【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

文字の大きさ
31 / 209
第6章 海賊対策よりも主人公の攻略が大事

030 【挿絵】 アリムさんの小説を読ませて!

しおりを挟む
真々美
「アリムさんは、あの文章を読んでどう思うかな?」

冬香
「小説の一部と思うか?
 予言と思うか?
 面白い見ものになりそうで楽しみね。

 そうだ、予言やお告げと教えるとその意図を考えるだろうから、
  「この文章を読んでください。」
とだけ言って、感想を聞きましょうか?

 そうしたら、私たちのどちらかが書いた小説の一部と勘違いするわよ。
 きっと。」

真々美
「冬香は、意地悪だな。」

冬香
「あら、アリムさんの真価を知りたいだけの純情を悪く言わないで欲しいわ。」



 オルアに連れられて、アリムさんが真々美の司令室に入室してきた。

オルア
「アリムさんをお連れしました。」

アリム
「お招きいただき、ありがとうございます。
 中路様、白石様。
 なにかのお役に立てるなら、うれしく思います。」

真々美
「アリムさん、久しぶりだから緊張させてしまったようだ。
 様呼びではなく、さん呼びにしてくれ。
 距離を感じてしまうからな。」

アリム
「では、中路さん、白石さん、よろしくお願いします。」

真々美、冬香、オルア 心の声
『将来、わたしたちと名前を呼び捨てで呼び合う仲になる予定だと知ったら、びっくりするでしょうね。 まあ、距離感は少しずつ近づく方が良いわね。』

真々美
「早速だが、この文章を読んでください。
 声に出さなくて良いから、黙読でアリムさんのペースで読んでくれ。」

 真々美はそう言って、1枚の印刷物をアリムさんに渡した。

> 紅姫、黄花、青紫の3名がそろえば、稀有なクラスターを得ることができるであろう。
> しかし、宝石が磨き削り上げられる前は、ただの石ころで見向きもされない。
> 紅姫が見つけ、黄花が青紫を守ることで、青紫が磨き続けることができるだろう。
> 青紫は磨き上げた宝石に満足するが、それをひとに取られるくらいなら燃やすだろう。
> 紅姫と黄花の協力がなければ手に入らなかったことを理解して、燃やす前に紅姫と黄花に助けを求めるが、紅姫と黄花は、青紫の幸せを願って断るだろう。
> 青紫は宝石を燃やすことを一時は思いとどまるが、宝石を砕いてしまう。
>
> あなたなら解決できます。 最後まで、あきらめないでください。

引用元: 015 白沢絵美様は、お見通し

 しばらくして、アリムは印刷物から目を離して、真々美、冬香、オルアを順番に見た。

アリム
「紅姫、黄花、青紫の3名は、中路さん、白石さん、オルアさんのことでしょうか?
 昨日、オルアさんが悩んでいた姉妹関係を急いで結ぶ必要があることは、最後の文章に注目されたからですか?
 「一時は思いとどまるが、宝石を砕いてしまう。」
という部分を読んで、
中路さんと白石さんは危機を感じたのでしょうか?」

真々美、冬香、オルア こころの声
『流石、アリムさん。』

真々美
「他に気付いたことはありますか?」

アリム
「うぬぼれたことをとか、思い違いもはなはだしいと言われてしまいそうですが、もしかして、」

真々美
「続けてくれ。」

アリム
「稀有なクラスターと宝石は、わたしのことですか。」

冬香
「その通りよ。 よく分かったわね。」

オルア
「アリムさんの深読みによる推理力はすごすぎるわ。 素敵。」

アリム
「ありがとうございます。」

オルア こころの声
『あれ? どうしたんだろう?
 いつもなら、感情豊かに喜んだり照れたりするのに、真々美と冬香の前だから緊張しているのかな?
 それとも、はしゃいだらダメとか思っているのかな?』

オルア
「アリムさん、もしかして、緊張してトイレに行きたくなったの?
 それなら、遠慮せずに言ってね。」

アリム
「いえ、大丈夫です。 オルアさんありがとう。」

オルア こころの声
『なんか、心ここにあらずという感じね。
 なにか困っているのかな?』

冬香
「アリムさん、この文章はなんだと思いますか?」

冬香 こころの声
『おふたりのどちらかが書いた小説ですか?
 と言うかな?
 それとも、もっと面白いことを話してくれるかしら?』

アリム
「女神さまのお告げ兼命令書だと考えます。」

真々美
「正解だ。 素晴らしいな。
 アリムさんは、魔力が高そうだな。
 これからが楽しみだ。」

アリム
「それは、どうも。」

オルア こころの声
『なにか困っているよね。
 わたしがフォローしなきゃ!』

オルア
「真々美、冬香、ねえ聞いて。
 アリムさんは、なにか困っているように見える。
 どうすればいいか要望を聞いてもいいわよね。」

真々美
「あ、ああ、もちろんだ。
 アリムさん、言ってくれないか?
 できる限りのことは、かなえさせてもらうから。」

アリム
「それは、助かります。
 ただ、どのような言葉と表現で申し上げれば良いのか、悩んでいます。
 失礼な言い方になったり、無礼な態度と取られても困ります。」

真々美
「少しぐらいの無礼や不遜な態度は不問にする。
 問いただしたりしないから、楽な話し方をしてくれ。」

アリム
「そうですか、しかし、」

冬香
「しかし、なあに?」

アリム
「オルアさんにご迷惑をかけたり、オルアさんと会えなくなったりするのは嫌なので、飲み込んだ方が良いかもしれません。」

真々美
「余計に気になるから、言ってくれないか?」

アリム
「オルアさんの私を見る目が変わると怖いから。」

オルア
「心配しないで、アリムさん。
 誰にでも欠点はあるわ。
 わたしが包み込んであげるから、心配しないで。」

アリム
「これからも、いっしょに居てくれると約束してくれますか?」

オルア
「もちろんよ、一緒にいるから安心して。」

オルア こころの声
『というか、アリムさんが地の果てまで逃げても、わたしが追いかけて捕まえるけどね。』

真々美、冬香
『『あ、オルアの笑顔は、絶対にアリムさんを逃がす気がないな。
  アリムさんは、どうして危険を感じないのだろう。
  不思議でしょうがない。』』

アリム
「それでは、みなさまの御厚意に甘えさせて頂きますね。」

真々美、冬香、オルア
「「「どうぞ。アリムさん。」」」

アリム
「にゃ、にゃんで、みなさんが、紅姫、黄花、青紫の名前を知っているにゃ!
 あの小説は、PV数が少ないから誰も知らないはずにゃ!」

オルア
「にゃ? そう言えば、寝言で言っていたわね。」

真々美
「小説? ぜひ、読んでみたいな。」

冬香
「もしかして、アリムさんが書いたの?」

オルア
「読みたいわ。」

アリム
「こころの中を覗かれるみたいで恥ずかしいから、知り合い以上には読ませたくないにゃ!
 笑われたら、現実に引き戻されて、悲しくなるにゃ。」

真々美、冬香、オルア
「「「 ぜったいに笑わないわ。 だから、URL教えて、お願い。 」」」

真々美、冬香、オルア こころの声
『『『アリムさんの弱みを握る絶好のチャンスをゲットだぜ。 イエーイ。』』』

3人は声を合わせて、かわいくおねだりした。



アリム
「笑ったら、おしおきするにゃ!」

真々美、冬香、オルア
「「「はーい、約束します。」」」

真々美、冬香、オルア こころの声
『『『読ませてもらったら、こっちのものよ。』』』

 3人とも、子供のようにはしゃいでいた。

アリム
「わかったにゃ。 どうぞ、これにゃ。」

タイトル
男の娘のボクは万能で最強です。

掲載サイト
小説家をめざせ
紅姫は、剣士ですっごく強いにゃあ。 黄花は、医者だから頭が良いにゃあ。 青紫は、商人でお金を稼ぐ天才だにゃあ。

作者の解説 ナレーション
「次の話に掲載します。
 ぜひ、ご覧ください。」





しばらくして、3人は小説を読み終わった。

真々美
「ぶわっはっはっ。
 こんな面白いエロ小説は初めて読んだぞ。」

冬香
「ダメよ、真々美、笑っちゃ。
 アリムさんて、本当にかわいいのね。
 オルアも、そう思うでしょ。」

オルア
「ぷくくっ。」

オルアは必死で笑いをこらえていた。

冬香
「えい。」

冬香はオルアが必死に笑いをこらえるためにふくらませているほっぺたを指で突いた。

オルア
「ダメ、もう我慢できない。
 冬香、ひとが必死で笑いをこらえているのに、邪魔しないでよ。」

冬香
「がまんのしすぎは、健康に良くないわ。」

アリム
「ひ、ひどいにゃ。 約束を破るにゃんて。」

真々美
「笑って悪かったが、はっはっはっ、ハハハ。
 いや、すまない。
 少し時間をくれ。」

 真々美は、5分ほど経って、ようやく笑いを止めることができた。

アリム
「そこまで笑うなんて、失礼にゃ。」

真々美
「すまん、すまん。
 「さあ寝よう」という台詞で始まるエロ小説なんてと馬鹿らしくなったが、肝心のエロ描写がまったくないところがおかしくて仕方が無かった。」

冬香
「だめよ、真々美。
 そこだけは触れちゃあ、アリムさんは分からないから書けなかったのよ。
 ねっ、アリムさん。」

冬香は聖母のような優しい笑顔と瞳でアリムを見つめていた。

アリム
「書けなかったんじゃなくて、書かなかっただけにゃ。
 そういうシーンは、読者が想像すれば良いから書く必要ないにゃ。」

真々美
「そうか、書けないのではなくて、書かなかっただけか?
 分かったよ。
 で、アリムさんは、どんなエロシーンを想像しながら書いたんだ。
 ぜひ、教えてくれ。
 そうしたら、わたしがアリムさんの相手を務めさせて頂きます。
 さあ、言ってくれないか?」

アリム
「そ、それは、・・・」

アリムさんは目に涙を貯めて、今にも泣きだしそうだ。

オルア
「真々美、それ以上、アリムさんをいじめないで。
 大丈夫よ、アリムさん。
 近いうちに私と経験すれば問題ないわ。」

真々美
「ほらっ、やっぱり言えないんだ。
 経験がないことを素直に認めたほうが素直で、かわいいぞ、ア・リ・ム・さ・ん。」

オルア
「真々美、いい加減にして!」
オルアは、『怒気当て』を放った。

冬香
「真々美、そこまでよ。」
冬香は、両手で真々美の両方のほほを挟み込んで、真々美を黙らせた。

真々美
「アリムさん、すまない。
 つい調子に乗ってしまった。
 でも、アリムさんの相手をしても良いと考えたことは本当だ。」

アリム
「そんなリップサービスはいらないにゃ。」

冬香
「気を悪くさせてごめんね、アリムさん。
 でも、わたしたちがアリムさんのことを、もっと好きになったことは本当よ。」

アリム
「それなら、証拠を見せて欲しいにゃ。」

冬香
「もちろんよ。 どうすればいいかしら。」

冬香 心の声
『裸を見せろとか、身体を触らせろとか言うのかしら。
 まあ、しょうがないわね。』

アリム
「握手して欲しいにゃ。 そして、両手でやさしく包み込んで1分間続けて欲しいにゃ。」

冬香
「もちろんよ。」

冬香 心の声
『うそでしょ、その程度しか望まないなんて。
 そんなに希望が無い日々を送ってきたの?』

 冬香はアリムさんのことを、かわいそうと思うと同時に、私たちでしあわせにしてあげなきゃという使命感を感じてしまった。

 1分後。

アリム
「白石さんのことはゆるすにゃ。
 中路さんとオルアさんは、今言った握手をしてくれるのかにゃ?
 いやなら、もうこころをゆるすことは無いにゃ。」

オルア
「アリムさん、手を出して。」

オルアは、3倍の3分間、アリムさんと握手した。

アリム
「オルアさん、ありがとうにゃ。」

オルア
「ふたりきりのときに、続きをしましょうね。」

オルア こころの声
『いっしょにお風呂に入ろうミッションを実行するタイミングよね。』

真々美
「アリムさん、わたしにも握手させてくれ。」

真々美は、5分間、アリムさんの手を温め続けた。

真々美 こころの声
『すまなかった。
 アリムさんとの初めての夜に、この埋め合わせはするから、ゆるして欲しい。』

アリム
「中路さんのこともゆるすにゃ。」

真々美、冬香、オルア こころの声
『良かった、ゆるしてもらえて。
 アリムさんは初めて会うタイプの男性だな。
 気を付けて、接するようにしよう。』





冬香
「アリムさん、質問しても良いかしら。」

アリム
「どうぞ、白石さん。」

冬香
「アリムさんの小説の中で、スリーカーという呪文が登場しているけれど、どういう条件を満たせば使用できるようになるのかしら。」

冬香 心の声
『スリーカーは、ぜひ覚えたい。』

参照: 013 医師(白石冬香)の検証 スリーカーなど

アリム
「タイムリバイバルが30日で4つまで、60日で5つ目、90日で6つ目の性魔力が使用できる設定です。
 ややこしいから、書く紙をくださいますか?
 ありがとうございます。

 1から3つ目を覚える順番を選ぶことができます。
  [1] トゥート 
  [2] トゥベルサ 
  [3] ベルマイラ
    [1] Tooto 
    [2] Tooberusa 
    [3] Berumaira

 を、[1]-[2]-[3] または、
   [2]-[3]-[1] または、
   [3]-[1]-[2]
 の3種類の順番を選ぶことが出来ます。

  [1] 実力を発揮するための気力を回復する。
  [2] 体力を回復する。
    体力が全快の時に使用すると飛行できます。
  [3] 相手の力量を抑え込むために精神的に弱らせる。

 4つ目は固定です。
  [4] テグトス 
   [4] Tegutosu 
  [4] 小さな点のようなエネルギー弾を打つ。

 5つ目と6つ目を覚える順番も選ぶことができます。
  [5] レバーラ
  [6] スリーカー
   [5] Rebaara
   [6] Threeker

  を、[5]-[6] または、
    [6]-[5]
  の2種類の順番を選ぶことが出来ます。

  [5] 友達関係にある人物のリストが表示される。
    友達関係が有効なひとのもとへ瞬間移動できます。
  [6] 治療の大きな助けになる。
    非常に大変なので、医療を利用できるなら使わない方が良いです。

 必要なコモンルーンを覚える順番を先に選ぶことができるという設定です。」

冬香
「アリムさん、タイムリバイバルとは、なんのことですか?」

アリム
「そ、それは・・・」

アリムさんは顔を真っ赤にして、うつむいて黙りこんでしまった。

冬香
「アリムさん、そこをなんとか教えて欲しいの?」

冬香は両手でアリムさんの手を包み込むように握手した。

冬香 心の声
『わたしたちのコモンルーンとアリムさんの小説が一致している可能性が高まったわね。
 スリーカーを使用できるようになるための「役に立つヒント」になりそうだわ。』

アリム
「タイムリバイバルとは、性周期のことです。」

冬香
「性周期とは何ですか?」

アリム
「たとえば、お腹が減って死にそうなときは、カップラーメンや菓子パンなどの非常食を食べますよね。
 おなかが減って減って、どうしようもなくなる食欲の間隔のような、性欲の間隔のことです。」

冬香
「もっと具体的に言ってくれますか?」

アリム
「たとえば、性的に飢えているときならば、50歳超えた男性でも良いから夜の営みをしたいと思うときはありませんか?」

真々美、冬香、オルア
「「「まったくない。」」」

アリム
「どうしてもしたくなったけれど、相手がいない場合は、仕方なく一人ですることはないですか?」

真々美、冬香、オルア
「それなら、あります。」

アリム
「ひとりでした後で、ふたたび一人でしたくなるまでの間隔を性周期と言います。」

冬香
「それを60日や90日まで伸ばすことはできますか?
 せいぜい30日が限度でしょう?」

アリム
「異性のパートナーが居て、行ってきますと行ってらっしゃいのあいさつをできるくらいになると満足度が上がって、伸ばせるようになれますよ。」

冬香
「行ってきますと行ってらっしゃいのあいさつをできるくらいって、具体的にはどういうあいさつをするの?」

アリム
「もう、このへんでゆるしてください。
 もし、オルアさんが私とそこまでの関係になってくださったときには、オルアさんから聞けばいいじゃないですか?」

冬香
「そこをなんとか、いま、教えてくださらない。」

アリム
「恥ずかしいから嫌です。
 信頼できるセックスパートナーがいない中年男性の妄想と笑われることが目に見えていますから。」

冬香
「ぜったいに笑わないから。」

アリム
「さっきのことがあるので、信じません。
 これで終わりにします。」

冬香
「うっ、これ以上は無理ね。
 オルア、明日の夜にでも教えてね。」

オルア
「えっ? 無理だよ。
 アリムさんとの仲は、そこまで進んでないから。」

冬香
「毎日、毎晩いっしょにいるから、その気になればすぐよね。」

アリム
「あのう、よろしいですか?」

冬香
「あら、教えてくれるの?」

アリム
「いいえ、違います。
 オルアさんは確かに、おはようからおやすみまで一緒にいてくれますが、夜はご自分の部屋に戻られますよ。」

真々美、冬香
「オルア? そうなの。」

オルア
「はい、そうです。」

冬香
「アリムさん、少し待っていてくださる? おほほほ。」

中路さんはオルアさんの左腕を、白石さんはオルアさんの右腕をつかんで、司令室の奥の方に移動されました。





司令室の奥、姉妹関係の儀式のときに、布団が敷いてあった部屋

冬香
「オルア?
 あなたが夜、自分の部屋にもどった記録は無いけれど?
 アリムさんと一緒にいたのではないの?
 どこに行っていたの?」

オルア
「えーとね、アリムさんが朝起きる前に部屋を出て、夜はいないように見えるようにしていたの。」

真々美
「ということは、アリムさんが気付いていないだけで、夜もアリムさんと一緒だったということだよな。」

オルア
「はい、そうです。」

冬香
「オルア?
 行ってきますと行ってらっしゃいのあいさつをできるくらいって、具体的にはどういうあいさつをするのかアリムさんに聞けるようになるまで、何日掛かりそう?」

オルア
「まだ、いっしょにお風呂にさえ入っていないから、当分の間は無理だよう。」

真々美
「たしかに、3年計画ぐらいで青春させてやってくれとは言ったが、とても仲良さそうだから、予定繰り上げでもっと二人の仲が進んでいると思い込んでいた。」

冬香
「たしかに。
 オルアの態度を見る限り、いつでも交配届けを出せるくらいまで進んでいると思っていたわ。」

真々美
「とすると、いまはキスする程度の関係かな?」

オルア
「手をつないで歩くことと、たまに私からハグするくらい。
 アリムさんがぼーっとしているときに腕を組んで歩くことはしたけれど、アリムさんの記憶には残っていないと思う。」

真々美
「オルア、たった5日前の台詞と変わってしまい、大変申し訳ないが、明日目標でアリムさんとナイトバインドできるように進めてくれ。」

オルア
「えっ? そんな急に?」

真々美
「その次の日はわたしがアリムさんとデートして、アリムさんとナイトバインドする予定だ。」

冬香
「さらに、その次の日はわたしがアリムさんとデートして、アリムさんとナイトバインドするわ。」

オルア
「アリムさんの気持ちは、どうなるの?」

真々美
「わたしたちに誘われて断る男性がいるわけないじゃないか?」

冬香
「そうね、アリムさんは泣いて喜ぶと思うわ。」

オルア
「そんなに上手く行くかなあ?」

真々美、冬香
「「大丈夫。」」

オルア
「その自信は、どこから来るの?」

真々美、冬香
「「過去の勝利記録。」」

オルア
「アリムさんは簡単じゃないと思うわ。」

真々美
「これからの日程をアリムさんに説明するときに、ナイトバインドすることについて説明する。」

冬香
「オルア、安心して見ててね。」

オルア
「はあい。 よろしくお願いします。」





 真々美と冬香は、アリムさんにこれからの日程を説明しようとしていた。

冬香
「アリムさん、お待たせしました。
 これからのアリムさんの予定について、説明いたします。
 よろしくお願いします。」

アリム
「お願いします。
 あの、ご存じのように長い聞き取りは苦手ですので、書面を見ながら聞けるようにご配慮頂けますか?」

冬香
「もちろんです。
 どうぞ、この予定表をお渡しします。」


【大事な、お願い】

「お気に入りに追加」お願いします。【 ↓ 】

 よろしくお願いします。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる

国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。 持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。 これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

処理中です...