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20 研究チームに紹介される
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意外とアホな理由で転移した可能性が出てきたが、これはさすがに他人には説明できない。
まぁ、説明するなら巻き込まれたってだけでいいか。予定外の転移だった。事故だったと。俺、事故ばっかだな。
二日後、検査も終わって俺たち三人は第一研究室のメンバーに紹介された。
この世界でも転移装置関連の研究員を除くとホワン以下五名のチームだった。ただし、メリスとユリはいなかった。代わりにシナノとセリーという名の女性メンバーがいた。
大まかな事情はホワンが説明してくれたらしいが、改めて俺たちの口からも説明した。人づてで誤解を生まないためだ。
「転移先が空中で良かったですね。地下深くだったら生還出来ませんでした」
シナノという名の女性メンバーが怖いことを言った。発想が怖い。
「全くだな。どうも、俺は事故に巻き込まれる運命らしい」
とりあえず、同意しておく。
「二人も同じ運命なの?」セリーが言った。物おじしない性格なのかな?
「どうかな? 巻き込まれたかんじ?」メリスが調子を合わせる。
「そうね」とユリ。
「もう、後戻りできないけど」
メリス、意味深な言い方は止めてくれ。
「なるほど、そうですね。別の世界へ飛ばされてしまいましたからね」
「そうだね~っ」とセリー。
とりあえず、素直な人たちで良かった。
「ともかく、この世界にいる間は生活の心配はいらない。出来れば、俺たちの研究に参加して欲しいが、それも好きにしてくれ」
ホワンが太っ腹なことを言った。まぁ、袋小路に入っていた研究に突破口が開けたらしいしな。どちらかと言えば歓迎だよな?
「というか、僕らは新しいテーマに夢中です」とマナブ。
「そう、俺もやる気が出て来たよ」とトウカ。
二人は、こっちの世界でもあまり変わらない。
というか全く同じに見える。実際同じ存在なのかもしれない、などと思ってしまう。どこかでつながってるとか?
「あっ、でも、私の研究には、ぜひ参加してくださいね」
これはレジンだ。こっちの防護スーツにも滑空モードを取り込みたいんだそうで、ここに来て居る。
「それは構いませんよ。滑空モードも改良して貰えたら嬉しいし」
「はい、努力しましょう」
レジンさん、ルジンより真面目そうな感じだ。
俺たちの話を聞いて、空間転移研究はそのまま確率論的多重世界の研究に移行することになった。
そして、世界ゼロと同様に『転移世界の絞り込み』と『転移方向の制御』に重点を置くことになった。また、世界の識別方法の研究も並行して進める。
* * *
世界間の通信については世界ゼロでは別チームに頼んだが、この世界では俺たち三人が暇になったのでレジンに協力することになった。
防護スーツに組み込む予定だ。
「通信の要となる転移発行物質は絶滅危惧種でシグナルが出ることが多いので、これを最優先に調べる必要があると思います。ただ、現時点では絶滅の危険がないと判断されているものも世界が変われば絶滅するかもしれません。調べたものは全て記録に残すと同時に保存するのがいいと思います」ユリは、自信をもって言った。
「なるほど。とても有益な情報です」
ここまで分かっていれば、更に進めるのは容易だ。
「発光に必要な重力加速素子と陽電子発生素子は、小さくてもいいんでしょうか?」とレジン。
この世界Lでは、どちらも素子の形で実現されているのが信じられない。
「分子レベルの転移が出来ればいいので、小さくても問題ありません」
「そうですか。でしたら防護スーツに付属の重力加速器を小さくすればいいですね」
「滑空は安定して出来ますか?」
「えっ? ああ、性能は向上しますよ。あくまでも、小型になるだけです」レジンは少し笑って言う。
「それを聞いて安心しました」
「それと、エネルギーモジュールも搭載しましょう」
「エネルギーモジュールですか?」
「ええ、低温核融合電源モジュールです」レジンはさらっと言う。
「まじですか」さすがに俺は驚いた。怪しい論文しか見たことない。
「凄い」メリスも信じられない顔だ。
「作れるんだ」ユリも同じだ。というか、呆けている?
「ははは。そうですね。私が作ったわけじゃありませんが」レジン、ちょっと自慢げ。
「やっぱり、この世界のほうが進んでるな。ってことは、俺たちは下流に飛ばされたんだろうな」
「そうよね」とメリス。
「やっぱり」とユリ。
「そうなんですか?」レジンは自信なさそうに言う。
「はい。より、レアな方向に飛ばされたようです。まぁ、転移実験をすると普通に下流に飛ぶようですが」
俺は世界ゼロの実験結果を思い出して言った。
「それは、存在確率の低い方向へ転移するということでしょうか?」とレジン。
「恐らく」
「存在確率の低い世界のほうが高度な文明を築いていると?」
「そうですね。まだ二つの世界を見ただけの印象ですけど。高い文明を築くのは簡単ではない筈なので確率は低くなって当然でしょう」
「なるほど。しかし、努力して消えてしまうのは納得いきませんね」
そう言ってレジンは笑った。
それはそうだよな。まぁ、そう単純な話ではないと思うが。
怠けすぎな世界も同じくらいレアだろう。
* * *
この日、俺たち三人はそれぞれ個室を貰った。
もちろん隣同士だ。当然のように俺の部屋にユリが遊びに来るのだが。
「何故メリスも来るんだ?」
「だって、ほら私も恋人宣言したし。えっと世界の選択だし」
メリスは言い訳に使い始めたようだ。多重世界認定の関係?
「そうだけど。一緒はないだろ」
「だって、また二人にしたら転移しそうだし」
「いや、もう転移は終わりだろ。むしろメリスが来たら転移するんじゃないか?」
「そうなの?」とメリス。
「知らんけど」
「危険なんじゃない?」とユリ。
「でも、早い時期に実験しておいたほうがいいわよ?」とメリス。
「実験なのか?」
「実験なのよ」嘘つけ。
「他人の気持ちで実験するなよ」
「私の気持ちもあるんだけど」
「いや、そうじゃなくて」
「私の気持ちもね」とユリ。
「いや、世界の選択だから気持ちは関係ないんじゃ? で、お前いつからだよ」
「えっ? そんなこと分かんないけど、歴史年表を一緒に作ったあたり……かな?」とメリス。
「あっ、そう言えばメリス、発表の時にリュウばっか見てたよね」ユリが気が付いた。
「そうなのか?」
「そうだったかしら?」
「そうだったのよ」
「お前も、よく見てるな」
「だって」
「もういいよ。今夜はこのまま大人しく寝よう」
「は~いっ」
「ふふ。なんか修学旅行みたい」メリスが言う。
「お前の学校、男女で寝るんか!」
なんだが、おかしな三人組になって来たな。
俺、本当に元の世界に帰れるんだろうか?
てか、返す気あるんだろうか?
まぁ、説明するなら巻き込まれたってだけでいいか。予定外の転移だった。事故だったと。俺、事故ばっかだな。
二日後、検査も終わって俺たち三人は第一研究室のメンバーに紹介された。
この世界でも転移装置関連の研究員を除くとホワン以下五名のチームだった。ただし、メリスとユリはいなかった。代わりにシナノとセリーという名の女性メンバーがいた。
大まかな事情はホワンが説明してくれたらしいが、改めて俺たちの口からも説明した。人づてで誤解を生まないためだ。
「転移先が空中で良かったですね。地下深くだったら生還出来ませんでした」
シナノという名の女性メンバーが怖いことを言った。発想が怖い。
「全くだな。どうも、俺は事故に巻き込まれる運命らしい」
とりあえず、同意しておく。
「二人も同じ運命なの?」セリーが言った。物おじしない性格なのかな?
「どうかな? 巻き込まれたかんじ?」メリスが調子を合わせる。
「そうね」とユリ。
「もう、後戻りできないけど」
メリス、意味深な言い方は止めてくれ。
「なるほど、そうですね。別の世界へ飛ばされてしまいましたからね」
「そうだね~っ」とセリー。
とりあえず、素直な人たちで良かった。
「ともかく、この世界にいる間は生活の心配はいらない。出来れば、俺たちの研究に参加して欲しいが、それも好きにしてくれ」
ホワンが太っ腹なことを言った。まぁ、袋小路に入っていた研究に突破口が開けたらしいしな。どちらかと言えば歓迎だよな?
「というか、僕らは新しいテーマに夢中です」とマナブ。
「そう、俺もやる気が出て来たよ」とトウカ。
二人は、こっちの世界でもあまり変わらない。
というか全く同じに見える。実際同じ存在なのかもしれない、などと思ってしまう。どこかでつながってるとか?
「あっ、でも、私の研究には、ぜひ参加してくださいね」
これはレジンだ。こっちの防護スーツにも滑空モードを取り込みたいんだそうで、ここに来て居る。
「それは構いませんよ。滑空モードも改良して貰えたら嬉しいし」
「はい、努力しましょう」
レジンさん、ルジンより真面目そうな感じだ。
俺たちの話を聞いて、空間転移研究はそのまま確率論的多重世界の研究に移行することになった。
そして、世界ゼロと同様に『転移世界の絞り込み』と『転移方向の制御』に重点を置くことになった。また、世界の識別方法の研究も並行して進める。
* * *
世界間の通信については世界ゼロでは別チームに頼んだが、この世界では俺たち三人が暇になったのでレジンに協力することになった。
防護スーツに組み込む予定だ。
「通信の要となる転移発行物質は絶滅危惧種でシグナルが出ることが多いので、これを最優先に調べる必要があると思います。ただ、現時点では絶滅の危険がないと判断されているものも世界が変われば絶滅するかもしれません。調べたものは全て記録に残すと同時に保存するのがいいと思います」ユリは、自信をもって言った。
「なるほど。とても有益な情報です」
ここまで分かっていれば、更に進めるのは容易だ。
「発光に必要な重力加速素子と陽電子発生素子は、小さくてもいいんでしょうか?」とレジン。
この世界Lでは、どちらも素子の形で実現されているのが信じられない。
「分子レベルの転移が出来ればいいので、小さくても問題ありません」
「そうですか。でしたら防護スーツに付属の重力加速器を小さくすればいいですね」
「滑空は安定して出来ますか?」
「えっ? ああ、性能は向上しますよ。あくまでも、小型になるだけです」レジンは少し笑って言う。
「それを聞いて安心しました」
「それと、エネルギーモジュールも搭載しましょう」
「エネルギーモジュールですか?」
「ええ、低温核融合電源モジュールです」レジンはさらっと言う。
「まじですか」さすがに俺は驚いた。怪しい論文しか見たことない。
「凄い」メリスも信じられない顔だ。
「作れるんだ」ユリも同じだ。というか、呆けている?
「ははは。そうですね。私が作ったわけじゃありませんが」レジン、ちょっと自慢げ。
「やっぱり、この世界のほうが進んでるな。ってことは、俺たちは下流に飛ばされたんだろうな」
「そうよね」とメリス。
「やっぱり」とユリ。
「そうなんですか?」レジンは自信なさそうに言う。
「はい。より、レアな方向に飛ばされたようです。まぁ、転移実験をすると普通に下流に飛ぶようですが」
俺は世界ゼロの実験結果を思い出して言った。
「それは、存在確率の低い方向へ転移するということでしょうか?」とレジン。
「恐らく」
「存在確率の低い世界のほうが高度な文明を築いていると?」
「そうですね。まだ二つの世界を見ただけの印象ですけど。高い文明を築くのは簡単ではない筈なので確率は低くなって当然でしょう」
「なるほど。しかし、努力して消えてしまうのは納得いきませんね」
そう言ってレジンは笑った。
それはそうだよな。まぁ、そう単純な話ではないと思うが。
怠けすぎな世界も同じくらいレアだろう。
* * *
この日、俺たち三人はそれぞれ個室を貰った。
もちろん隣同士だ。当然のように俺の部屋にユリが遊びに来るのだが。
「何故メリスも来るんだ?」
「だって、ほら私も恋人宣言したし。えっと世界の選択だし」
メリスは言い訳に使い始めたようだ。多重世界認定の関係?
「そうだけど。一緒はないだろ」
「だって、また二人にしたら転移しそうだし」
「いや、もう転移は終わりだろ。むしろメリスが来たら転移するんじゃないか?」
「そうなの?」とメリス。
「知らんけど」
「危険なんじゃない?」とユリ。
「でも、早い時期に実験しておいたほうがいいわよ?」とメリス。
「実験なのか?」
「実験なのよ」嘘つけ。
「他人の気持ちで実験するなよ」
「私の気持ちもあるんだけど」
「いや、そうじゃなくて」
「私の気持ちもね」とユリ。
「いや、世界の選択だから気持ちは関係ないんじゃ? で、お前いつからだよ」
「えっ? そんなこと分かんないけど、歴史年表を一緒に作ったあたり……かな?」とメリス。
「あっ、そう言えばメリス、発表の時にリュウばっか見てたよね」ユリが気が付いた。
「そうなのか?」
「そうだったかしら?」
「そうだったのよ」
「お前も、よく見てるな」
「だって」
「もういいよ。今夜はこのまま大人しく寝よう」
「は~いっ」
「ふふ。なんか修学旅行みたい」メリスが言う。
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