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16 政党支援2
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結果を調べる日時は決まっているので調査は簡単だ。
俺はさくっと調べてすぐに戻ってきた。
「おお、もう分かったのですか!」
村長が驚いた声を上げる。
話し相手にと出てきていた意次は、やっぱりかという顔で俺を迎えた。
まぁ、いつものことだし何度も繰り返すんだからな。早いに越したことはない。
俺たちもお茶を貰って報告した。
「まず、全員当選していました。全部の地区で余裕で当選です。それから、提案して実施した政策がハマって、地域の産業が活性化しています。全員に次期国会議員への要請が来ていました」
普通の政治家なら大成功で大喜びするところだ。
「失敗だ! なんてこった!」
一人の候補者が言った。
当選して国会議員を要請されてるのに失敗なんだ。
「真面目過ぎるのかな?」別の候補者が言った。
「でも、手なんか抜けないし、賄賂なんて気持ち悪いもの受け取れないし」それはそうだ。
そもそも、ここの人間に法律に抵触することなど出来る筈がないのだ。
「かといって、不真面目な政策は出せない」村長も同じだ。
ここの人達に、そんなマニフェストなど作れる筈がない。
俺は改めてマニフェストを手に取ってみた。
そこには『誠心党マニフェスト』と書かれていた。
「誠心党か」なんとなく言ってしまった。
「何か?」村長は気になったようだ。
「かっこいいですね!」
「かっこいい? 『誠心党』が? だたの真面目な堅物という印象を狙ったんですが」と村長。
他の候補者も同じように頷いた。
「ちょっと狙いすぎな政党名で、微妙な感じにしたつもりなんです」別の候補者も言う。
「そうですか? これはこれで支持したくなりますよ。まぁ、他の政党との兼ね合いなんでしょうけど」
「ふむ。そうか。なら君ならどうするね」村長はそんなことを言った。
まぁ、色々考えての今の案なんだろう。
俺の思い付きで決まるわけはない。適当なことを言っておこう。
「そうですね。微妙というかふざけた感じなら票が減るでしょう」
「ふざけた感じ?」と村長。
「ふざけるなんて考えられない」と候補者。そうでしょうとも。
「では、私たちには考えられない、ふざけた政党名とはどんなものですか?」と村長。
そんなこと言われてもな。
顔役たちが期待するような目で俺を見てくる。
「そうですね。『波風立てない党』とか」
「おお、確かにふざけてますね」と村長。はい、うちの社訓ですけど。
「見て見ぬ党とか」
「とんでもないですね」と顔役。
「喧嘩両成敗党とか」
「悪くは無いけど、ふざけてますね」はい。全力です。
「無い袖は振れない党とか」
「確かに、そんな名前は思い付きませんでした」そりゃ、ふざけてるからね。
さすがに、みんな微妙な顔をしている。
「しかし、マニフェストを修正することは難しい。これ以上話し合うと、さらにいいものが出来てしまう! ここは、マニフェストはそのままに、党名をふざけるしかありません」と顔役。
「分かりました。では、『波風立てない党』でいってみましょう」
そう言って村長はマニフェストの『誠心党』を消して『波風立てない党』に修正した。マジか。
そして俺は未来へと飛んだ。
* * *
「ごめんなさい。さらに、人気が出てしまいました。全部の地域でトップ当選してました」
俺は、見たままを報告した。
「政策はしっかりしてましたし皆さんの働きが素晴らしいので、当然国会議員を要請されてました。しかも、今回は政権与党からのラブコールでした」
「な、なんということだ!」と天を仰ぐ村長。
「まさか、あれでもふざけ足りないと」と地団駄踏む候補者。
だから、うちの社訓なんですけど?
「政党名で気が緩んで、気兼ねなく仕事しちゃったのかも」と他の候補者。ノリノリですか。
「しかし、政党名で結果が大きく変わることも証明されましたな」
村長、大事なポイントに気が付いたように言う。
「おお、そうです。つまり、成功は間近です!」と候補者。
遠くなってますけど?
「確かにインパクトある政党名ですからね!」はい。恥ずかしいレベルで。
「これは、全部試してみるしかないでしょう!」と村長。全部試すのか。
結局、何度か未来へ往復して、政党名は『無い袖は振れない党』となった。
いいのかな~っ。
俺はさくっと調べてすぐに戻ってきた。
「おお、もう分かったのですか!」
村長が驚いた声を上げる。
話し相手にと出てきていた意次は、やっぱりかという顔で俺を迎えた。
まぁ、いつものことだし何度も繰り返すんだからな。早いに越したことはない。
俺たちもお茶を貰って報告した。
「まず、全員当選していました。全部の地区で余裕で当選です。それから、提案して実施した政策がハマって、地域の産業が活性化しています。全員に次期国会議員への要請が来ていました」
普通の政治家なら大成功で大喜びするところだ。
「失敗だ! なんてこった!」
一人の候補者が言った。
当選して国会議員を要請されてるのに失敗なんだ。
「真面目過ぎるのかな?」別の候補者が言った。
「でも、手なんか抜けないし、賄賂なんて気持ち悪いもの受け取れないし」それはそうだ。
そもそも、ここの人間に法律に抵触することなど出来る筈がないのだ。
「かといって、不真面目な政策は出せない」村長も同じだ。
ここの人達に、そんなマニフェストなど作れる筈がない。
俺は改めてマニフェストを手に取ってみた。
そこには『誠心党マニフェスト』と書かれていた。
「誠心党か」なんとなく言ってしまった。
「何か?」村長は気になったようだ。
「かっこいいですね!」
「かっこいい? 『誠心党』が? だたの真面目な堅物という印象を狙ったんですが」と村長。
他の候補者も同じように頷いた。
「ちょっと狙いすぎな政党名で、微妙な感じにしたつもりなんです」別の候補者も言う。
「そうですか? これはこれで支持したくなりますよ。まぁ、他の政党との兼ね合いなんでしょうけど」
「ふむ。そうか。なら君ならどうするね」村長はそんなことを言った。
まぁ、色々考えての今の案なんだろう。
俺の思い付きで決まるわけはない。適当なことを言っておこう。
「そうですね。微妙というかふざけた感じなら票が減るでしょう」
「ふざけた感じ?」と村長。
「ふざけるなんて考えられない」と候補者。そうでしょうとも。
「では、私たちには考えられない、ふざけた政党名とはどんなものですか?」と村長。
そんなこと言われてもな。
顔役たちが期待するような目で俺を見てくる。
「そうですね。『波風立てない党』とか」
「おお、確かにふざけてますね」と村長。はい、うちの社訓ですけど。
「見て見ぬ党とか」
「とんでもないですね」と顔役。
「喧嘩両成敗党とか」
「悪くは無いけど、ふざけてますね」はい。全力です。
「無い袖は振れない党とか」
「確かに、そんな名前は思い付きませんでした」そりゃ、ふざけてるからね。
さすがに、みんな微妙な顔をしている。
「しかし、マニフェストを修正することは難しい。これ以上話し合うと、さらにいいものが出来てしまう! ここは、マニフェストはそのままに、党名をふざけるしかありません」と顔役。
「分かりました。では、『波風立てない党』でいってみましょう」
そう言って村長はマニフェストの『誠心党』を消して『波風立てない党』に修正した。マジか。
そして俺は未来へと飛んだ。
* * *
「ごめんなさい。さらに、人気が出てしまいました。全部の地域でトップ当選してました」
俺は、見たままを報告した。
「政策はしっかりしてましたし皆さんの働きが素晴らしいので、当然国会議員を要請されてました。しかも、今回は政権与党からのラブコールでした」
「な、なんということだ!」と天を仰ぐ村長。
「まさか、あれでもふざけ足りないと」と地団駄踏む候補者。
だから、うちの社訓なんですけど?
「政党名で気が緩んで、気兼ねなく仕事しちゃったのかも」と他の候補者。ノリノリですか。
「しかし、政党名で結果が大きく変わることも証明されましたな」
村長、大事なポイントに気が付いたように言う。
「おお、そうです。つまり、成功は間近です!」と候補者。
遠くなってますけど?
「確かにインパクトある政党名ですからね!」はい。恥ずかしいレベルで。
「これは、全部試してみるしかないでしょう!」と村長。全部試すのか。
結局、何度か未来へ往復して、政党名は『無い袖は振れない党』となった。
いいのかな~っ。
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