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番外編 アンジェリア・フォードの人生
第一話 初めての夢
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一生を貴族で終えるつもりは無かった。
「私、商人になりたい」
夕食中に突然そう話し出したアンジェリアに、父であるマルセルは口に運び込もうとしていた肉を空中で静止させる。
「ええと、アンジェリア?」
「はい」
「本気度はどれくらいかね」
突拍子もないことを言われて落ち着いていられるマルセルの精神力は、社交界での賜物というより、彼の性格ゆえである。いや、アンジェリアの場合、突拍子もないとは言えなかったというのが真に正しいだろう。
「難しいかもしれないってことは分かってる。でも、できるならすぐに貴族社会から抜け出したい」
アンジェリアは父の目を真っ直ぐ見てそう返した。続いて母をちらりと見ると、特に動揺はしていないらしい。姉シャーロットに至っては、遂に言い出した妹を称賛するような視線さえ送っている。それだけ、フォード伯爵家では次女のアンジェリアが貴族社会に興味を持っていないことを、皆知っていたのだ。
「……分かった。ひとまず、ダンスの練習は停止してもらうように言っておく」
とうとう来る時が来たと言わんばかりに、マルセルはそう告げる。
来年──十五歳の社交界デビューに向けて、アンジェリアは様々な講義や指導を受けていた。ダンスはもちろん、扇子の使い方やお茶の勉強、礼儀作法などである。
しかし、当の本人は貴族社会に染まるつもりが無いらしい。マルセルの判断は早かった。
「ありがとう、お父様!」
目に見えて顔色を明るくするアンジェリア。そして彼女は同時に、以前から布石を打っていた過去の自分を褒め称えた。
事のきっかけは、令嬢としての基本的な勉強を始めた頃だったように思う。
「アンジェリア様、よろしいですか?ドレスはここをお持ちになって。背筋は伸ばしたままですよ」
礼儀作法の先生が言い聞かせることを、一応は取り込むアンジェリア。しかし心の中では、令嬢という自分に違和感を覚えていた。
上品に踊るよりも、上品な舞踏会会場を作り上げる人々に惹かれる。綺麗に着飾るよりも、着飾るための品物を売りに来る人々に惹かれるのだ。
そうして子供ながらに、自分に貴族は向かないなと思った。
「シャーロットお姉様。私、いつか商品を売ってみたい」
初めてできた密かな夢を、アンジェリアは最初に姉に話してみた。
読書家の姉は、様々なことを学んでいる。その辺の貴族連中より断然、平民への視線は柔らかいと思う。
「商人……!素敵ね。まずどんなものを売りたい?」
考えを否定せず、想像を膨らませていく姉が、アンジェリアは好きだった。姉を最初の味方に決めたのは、やはり正解である。
行動を起こし始めたアンジェリアが次にしたのは、両親に自分の性質を悟らせることだった。
男爵家ならまだ希望はあったかもしれないが、由緒正しい伯爵家に生まれたからには、このまま行けば当然貴族社会に身を沈めることになる。その当たり前を、どうにかして崩す必要があった。
しかし突然「商人になりたい」と言い出せば、気の迷いだと片付けられてしまいそうだ。だからこそ、ある程度の種を蒔いておこうと考えた。
「そろそろ、新しいドレスが必要ね」
パーティーに参加する前にと母のベラドンナが提案し、アンジェリアは両親と共に服飾店に向かうことになった。
そこで彼女は、服飾店の女性店員達に質問を投げ掛けた。どんなドレスが人気なのか。材料は何か。どこの地域が原産なのか。そして、どうやって仕入れているのか。
始めこそ令嬢としてドレス自体に興味を持っているのだと思っていたマルセルとベラドンナだったが、徐々に質問の毛色が変わり始めていることに気が付いた。
まさか、とうっすら生じた仮説は、それから約半年の間に確証へ変わることとなる。
「お父様、物流に関する本でおすすめってある?」
ある日、勉強がしたいとやって来た娘に、父は顔を上げた。
「最近、よく頑張っているね。ご褒美でもあげようか」
教養をつけることは素晴らしいことだと感じたがゆえに発した言葉。髪飾りでもレースの手袋でも、何でも買ってあげようと思っていたマルセルに、アンジェリアは言う。
「算盤が欲しいな」
「そ、算盤……?」
なぜそんなものを。疑問に思ったマルセルだったが、ここ半年の彼女の様子を振り返って、はっとした。
ドレスの仕入れ方を聞いていた日。王都の商店街でやけに値札と品物を確認していた日。地域の特産品を学び始めた日。物流の本を探しに来た今日。そして、算盤が欲しいと言った今。
辻褄を合わせるのなら、導き出せる職業は一つしか思い当たらない。何を隠そう、商人である。
はっきり言うことこそしていないものの、アンジェリアは商人を目指したいのではないか。目指すわけではなくとも、どういうわけかかなり興味を持っているのは間違いない。
そのような認識が、この日を境にマルセルに生まれた。そしてそれは、彼の妻ベラドンナにも伝えられていく。
「なるほどね。最近の言動からして、そうかもしれないと思っていたわ」
子供達が寝静まったある夜、マルセルとベラドンナは机を囲み、話し合った。
「夢を後押ししてあげても、何とかなるんじゃないかしら」
「そうだなあ。無理に貴族社会に入らせるのも、うちの教育方針とは違うし」
それにアンジェリア以外にも、子供は二人いる。
十七歳のシャーロットは一年前に誘拐されかけた事件があるため何とも言えないが、パーティーの招待状は一応手にとってもらえている。おそらく社交界復帰の日も近いだろう。
それに、九歳のウィルフレッドもいるのだ。彼には今のところ、貴族生活を避けようとする節は無い。婿入り婚より嫁ぐ可能性の方が高いシャーロットを考慮すれば、今最も跡継ぎとなり得るのはウィルフレッドだった。
大丈夫。アンジェリアが抜けても、貴族社会に残る子供達は二人確保できている。その安心感と教育方針も相俟って、マルセルとベラドンナはアンジェリアの行動を止めることはしなかった。
そして、今日に至るのである。
いよいよ本格的に、商人の道へ進む決意をした次女アンジェリア。これまでの布石が功を奏し、大きな反対にあうこともなく話ができた。
それからあれよあれよと事が進み、彼女は父方の祖父母のもとへ行くことになった。彼らはマルセルに爵位を譲った後、ひっそりと商会を開いていたからである。
「それじゃあ、行ってきます」
馬車に乗り込む直前、アンジェリアは皆にそう言った。
「忘れ物は無いか?」
「うん」
「体調にだけは気を付けるのよ」
「はあい」
「アンジェリア、応援してるわ!」
「お姉様……ありがとう」
「姉上、気を付けてね」
「ウィルフレッドも、元気で」
家族に見送られ、馬車に乗り込むアンジェリア。
「寂しくなるなあ」
「そうね。でも休暇中には帰ってくるわ」
しんみりとした空気を出すマルセルに、ベラドンナが言った。
長い旅立ちのような場面だが、祖父母の暮らす場所はトリジア王国南部にあるルシェルという町だ。仕事で様々な場所を飛び回ることになる可能性もあるにはあるが、現時点での生活拠点はそう遠くない。
「それじゃあ、またねー!」
窓から手を振りながら、アンジェリアは伯爵家を去っていく。この日から、待ちに待った商人生活の軌跡が始まった。
「私、商人になりたい」
夕食中に突然そう話し出したアンジェリアに、父であるマルセルは口に運び込もうとしていた肉を空中で静止させる。
「ええと、アンジェリア?」
「はい」
「本気度はどれくらいかね」
突拍子もないことを言われて落ち着いていられるマルセルの精神力は、社交界での賜物というより、彼の性格ゆえである。いや、アンジェリアの場合、突拍子もないとは言えなかったというのが真に正しいだろう。
「難しいかもしれないってことは分かってる。でも、できるならすぐに貴族社会から抜け出したい」
アンジェリアは父の目を真っ直ぐ見てそう返した。続いて母をちらりと見ると、特に動揺はしていないらしい。姉シャーロットに至っては、遂に言い出した妹を称賛するような視線さえ送っている。それだけ、フォード伯爵家では次女のアンジェリアが貴族社会に興味を持っていないことを、皆知っていたのだ。
「……分かった。ひとまず、ダンスの練習は停止してもらうように言っておく」
とうとう来る時が来たと言わんばかりに、マルセルはそう告げる。
来年──十五歳の社交界デビューに向けて、アンジェリアは様々な講義や指導を受けていた。ダンスはもちろん、扇子の使い方やお茶の勉強、礼儀作法などである。
しかし、当の本人は貴族社会に染まるつもりが無いらしい。マルセルの判断は早かった。
「ありがとう、お父様!」
目に見えて顔色を明るくするアンジェリア。そして彼女は同時に、以前から布石を打っていた過去の自分を褒め称えた。
事のきっかけは、令嬢としての基本的な勉強を始めた頃だったように思う。
「アンジェリア様、よろしいですか?ドレスはここをお持ちになって。背筋は伸ばしたままですよ」
礼儀作法の先生が言い聞かせることを、一応は取り込むアンジェリア。しかし心の中では、令嬢という自分に違和感を覚えていた。
上品に踊るよりも、上品な舞踏会会場を作り上げる人々に惹かれる。綺麗に着飾るよりも、着飾るための品物を売りに来る人々に惹かれるのだ。
そうして子供ながらに、自分に貴族は向かないなと思った。
「シャーロットお姉様。私、いつか商品を売ってみたい」
初めてできた密かな夢を、アンジェリアは最初に姉に話してみた。
読書家の姉は、様々なことを学んでいる。その辺の貴族連中より断然、平民への視線は柔らかいと思う。
「商人……!素敵ね。まずどんなものを売りたい?」
考えを否定せず、想像を膨らませていく姉が、アンジェリアは好きだった。姉を最初の味方に決めたのは、やはり正解である。
行動を起こし始めたアンジェリアが次にしたのは、両親に自分の性質を悟らせることだった。
男爵家ならまだ希望はあったかもしれないが、由緒正しい伯爵家に生まれたからには、このまま行けば当然貴族社会に身を沈めることになる。その当たり前を、どうにかして崩す必要があった。
しかし突然「商人になりたい」と言い出せば、気の迷いだと片付けられてしまいそうだ。だからこそ、ある程度の種を蒔いておこうと考えた。
「そろそろ、新しいドレスが必要ね」
パーティーに参加する前にと母のベラドンナが提案し、アンジェリアは両親と共に服飾店に向かうことになった。
そこで彼女は、服飾店の女性店員達に質問を投げ掛けた。どんなドレスが人気なのか。材料は何か。どこの地域が原産なのか。そして、どうやって仕入れているのか。
始めこそ令嬢としてドレス自体に興味を持っているのだと思っていたマルセルとベラドンナだったが、徐々に質問の毛色が変わり始めていることに気が付いた。
まさか、とうっすら生じた仮説は、それから約半年の間に確証へ変わることとなる。
「お父様、物流に関する本でおすすめってある?」
ある日、勉強がしたいとやって来た娘に、父は顔を上げた。
「最近、よく頑張っているね。ご褒美でもあげようか」
教養をつけることは素晴らしいことだと感じたがゆえに発した言葉。髪飾りでもレースの手袋でも、何でも買ってあげようと思っていたマルセルに、アンジェリアは言う。
「算盤が欲しいな」
「そ、算盤……?」
なぜそんなものを。疑問に思ったマルセルだったが、ここ半年の彼女の様子を振り返って、はっとした。
ドレスの仕入れ方を聞いていた日。王都の商店街でやけに値札と品物を確認していた日。地域の特産品を学び始めた日。物流の本を探しに来た今日。そして、算盤が欲しいと言った今。
辻褄を合わせるのなら、導き出せる職業は一つしか思い当たらない。何を隠そう、商人である。
はっきり言うことこそしていないものの、アンジェリアは商人を目指したいのではないか。目指すわけではなくとも、どういうわけかかなり興味を持っているのは間違いない。
そのような認識が、この日を境にマルセルに生まれた。そしてそれは、彼の妻ベラドンナにも伝えられていく。
「なるほどね。最近の言動からして、そうかもしれないと思っていたわ」
子供達が寝静まったある夜、マルセルとベラドンナは机を囲み、話し合った。
「夢を後押ししてあげても、何とかなるんじゃないかしら」
「そうだなあ。無理に貴族社会に入らせるのも、うちの教育方針とは違うし」
それにアンジェリア以外にも、子供は二人いる。
十七歳のシャーロットは一年前に誘拐されかけた事件があるため何とも言えないが、パーティーの招待状は一応手にとってもらえている。おそらく社交界復帰の日も近いだろう。
それに、九歳のウィルフレッドもいるのだ。彼には今のところ、貴族生活を避けようとする節は無い。婿入り婚より嫁ぐ可能性の方が高いシャーロットを考慮すれば、今最も跡継ぎとなり得るのはウィルフレッドだった。
大丈夫。アンジェリアが抜けても、貴族社会に残る子供達は二人確保できている。その安心感と教育方針も相俟って、マルセルとベラドンナはアンジェリアの行動を止めることはしなかった。
そして、今日に至るのである。
いよいよ本格的に、商人の道へ進む決意をした次女アンジェリア。これまでの布石が功を奏し、大きな反対にあうこともなく話ができた。
それからあれよあれよと事が進み、彼女は父方の祖父母のもとへ行くことになった。彼らはマルセルに爵位を譲った後、ひっそりと商会を開いていたからである。
「それじゃあ、行ってきます」
馬車に乗り込む直前、アンジェリアは皆にそう言った。
「忘れ物は無いか?」
「うん」
「体調にだけは気を付けるのよ」
「はあい」
「アンジェリア、応援してるわ!」
「お姉様……ありがとう」
「姉上、気を付けてね」
「ウィルフレッドも、元気で」
家族に見送られ、馬車に乗り込むアンジェリア。
「寂しくなるなあ」
「そうね。でも休暇中には帰ってくるわ」
しんみりとした空気を出すマルセルに、ベラドンナが言った。
長い旅立ちのような場面だが、祖父母の暮らす場所はトリジア王国南部にあるルシェルという町だ。仕事で様々な場所を飛び回ることになる可能性もあるにはあるが、現時点での生活拠点はそう遠くない。
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