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第7章 職業体験編
第49話 開店した、けれど
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開店時間。お店の正面のドアを大きく開いて、さぁ始まったと僕は気合を入れる。けれど、神谷さんはそのままカウンターを抜けて店の奥へ戻っていった。その後姿に、慌てて声をかける。
「あ、あの。店番とかしなくて良いんですか?」
「え? ああ、たぶんお客さんは来ないから。佐藤くんも、休憩室で自由に過ごしていいからね」
「え?」
神谷さんから返ってきた言葉に唖然としてしまう。初めてクローリス洋菓子店に来た時を思い出すと、その時も店番はおらず神谷さんは店の奥で何かをしていた。どうやら、このお店は無人なのが日常的なことらしい。
転移前の記憶では、いつも賑わっていたお店だったのに。この違いに、僕の心は複雑になった。
「何か用があれば、このベルを鳴らしてもらうようにしているから大丈夫」
神谷さんが指す先を見ると、確かにカウンターの上に手のひらで押すとチンと甲高い音が鳴るベルが置かれていた。
レジには現金を少ししか置いていないし、監視カメラも設置してあるから防犯も大丈夫。そもそも朝に来店するお客さんが一切いないのがいつものことなので、人を置いていても無駄だと店番の必要性がないことを説明された。
「あの、それじゃあ神谷さんはこれから何をするんですか?」
「私は、いつもこの時間は商品の研究をしているの。それじゃあ、佐藤くんは好きに過ごしていて。午後からまた、やってもらうことがあるから」
「あっ……」
神谷さんはそう言って、僕の返事を待たずに奥へと引っ込んでしまった。
平日の午前中、いつも調理室に籠って商品開発をしているらしい。だから、あんなに美味しいケーキが生まれたのかと感心する。けれど、お客さんが来ないということは、それだけ商品が売れていないということ。このお店は、ちゃんと営業していけているのかどうか心配になる。
というか、神谷さんと僕以外に従業員はいないのだろうかと今更になって気になってきた。神谷さんに質問すれば分かるだろうけれど、奥に引っ込んだために今は聞けない。そして、今のところ神谷さん以外の人を見ていない。営業時間になったら売り子が来るだろうと予想していたのに、誰もやって来ていなかった。
休んでいて大丈夫と言われたけれど、せっかくの職場体験初日に休む気にはなれない。来ないだろうと言われたけれど、一応僕はカウンターに立ってお客さんが来るのを待つことにした。ついでに、目の前に並べてある商品の名前と価格を覚えて、いつでも売り子として仕事ができるように備えることにした。
***
一時間を過ぎると、店内に並べられてある商品の名前と値段を一通り覚えることができた。いつでも対応できるように準備は万端。だけど、神谷さんの言っていた通りお客さんは一人も訪れることはなかった。
お店の目の前にある通りには、ちらほらと人が歩いているのが見えた。けれども、足早に通り過ぎていく。店内に入ってくる様子はない。何人かが立ち止まって、お店の外からショーケースを覗き込んでいたけれど、結局誰も入店することはなかった。朝から昼までの時間、お客さんが来ることはないようだ。
なら何で、お店を開けているんだろう……。
転移前の世界では、このお店はいつも活気に満ちていた。常連客が次々と訪れて、神谷さんも忙しそうに接客をしていた。その記憶と現在のギャップに、僕は胸が締め付けられるような思いがした。
午後には何か仕事があると言っていたから、それまでもう少し店番しながら、掃除でもしようかな、と思いつく。ちょっとでも、自分のできることを。
掃き掃除はホコリが店内に舞って、ケースの中に保存されているとはいえお菓子を売っているお店として問題になりそうなので、拭き掃除を行うことに。
更衣室の中に置いてあった雑巾を見つけてきて、店内の気になる部分を拭いていく。商品の置かれたショーケースは汚れもなくて綺麗に保たれているようだったけれど、その他の部分、店内を彩る小物や棚などは結構汚れていて、何度も雑巾を洗い直す必要があった。
掃除中に店内を詳しく観察してみると、ホコリも隅の方に結構溜まっているのが見えて、店内の掃除が少し足りていないようだった。お店にお客さんが来ないだろうと、掃除を疎かにしているのかもしれない。勿体ないな。
でも、あんなに美味しいケーキを作る神谷さんなのに、どうしてこんな状況を受け入れているのだろう。
「あれ? 佐藤くん、お店の掃除をしてくれていたの?」
集中して掃除している間に、時間が過ぎていたようだ。神谷さんがやって来て僕の掃除をしている姿を見てすごく驚いている。その表情には、困惑と申し訳なさが混ざっていた。
「ええ。せっかくの職場体験なので、休んでいるだけなのはもったいないと思って。店番しながら、店内を掃除をしていました」
「……そう、ありがとう。お客さんは来なかったでしょう?」
驚いた様子から変わって恐る恐るといった感じで僕を観察してきた神谷さんは、僕の返答を聞くと落ち着いて午前中の店番のことについて聞いてくる。
「ええ、神谷さんの言うとおりお店に人は来ませんでした」
「そうね。きっと、午後もお客さんは来ないでしょうね。このお店は一応開けているけれど、店頭で売れることはほとんどないから」
店頭で商品は売れない。どうやら、午後もお店にお客さんは来ないらしい。
「え? それじゃあ、せっかく作った商品は?」
「それとかは、近くの保育園の人が買い取ってくれるのがほとんど。残りは、近所の人に配ったりするのよ」
今朝作った商品は保育園に買い取ってもらって、園児たちの3時のおやつに出されるらしい。そして、残りを近所の人にあげたり自分で食べたりするので、ほとんど廃棄処分せずに済ませているとのこと。そうやって、この店はなんとか成り立っているという。
神谷さんに現状について話を聞いて、僕はやっぱり複雑な気持ちになる。これほど美味しいケーキを作れるのに、なぜもっと多くの人に知ってもらおうとしないのだろう。
「このケーキの味を知れば、リピーターも増えるだろうし売れると思うんですが……」
「ありがとう。でも、私は積極的に売り出そうとは考えていないの。今も保育園への定期販売による収入でギリギリだけれど黒字営業できているし、赤字が出なければ十分よ。ただ、お菓子作りができれば良いって思っているから」
神谷さんの言葉に、僕は驚いた。転移前の世界の神谷さんは、もっと野心的で、お店を大きくしたいと語っていたのに。この世界の神谷さんは、なぜこんなにも消極的なのだろう。
きっと何か理由があるのだろう。でも僕は、この状況を変えたいと思った。神谷さんの素晴らしい技術を、もっと多くの人たちに知ってもらいたい。このお店を、再び活気づけたい。
そんな想いを胸に、僕は神谷さんを見つめた。
「あ、あの。店番とかしなくて良いんですか?」
「え? ああ、たぶんお客さんは来ないから。佐藤くんも、休憩室で自由に過ごしていいからね」
「え?」
神谷さんから返ってきた言葉に唖然としてしまう。初めてクローリス洋菓子店に来た時を思い出すと、その時も店番はおらず神谷さんは店の奥で何かをしていた。どうやら、このお店は無人なのが日常的なことらしい。
転移前の記憶では、いつも賑わっていたお店だったのに。この違いに、僕の心は複雑になった。
「何か用があれば、このベルを鳴らしてもらうようにしているから大丈夫」
神谷さんが指す先を見ると、確かにカウンターの上に手のひらで押すとチンと甲高い音が鳴るベルが置かれていた。
レジには現金を少ししか置いていないし、監視カメラも設置してあるから防犯も大丈夫。そもそも朝に来店するお客さんが一切いないのがいつものことなので、人を置いていても無駄だと店番の必要性がないことを説明された。
「あの、それじゃあ神谷さんはこれから何をするんですか?」
「私は、いつもこの時間は商品の研究をしているの。それじゃあ、佐藤くんは好きに過ごしていて。午後からまた、やってもらうことがあるから」
「あっ……」
神谷さんはそう言って、僕の返事を待たずに奥へと引っ込んでしまった。
平日の午前中、いつも調理室に籠って商品開発をしているらしい。だから、あんなに美味しいケーキが生まれたのかと感心する。けれど、お客さんが来ないということは、それだけ商品が売れていないということ。このお店は、ちゃんと営業していけているのかどうか心配になる。
というか、神谷さんと僕以外に従業員はいないのだろうかと今更になって気になってきた。神谷さんに質問すれば分かるだろうけれど、奥に引っ込んだために今は聞けない。そして、今のところ神谷さん以外の人を見ていない。営業時間になったら売り子が来るだろうと予想していたのに、誰もやって来ていなかった。
休んでいて大丈夫と言われたけれど、せっかくの職場体験初日に休む気にはなれない。来ないだろうと言われたけれど、一応僕はカウンターに立ってお客さんが来るのを待つことにした。ついでに、目の前に並べてある商品の名前と価格を覚えて、いつでも売り子として仕事ができるように備えることにした。
***
一時間を過ぎると、店内に並べられてある商品の名前と値段を一通り覚えることができた。いつでも対応できるように準備は万端。だけど、神谷さんの言っていた通りお客さんは一人も訪れることはなかった。
お店の目の前にある通りには、ちらほらと人が歩いているのが見えた。けれども、足早に通り過ぎていく。店内に入ってくる様子はない。何人かが立ち止まって、お店の外からショーケースを覗き込んでいたけれど、結局誰も入店することはなかった。朝から昼までの時間、お客さんが来ることはないようだ。
なら何で、お店を開けているんだろう……。
転移前の世界では、このお店はいつも活気に満ちていた。常連客が次々と訪れて、神谷さんも忙しそうに接客をしていた。その記憶と現在のギャップに、僕は胸が締め付けられるような思いがした。
午後には何か仕事があると言っていたから、それまでもう少し店番しながら、掃除でもしようかな、と思いつく。ちょっとでも、自分のできることを。
掃き掃除はホコリが店内に舞って、ケースの中に保存されているとはいえお菓子を売っているお店として問題になりそうなので、拭き掃除を行うことに。
更衣室の中に置いてあった雑巾を見つけてきて、店内の気になる部分を拭いていく。商品の置かれたショーケースは汚れもなくて綺麗に保たれているようだったけれど、その他の部分、店内を彩る小物や棚などは結構汚れていて、何度も雑巾を洗い直す必要があった。
掃除中に店内を詳しく観察してみると、ホコリも隅の方に結構溜まっているのが見えて、店内の掃除が少し足りていないようだった。お店にお客さんが来ないだろうと、掃除を疎かにしているのかもしれない。勿体ないな。
でも、あんなに美味しいケーキを作る神谷さんなのに、どうしてこんな状況を受け入れているのだろう。
「あれ? 佐藤くん、お店の掃除をしてくれていたの?」
集中して掃除している間に、時間が過ぎていたようだ。神谷さんがやって来て僕の掃除をしている姿を見てすごく驚いている。その表情には、困惑と申し訳なさが混ざっていた。
「ええ。せっかくの職場体験なので、休んでいるだけなのはもったいないと思って。店番しながら、店内を掃除をしていました」
「……そう、ありがとう。お客さんは来なかったでしょう?」
驚いた様子から変わって恐る恐るといった感じで僕を観察してきた神谷さんは、僕の返答を聞くと落ち着いて午前中の店番のことについて聞いてくる。
「ええ、神谷さんの言うとおりお店に人は来ませんでした」
「そうね。きっと、午後もお客さんは来ないでしょうね。このお店は一応開けているけれど、店頭で売れることはほとんどないから」
店頭で商品は売れない。どうやら、午後もお店にお客さんは来ないらしい。
「え? それじゃあ、せっかく作った商品は?」
「それとかは、近くの保育園の人が買い取ってくれるのがほとんど。残りは、近所の人に配ったりするのよ」
今朝作った商品は保育園に買い取ってもらって、園児たちの3時のおやつに出されるらしい。そして、残りを近所の人にあげたり自分で食べたりするので、ほとんど廃棄処分せずに済ませているとのこと。そうやって、この店はなんとか成り立っているという。
神谷さんに現状について話を聞いて、僕はやっぱり複雑な気持ちになる。これほど美味しいケーキを作れるのに、なぜもっと多くの人に知ってもらおうとしないのだろう。
「このケーキの味を知れば、リピーターも増えるだろうし売れると思うんですが……」
「ありがとう。でも、私は積極的に売り出そうとは考えていないの。今も保育園への定期販売による収入でギリギリだけれど黒字営業できているし、赤字が出なければ十分よ。ただ、お菓子作りができれば良いって思っているから」
神谷さんの言葉に、僕は驚いた。転移前の世界の神谷さんは、もっと野心的で、お店を大きくしたいと語っていたのに。この世界の神谷さんは、なぜこんなにも消極的なのだろう。
きっと何か理由があるのだろう。でも僕は、この状況を変えたいと思った。神谷さんの素晴らしい技術を、もっと多くの人たちに知ってもらいたい。このお店を、再び活気づけたい。
そんな想いを胸に、僕は神谷さんを見つめた。
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