【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第23章 おいしそうな身体をつくろう

147 美味しそうな腕立て伏せ

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 ボクたちは、運動器具がないフローリングエリアに移動した。

オルア
「次は、腕立うでたせをします。
 ひとによって、おすすめする方法が、ことなります。

 手をグーにして、拳立けんたてをするひとや、
 親指1本でするかたも、いらっしゃいますが、
 わたしのおすすめは、手はパーに広げて、わきめてするタイプです。

 まあ、見る方がはやいですね。」

 オルアは、ゆけに手を付けて、両足をそろえて、腕立て伏せを開始かいしした。
 10回でわらせた。

アリム こころの声
『スポーツブラなのに、むね谷間たにまが見えないなあ。

 まあ、目のやり場にこまらなくてたすかるけれど・・・
 もし見えたら、鼻血が出て、オルアたちにきらわれるかもしれない。』

オルア
「まあ、こんな感じです。

 回数は、10回で良いです。
 れてきたら、回数をやすよりも、ゆっくりと行う方が効果こうかが高いと考えます。

 50回できたとか持久力じきゅうりょく耐久力たいきゅうりょくほこかたも多いですが、わたしの好みではありません。

 では、アリムもやってみて!」

 ボクは、オルアの真似まねをして、腕立て伏せを始めた。
 5回目ができたとき・・・

オルア
「アリム、そこで STOPストップ
 中断ちゅうだんして。

 動作フォームがくずれたわ。

 いまのアリムの体力は、5回ね。」

アリム
「まだ、やれるのになあ。」

オルア
「くずれたフォームで実施しても、意味ないのよね。
 御手本おてほんだれたのもうか?

 シュウピンさん、お願いします。」

シュウピン
「はい、オルア様。」

 シュウピンさんは、腕立て伏せの実演じつえんを見せてくれた。
 胸の谷間は見えないけれど、十分にセクシーだった。

オルア
「どう、アリム。
 どの角度かくどから見ても、素敵すてきでしょ。」

アリム
「うん、とてもドキドキするよ。」

オルア
「アリム、わたしには、ドキドキしなかったの?」

アリム
「オルアには、いつもドキドキしているよ。
 バレていると思ったけれど・・・」

オルア
「それは、心臓しんぞうわるいわね。」

 とか、言いながら、オルアは後ろからきついてきた。

 ボクは、みんなに見られていることもあって、顔が真っ赤になっていたと思う。
 その様子を見て、オルアは満足したようで抱きつくのをめてくれた。

アリム
「もしかして、ボクの腕立て伏せを見ても、5回目からは、
  ドキドキしなかった。
って、ことなの?」

オルア
「その通りよ。
 余裕よゆうを感じない様子で、腕立て伏せをされてもね。
  「ああ、よわそうな個体こたいね。」
って、しらけるわ。

 やわらかい表現ひょうげんをすれば、恋愛対象外れんあいたいしょうがいで、興味きょうみなしフォルダに移動って感じね。」

アリム
「それは、きびしいね。」

オルア
「それに対して、わたしやシュウピンさんの腕立て伏せを見て、美味おいしそうって、思ったでしょう。」

アリム
「うん、思った。」

オルア
腕力わんりょくが強いと魅力的みりょくてきというけれど、閾値しきいちえる程度の腕力は最低限必要なのよ。

 だからね、アリム。

 あなたは、もっともっと、美味おいしくなるわ。

 1か月後を楽しみにしているわ。」

アリム
「うん、楽しみにしていてね。」

真々美
「さあ、アリム。
 わたしたちの腕立て伏せも見てもらおうか?」

アリム
「うん、模範演技もはんえんぎだね。
 よろしくお願いします。」

 みんなの腕立て伏せは、優雅ゆうがにゆっくりと余裕よゆうを感じさせるものだった。

 スポーツブラをした状態でも、身体のラインが美しいことは良く分かった。

アリム こころの声
『きわどい水着を着たグラビアアイドルよりも、よっぽどドキドキさせられた。

 胸の谷間を見せなくても、健康で元気なきたえられた身体は、十分じゅうぶん性的魅力セックスアピールになるんだな。

 ボクも、こうなりたいな。

 だから、久しぶりに、きんトレを始めよう。』

 ボクは、やる気を感じていた。


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