【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第5章 美しい面接者たちと、海賊の予感

027 6日目 新レートは、1バーシル=10,000丸(1万丸)

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ことなる国で通貨を両替するときは、大変ですね。
毎日、交換レートが変化します。



AM10:40

真々美、冬香、オルア、メラニィ、シュウピンが丸いテーブルに座った。

10時の位置に真々美、
8時の位置に冬香、
6時の位置にオルア、
4時の位置にメラニィ、
2時の位置にシュウピン
が座っている。

各自の前にモニターがある。

そして、12時の方向には、全員向けのモニターが表示されている。

真々美
「シュウピンさんとメラニィさんが残してくれた引継ぎ通りに、すべてのバーシルを回収した。」

メラニィ
「そうですか? のこりの100万バーシルは、どなたがお持ちですか?」

真々美
「いや、そんなはずはないぞ。
 記念に持ち帰りたいというひともいたが全部置いて行ってもらった。
 それこそ、1枚たりとも持ち出されてはいないはずだ。」

メラニィ
「この船に残っていますが、返却されていませんね。」

真々美
「えっ? えっ? えっ?」

冬香
「この船に残っているなら探せるからいいわよね。」

メラニィ
「それが、この船のどこか?としか分からなくて、どこを探せばよいのか悩みますね。
 各部屋のベッドの下とか冷蔵庫の裏とか探すべき場所が多すぎて。」

真々美
「この船から降りてお帰り頂く方々の両替額と使用額を確認して回収したから間違いはないはずだ。
 いくらなんでも、100万バーシルも見逃すはずがない。」

シュウピン
「それは間違いないですか?」

真々美
「間違いない。 何度も確認したから大丈夫だ。」

冬香
「とすると、バーシル受信機を改良して、ピンポイントで探しあてるようにする方が先ですね。」

真々美、冬香、シュウピン、メラニィの4人は、うーんと考え込んでいる。

シュウピン
「冬香様、このような状況は予想できませんでした。
 かなりのお時間を頂戴することになりますが、バーシル受信機の改良をお願いできませんか?」

冬香
「かまわないわ。 でも、時間はいただくわ。」

シュウピン
「もちろんです。 あてもなく探し回って時間を無駄にするよりは、冬香様のバーシル受信機を使用したいです。」

冬香
「それじゃあ、会議が終わったら取り掛かるわ。」

真々美
「おまちかねの換算レートの話だが、なんと・・・」

オルア
「すみません。 質問する時間を頂けませんか?」

真々美
「ああ、もちろん。 だが、短めで頼む。」

オルア
「アリムさんが所有しているバーシルは返却不要ですよね?」

メラニィ
「アリムさんはカセイダード王国に来るから、問題ないです。
 どれくらいの金額のバーシルをお持ちですか?」

オルア
「100万丸分を両替したから、100万バーシルです。
 食事や買い物で使ったから少しは減っているはずです。」

真々美
「そうか、アリムさんからは回収していないな。」

冬香
「アリムさんが光元国の人だということを忘れていたわ。」

シュウピン
「たしかに、この船から降りてお帰り頂く方々に、アリムさんは含まれていませんね。」

真々美
「灯台下暗し。」

冬香
「バーシル受信機の改良はパスしてもいいかしら。」

メラニィ
「今回は不要ですが、いつか必要になるときが来るはずです。
 だから、作っておいて欲しいです。」

シュウピン
「冬香様、よろしくお願いします。」

冬香
「うーん、いつか余裕ができたとき、作るわ。
 つまり、必要性を感じないなあ。

 オルア。 よく気付いたわね。 ありがとう。

 真々美。
 アリムさんは、オルアの身内、いいえ私たちの身内のようなひとだから、バーシル回収の対象に入らないわ。」

真々美
「ありがとう。 冬香。」

冬香
「ね? シュウピンさん、メラニィさん。」

シュウピン、メラニィ
「「はい、そうなります。」」





真々美
「おまちかねの換算レートの話だが、なんと・・・
 1バーシル=10,000丸
となった。

 絵美のサイン入り指示書を転送する。」

メラニィ
「はあ? なんの冗談だ?
 いや、なんの冗談ですか?
 公文書偽造にしても、限度が有りますよ。」

冬香 こころの声
『まあ、そうなるわよね。』

真々美
「そう思う気持ちは、よーーーく分かる。
 絵美が言うのはだな・・・」

> 白沢絵美
> 「光元国と関係諸国に分からせたいのならば、
>  1Versilバーシル = 1万丸まんまる光元国ひかりもとこくの通貨)
> にしないと分からないのではないかなあ?
>
>  両替レート表で、100なんて数字は珍しくないし、10000くらいにしないと、気付いてもらえないよ。
>  みんな忙しくて、流し見しかしないから。」

引用元:   015 白沢絵美様は、お見通し

メラニィ
「光元国と関係諸国に分からせるためと、白沢絵美様はおっしゃったのですね。」

真々美
「その通りだ。」

メラニィ
「その結果、戦争になった場合、戦力が足りません。」

真々美
「グレーターロボが多数あるじゃないか?」

メラニィ
「あんな著作権料が高いものは使えません。
 実質、飾りです。
 そもそも、だれが乗ってくれますか?
 有人兵器なんて、時代遅れです。
 光元国のひとなら喜んで乗るかもしれませんね。」

真々美
「じゃあ、AIの無人兵器を使えばどうだ?」

メラニィ
「カセイダード王国の人口は、アリムさんを入れても、20,061人です。
 世界中を敵に回したら、勝てません。

 それに、AIの無人兵器を見守る人材が必要です。
 3交代したとすると、常時6,000人くらいしか戦えません。」

シュウピン
「真々美様、白沢絵美様に兵器の補充をお願いして頂けますか?」

真々美
「わかった。 必要な兵器のリストを作ってくれ。
 絵美は手配すると言っていたから、請求したら兵器をくれるだろう。」

> 白沢絵美
> 「十分な兵器はあるはずよね。
> 壊れたり、補修部品が足りないなら送るように手配しますよ。」

引用元: 015 白沢絵美様は、お見通し

冬香
「著作権料の問題が解決すれば、多数あるグレーターロボを使えるのよね。」

メラニィ
「冬香様、わたしたちがコモンルーン(Common Rune)を使用する理由を思い出してください。
 著作権呪文は著作権料が高いから使わないですよね。」

冬香
「そのとおりね。 いちいち高額な使用料を払っていられないわ。」

真々美
「オルアさん、質問タイムにします。
 なにか、質問は?」

オルア
「高い著作権料を払ってグレーターロボを使用しても、対戦相手の戦意を削げないのですか?
 怪獣映画では、10台程度を壊せば、あきらめてヒーローの登場を待ちますよね。
 相手の戦闘機や空母、潜水艦を捕まえて破壊映像を出してもダメですか?
 現実はテレビ番組のように甘くないですか?」

真々美、冬香、シュウピン、メラニィ
「「「「うーん。 どうだろう?」」」」

だれも判断がつかなかった。

オルア
「絵美様は、どれくらい復讐しても良いとおっしゃったのですか?」

真々美
「ひと思いにやれ。かな?」

> 白沢絵美
> 「なまくら刀で時間かけて切られるよりも、名刀でスパッと切られる方が幸せでしょ?
>  苦しまなくて済むし。」

引用元: 015 白沢絵美様は、お見通し

メラニィ こころの声
『いや、白沢絵美様は復讐は許可していない。
 東の敵を西で討て!
と言っているだけだ。

 「面接した連中の考え方」と「提供されたアリムさんの会話履歴」から考えると、オルア様がアリムさんに代わって復讐したいという気持ちも分かる。

 しかし、負け試合を引きずるよりも、次の試合で勝つことを考えるべきだ。
 白沢絵美様は次の試合というか勝負の内容として、チータマルム星の人たちが納得する
「札束でのなぐり合い」、
つまり経済戦争を仕掛けることを望まれたはずだ。

 光元国のやつらは、
  「根に持つ」 とか
  「頭がおかしい」 とか
自分がしたことを棚に上げて、ダブルスタンダードで自分向けと相手向けで判断基準を変えるからな。

 <<< 反省とか良心とかを求めて、話し合っても時間の無駄だ。 >>>

 犬や鳥のようにすぐに忘れるとは言わないが、
  「時効だ!」
  「逆切れだ!」
と、わめき散らし、アリムさんだけでなく、カセイダード王国の全住民を理不尽に非難するだけだ。

 そうなれば、アリムさんの名誉がさらに傷つけられてしまう。
 それは、オルア様も望んでいないはずだ。

 そもそも、アリムさんをいじめた相手が本当に光元国の国籍を持っているかどうかもあやしい。

 見た目では周辺国の国籍を持つ者と区別がつかないからな。
 たいていの場合、被害者側は、光元国の善良なお人好したちだが、周知されていない。
 いや、見て見ないふりをしているのか?

 そうだ、冬香様なら気付いてくれるはずだ。』

 メラニィは、そう思って、冬香を見た。
 しかし、冬香は止めようとしていない。
 真々美様も止めようとしていない。

メラニィ こころの声
『オルア様だけでなく、真々美様と冬香様も、アリムさんを気に入っているのだな。

 <<< アリムさんは、どうやって気に入られたんだ。 >>>

 そう言えば、カセイダード王国の男性は、ほぼ全員がオルア様に近づくことをゆるされてなかったな。

 ここで私が異を唱えたら、お三方に嫌われて排除されてしまうのだろうか?
 いや、ぜったいに排除される。

 しかし、復讐しても、アリムさんは幸せになれない。
 返って、不幸になるだけだ。

 わたしでは、どう言っていいか分からない。

 そうだ。 シュウピンなら上手く言えるはずだ。

 シュウピン、なんとか言ってくれ。』

 メラニィは、そう思って、シュウピンを見た。

シュウピン
「メラニィ。

 <<< わたしはあなたに優しくするつもりはあるけれど、あまやかすつもりはないわ。 >>>

 さっきの失敗を気にしているようだけれど、失敗はその場で成功体験で上書きしないと、永遠に失敗をおそれて実力を発揮できなくなってしまう。

 メラニィが考えていることは正しいと思う。
 だけど、話の持って行き方というか話の順番で相手の感じ方は大きく変わってしまう。

 5分間もらうから、説明の仕方を考えてね。

 真々美様、冬香様、オルア様、5分間いただけますか?

 とても繊細で敏感な内容になりますので、話の組み立てを考える時間を、メラニィにあげてください。
 よろしくお願いいたします。」

真々美
「5分くらい待つから、落ち着いて考えてくれ。」

シュウピン
「ありがとうございます。」

 メラニィはぶつぶつとつぶやいている。
 考えを高速回転させているようだ。



メラニィ
「お待たせしました。

 真々美様、
 白沢絵美様は、
   <<< 光元国と関係諸国に分からせたいのならば、 >>>
と、
おっしゃたのですよね。」

真々美
「その通りだ。」

メラニィ
「そして、
   1Versilバーシル = 1万丸まんまるにしないと分からないのではないか
と、
お考えをお伝えになられたのですよね。」

真々美
「ああ、その通りだ。」

冬香
「メラニィさんは、なにを確認したいのですか?」

冬香は、慎重に前置きを重ねるメラニィの考えを確認しようとした。

メラニィ
「わたしの推理は、こうです。
 白沢絵美様は、
  1.光元国と関係諸国が理解できる競技種目で、
  2.光元国と関係諸国が理解できる程度まで、
カセイダード王国が嫌悪感を持ったことを示すことが最良で最適と判断されたのでしょう。」

シュウピン こころの声
『良い感じね。』

真々美
「理解できる競技種目とは?」

冬香
「理解できる程度って?」

メラニィ
「たとえば、将棋の名人に、ボクシングのチャンピオンが殴りかかって、勝ち名乗りをあげたら、どう思われますか?
 柔道の金メダリストに、そろばんの暗算対決を挑むことに意味がありますか?」

真々美、冬香
「「ない。」」

真々美
「そんな勝負で勝っても自慢にならない。」

冬香
「なにを考えているか分からないひととして、警察を呼ぶことになるわね。」

メラニィ
「おっしゃる通りです。
 光元国と関係諸国に、
  1.アリムさんがされたことと、
  2.カセイダード王国に関する侮辱的な書き込みをされたことを
抗議しても、
彼らはなにが問題か理解できないから、わたしたちのことを

<<< なにを考えているか分からないひと >>>

として、変な連中とさげすんでくるだけでしょう。」

オルア
「そんな。」

思わず、声を出してしまったオルアを、誰もとがめようとはしなかった。

メラニィ
「だからこそ、白沢絵美様も真々美様も冬香様も、シュウピンとわたしも、
 <<< バーシルの換算レートを上げるしかない >>>
と考えたはずです。」

シュウピン
「メラニィとわたしがバーシルを回収するべきという引継ぎの意味をご理解とご支持いただき、誠にありがとうございます。」

真々美
「1バーシル=10,000丸については、妥当だとうだと思うか?」

メラニィ
「わたしは、最低でも100丸、できれば1000丸を願っていました。
 それを、10,000丸と判断し責任者のサインをくださった白沢絵美様には、感謝と敬意しかありません。」

冬香
「札束によるなぐり合いをするしかないのね。」

メラニィ
「おっしゃるとおりです。 冬香様。
 そして、この際、丸以外の通貨での換算レートを同時に発表するべきです。」

シュウピン
「光元国(Land of Luminia)の通貨 丸(Maru)だけでなく、
 世界団結国(Unity of Justice)の通貨 ゴル(Gorl)、
 文明気品同盟(Civilization Elegance Alliance)の通貨 ユーア(Yure)
の3つを基軸通貨にするべきでしょう。」

真々美
「世界中心国 (World Center)の通貨 オリジン(Origin)は、基軸通貨に入れないのか?」

メラニィ
「アリムさんをいじめた連中と、カセイダード王国に関して侮辱的な書き込みをした連中は、世界中心国の出身または関連国の出身である可能性が高いので、入れたくありません。」

冬香
「3つだけの方が覚えやすいし、入れなくて良いと思うわ。」

メラニィ
「ありがとうございます。

 そして、換算レートですが、

  1バーシル = 10,000丸
  1バーシル =     70ゴル
  1バーシル =     64ユーア

という表を作って発表しましょう。

 そして、もっともカセイダード王国に有利となるレートを5分ごとに計算して精算しましょう。」

真々美
「えげつないな。」

冬香
「メラニィさんて、手加減なしなのね。」

シュウピン
「これでも、生ぬるいと思いますね。
 このレート表は、2023年8月6日の実際の為替レートを参考にされています。
 わたしでしたら、計算が楽なように、

  1バーシル = 10,000まる
  1バーシル =     50ゴル
  1バーシル =     50ユーア

にして、通貨安による燃料費を高騰させて、経済的に苦しめます。」

冬香
「そこまでしないと、
 彼らは、
    気を悪くさせるようなことをしたかな?
と自身をかえりみることがないのですね。」

メラニィ
「ここまでしても、反省しないかもしれません。
 ただし、
  「長い物には巻かれろ」
 ということわざだけは活用されているようですから、
  「誤解を解くために説明に訪問したい。」
などと自称大人の対応をしてくるでしょう。」

真々美
「そうなったときは会って話を聞くのか?」

メラニィ
「いいえ、聞きません。

 ただ、7つの詳細報告書の様式データを渡すだけです。」

冬香
「7つの詳細報告書とは?」

シュウピン
「Q1.なにが起こったことが問題と考えますか?
 Q2.なぜ、起こったのでしょうか?
 Q3.今後、起こったときに、どうやって見つけますか?
 Q4.今後、起こらないように、どうしますか?
 Q5.起こしたひとたちや設備に対して、どうしますか?
 Q6.同一属性をもつひとたちや設備に対して、どうしますか?
 Q7.将来的に起こすかもしれないひとたちや設備に対して、どうしますか?

という7つの質問にくわしく答えさせる報告書です。」

真々美
「満足のいく内容だったら、会うのか?」

メラニィ
「残念ながら、満足のいく内容を提出されることはないでしょうね。

 とりあえず謝っとけ とか
 気が済むようにご機嫌をとっておけ とか
 手土産持って頭を下げればよい とか
 ほとぼりが冷めるまで時間を稼ごう とか
 もみ消して、証拠を隠滅する時間を稼ごう とか
 確認します、調査する時間をくださいと協力するふりをする とか
 確認した結果、そのような事実はありませんでした。(口裏合わせ完了)
という
処世術を発揮されて、こちらが腹を立てるだけでしょうね。

 そして、こちらは誠意を示して誠意をつくしたのに、あたまがおかしい連中だ!
と被害者づらするだけでしょう。」

冬香
「それって、話し合うだけ無駄ってこと?」

メラニィ
「そうですね。
 満員電車の痴漢常習犯や、
 いじめっ子に
反省を求めるくらいの価値しかありませんね。」

真々美
「やつらに反省を求めるくらいなら、
  1.避妊手術をするか、
  2.生体部品刑にする方が、
有意義な時間の過ごし方になるな。」

オルア こころの声
『メラニィさんとは友達になれそうね。』

メラニィ
「というくらいしないとダメだと考えています。
 いかがでしょうか?」

真々美
「それでは、予告期間をもうけて、発表してくれ。
 2023年9月1日から適用開始。

 新しい換算レート開始前に、すべての患者さんが1回以上の診療や治療を受けられるように、声掛けをしてあげてくれ。
 ただし、薬などの買いだめはさせるな。
 2023年8月31日までに使い切れる分に限定させてくれ。」

シュウピン
「了解しました。
 指示を出しておきます。

 換算レートはどうしますか?」

真々美
「適切なレートを計算してくれたメラニィさんには申し訳ないことをするが、シュウピンさんが後から見せてくれた手加減なしで計算しやすい換算レートを発表してくれ。

 たしかに、1バーシル=10,000丸にすると目立つな。

 絵美は本当に良く考えているな。

 冬香、なにか考え込んでいるのか?」

冬香
「そうね。
 メラニィさん、さすがね。 抱きしめたくなるわ。」

メラニィ
「ご遠慮なさらないでください、冬香様。」

冬香、メラニィ
「「 痛い 」」

オルア、シュウピン
「「 あら? どうされたのですか? 」」

真々美 こころの声
『ああ、ふたりとも、思いっきり、つねったな。
 まあ、そうなるわな。』



メラニィ
「冬香様とオルア様が姉妹関係を結ばれたことを重ねてお祝い申し上げます。
 これで、女性は、オルア様に手出しできなくなったとお喜び申し上げます。

 そして、差し出がましいことを申し上げますが、
 男性が、オルア様に手出しできないようにする対策の話をしたいと存じます。

 オルア様はアリムさんとのナイトバインドは済まされましたか?」

オルア
「まだです。 近日中を考えています。」

シュウピン
「メラニィ、これはかなり踏み込んだ内容になるから、わたしが話すわ。
 あなたの責任範囲を超えているからよ。
 さきほどのバーシルの話の進め方は見事でした。
 あなたと出会えたことを誇りに思います。

 真々美様、冬香様、オルア様、大変踏み込んだお話をします。
 無礼な話になりますが、お聞き届けください。

 オルア様の提案のおかげで、みなさまをお名前で御呼びする栄誉をいただく前ならば、黙っているつもりでした。
 が、今ならお伝えしても良いと、いいえ、お伝えしたいと願っています。」

 AM11:40



真々美
「換算レートをあげると、丸の使い道がなくなるな。
 ただでさえ、きれいな絵くらいの価値しかないからな。」

メラニィ
「光元国の上流にある会社の株式を支配目的または影響力目的で買って行きたいと考えています。」

真々美
「次回の会議を楽しみにしている。」

メラニィ
「はい、真々美様。」
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