10 / 23
9.ガジャゴ・デ・セグリダッド
しおりを挟む
目的の駅に到着し、博士の姿を探そうと辺りを見渡そうとしたら、肩を叩かれた。
「うわ」
「こっちだ」
私の肩を叩いた人物は、私の顔を確認するや否や、さっさと歩いて行く。その顔を見て私も相手が誰かをすぐに理解した。博士だ。
私は急いで博士の後に着いていく。
博士は駅構内のコインロッカーの前に立ち止まった。そのうちの一つを開け、私の方を振り向く。改めて博士の顔を見る。数年の歳月は、少しだけ彼を老けさせたのか、白髪の数が増えていたけれど、雰囲気は昔と変わらぬままで、私はどことなくホッとした。
「携帯電話、あるか?」
「ありますけど」
私は鞄の中から、携帯電話を取り出す。
博士は私が携帯電話を手に取ったのを見て、ロッカーを指差した。
「携帯電話は置いて行こう」
言って、博士はジーンズのポケットの中から取り出した携帯電話を、ロッカーの奥に仕舞う。
「え、どうして」
「良いから。また取りに来る」
「何か、警戒してますか?」
「まあな」
そう言えば、私が電話口で話した時も、博士は私が携帯電話で各方面に連絡を入れたかどうかを気にしていた。
「わかりました」
博士は最後には、説明するべきことはいらないことまで言葉にする人間だ。少なくとも私の知っている博士はそういう人である。その歯に衣着せぬ物言いに──それこそ私のことを半分怪獣だと言い放った男だ──私は何度か助けられてもいる。
その博士の言うことだ。実際、携帯電話は後で取りに来れば良い。
私は言われた通り、携帯電話を博士の物の横に置いた。
博士はそれを見て頷くと、ロッカーに鍵をかけ、その鍵を私に手渡した。
「良いんですか?」
「ぼくは携帯電話がなくても困らない。必要な電話は研究室の方に行くし。君ほど、緊急の案件もないしな」
「信じてくれるんですか」
嬉しさから来た言葉だったが、それを聞いて博士は怪訝な表情で私を睨んだ。
「まさか嘘なのか? もしそうならぼくは一生、君のことを軽蔑することになる」
「違います違います。空のことは本当です」
「だよね。再会したばかりでこう慌ただしいのも嫌だし、君が常識を持った大人に成長したことを祝いたい気分もあるが、そんな暇はない。行くぞ」
博士は私を手招きして着いてくるように促す。駅を出て、タクシー乗り場まで早歩きで進むと、タクシーを一台捕まえて、乗り込んだ。
私も急いで博士に続き、タクシーに乗る。
博士は運転手に行き先を告げて、隣に座る私の方を見た。
「空の様子は?」
私はタクシーの後部座席の窓から、空を見上げた。依然として、紅い雲は消えていない。
「変化、ないです」
「そうか。最悪の想定はしておくべきと、だいぶ慌ててしまったかもな。すまない」
「大丈夫です。何か考えがあるんでしょ、博士」
博士は深く頷いて、運転席を瞥見してから、改めて口を開いた。
「怪獣は、二度と現れない。現れる筈がないんだ」
博士はそう言った。
「それは……」
私もそう思う。でないと、先輩が何の為に自己を犠牲にしてこの世界を守ったのか分からない。
けれど現実として、私の眼には真紅の空が映っている。鮮血がぶち撒けられたかのような、気味悪く渦巻く雲が。
それとも私の見ているものは、頭痛と一緒で、後遺症のようなものだとでも言うのか。だったらどれだけ良いか。
「可能性がゼロとは言わない。君が見ているものが幻である可能性。怪獣が再び現れた可能性。だが正直、ぼくは別の仮説を立てている」
「別の?」
「ああ。ここだけの話、ヴォズィガを倒して直ぐ、ぼくにはある打診があった。怪獣研究を続けないかという申し出だ」
「それって……?」
この世界にはもう怪獣は出現しない。厳密には、絶対にないとは言えないのだろうが、その可能性は限りなくゼロに近い筈だ。
何故って、先輩がヴォズィガを倒したからだ。
怪獣がいなくなった世界で続ける怪獣研究?
「何となく心当たりもあるんじゃないか? HERMは怪獣の捕獲も行っていただろう。単純な研究対象として、または君や彼女の戦闘訓練の為の相手としてだ。大怪獣が消え去り、それらは唯の肉片と化したが、その死体の研究自体は、続けられていたようでね。この世界のモノではない、余剰次元との関わりのあった物質。それを利用して、人類に有用なモノが創れないか、という研究」
生きた怪獣はいなくなっても、数体の怪獣の死体は残った。それらが人類にとって貴重な研究材料であることには変わりがない、ということらしい。
「でもそれと何の関係が」
「相変わらず鈍いところがあるな君は。ぼくに申し出があったということは、怪獣の死体を通じて、とある研究が検討されていたということ。つまり、怪獣の死体を利用して、シャッガイ領域を呼び出す研究だ」
「は?」
言っている意味がわからない。
「シャッガイ領域というのは、この三次元空間と余剰次元との繋がりだ。怪獣は、それを利用してこの世界に顕現していた。だが、それを人類側が意図的に利用出来るなら? 無限の可能性がある。少なくともそう考えていた一派が、当時ぼくに声を掛けて来た」
博士の言う難しい単語は昔から何となくしか理解していないが、つまり怪獣そのものというよりも、怪獣を出現させていたシャッガイ領域を利用しようとしている人たちがいる、ということか?
私がそう問うと、博士は満足そうに応えた。昔から、私や先輩が博士の言葉をちゃんと理解している素振りを見せたら、笑顔になる人だった。
「それで間違いない」
「その申し出は」
「蹴った。……彼女に対する冒涜だと思ったからな。怪獣災害は終わった。必要以上に藪蛇を突くもんじゃない」
博士にも、怪獣災害を終わらせた先輩への感謝の念があるのだ。それは私にとって嬉しく、何よりも頼もしい心だった。
「だから、君がシャッガイ領域を見たと言うなら、その研究が上手くいった、いってしまったと仮説を立てる。その時、君が邪魔だと考える者もいるかもしれない」
「邪魔って」
「今、この世界において、シャッガイ領域を見ることの出来る者は君だけだ。君が研究に協力するなら良い。だが、君はどうだ」
それは。そんなこと……博士と同じだ。
「死んでもお断りです」
「だろう? ならば、研究を続けようとする者にとって、君は邪魔者に過ぎない。彼らは君を排除しようとするだろう」
「何となく言いたいことはわかりましたけど」
最後のは飛躍し過ぎでは? 怪獣を利用しようという一派は気に食わないが、あくまで研究機関なのだろうし。
「当時、ぼくに申し出をかけてきたのはガジャゴの人間だ」
ガジャゴ。
その名前は知っている。
正式名称をガジャゴ・デ・セグリダッド。
HERM設立の為に資金を出した組織の最大手で、兵器の多くも提供していたスペイン由来の民間軍事会社の名である。HERM隊員、職員にもガジャゴから派遣され、ガジャゴのバッヂを付けた人間は多数派だったから、よく覚えている。
そんなところがシャッガイ領域の研究を?
「HERM解体を良いことに、一番好き勝手しているのが奴らだという噂もある。実際のところは知らないがね。ガジャゴに限らず、ぼくは元よりHERMの人間をそう信用していない。そりゃ中には気の合う奴らもいたが」
博士はそこまで言って、言葉を濁した。怪獣との戦いで失われた人員は膨大だ。よしんば生きていたとしても、ガジャゴの申し出を蹴った博士は、私と同じように元HERMの人間との繋がりは断ち切られただろう。
話をしているうちに、タクシーは目的地に着いたらしい。博士は財布から一万円札を数枚引き抜いて運転手に渡した。
「釣りはいらない。代わりに、ぼくたちの会話も忘れてくれ。じゃ」
博士はそう言って、そそくさと外に飛び出す。
私も運転手にお辞儀をして、車を降りた。
博士は急いで降りた割には、タクシーが出発して、遠くに行ってしまうのをしっかりと確認してから、足を動かした。
「行こう。こっちだ」
「うわ」
「こっちだ」
私の肩を叩いた人物は、私の顔を確認するや否や、さっさと歩いて行く。その顔を見て私も相手が誰かをすぐに理解した。博士だ。
私は急いで博士の後に着いていく。
博士は駅構内のコインロッカーの前に立ち止まった。そのうちの一つを開け、私の方を振り向く。改めて博士の顔を見る。数年の歳月は、少しだけ彼を老けさせたのか、白髪の数が増えていたけれど、雰囲気は昔と変わらぬままで、私はどことなくホッとした。
「携帯電話、あるか?」
「ありますけど」
私は鞄の中から、携帯電話を取り出す。
博士は私が携帯電話を手に取ったのを見て、ロッカーを指差した。
「携帯電話は置いて行こう」
言って、博士はジーンズのポケットの中から取り出した携帯電話を、ロッカーの奥に仕舞う。
「え、どうして」
「良いから。また取りに来る」
「何か、警戒してますか?」
「まあな」
そう言えば、私が電話口で話した時も、博士は私が携帯電話で各方面に連絡を入れたかどうかを気にしていた。
「わかりました」
博士は最後には、説明するべきことはいらないことまで言葉にする人間だ。少なくとも私の知っている博士はそういう人である。その歯に衣着せぬ物言いに──それこそ私のことを半分怪獣だと言い放った男だ──私は何度か助けられてもいる。
その博士の言うことだ。実際、携帯電話は後で取りに来れば良い。
私は言われた通り、携帯電話を博士の物の横に置いた。
博士はそれを見て頷くと、ロッカーに鍵をかけ、その鍵を私に手渡した。
「良いんですか?」
「ぼくは携帯電話がなくても困らない。必要な電話は研究室の方に行くし。君ほど、緊急の案件もないしな」
「信じてくれるんですか」
嬉しさから来た言葉だったが、それを聞いて博士は怪訝な表情で私を睨んだ。
「まさか嘘なのか? もしそうならぼくは一生、君のことを軽蔑することになる」
「違います違います。空のことは本当です」
「だよね。再会したばかりでこう慌ただしいのも嫌だし、君が常識を持った大人に成長したことを祝いたい気分もあるが、そんな暇はない。行くぞ」
博士は私を手招きして着いてくるように促す。駅を出て、タクシー乗り場まで早歩きで進むと、タクシーを一台捕まえて、乗り込んだ。
私も急いで博士に続き、タクシーに乗る。
博士は運転手に行き先を告げて、隣に座る私の方を見た。
「空の様子は?」
私はタクシーの後部座席の窓から、空を見上げた。依然として、紅い雲は消えていない。
「変化、ないです」
「そうか。最悪の想定はしておくべきと、だいぶ慌ててしまったかもな。すまない」
「大丈夫です。何か考えがあるんでしょ、博士」
博士は深く頷いて、運転席を瞥見してから、改めて口を開いた。
「怪獣は、二度と現れない。現れる筈がないんだ」
博士はそう言った。
「それは……」
私もそう思う。でないと、先輩が何の為に自己を犠牲にしてこの世界を守ったのか分からない。
けれど現実として、私の眼には真紅の空が映っている。鮮血がぶち撒けられたかのような、気味悪く渦巻く雲が。
それとも私の見ているものは、頭痛と一緒で、後遺症のようなものだとでも言うのか。だったらどれだけ良いか。
「可能性がゼロとは言わない。君が見ているものが幻である可能性。怪獣が再び現れた可能性。だが正直、ぼくは別の仮説を立てている」
「別の?」
「ああ。ここだけの話、ヴォズィガを倒して直ぐ、ぼくにはある打診があった。怪獣研究を続けないかという申し出だ」
「それって……?」
この世界にはもう怪獣は出現しない。厳密には、絶対にないとは言えないのだろうが、その可能性は限りなくゼロに近い筈だ。
何故って、先輩がヴォズィガを倒したからだ。
怪獣がいなくなった世界で続ける怪獣研究?
「何となく心当たりもあるんじゃないか? HERMは怪獣の捕獲も行っていただろう。単純な研究対象として、または君や彼女の戦闘訓練の為の相手としてだ。大怪獣が消え去り、それらは唯の肉片と化したが、その死体の研究自体は、続けられていたようでね。この世界のモノではない、余剰次元との関わりのあった物質。それを利用して、人類に有用なモノが創れないか、という研究」
生きた怪獣はいなくなっても、数体の怪獣の死体は残った。それらが人類にとって貴重な研究材料であることには変わりがない、ということらしい。
「でもそれと何の関係が」
「相変わらず鈍いところがあるな君は。ぼくに申し出があったということは、怪獣の死体を通じて、とある研究が検討されていたということ。つまり、怪獣の死体を利用して、シャッガイ領域を呼び出す研究だ」
「は?」
言っている意味がわからない。
「シャッガイ領域というのは、この三次元空間と余剰次元との繋がりだ。怪獣は、それを利用してこの世界に顕現していた。だが、それを人類側が意図的に利用出来るなら? 無限の可能性がある。少なくともそう考えていた一派が、当時ぼくに声を掛けて来た」
博士の言う難しい単語は昔から何となくしか理解していないが、つまり怪獣そのものというよりも、怪獣を出現させていたシャッガイ領域を利用しようとしている人たちがいる、ということか?
私がそう問うと、博士は満足そうに応えた。昔から、私や先輩が博士の言葉をちゃんと理解している素振りを見せたら、笑顔になる人だった。
「それで間違いない」
「その申し出は」
「蹴った。……彼女に対する冒涜だと思ったからな。怪獣災害は終わった。必要以上に藪蛇を突くもんじゃない」
博士にも、怪獣災害を終わらせた先輩への感謝の念があるのだ。それは私にとって嬉しく、何よりも頼もしい心だった。
「だから、君がシャッガイ領域を見たと言うなら、その研究が上手くいった、いってしまったと仮説を立てる。その時、君が邪魔だと考える者もいるかもしれない」
「邪魔って」
「今、この世界において、シャッガイ領域を見ることの出来る者は君だけだ。君が研究に協力するなら良い。だが、君はどうだ」
それは。そんなこと……博士と同じだ。
「死んでもお断りです」
「だろう? ならば、研究を続けようとする者にとって、君は邪魔者に過ぎない。彼らは君を排除しようとするだろう」
「何となく言いたいことはわかりましたけど」
最後のは飛躍し過ぎでは? 怪獣を利用しようという一派は気に食わないが、あくまで研究機関なのだろうし。
「当時、ぼくに申し出をかけてきたのはガジャゴの人間だ」
ガジャゴ。
その名前は知っている。
正式名称をガジャゴ・デ・セグリダッド。
HERM設立の為に資金を出した組織の最大手で、兵器の多くも提供していたスペイン由来の民間軍事会社の名である。HERM隊員、職員にもガジャゴから派遣され、ガジャゴのバッヂを付けた人間は多数派だったから、よく覚えている。
そんなところがシャッガイ領域の研究を?
「HERM解体を良いことに、一番好き勝手しているのが奴らだという噂もある。実際のところは知らないがね。ガジャゴに限らず、ぼくは元よりHERMの人間をそう信用していない。そりゃ中には気の合う奴らもいたが」
博士はそこまで言って、言葉を濁した。怪獣との戦いで失われた人員は膨大だ。よしんば生きていたとしても、ガジャゴの申し出を蹴った博士は、私と同じように元HERMの人間との繋がりは断ち切られただろう。
話をしているうちに、タクシーは目的地に着いたらしい。博士は財布から一万円札を数枚引き抜いて運転手に渡した。
「釣りはいらない。代わりに、ぼくたちの会話も忘れてくれ。じゃ」
博士はそう言って、そそくさと外に飛び出す。
私も運転手にお辞儀をして、車を降りた。
博士は急いで降りた割には、タクシーが出発して、遠くに行ってしまうのをしっかりと確認してから、足を動かした。
「行こう。こっちだ」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる