる機会もなく、毎日がとても平和だった。久々に会ってしまったな……などとぼんやりと考えていると、背中に鋭い声が飛んできた。
「待て! なんだその態度は!」
なんだと言われても困る。
いつもは堪えていた溜め息を薄く吐くと、マクシミリアンに向き直った。
「何かご用でしょうか? 特にご用事がないのであれば、わざわざお声を掛けて頂かなくて結構です。私も勤務中です。殿下もお暇ではないでしょうし、お互いに時間の無駄かと存じます」
今まで反論らしい反論をしてこなかったのに、いきなり強気になったので驚いたのだろう。一瞬だけポカンとしたマクシミリアンは、すぐさま険しい顔でこちらを睨みつけた。
「なんだその口の利き方は!」
「なにと申されましても、事実です」
「無礼な……! 英雄気取りで偉くなったつもりか!」
「そのような態度を取ったことはこれまで一度もございません。ご用事がないのであれば、お声を掛けて頂く必要はないと申し上げているのです」
「私に指図する───」
「では、なぜ私にお声を掛けられるのですか?」
「っ……」
「実のあるお話しは何一つされていらっしゃらないかと存じます。雑談に花を咲かせる仲でもございません。恐れながら、殿下と親しくさせて頂いている訳でもございません。どのような意図で、お声を掛けて頂いているのでしょう?」
「ぐっ……」
まさかここで、権力を振りかざして嫌味を言う為、とは言えないだろう。
いつもは嫌々ながら浮かべていた微笑みを消し、睨みつけるようにマクシミリアンを見据えた。
「今後はお声を掛けて頂かなくて結構です。何かご用事があれば、正式な書状をご用意の上、お呼び出し下さい」
正式な書状、つまりは陛下許諾の元、公正な理由があって呼び出せという意味だ。
流石のマクシミリアンも言葉の意味は伝わったのか、一瞬目を見開くと、すぐさま眉根に皺を寄せた。
「ハッ……兄上にまで媚びを売るとは、流石は恥知らずだな」
「友人に媚びを売るような趣味はございません。それでは、失礼致します」
どうあっても目の敵にしたいらしい発言をいなし、今度こそ、その場を後にする。
マクシミリアンの発言に対し、オードリックから反論していいという許可をもらっておいて良かった……と、ホッと息を吐く。
長く続いていた嫌味から解放されたことに、心の底からスッキリしつつ、ここ数ヶ月の間に随分と精神的に逞しくなった自分に驚いた。
以前の自分なら、きっともっとドキドキして、反論しながら不安になり、堂々となんてしていられなかったはずだ。
(……ルゥくんのおかげだな)
Subとしての性を満たされ、身一つでは受け止めきれないほど愛され、精神的に安定したことで、ずっとずっと強くなれた気がする。
(ルゥくんにも、もう大丈夫だよって教えなきゃ)
マクシミリアンのことで、彼には色々と心配をさせてしまった。もう大丈夫だよと伝えて、安心してもらおう。
どこか浮き立つような気持ちで歩き出せば、オードリックから受けた注意も、マクシミリアンのことも、あっさりと忘れてしまった。
そんなことがあった数日後、メルヴィルから食事の誘いがあった。
「メルヴィル様から?」
「はい。明日、お時間が合えばと」
仕事が終わり、屋敷に帰ると、家令からいの一番に知らせを受けた。
メルヴィルから突然の誘いがあるのは珍しいことではない。大司教として何かと忙しい方だ。事前に予定を組んでいることもあれば、たまたま出来た隙間時間に食事に誘われることも多々あった。
なにより、これまでの自分はプライベートの予定がまったくなく、いつでも誘ってくれて構わないと伝えていた。一度も誘いを断ったことがなく、誘われるがままに彼と会っていたので、こうして前日に知らせを受け取ることも何もおかしいことではないのだが……
(どうしようか……)
明日は公休日なので仕事はない。その上、珍しくルノーとデートの予定もなかった。
彼にも予定があるので、休みのたびにデート、とはいかないのは分かっていた。それでも『会いたい』と思ってしまう寂しさを持て余しつつ、丸一日空いてしまった時間をどう過ごそうか……と悩んでいたのだが、そこに舞い込んだメルヴィルからの誘いに暫し思案する。
(ルゥくんに、報告したほうがいいんだろうか……?)
恋人以外と過ごす休日に対し、どのように考えればいいのか分からない。
もしや、報告が必要なんだろうか、と考えつつ、相手は幼少の頃からの知り合いだ。わざわざ知らせる必要もないのでは……と思ってしまう。
それに、ルノーにはメルヴィルはただの友人だといつぞや伝えている。何も後ろめたいことも、やましいこともないのであれば大丈夫だろう、と一人納得した。
(でも、会うのは昼間にしようかな)
心配性のルノーのことだ。夜だと何かと心配させてしまうかもしれない。
昼食を共にして、ルノーには休み明けにきちんと報告しよう──恋愛経験に乏しく、ルノー以外を知らなかった自分は、この時、Domの支配欲がどういうものであるか、まったく理解していなかった。
「久しぶりですね、ベルナールくん」
「本当に、お久しぶりです」
翌日、王都の中心地に近い食事処に向かえば、メルヴィルが既に席に着いていた。
三ヶ月ぶりの再会は、これまで会っていた頻度から考えると少し間が空いており、本当に久々に顔を合わせたことに今になって気づく。
「昼食を共にするのは、随分と久しぶりですね」
「今までは仕事終わりに会うことが多かったですからね」
「ここのランチはボリュームもあって美味しいので、久々に来れて嬉しいですね。おすすめは日替わりランチとハンバーグセットですよ。私は日替わりランチとチキンソテー、オニオンスープと、あとは季節のパルフェを頂きましょうか」
「では、私はハンバーグセットで」
見た目に反して大食漢なメルヴィルに苦笑しつつ、彼のおすすめメニューを共に注文する。そうして食事が出来上がるまで近況報告をしてる間に、美味しそうな料理が運ばれてきた。
トマトソースのかかったハンバーグは、湯気すら美味しそうで、食べる前から食欲が満たされていく。テーブルの上に並べられた料理達を目で楽しむと、ハンバーグにナイフを入れた。
途端にじゅわりと溢れた肉汁を零さぬよう、丁寧に口へと運べば、トマトソースに混ぜられたハーブの香りと共に、肉の旨味が口の中いっぱいに広がった。
「ん、美味しい」
「美味しいでしょう? ランチメニューにはありませんが、チーズがかかっているのも美味しいんですよ」
ハンバーグを味わっている間、目の前で日替わりランチのグラタンをバゲットに乗せ、豪快にかぶりつくメルヴィル。少し行儀が悪いことも、互いにお構いなしな気楽な関係に、自然と頬が緩んだ。
(……今度は、ルゥくんと一緒に来れたらいいな)
美味しい食事で思い出すのは、愛しい子のこと。
いつも食事に行く店は彼に任せきりだから……と、ここにはいない恋人のことを思い浮かべながら、友人との食事を楽しんだ。
「そういえば、ベルナールくんは随分と顔色が良くなりましたね」
食後、紅茶を飲みながらゆったりと食休みをしていると、メルヴィルが唐突に告げた。
体調の変化を指摘されたのはこれで三人目で、本当に分かりやすく変わったのだな、とつい笑ってしまう。
「ええ、お陰様、で……」
と、そこまで言い掛けて、はたとあることを思い出す。
三ヶ月前、最後にメルヴィルと会った際に言われた言葉と、触れられた頬の感触を思い出し、ドキリと胸が鳴った。
(忘れてた……)
あれから色んなことがありすぎて、今の今まで綺麗サッパリ忘れていた。というより、ルノーのことしか考えていなかったというほうが正しいだろう。
メルヴィルが発した言葉の意味や、Domなのだろうかという疑念も、翌日にはルノーとのやりとりによって上書きされ、思い出すこともなかった。我ながら単純すぎて頭を抱えたくなるが、今はそれどころではない。
「どうしました?」
「……あの、いくつかお伺いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
黙り込んでしまったことを不思議がるように首を傾げるメルヴィルに、思い切って切り出せば、淡い笑みが返ってきた。
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