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第20章 ダブルステニスと女神さまの守護
130 守護の言葉 シルアード
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ボクたちは昼ごはんの前にお風呂に入ることにした。
絵美
「組み合わせは、どうしようかな?」
シュウピンさんとメラニィさんは、期待のまなざしを絵美さんに向けていた。
絵美
「よし、4人ずつ2組で入りましょうか?
真々美、冬香さん、シュウピンさん、メラニィさんの4人。
オルアさん、セーラさん、アリムさん、わたしの4人。」
アリム
「えっ?
ボクは、あとにした方がいいのではないでしょうか?」
セーラさんが激しく首を縦に振っていた。
絵美
「セーラさん、時は金なりよ。」
セーラ
「で、でも、はずかしいです。」
絵美
「アリムさん、セーラさんの裸を見たいわよねえ?」
アリム
「いえ、それほどでも。
セーラさんの気持ちを大事にするべきです。」
プツン
となにかが切れたような音がした。
セーラ
「絵美様、これは私に対する挑戦ですよね?」
冬香
「セーラさん、あなたのシェイプアップの成果を見せつけてやりなさい。」
セーラ
「Yes, Ma'am」
オルア
「セーラさん、アリムが好きそうなポーズを教えてあげるわ。」
絵美
「アリムさんは、女心を学んだ方が良さそうね。」
アリム
「なんで、ボクが悪者になっているの?」
絵美
「オルアさん、よろしく。」
オルア
「そこはね、
「見たいけれど、我慢します。」
でしょ?」
アリム
「うーん、ボクは、オルア、真々美、冬香の3人に愛されているから、満足しているんだよ。」
シュウピンさんとメラニィさんは、意味深な視線を、絵美さんに送っていた。
絵美 こころの声
『たしかに、アリムさんはすでに満足しているようね。』
メラニィ
「アリム様は、無欲の勝利を狙っているのか?」
アリム
「ボクは誘惑されることに、あこがれているんだ。
男性から求めても、時間の無駄でしょ?
決定権は女性にあるんだから。」
シュウピン
「アリム様、決定権とはどういう意味ですか?」
アリム
「シュウピンさん、それはね、男性は好みの女性を視線で追ってしまうものだよね。
そして、女性は視線に敏感だから、自分を見つめてくる男性に気付くよね。
その中に良いと思う男性がいれば声を掛けてあげれば、お互いに無駄がないと思うよ。
だから、声を掛けるかどうかを決める権利を持っているのが女性だという意味です。」
真々美
「そういう意味で決定権が女性にあると考えているのか?
まあ、アリムの考え方は、ここカセイダード王国では正しい。
なぜなら、男性が女性に声をかけることは禁止されているからな。」
アリム
「えっ? そうなの?
光元国では、女性に積極的に声を掛けない男性は、
「男性の方が好きなのか?」
って、きたないものを見るかのような目で見られるよ。」
冬香
「そういう意味では、光元国は遅れているわ。
アリムのように家事と【受け】ができる男性の方が、カセイダード王国では価値が高いのよ。」
真々美
「ところ変われば、品変わる。
ということわざにあるように、
国が変われば、同じものであっても価値が変わるということだな。」
オルア
「アリムを好きになった自分が誇らしいわ。」
絵美
「その前に、アリムさんを選考に通したメラニィさんと
その選考結果を承認したシュウピンさんに感謝しなくちゃね。」
オルア
「絵美様の おっしゃるとおりですね。
では、アリム、いっしょに御礼を言おうか?」
オルア、アリム
「「ありがとうございました。」」
シュウピン、メラニィ
「「どういたしまして。」」
アリム
「移民申請のWEBフォームは回答事項が多くて大変だったけれど、がんばって入力して良かったよ。」
セーラ
「人生万事塞翁が馬。
なにが幸いし何が災いするか分かりませんね。」
絵美
「そうよね。
なにか、ひとつでも違っていたら、アリムさんどころか私たちは、ここにはいないのだからね。」
真々美
「本当にそうだな。
もし、アリムが居なかったら、わたしが絵美に最期のメールを打つことも無かっただろう。」
絵美
「あのメールを受け取ったときは、生きた心地がしなかったわ。」
☆ 真々美に生命の危機がせまっている!」
☆
☆ 061 13日目 女王の想い 絵美、真々美さん へ
冬香
「すべての偶然に感謝しましょうね。」
オルア
「わたしたちを守護してくださる、すべての存在に感謝します。
これからも守ってください。
Silard」
絵美、真々美、冬香、シュウピン、メラニィ、セーラ、アリム
「「「「「「「 Silard 」」」」」」」
真々美
「オルアが女神様に祈るようになるとはな。」
オルア
「女神様に守護されていると信じられるからよ。
今ならね。
みんなもそう思えるでしょう。
過去は別としても。」
シュウピン
「そうですね。
過去は別としても、今は信じられます。」
メラニィ
「シュウピン、わたしがそばにいるからな。」
シュウピン
「ありがとう、メラニィ。」
セーラ こころの声
『過去は別としても、今は信じられるわ。』
【読者様へ】
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絵美
「組み合わせは、どうしようかな?」
シュウピンさんとメラニィさんは、期待のまなざしを絵美さんに向けていた。
絵美
「よし、4人ずつ2組で入りましょうか?
真々美、冬香さん、シュウピンさん、メラニィさんの4人。
オルアさん、セーラさん、アリムさん、わたしの4人。」
アリム
「えっ?
ボクは、あとにした方がいいのではないでしょうか?」
セーラさんが激しく首を縦に振っていた。
絵美
「セーラさん、時は金なりよ。」
セーラ
「で、でも、はずかしいです。」
絵美
「アリムさん、セーラさんの裸を見たいわよねえ?」
アリム
「いえ、それほどでも。
セーラさんの気持ちを大事にするべきです。」
プツン
となにかが切れたような音がした。
セーラ
「絵美様、これは私に対する挑戦ですよね?」
冬香
「セーラさん、あなたのシェイプアップの成果を見せつけてやりなさい。」
セーラ
「Yes, Ma'am」
オルア
「セーラさん、アリムが好きそうなポーズを教えてあげるわ。」
絵美
「アリムさんは、女心を学んだ方が良さそうね。」
アリム
「なんで、ボクが悪者になっているの?」
絵美
「オルアさん、よろしく。」
オルア
「そこはね、
「見たいけれど、我慢します。」
でしょ?」
アリム
「うーん、ボクは、オルア、真々美、冬香の3人に愛されているから、満足しているんだよ。」
シュウピンさんとメラニィさんは、意味深な視線を、絵美さんに送っていた。
絵美 こころの声
『たしかに、アリムさんはすでに満足しているようね。』
メラニィ
「アリム様は、無欲の勝利を狙っているのか?」
アリム
「ボクは誘惑されることに、あこがれているんだ。
男性から求めても、時間の無駄でしょ?
決定権は女性にあるんだから。」
シュウピン
「アリム様、決定権とはどういう意味ですか?」
アリム
「シュウピンさん、それはね、男性は好みの女性を視線で追ってしまうものだよね。
そして、女性は視線に敏感だから、自分を見つめてくる男性に気付くよね。
その中に良いと思う男性がいれば声を掛けてあげれば、お互いに無駄がないと思うよ。
だから、声を掛けるかどうかを決める権利を持っているのが女性だという意味です。」
真々美
「そういう意味で決定権が女性にあると考えているのか?
まあ、アリムの考え方は、ここカセイダード王国では正しい。
なぜなら、男性が女性に声をかけることは禁止されているからな。」
アリム
「えっ? そうなの?
光元国では、女性に積極的に声を掛けない男性は、
「男性の方が好きなのか?」
って、きたないものを見るかのような目で見られるよ。」
冬香
「そういう意味では、光元国は遅れているわ。
アリムのように家事と【受け】ができる男性の方が、カセイダード王国では価値が高いのよ。」
真々美
「ところ変われば、品変わる。
ということわざにあるように、
国が変われば、同じものであっても価値が変わるということだな。」
オルア
「アリムを好きになった自分が誇らしいわ。」
絵美
「その前に、アリムさんを選考に通したメラニィさんと
その選考結果を承認したシュウピンさんに感謝しなくちゃね。」
オルア
「絵美様の おっしゃるとおりですね。
では、アリム、いっしょに御礼を言おうか?」
オルア、アリム
「「ありがとうございました。」」
シュウピン、メラニィ
「「どういたしまして。」」
アリム
「移民申請のWEBフォームは回答事項が多くて大変だったけれど、がんばって入力して良かったよ。」
セーラ
「人生万事塞翁が馬。
なにが幸いし何が災いするか分かりませんね。」
絵美
「そうよね。
なにか、ひとつでも違っていたら、アリムさんどころか私たちは、ここにはいないのだからね。」
真々美
「本当にそうだな。
もし、アリムが居なかったら、わたしが絵美に最期のメールを打つことも無かっただろう。」
絵美
「あのメールを受け取ったときは、生きた心地がしなかったわ。」
☆ 真々美に生命の危機がせまっている!」
☆
☆ 061 13日目 女王の想い 絵美、真々美さん へ
冬香
「すべての偶然に感謝しましょうね。」
オルア
「わたしたちを守護してくださる、すべての存在に感謝します。
これからも守ってください。
Silard」
絵美、真々美、冬香、シュウピン、メラニィ、セーラ、アリム
「「「「「「「 Silard 」」」」」」」
真々美
「オルアが女神様に祈るようになるとはな。」
オルア
「女神様に守護されていると信じられるからよ。
今ならね。
みんなもそう思えるでしょう。
過去は別としても。」
シュウピン
「そうですね。
過去は別としても、今は信じられます。」
メラニィ
「シュウピン、わたしがそばにいるからな。」
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