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第11話 俺たちの将来 ※ギオマスラヴ王子視点
父上から呼び出された俺は、部屋で待ち構えていた父上に挨拶してから席に着いた。一体、何の話だろうか。
先日の婚約破棄の件については、もう十分に怒られたはず。それに、もう終わったことだから、蒸し返すような話でもないと思うのだが。
父上の表情は厳しい。きっと、面倒なことを言われると思う。嫌だな。そんな事を考えていると、父上が重々しい雰囲気で口を開いた。
「イステリッジ公爵家の当主と話し合い、お前の今後について決定した」
「……はい」
俺は緊張しながら返事をする。また勝手に、俺の今後について決めるなんて。でも仕方ない。国王である父上の決定に従うしかない。俺は、王太子なんだから。
「お前は、王太子のまま。ルシヨンヌ男爵令嬢との婚約も認める。そのための準備を進めるように」
「っ! はいっ!」
言われたことを理解して、俺は元気よく返事をした。
俺が愛するリザベットと結婚することを認めてもらえた! なんて、嬉しいんだ。やはり、リザベットは俺にとって運命の相手。こうなることが必然だった。
それに、イステリッジ公爵家と話し合って決めたということは、公爵家当主が良いアシストをしてくれた、ということか。
父上は、勝手に婚約を破棄したことを怒っていた。リザベットとの結婚も否定的だった。それが意見を一変させて、認めてくれるなんて。きっと、公爵家が良い仕事をしてくれたに違いない。さすが、王家に従う貴族だな。その役割を十分に果たしてくれた。
王家の威光にひれ伏すだけの貴族だと思っていたけど、なかなか見込みがあるな。俺が王位を継承したあかつきには、重用してやろうではないか。
「ただし!」
喜びに浸っていると、父上が続けて言った。まだ、何かあるのか。この喜んだ気持ちを、台無しにしないでほしいのだが。
「お前は、王位を継ぐための教育をもう一度受けるように。真剣に学んで、国王として相応しい振る舞いを身につけるんだ」
「わかりました!」
なるほどな。王位を受け継ぐために教育を受ける必要があるのか。今までにも教育を受けてきたが、それ以上に必要となるのかな。
リザベットとの結婚を認めてもらった俺は、彼女に相応しい王になる。そのために教育を受けるのは、ありだな。勉強するのは面倒で嫌だけど、もっと真剣に。国王としての振る舞いを身につけたるために、学ぼうじゃないか。やる気が湧いてきたぞ。
それから、リザベットにも王妃としての教育を施すらしい。彼女には頑張ってもらわないと。だけど、俺たちの輝かしい将来のために、必要なことだ。共に歩むために、お互い努力するとしようじゃないか。
ここが踏ん張りどころだろう。俺は、王になった自分と、王妃になったリザベットの将来の姿を想像して嬉しくなった。ああ、楽しみだなあ。きっと、素晴らしい未来が訪れるはず。
「それから、お前にも話しておかないといけない大事な話だが――」
「はい」
「これから――」
「はい」
父上は、他にも色々と言っているようだった。しかし、将来のことについて考えるのに大変だった俺は、その話を軽く聞き流していた。大事な話は、最初にちゃんと聞いた。その他については、必要なさそう。早く話を終えて、リザベットと会いたい。今回の話を、今すぐに伝えたい。そんな事を考えていた。
先日の婚約破棄の件については、もう十分に怒られたはず。それに、もう終わったことだから、蒸し返すような話でもないと思うのだが。
父上の表情は厳しい。きっと、面倒なことを言われると思う。嫌だな。そんな事を考えていると、父上が重々しい雰囲気で口を開いた。
「イステリッジ公爵家の当主と話し合い、お前の今後について決定した」
「……はい」
俺は緊張しながら返事をする。また勝手に、俺の今後について決めるなんて。でも仕方ない。国王である父上の決定に従うしかない。俺は、王太子なんだから。
「お前は、王太子のまま。ルシヨンヌ男爵令嬢との婚約も認める。そのための準備を進めるように」
「っ! はいっ!」
言われたことを理解して、俺は元気よく返事をした。
俺が愛するリザベットと結婚することを認めてもらえた! なんて、嬉しいんだ。やはり、リザベットは俺にとって運命の相手。こうなることが必然だった。
それに、イステリッジ公爵家と話し合って決めたということは、公爵家当主が良いアシストをしてくれた、ということか。
父上は、勝手に婚約を破棄したことを怒っていた。リザベットとの結婚も否定的だった。それが意見を一変させて、認めてくれるなんて。きっと、公爵家が良い仕事をしてくれたに違いない。さすが、王家に従う貴族だな。その役割を十分に果たしてくれた。
王家の威光にひれ伏すだけの貴族だと思っていたけど、なかなか見込みがあるな。俺が王位を継承したあかつきには、重用してやろうではないか。
「ただし!」
喜びに浸っていると、父上が続けて言った。まだ、何かあるのか。この喜んだ気持ちを、台無しにしないでほしいのだが。
「お前は、王位を継ぐための教育をもう一度受けるように。真剣に学んで、国王として相応しい振る舞いを身につけるんだ」
「わかりました!」
なるほどな。王位を受け継ぐために教育を受ける必要があるのか。今までにも教育を受けてきたが、それ以上に必要となるのかな。
リザベットとの結婚を認めてもらった俺は、彼女に相応しい王になる。そのために教育を受けるのは、ありだな。勉強するのは面倒で嫌だけど、もっと真剣に。国王としての振る舞いを身につけたるために、学ぼうじゃないか。やる気が湧いてきたぞ。
それから、リザベットにも王妃としての教育を施すらしい。彼女には頑張ってもらわないと。だけど、俺たちの輝かしい将来のために、必要なことだ。共に歩むために、お互い努力するとしようじゃないか。
ここが踏ん張りどころだろう。俺は、王になった自分と、王妃になったリザベットの将来の姿を想像して嬉しくなった。ああ、楽しみだなあ。きっと、素晴らしい未来が訪れるはず。
「それから、お前にも話しておかないといけない大事な話だが――」
「はい」
「これから――」
「はい」
父上は、他にも色々と言っているようだった。しかし、将来のことについて考えるのに大変だった俺は、その話を軽く聞き流していた。大事な話は、最初にちゃんと聞いた。その他については、必要なさそう。早く話を終えて、リザベットと会いたい。今回の話を、今すぐに伝えたい。そんな事を考えていた。
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