64 / 76
56 ※R18
「ベル、足を開いてください」
「ん……」
言われるがまま、大きく股を開く。恥ずかしくはあるものの、躾けられた体は従順で、ルノーの前に局部を晒した。
「上手。そのまま、閉じちゃダメですよ」
その言葉に頷けば、ルノーが潤滑剤を取り出し、手の平に広げ始めた。
手の上で温められたトロリとした液体が、会陰から後孔まで垂らされる。潤滑剤にまみれたルノーの指が、円を描くように孔の縁を撫で、ぬるついたその感触だけで、気持ち良くて吐息が漏れた。
ゆるゆると縁を撫で回され、孔がひくつき始めた頃、窄まりを広げるように、ルノーの指がゆっくりと体内に侵入してきた。
「ん、ふうぅ……っ」
ぬくく、と入り込んだ二本の指に、腰が揺れる。既に解されていたそこは、ルノーの細い指を難なく飲み込み、「もっと」と強請るように、きゅうっと締め付けた。
「ルゥく、指、も、いいから……!」
「まだ入れただけですよ。ちゃんと柔らかくしておかないと」
「や、あっ、さっき、さっきいっぱいした……!」
「……そうですね。でも、挿れるのはもうちょっと我慢しましょうね」
「あっ、ぅんん……っ」
そう言いながら、ルノーの指がゆっくりと抜き差しされる。ぬくり、ぬくりと腸壁を優しく撫でるように指が出入りし、じんわりと快感が広がっていく。
根本まで指を押し込まれ、ゆっくりと引き抜かれ、またぎゅうっと奥まで挿入される。
一定のリズムで繰り返される抜き差しはただただ気持ち良く、ルノーの体温を体の中で感じる快感に、唇からは蕩けた嬌声が漏れた。
「あ……あぁ~……」
「……ベル、気持ちいい?」
「ん……きもち、きもちい……んうっ」
不意に指を増やされ、反射的に体がビクつくも、痛みはない。ただ体内で感じるルノーの指先が愛しくて、ペニスの先端から蜜が垂れた。
「ルゥく……、ルゥくん……っ」
「うん、気持ちいいね」
「もう大丈夫だから……っ、お尻、柔らかいから、セックスして……!」
「……ベルは本当に、頭がおかしくなりそうなくらい可愛いですね」
「ひっ!?」
抜き差しをしていただけの指先に、ふくりと膨れた前立腺をやんわりと押され、堪らず背がのけ反った。
「あぁぁっ! ダメッ、そこダメ、ルゥくん……!」
数時間前の荒々しい刺激とは程遠い優しい愛撫に、涙が溢れた。
前立腺の膨らみをやんわりと押されながら、指の腹で『良い子』と撫でられ、甘イキが止まらない。
ぬるぬるとした感覚は、まるで腹の中を舐められているようで、途切れぬ快感に、堪らず後孔を弄るルノーの手を掴んだ。
「ルゥくん……ッ、もうお尻、入るから……!」
「……そうだね。早く、セックスしようね」
「んっ……」
言葉と共にルノーの指が抜け、ぬるりとしたその感触だけで肌が粟立った。そうしている合間にルノーの体が股の間に移動し、広げていた足を持ち上げられる。
「お尻の下にクッションを入れますから、自分で足を持って……そう、お尻が浮くように」
「ふ……ふ……」
自ら膝を抱え、股を開き、全てをルノーの前に晒す……恥ずかしい格好をしている自覚はあるが、これからルノーの繋がるのだと思うと、今はその恥ずかしささえ、トキメキに変わった。
尻の下にクッションが差し込まれ、僅かに下半身が浮く。その上に腰を落とせば、ルノーがガウンを脱ぎ捨て、全裸になった。
「ベル」
のし掛かるようにルノーの体が重なり、互いの素肌がぴたりと合わさる。そのままぎゅうっと抱き締められ、大好きな温もりと熱い吐息に、胸が高鳴った。
「……いいんですね?」
「うん。して」
「……痛かったら、ちゃんと言うんですよ」
「うん」
ああ、いよいよだ……ルノーと初めてのセックスに、心臓がトクトクと鳴り、緊張感からコクリと息を呑んだ──と、ふとあることに気づき、「あっ」と声が漏れた。
「まってくれ!」
「……やめますか?」
「ち、違う! 違くて、そのリボンが……」
「リボン?」
「く、首の……」
思い出したのは、ルノーと性行為をする際、必ず首に巻かれていたリボンの存在だ。柔いレースの感触がないことに、ふと不安を覚え、声を上げた。
「リボン、いいの……?」
恐る恐る尋ねれば、ルノーが目を丸くした後、ふっと表情を和らげた。そのまま体を起こすと、サイドテーブルの引き出しから、見慣れた純白のリボンを取り出した。
「あ……」
無言のまま、するりと首に回されたリボン。慣れた手つきで蝶々結びにされたその端を、ルノーの指先が掬い、キスをした。
「リボン、好き?」
「ん……、好き」
collarの代わりに、と与えられたのだ。好きに決まっている。
コクリと頷けば、ルノーの瞳がゆるりと弧を描いた。
「すぐに、本物をあげますからね」
「っ……」
一瞬強まったDomのオーラに、ゾクリと肌が粟立つ。
リボンではない、本物の首輪。それを身につける自分を想像しただけで、期待で胸の臓器が踊った。
「……うん。ちょうだい。ルゥくんの首輪、ちょうだ、あっ!?」
喜びから気が緩んだのも束の間、それを見計らっていたかのように、アナルの縁に固い肉の熱を感じ、咄嗟にルノーの背にしがみついた。
「んっ、ふうぅっ……!」
窄まりをゆっくりと押し広げ、ルノーのペニスが侵入してくる。痛みはない。けれど、指とは比べ物にならないほどの質量に、圧迫感から息が詰まり、筋肉が強張った。
「ベル、息をして」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「そのまま、ゆっくり、呼吸をして……体を楽にしてね」
「ふぅ……ふぅ……ん……」
言われるがまま、ゆっくりと息を整え、少しずつ体の強張りを解く。ゆるゆると体を緩め、「大丈夫」と伝えるように、太腿をルノーの体に擦り寄せれば、挿入が再開された。
「あっ、あ……っ」
鈴口がゆっくりと体内を押し進み、肉を割り開いていく。ルノーのペニスが腸壁を擦り、下半身を圧迫しながら、どんどん奥へと埋まっていく。
その感覚だけで気持ち良くて、どうしようもないほど嬉しくて、涙がボロボロと零れた。
(ルゥくんが、入ってきてる……!)
愛しい人に、自分の体の中を満たされ、犯されていく──そのことが、こんなにも幸せで愛しい。
後から後から溢れる喜びに浸かっている間に、奥の奥までルノーの熱が侵入し、臀部に彼の腰がぴたりと密着した。
ああ、全部、入った……そう意識しただけで、腹の奥がずくりと疼いた。
「全部、入りましたよ……ベル?」
「はぁ……はぁ……」
「……ベル、もしかして、イッてます?」
「わか、分かんない……っ」
分からない。けれど、腹の中がずっと気持ち良い。
ルノーで満たされた腹も、体内で感じるルノーの肉の固さも、熱も、気持ち良くて嬉しくて、幸せで、頭がクラクラしてくる。
「ルゥくん、ルゥくん……ッ」
「……挿れただけで、イッちゃったんですね」
「わかんにゃい……っ、ルゥくん、きもちい……っ」
「ああ、本当に……可愛すぎて、壊してしまいそう」
「……? なに……、ひっ!? あっ、まって! ルゥくん!」
低い声が聞こえたと同時に、ずるりとペニスが引き抜かれ、背筋を悪寒が駆け抜けた。
ぞわぞわとした感覚が落ち着く間もなく、引き抜かれたペニスを勢いよく挿入され、驚いたペニスが精液を飛ばした。
「ひっ、うそ、まって! ルゥく、ルゥくっ、まって、イッちゃ、あぁぁっ!!」
そこからルノーの律動は止まらず、後孔を犯す恥ずかしい音が響き続けた。
潤滑剤でトロついた孔は、ペニスが抜き差しされるたびに粘着質な音を立て、グラインドする腰が臀部に打ち付けられるたび、肌を叩く音が部屋に響く。
カリで前立腺を押され、腸壁を擦られ、亀頭で奥を叩かれて、抜き差しされるたびに訳も分からず絶頂した。
「まっで!! ルゥくん……っ、イッてう! イッてるから……!!」
「うん……っ、ずっとイッてるね」
「まって、まっで……っ、止まっ……!」
「すごいね、ベル。初めてのセックスなのに、お尻だけで、イキ続けて……っ」
「あっ、ダメ、ルゥくっ、んぐぅぅっっ!」
足を抱え上げられ、挿入が深くなる。そのまま奥を小刻みに叩かれ、ゾクゾクとした快感から腰が戦慄き、爪先が丸まった。
「だめっ!! ルゥく、ルゥくん……ッ、イクの止まんなくなっちゃう……っ!!」
「そうだね、そのままイキ続けて」
「ひっ、やだ、あっ、やだよぉ、ルゥくん……!」
「ダメ。止めないって、言ったからね」
「んぅっ……!」
「僕がイクまで、このまま、イキ続けて……!」
「あっ、あゃっ、イクッ……!!」
ぐちゅんっ、と一際深く挿入され、ぴゅくりと精液が漏れた。
荒々しい腰遣いも、一方的な物言いも、強制的に与えられる快楽も、本来であれば怖く感じてしまうだろう。けれど今は、それすらも『嬉しい』と感じてしまう。
ルノーに求められ、体を支配される喜びに、悲鳴を上げる肉とは裏腹に、脳は歓喜に震えた。
「あっ、あっ、好き、ルゥくん、大好き……っ、大好き……!!」
「っ……、ベル、愛してる、愛してます……!!」
ルノーの背に回した腕に力を込め、その身に足を絡め、全身で抱きつく。
強請るように、請うように、腹の中に埋まったルノーの熱に甘えるように、きゅうっとその肉を締め付けた。
「う、くっ……!!」
「あっ、あっ、っっ……!!」
直後、ルノーのペニスが膨張し、「くる」と思った時には、腹の中にルノーの精が吐き出されていた。
(あ、すごい……)
体の中が濡れるような初めての感覚に、ぶるりと身が震えた。
腸内に埋まったままのルノーのペニスが脈打つたび、とぷとぷと精液が溢れ、腹の中を濡らしていく。
身も心も満たされるような感覚に、言葉にし難いほどの多幸感が広がり、とろりと思考が蕩ける。
乱れた呼吸もそのままに、抱き着いていた腕を緩め、肩で息をするルノーの頬をそっと包むと、鼻先を寄せた。
「はぁ……はぁ……ルゥくん……」
「……ベル……」
こちらを見つめる金色は、濡れていた。
白い肌を淡い薔薇色に染め、ポタポタと涙を流すルノーは可愛くて可愛くて、愛しくて、愛を込めて、その瞼にキスをした。
「嬉しい……ルゥくんで、いっぱいになれて、嬉しい……大好きだよ、ルゥくん」
「っ……、僕も、愛しています、ベル……!!」
「ん……」
繋がったまま、強く抱き締められ、深い口づけをする。
互いの息を奪うようなキスをしながら、抱き締め合い、何度も想いを告げ、同じだけの愛を伝えた。
密着した肌は熱く、温もりは愛しく、安心感にも似た快感が溶け出した空気の中、ゆっくりと情交を再開すると、夜が明けるまで交わり続けた。
翌朝、酷使し過ぎた体は起き上がることができず、結局、屋敷に帰ることは叶わなかった。
それどころか、喘ぎ過ぎて枯れた喉と、性交をしたと丸分かりの姿では部屋の外にも出してもらえず、結局、ルノーと共に仕事を休むことになってしまった。
休み明け、フラメルから「仲が良いのは良いことだけど、ほどほどにね」と言われ、顔から火が出そうになるほど恥ずかしい思いをするのだった。
「ん……」
言われるがまま、大きく股を開く。恥ずかしくはあるものの、躾けられた体は従順で、ルノーの前に局部を晒した。
「上手。そのまま、閉じちゃダメですよ」
その言葉に頷けば、ルノーが潤滑剤を取り出し、手の平に広げ始めた。
手の上で温められたトロリとした液体が、会陰から後孔まで垂らされる。潤滑剤にまみれたルノーの指が、円を描くように孔の縁を撫で、ぬるついたその感触だけで、気持ち良くて吐息が漏れた。
ゆるゆると縁を撫で回され、孔がひくつき始めた頃、窄まりを広げるように、ルノーの指がゆっくりと体内に侵入してきた。
「ん、ふうぅ……っ」
ぬくく、と入り込んだ二本の指に、腰が揺れる。既に解されていたそこは、ルノーの細い指を難なく飲み込み、「もっと」と強請るように、きゅうっと締め付けた。
「ルゥく、指、も、いいから……!」
「まだ入れただけですよ。ちゃんと柔らかくしておかないと」
「や、あっ、さっき、さっきいっぱいした……!」
「……そうですね。でも、挿れるのはもうちょっと我慢しましょうね」
「あっ、ぅんん……っ」
そう言いながら、ルノーの指がゆっくりと抜き差しされる。ぬくり、ぬくりと腸壁を優しく撫でるように指が出入りし、じんわりと快感が広がっていく。
根本まで指を押し込まれ、ゆっくりと引き抜かれ、またぎゅうっと奥まで挿入される。
一定のリズムで繰り返される抜き差しはただただ気持ち良く、ルノーの体温を体の中で感じる快感に、唇からは蕩けた嬌声が漏れた。
「あ……あぁ~……」
「……ベル、気持ちいい?」
「ん……きもち、きもちい……んうっ」
不意に指を増やされ、反射的に体がビクつくも、痛みはない。ただ体内で感じるルノーの指先が愛しくて、ペニスの先端から蜜が垂れた。
「ルゥく……、ルゥくん……っ」
「うん、気持ちいいね」
「もう大丈夫だから……っ、お尻、柔らかいから、セックスして……!」
「……ベルは本当に、頭がおかしくなりそうなくらい可愛いですね」
「ひっ!?」
抜き差しをしていただけの指先に、ふくりと膨れた前立腺をやんわりと押され、堪らず背がのけ反った。
「あぁぁっ! ダメッ、そこダメ、ルゥくん……!」
数時間前の荒々しい刺激とは程遠い優しい愛撫に、涙が溢れた。
前立腺の膨らみをやんわりと押されながら、指の腹で『良い子』と撫でられ、甘イキが止まらない。
ぬるぬるとした感覚は、まるで腹の中を舐められているようで、途切れぬ快感に、堪らず後孔を弄るルノーの手を掴んだ。
「ルゥくん……ッ、もうお尻、入るから……!」
「……そうだね。早く、セックスしようね」
「んっ……」
言葉と共にルノーの指が抜け、ぬるりとしたその感触だけで肌が粟立った。そうしている合間にルノーの体が股の間に移動し、広げていた足を持ち上げられる。
「お尻の下にクッションを入れますから、自分で足を持って……そう、お尻が浮くように」
「ふ……ふ……」
自ら膝を抱え、股を開き、全てをルノーの前に晒す……恥ずかしい格好をしている自覚はあるが、これからルノーの繋がるのだと思うと、今はその恥ずかしささえ、トキメキに変わった。
尻の下にクッションが差し込まれ、僅かに下半身が浮く。その上に腰を落とせば、ルノーがガウンを脱ぎ捨て、全裸になった。
「ベル」
のし掛かるようにルノーの体が重なり、互いの素肌がぴたりと合わさる。そのままぎゅうっと抱き締められ、大好きな温もりと熱い吐息に、胸が高鳴った。
「……いいんですね?」
「うん。して」
「……痛かったら、ちゃんと言うんですよ」
「うん」
ああ、いよいよだ……ルノーと初めてのセックスに、心臓がトクトクと鳴り、緊張感からコクリと息を呑んだ──と、ふとあることに気づき、「あっ」と声が漏れた。
「まってくれ!」
「……やめますか?」
「ち、違う! 違くて、そのリボンが……」
「リボン?」
「く、首の……」
思い出したのは、ルノーと性行為をする際、必ず首に巻かれていたリボンの存在だ。柔いレースの感触がないことに、ふと不安を覚え、声を上げた。
「リボン、いいの……?」
恐る恐る尋ねれば、ルノーが目を丸くした後、ふっと表情を和らげた。そのまま体を起こすと、サイドテーブルの引き出しから、見慣れた純白のリボンを取り出した。
「あ……」
無言のまま、するりと首に回されたリボン。慣れた手つきで蝶々結びにされたその端を、ルノーの指先が掬い、キスをした。
「リボン、好き?」
「ん……、好き」
collarの代わりに、と与えられたのだ。好きに決まっている。
コクリと頷けば、ルノーの瞳がゆるりと弧を描いた。
「すぐに、本物をあげますからね」
「っ……」
一瞬強まったDomのオーラに、ゾクリと肌が粟立つ。
リボンではない、本物の首輪。それを身につける自分を想像しただけで、期待で胸の臓器が踊った。
「……うん。ちょうだい。ルゥくんの首輪、ちょうだ、あっ!?」
喜びから気が緩んだのも束の間、それを見計らっていたかのように、アナルの縁に固い肉の熱を感じ、咄嗟にルノーの背にしがみついた。
「んっ、ふうぅっ……!」
窄まりをゆっくりと押し広げ、ルノーのペニスが侵入してくる。痛みはない。けれど、指とは比べ物にならないほどの質量に、圧迫感から息が詰まり、筋肉が強張った。
「ベル、息をして」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「そのまま、ゆっくり、呼吸をして……体を楽にしてね」
「ふぅ……ふぅ……ん……」
言われるがまま、ゆっくりと息を整え、少しずつ体の強張りを解く。ゆるゆると体を緩め、「大丈夫」と伝えるように、太腿をルノーの体に擦り寄せれば、挿入が再開された。
「あっ、あ……っ」
鈴口がゆっくりと体内を押し進み、肉を割り開いていく。ルノーのペニスが腸壁を擦り、下半身を圧迫しながら、どんどん奥へと埋まっていく。
その感覚だけで気持ち良くて、どうしようもないほど嬉しくて、涙がボロボロと零れた。
(ルゥくんが、入ってきてる……!)
愛しい人に、自分の体の中を満たされ、犯されていく──そのことが、こんなにも幸せで愛しい。
後から後から溢れる喜びに浸かっている間に、奥の奥までルノーの熱が侵入し、臀部に彼の腰がぴたりと密着した。
ああ、全部、入った……そう意識しただけで、腹の奥がずくりと疼いた。
「全部、入りましたよ……ベル?」
「はぁ……はぁ……」
「……ベル、もしかして、イッてます?」
「わか、分かんない……っ」
分からない。けれど、腹の中がずっと気持ち良い。
ルノーで満たされた腹も、体内で感じるルノーの肉の固さも、熱も、気持ち良くて嬉しくて、幸せで、頭がクラクラしてくる。
「ルゥくん、ルゥくん……ッ」
「……挿れただけで、イッちゃったんですね」
「わかんにゃい……っ、ルゥくん、きもちい……っ」
「ああ、本当に……可愛すぎて、壊してしまいそう」
「……? なに……、ひっ!? あっ、まって! ルゥくん!」
低い声が聞こえたと同時に、ずるりとペニスが引き抜かれ、背筋を悪寒が駆け抜けた。
ぞわぞわとした感覚が落ち着く間もなく、引き抜かれたペニスを勢いよく挿入され、驚いたペニスが精液を飛ばした。
「ひっ、うそ、まって! ルゥく、ルゥくっ、まって、イッちゃ、あぁぁっ!!」
そこからルノーの律動は止まらず、後孔を犯す恥ずかしい音が響き続けた。
潤滑剤でトロついた孔は、ペニスが抜き差しされるたびに粘着質な音を立て、グラインドする腰が臀部に打ち付けられるたび、肌を叩く音が部屋に響く。
カリで前立腺を押され、腸壁を擦られ、亀頭で奥を叩かれて、抜き差しされるたびに訳も分からず絶頂した。
「まっで!! ルゥくん……っ、イッてう! イッてるから……!!」
「うん……っ、ずっとイッてるね」
「まって、まっで……っ、止まっ……!」
「すごいね、ベル。初めてのセックスなのに、お尻だけで、イキ続けて……っ」
「あっ、ダメ、ルゥくっ、んぐぅぅっっ!」
足を抱え上げられ、挿入が深くなる。そのまま奥を小刻みに叩かれ、ゾクゾクとした快感から腰が戦慄き、爪先が丸まった。
「だめっ!! ルゥく、ルゥくん……ッ、イクの止まんなくなっちゃう……っ!!」
「そうだね、そのままイキ続けて」
「ひっ、やだ、あっ、やだよぉ、ルゥくん……!」
「ダメ。止めないって、言ったからね」
「んぅっ……!」
「僕がイクまで、このまま、イキ続けて……!」
「あっ、あゃっ、イクッ……!!」
ぐちゅんっ、と一際深く挿入され、ぴゅくりと精液が漏れた。
荒々しい腰遣いも、一方的な物言いも、強制的に与えられる快楽も、本来であれば怖く感じてしまうだろう。けれど今は、それすらも『嬉しい』と感じてしまう。
ルノーに求められ、体を支配される喜びに、悲鳴を上げる肉とは裏腹に、脳は歓喜に震えた。
「あっ、あっ、好き、ルゥくん、大好き……っ、大好き……!!」
「っ……、ベル、愛してる、愛してます……!!」
ルノーの背に回した腕に力を込め、その身に足を絡め、全身で抱きつく。
強請るように、請うように、腹の中に埋まったルノーの熱に甘えるように、きゅうっとその肉を締め付けた。
「う、くっ……!!」
「あっ、あっ、っっ……!!」
直後、ルノーのペニスが膨張し、「くる」と思った時には、腹の中にルノーの精が吐き出されていた。
(あ、すごい……)
体の中が濡れるような初めての感覚に、ぶるりと身が震えた。
腸内に埋まったままのルノーのペニスが脈打つたび、とぷとぷと精液が溢れ、腹の中を濡らしていく。
身も心も満たされるような感覚に、言葉にし難いほどの多幸感が広がり、とろりと思考が蕩ける。
乱れた呼吸もそのままに、抱き着いていた腕を緩め、肩で息をするルノーの頬をそっと包むと、鼻先を寄せた。
「はぁ……はぁ……ルゥくん……」
「……ベル……」
こちらを見つめる金色は、濡れていた。
白い肌を淡い薔薇色に染め、ポタポタと涙を流すルノーは可愛くて可愛くて、愛しくて、愛を込めて、その瞼にキスをした。
「嬉しい……ルゥくんで、いっぱいになれて、嬉しい……大好きだよ、ルゥくん」
「っ……、僕も、愛しています、ベル……!!」
「ん……」
繋がったまま、強く抱き締められ、深い口づけをする。
互いの息を奪うようなキスをしながら、抱き締め合い、何度も想いを告げ、同じだけの愛を伝えた。
密着した肌は熱く、温もりは愛しく、安心感にも似た快感が溶け出した空気の中、ゆっくりと情交を再開すると、夜が明けるまで交わり続けた。
翌朝、酷使し過ぎた体は起き上がることができず、結局、屋敷に帰ることは叶わなかった。
それどころか、喘ぎ過ぎて枯れた喉と、性交をしたと丸分かりの姿では部屋の外にも出してもらえず、結局、ルノーと共に仕事を休むことになってしまった。
休み明け、フラメルから「仲が良いのは良いことだけど、ほどほどにね」と言われ、顔から火が出そうになるほど恥ずかしい思いをするのだった。
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
待てって言われたから…
ゆあ
BL
Dom/Subユニバースの設定をお借りしてます。
//今日は久しぶりに津川とprayする日だ。久しぶりのcomandに気持ち良くなっていたのに。急に電話がかかってきた。終わるまでstayしててと言われて、30分ほど待っている間に雪人はトイレに行きたくなっていた。行かせてと言おうと思ったのだが、会社に戻るからそれまでstayと言われて…
がっつり小スカです。
投稿不定期です🙇表紙は自筆です。
華奢な上司(sub)×がっしりめな後輩(dom)
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。