【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第8章 夜の契約 ナイトバインド

045 8日目 昼 緊急健康診断

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 真々美とアリムさんがデートしている間に、なにがあったか書きます。

 かなり悲しい内容が含まれています。
 飛ばしても構いません。



 8日目 昼
(2日に一度の会議がある日、
 第1回襲撃予測日の前日)
 に戻ります。

メラニィ
「シュウピン、昼ご飯を食べに行こうか?」

シュウピン
「良くってよ。 行きましょうか?」

メラニィ
「今日の夜、シュウピンのところに行くから、夕食と夜のデザートを準備してくれないか?」

シュウピン
「まだ2日しか経っていないから、もう少し先でもいいのではないかしら?」

 メラニィは怒りを無理やり消したような笑顔をしている。

メラニィ
「もう2日経ったから良いだろう?
 わたしがシュウピンの部屋に行きたい理由は分かっているだろう?」

シュウピン
「えー、はっきりと言ってくれないと分からないわあ?」

メラニィ
「くっ? シュウピンと仲良くしたいんだよ!」

シュウピン
「あら?
 十分に仲良くしているけれど?
 なにが足りないのかなあ?」

メラニィ
「いじわるだな!
 シュウピン成分が足りないから、今晩、シュウピンの部屋に入れてください。」

シュウピン
「わかったわあ!
 カセイダード王国に着いたときにモンテハート大公爵に喜んでもらえるように、メラニィのピアノを調律してあげるわ。」

メラニィ
「それは、うれしいなあ!
 そのお礼に、シュウピンのピアノは私が調律してあげるとしよう。」

シュウピン
「ええ、お願いね。」

 シュウピンは無表情に昼ごはんを食べた。
 メラニィは機嫌悪そうに昼ごはんを食べた。





モンテハート大公爵
「シュウピンとメラニィは素晴らしい愛人だな。
 帰国次第、わたしを喜ばせるために、身体の手入れをするそうだ。」

執事
「さすがは大侯爵様、色男ですね。
 モテますね!」

モンテハート大公爵
「まあな、当然と言えば当然か?」

執事
「夜はふたりの声を鑑賞されますか?」

モンテハート大公爵
「いいや、帰国後の楽しみに残しておこう。
 それよりも、この間の女奴隷を調律するほうが優先だな。」

執事
「難航していますか?」

モンテハート大公爵
「いやいや、素直だし、どんどん良い音色になるから楽しくて仕方ないというところだな。」

執事
「うらやましいですね。」

モンテハート大公爵
「移民審査船が戻ったら、3人くらい選ばせてやろう。
 そのころには邪魔者どもは私の愛人に落ちているだろうからな。
 遠慮しなくてよいぞ。」

執事
「良い主人を持って、わたしは幸せでございます。」

モンテハート大公爵
「ハッハッハッ。
 わたしも正直者の執事に恵まれて、幸せだぞ。」





8日目 PM 01:00

冬香
「オルア、それで、アリムさんの推理はどうだったの?」

オルア
「またしても、大当たりだったわ。
 さすがは私のアリムさん。」

冬香
「そうすると、わたしがするべきことは・・・」

オルア
「健康診断という名のセクハラね。」

冬香
「その言い方はやめて欲しいわ。
 セクハラするなら、真々美とオルアにするわ。
 他の女性で気になるひとはいないわ。」

オルア
「ふーん?」

冬香
「なによ?」

オルア
「メラニィさんは?」

冬香
「真々美とオルアに冷たくされたときに仲良くするかもしれないわね。」

オルア
「わたしは、冬香に冷たくしたりしないよ。」

冬香
「そうよね。
 もちろん信じているわ。

 今日の夜、オルアの部屋に行くから熱い夜をちょうだいね。」

オルア
「もちろんよ。
 本来なら昨日の夜の予定だったものね。」

冬香
「覚えていてくれて、うれしいわ。」

オルア
「受けの冬香をじっくり愛したら、どんな風になるのか楽しみだわ。
 ペロリ。」

冬香
「わたしも攻めのオルアが楽しみだわ。
 アリムさんにするように情熱的に攻めてきてね。」

オルア
「もちろんよ!
 覚悟しててね。」

冬香
「ウフフ」

オルア
「ウフフ」





8日目 PM 01:20

冬香
「さてと、メラニィさんを呼びましょうか?」

オルア
「そうね。」

 しばらくして・・・

メラニィ
「お待たせしました。」

冬香
「朝の会議の続きだけれど・・・」

オルア
「メラニィさんとアリムさんとわたしの3人でした話を、どのように実行するか? についてよ。」

メラニィ
「そうですね。
 シュウピンを呼ばなくても構いませんか?」

冬香
「もう話が出来そうですか?」

メラニィ
「いいえ、まだ盗聴されているようです。
 こころにもないことを言っていましたから。」

オルア
「こころにも無いことって?」

メラニィ
「好きでもない男性のために夜の準備する話をしてきた。」

冬香
「そう、無理そうね。」

オルア
「シュウピンさんを助ける方法は無いの?」

メラニィ
「真々美様たちが今回の襲撃者500名を倒せれば大丈夫だが、厳しいな。
 ところで、真々美様はどちらに?」

冬香
「アリムさんとナイトバインドの準備よ。
 初夜の邪魔をしたら、ひどい目にあわされるわよ。」

メラニィ
「邪魔するつもりはないが、オルア様は、その?」

オルア
「真々美と冬香となら、アリムさんを共有することは大歓迎よ。」

メラニィ
「そうか、それなら良かった。
 と言っていいのか?」

冬香
「良いわよ。
 明日は私だからね。」

オルア
「襲撃が夜だとすると、アリムさんと仲良くできる時間が短くなるわね。」

メラニィ
「そうだな。
 晩御飯が終わって、一息ついた20時ごろに襲撃があるとすると、かなり短くなるな。」

冬香
「だから、今日中に済ますことが出来ることは終わらせておきたいのよ。」

メラニィ
「今日の15時から、バリアのオペレーター全員と周辺の警備員の緊急健康診断を通達しておく。」

オルア
「対象者は、どれくらいになりそうですか?」

メラニィ
「バリアのオペレーターが2人×3交代の6人。
 周辺警備が両隣の施設を含めると2人x3箇所x3交代で18人。
 合計で24人だな。」

冬香
「バリアのオペレーターから先に進めるとしても、ひとり10分として合計240分。
 4時間も掛かるわね。」

オルア
「わたしが手伝うから、半分の2時間で済むわ。」

メラニィ
「わたしは受付をして、検査がスムーズに済むように場を整える。」

冬香
「性病の検査をするという名目でも嫌がる人は多いでしょうね。」

オルア
「緊急健康診断ということにして協力してもらうとして、拒否するひとをどうするかよね。」

メラニィ
「人権無視と言われようが強制するしかないな。
 襲撃されて命を落とすことに比べればマシだからな。
 ただ、襲撃について、どこまで情報を開示するかが頭が痛いな。」

冬香
「迎撃要員には訓練として、配置についてもらうわ。」

オルア
「実弾訓練というアナウンスは必要よね。」

メラニィ
「あ、面倒くさくなってきたな。」

冬香
「いっそのこと、バリア周りの人員全員を拘束したいわね。」

オルア
「できればそうしたいわね。
 でも、バリアを解いて侵入させてから、バリアのスイッチを入れ直さなければならないし。
 敵は各個撃破すべしだから、泳がせる必要があるのよね。」

メラニィ
「ゆううつになってきたが、やるしかないか。
 通達を出すために戻る。

 PM15:10に、冬香様の医務室前に待機させておく。

 ただし、一度に全員は呼べないぞ。
 夕方配置、深夜配置、昼配置の順に3交代で待機させる。」

冬香
「メラニィさん、よろしくね。」

オルア
「メラニィさん、よろしくね。」





8日目 PM 14:00


メラニィ
「シュウピン、急ですまないが、緊急健康診断を実施したい。

 乗組員が移民審査船に乗り込んだ者たちから性病をうつされている可能性を配慮するためだ。
 万が一のためだが、言い出しにくい者もいるだろうから、こちらから強制的に実施したい。」

シュウピン
「身構えすぎだと思うけれど、慣れない船旅で体調を崩している者もいるでしょう。
 あくまで、通常の健康診断をメインとして、実施してちょうだいね。」

メラニィ
「わかった。
 進めておく。
 それと、シュウピン。体調が悪そうだが大丈夫か?」

シュウピン
「なんだか調子が悪いことは確かね。
 健康診断の準備から実行までのすべてを、あなたに押し付けていいかしら。」

メラニィ
「ああ、大丈夫だ。
 無理するなよ。
 つらかったら、早退してくれ。」

シュウピン
「ありがとう、メラニィ。
 愛しているわ。」

メラニィ
「通常のデスクワークはできるだろうが、余力があるうちに早退するなり、仮眠するなりしてくれ。
 シュウピンの身体についてはシュウピンしか分からないのだからな。」

シュウピン
「うん。 無茶はしないわ。」

メラニィ
「では、指示を出してくる。」

シュウピン
「いってらっしゃい。」





8日目 PM 15:10 冬香の医療室前。

メラニィ
「みなさん、忙しいところ、集まってもらって済まない。
 重要なバリア装置のオペレーターとその周辺警備員の皆さんには緊急で健康診断を受けてもらうことになった。」

 オペレーターと警備員たちからの苦情はなく、問題なく健康診断が完了した。
 重要設備に関係している以上、仕方が無いと理解している様子だった。

 これが通常の会社における従業員ならば、文句が出ていたところだろう。
 カセイダード王国の住民は精神修養レベルが高そうだ。

 夕方配置、深夜配置、昼配置の全員の健康診断という名の検査が完了した。


8日目 PM 17:20 冬香の医療室の中で。

メラニィ
「冬香様、オルア様、結果はどうでしたか?」

冬香
「本当にいたわ。
 信じたくなかったけれど・・・」

オルア
「性転換手術と称する生殖機能除去手術の中でもマシな方ね。」

メラニィ
「マシとは、どういう意味だ?」

冬香
「人工物が使用されていないわ。」

オルア
「外傷もありません。」

メラニィ
「バットとボールを遠くに投げる手術とは違うのか?」

冬香
「胸はホルモン注射により自然に形成されたもので授乳ができるわ。」

オルア
「股間の処理についてもきれいですね。
 10歳未満の段階で去勢されたようです。
 そして、十分な年数をかけて男性器を退化させたようです。

 写真をご覧ください。」

メラニィ
「とても小さいな。
 そして、女性器の偽物は形成されていないな。」

冬香
「この手術と呼んでいいか分からないけれど、心身へのダメージを極小化しているわ。
 そして、男性との疑似性交を目的としていない。

 あくまで着衣した状態で女性らしく見えればいい。
 乳母になることはできるけれど、ひとりで墓場に行くつもりだと分かるわ。」

オルア
「トイレも個室を使える女性用を使えば大丈夫ね。
 公衆浴場に入っても、十分に誤魔化せるわ。」

メラニィ
「性交さえしようとしなければ、か。」

冬香
「そうね。
 明日の夜、バリアのスイッチをOFFにさせた後で、捕まえましょう。」

オルア
「実行しないで欲しいわね。」

メラニィ
「前もって、拘束しなくても良いのか?」

冬香
「彼、いいえ、彼女と呼ぶべきかしら、は、まだ何もしていない。
 そして、誰にも迷惑を掛けていないわ。
 だから、こちらも手を出すわけにはいかない。」

オルア
「女性になりたいとあこがれる男性が多いことは極めて自然だからね。
 ひよこのオスがどうなるかを考えればね。」

メラニィ
「ひよこのオスの運命?と言っていいのか分からないが、目をそむけたくなるな。」

冬香
「彼女が女性に襲い掛かったり、性的な交流を求めたりしていれば話は別だけれど。
 彼女の場合は、そうじゃないからね。」

オルア
「彼女の場合は、男性用トイレでは用が足せない状態だし、自室の浴室を使用しているからね。」

メラニィ
「そういうタイプの男性を毛嫌いする気持ちは無いのか?」

冬香
「わたしたちは幸運にして、女性に生まれただけだからね。」

オルア
「運が良かったことを神に感謝しているわ。」

メラニィ
「わたしとシュウピンの任命責任は問わないのか?」

冬香
「明日の夜の彼女の行動次第ね。」

オルア
「とりあえず、疑わしきは罰せずね。」

メラニィ
「最小限の被害で済むように進めたいな。」

冬香
「最終決定は明日、真々美がするわ。
 ただし、明日は、シュウピンさんとメラニィさんは前方と後方の警備を指揮してもらうことになるでしょう。」

オルア
「会議でアリムさんが話したことと整合性を取らせるためね。」

メラニィ
「そうすると、真々美様とオルア様が左右の警備を指揮するのか?」

冬香
「そして、わたしがバリアの部屋を見張るわ。」

オルア
「急がせることになるけれど、よろしくね。冬香。」

メラニィ
「もし、バリアのスイッチを切ろうとしたら、処理するのか?」

冬香
「聞き出したいことを聞く余裕があれば良いけれどね。」

オルア
「あとは、真々美の判断次第ね。」

メラニィ
「わかった。今日は解散だな。」

冬香
「メラニィさん。
 シュウピンさんを責めないで上げて!というか守ってあげてね。」

メラニィ
「努力するよ、冬香様。」

オルア
「また、明日、メラニィさん。」

メラニィ
「またな。オルア様。」

8日目 PM 17:30



 男性に生まれた方がお得か?
 それとも、女性に生まれた方がお得か?

 持って生まれた能力次第でしょうか?

 SFに出てくるような完全な意味での性転換ができる未来が来るかもしれませんね。


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