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番外編 アンジェリア・フォードの人生
第三十話 明かされた事情
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「それじゃあ早速、詳しいことを決めていきましょうか」
契約を結んだアンジェリアとヴァレリアは、現状を打開するために具体的な方向性を定めることにした。
まず、この辺りの平民層を中心に比較的小さな絵画を売り歩く。その後は売れ行きによって、客層や地域などを見直すという形式が良いだろう。
「トリジア王国との国境が近いので、そちらに範囲を広げる選択肢もあります」
「そっか、アンジェリアさんの話だとトリジア王国の方が確実なのかな」
おおよそ十分の一の家が絵画を飾っているとなると、需要は案外高そうだ。公共施設や店舗にも視野を広げれば、さらに販売先を拡大させられる可能性もある。ともかく売りに行けば、誰かしらは必要としてくれるだろう。
「ただ、絵画は毎日買うものではないので、未開拓の地域を積極的に目指すという方法もありますが」
「うーん、なるほど」
顎に手をやり悩むヴァレリアに、アンジェリアはふと尋ねた。
「そういえば、どうしてこの王国に?」
先程聞いたが、彼女はトリジア王国出身だ。トンプソン伯爵領は王国北西部にあるため、トリスタの店がある南部へ行くとすると遠い。だからこそ拠点を変えたかったのかもしれない。しかし、今いるロワイユ王国東部からトリスタの店へ向かうのも、同じような時間がかかる。引っ越すにしては違和感の残る場所選びだ。
その上、ロワイユ王国にヴァレリアの知り合いはいないという。それにも関わらずこの場所を選んだということは、そうでなければならない事情があるのだろうか。
「ええっと……実はね」
やや言い淀みながらも、ヴァレリアは話し出した。
「ここじゃなきゃいけないというよりも、家族から離れたい思いが強いんだ」
「そうなんですか」
憂いを纏った顔つき。無暗に聞き出すことでもないと思っていたが、ヴァレリアは自らの過去を、アンジェリアに話してくれた。
「画家になりたいって言ったら、家族皆から大反対されてね……かなり言い合いをして、半分飛び出す形で家出をしたの」
行き先をロワイユ王国にすることは、すぐに決めたという。元々書物などから知識を得て、ロワイユ王国には芸術家が多いことが分かっていたからだ。多人種国家であることが起因してか、職業も寛容な雰囲気がある。
家族と対立した手前、領地で活動するわけにもいかず、ヴァレリアはいっそのこと他国で暮らそうと決意した。あれから約一年。ずっと、家族には会っていない。
「そういう経緯があって、トリジア王国には戻りづらくて。まあ、他の領地で暮らせば良いと言えばそうなんだけどね」
「なるほど」
アンジェリアには、ヴァレリアの気持ちも、彼女の家族の気持ちも理解できた。令嬢を止めて商人になった実体験。そして、貴族社会で不自由なく暮らせたあの日々。
「伯爵家からの手紙が届いたと話していましたけど、文字を介してのやり取りはしているってことですか?」
ふと思い出し、アンジェリアはそう尋ねた。元王女の策略による弊害に関する情報。ヴァレリアはそれを、号外だけでなく実家からも教えてもらったらしい。となると、会ってはいないものの家族と間接的に会話をすることができているのだろう。そう考えたものの、ヴァレリアは首を横に振った。
「私が実家にいた頃についてくれていた侍女が、家の出来事を書いて教えてくれるだけ。だから一応伯爵家の内情は何となく分かるけど、家族とのやり取りは本当に何も無いよ」
「関係を戻したいとか、そういう意志は……」
込み入ったことを聞いている自覚を持っていたアンジェリアは、やや遠慮がちに尋ねる。すると、ヴァレリアは苦笑した。
「あの人達に限って、応援してくれるはずないだろうからね。話しても喧嘩になるだけだと思う」
その口ぶりから、相当揉めた過去があるのだと推測される。
「私は画家を諦めるつもりがないし、向こうも画家を認める気がない。考えがそもそも違うなら、歩み寄らない方が良いこともある」
ヴァレリアの言い分は一理ある。家族は仲良くすべきだという観念を否定するわけではないが、実際にそうできるかどうかは別問題だ。
各々の抱いている思想や理念、感情が全て一致するなどあり得ない。その違いを互いが理解できないのなら、対立も生まれ得るだろう。
今もヴァレリアの家族は、応援をする気がないままなのだろうか──アンジェリアはそんな疑問を抱きつつ、その後も仕事の戦略を立てていったのだった。
それから約一か月後。
「ヴァレリアさん、売れ行きは好調ですよ!」
一通り近くの町をまわってきたアンジェリアはアトリエに顔を出し、そう告げた。
「え、本当に……!?」
今日も制作のためキャンバスの前に貼り付けになっていたヴァレリア。絵の具にまみれながら仕事仲間からの報告を耳にするや否や、表情を綻ばせた。
「持っていった絵画は全て売り切れちゃいました」
「それじゃあ、追加でまたお願いしなきゃね」
ヴァレリアが椅子から立ち上がり、隅の棚に立て掛けられていた作品を見繕う。そんな彼女に向かい、アンジェリアは口を開いた。
「これからどうします?西方に向かうか、トリジア王国側に向かうか」
西方に行けばロワイユ王国の中心部に近付き、客になり得る平民の数も増える。芸術家の多い王国のため、それを受容する人々も多いはずだ。
貴族達が中心である可能性は高いが、少なくともこの一か月アンジェリアが巡った町では平民も十分受けが良かった。となると、トリジア王国の平民層でも確かに絵画が人気とはいえ、実のところは大差ないだろう。後はヴァレリアの希望次第である。
「そうだなぁ……」
彼女は腕を組んだ。
「ロワイユ王国内は競争相手が多いから、ちょっと尻込みしちゃうんだよね」
アトリエのあるこの地域は、画家に限れば然程多くはない。しかし中心部に近付くほどその数は増え、当然技術力の高い者も現れる。ヴァレリアは、その中に自分が埋もれてしまう未来を十二分に想像できた。
「そういえばアンジェリアさんは良いの?他の仕事仲間との兼ね合いとか、色々あるんじゃ」
その辺は私にはよく分からないけどさ、と彼女は言う。
「まあ、そうですね」
ふとアンジェリアは、キーランのことを思い出した。バートの陶磁器を売り歩いていた数か月間、共に旅をした存在だ。今頃はきっと、牛飼いとの契約を済ませて商品のラインナップを充実させていることだろう。
「何々、懐かしい人でもいるの?」
ヴァレリアに茶化すような目を向けられ、アンジェリアは苦笑した。
「どんな人だったの?」
「見習い商人になった頃からずっと一緒に過ごした、同い年の男の子です。このアトリエに来る前に、別々の旅をすることになって」
「……なるほど。恋愛の匂いがするね」
表情や声色から何かを感じ取ったのか、ヴァレリアは微笑みながら言った。
「その話題に合うようなことは何も無かったですよ」
「えー?」
あからさまに残念そうな顔をされるアンジェリア。これ以上深掘られては堪らない。彼女は話を元に戻した。
「ともかく、私はトリジア王国に行っても問題ありません。職人の方々との繋がりを求めていたわけですけど、無事にヴァレリアさんと契約できましたから」
本来であれば複数の仕事仲間を作った方が良いのだろうが、一度に売り歩くことのできる商品は限られている上に、トリジア王国にもまだまだ多くの未契約職人がいる。
そんなこんなで話は進み、アンジェリアは祖国へ戻ることになった。
契約を結んだアンジェリアとヴァレリアは、現状を打開するために具体的な方向性を定めることにした。
まず、この辺りの平民層を中心に比較的小さな絵画を売り歩く。その後は売れ行きによって、客層や地域などを見直すという形式が良いだろう。
「トリジア王国との国境が近いので、そちらに範囲を広げる選択肢もあります」
「そっか、アンジェリアさんの話だとトリジア王国の方が確実なのかな」
おおよそ十分の一の家が絵画を飾っているとなると、需要は案外高そうだ。公共施設や店舗にも視野を広げれば、さらに販売先を拡大させられる可能性もある。ともかく売りに行けば、誰かしらは必要としてくれるだろう。
「ただ、絵画は毎日買うものではないので、未開拓の地域を積極的に目指すという方法もありますが」
「うーん、なるほど」
顎に手をやり悩むヴァレリアに、アンジェリアはふと尋ねた。
「そういえば、どうしてこの王国に?」
先程聞いたが、彼女はトリジア王国出身だ。トンプソン伯爵領は王国北西部にあるため、トリスタの店がある南部へ行くとすると遠い。だからこそ拠点を変えたかったのかもしれない。しかし、今いるロワイユ王国東部からトリスタの店へ向かうのも、同じような時間がかかる。引っ越すにしては違和感の残る場所選びだ。
その上、ロワイユ王国にヴァレリアの知り合いはいないという。それにも関わらずこの場所を選んだということは、そうでなければならない事情があるのだろうか。
「ええっと……実はね」
やや言い淀みながらも、ヴァレリアは話し出した。
「ここじゃなきゃいけないというよりも、家族から離れたい思いが強いんだ」
「そうなんですか」
憂いを纏った顔つき。無暗に聞き出すことでもないと思っていたが、ヴァレリアは自らの過去を、アンジェリアに話してくれた。
「画家になりたいって言ったら、家族皆から大反対されてね……かなり言い合いをして、半分飛び出す形で家出をしたの」
行き先をロワイユ王国にすることは、すぐに決めたという。元々書物などから知識を得て、ロワイユ王国には芸術家が多いことが分かっていたからだ。多人種国家であることが起因してか、職業も寛容な雰囲気がある。
家族と対立した手前、領地で活動するわけにもいかず、ヴァレリアはいっそのこと他国で暮らそうと決意した。あれから約一年。ずっと、家族には会っていない。
「そういう経緯があって、トリジア王国には戻りづらくて。まあ、他の領地で暮らせば良いと言えばそうなんだけどね」
「なるほど」
アンジェリアには、ヴァレリアの気持ちも、彼女の家族の気持ちも理解できた。令嬢を止めて商人になった実体験。そして、貴族社会で不自由なく暮らせたあの日々。
「伯爵家からの手紙が届いたと話していましたけど、文字を介してのやり取りはしているってことですか?」
ふと思い出し、アンジェリアはそう尋ねた。元王女の策略による弊害に関する情報。ヴァレリアはそれを、号外だけでなく実家からも教えてもらったらしい。となると、会ってはいないものの家族と間接的に会話をすることができているのだろう。そう考えたものの、ヴァレリアは首を横に振った。
「私が実家にいた頃についてくれていた侍女が、家の出来事を書いて教えてくれるだけ。だから一応伯爵家の内情は何となく分かるけど、家族とのやり取りは本当に何も無いよ」
「関係を戻したいとか、そういう意志は……」
込み入ったことを聞いている自覚を持っていたアンジェリアは、やや遠慮がちに尋ねる。すると、ヴァレリアは苦笑した。
「あの人達に限って、応援してくれるはずないだろうからね。話しても喧嘩になるだけだと思う」
その口ぶりから、相当揉めた過去があるのだと推測される。
「私は画家を諦めるつもりがないし、向こうも画家を認める気がない。考えがそもそも違うなら、歩み寄らない方が良いこともある」
ヴァレリアの言い分は一理ある。家族は仲良くすべきだという観念を否定するわけではないが、実際にそうできるかどうかは別問題だ。
各々の抱いている思想や理念、感情が全て一致するなどあり得ない。その違いを互いが理解できないのなら、対立も生まれ得るだろう。
今もヴァレリアの家族は、応援をする気がないままなのだろうか──アンジェリアはそんな疑問を抱きつつ、その後も仕事の戦略を立てていったのだった。
それから約一か月後。
「ヴァレリアさん、売れ行きは好調ですよ!」
一通り近くの町をまわってきたアンジェリアはアトリエに顔を出し、そう告げた。
「え、本当に……!?」
今日も制作のためキャンバスの前に貼り付けになっていたヴァレリア。絵の具にまみれながら仕事仲間からの報告を耳にするや否や、表情を綻ばせた。
「持っていった絵画は全て売り切れちゃいました」
「それじゃあ、追加でまたお願いしなきゃね」
ヴァレリアが椅子から立ち上がり、隅の棚に立て掛けられていた作品を見繕う。そんな彼女に向かい、アンジェリアは口を開いた。
「これからどうします?西方に向かうか、トリジア王国側に向かうか」
西方に行けばロワイユ王国の中心部に近付き、客になり得る平民の数も増える。芸術家の多い王国のため、それを受容する人々も多いはずだ。
貴族達が中心である可能性は高いが、少なくともこの一か月アンジェリアが巡った町では平民も十分受けが良かった。となると、トリジア王国の平民層でも確かに絵画が人気とはいえ、実のところは大差ないだろう。後はヴァレリアの希望次第である。
「そうだなぁ……」
彼女は腕を組んだ。
「ロワイユ王国内は競争相手が多いから、ちょっと尻込みしちゃうんだよね」
アトリエのあるこの地域は、画家に限れば然程多くはない。しかし中心部に近付くほどその数は増え、当然技術力の高い者も現れる。ヴァレリアは、その中に自分が埋もれてしまう未来を十二分に想像できた。
「そういえばアンジェリアさんは良いの?他の仕事仲間との兼ね合いとか、色々あるんじゃ」
その辺は私にはよく分からないけどさ、と彼女は言う。
「まあ、そうですね」
ふとアンジェリアは、キーランのことを思い出した。バートの陶磁器を売り歩いていた数か月間、共に旅をした存在だ。今頃はきっと、牛飼いとの契約を済ませて商品のラインナップを充実させていることだろう。
「何々、懐かしい人でもいるの?」
ヴァレリアに茶化すような目を向けられ、アンジェリアは苦笑した。
「どんな人だったの?」
「見習い商人になった頃からずっと一緒に過ごした、同い年の男の子です。このアトリエに来る前に、別々の旅をすることになって」
「……なるほど。恋愛の匂いがするね」
表情や声色から何かを感じ取ったのか、ヴァレリアは微笑みながら言った。
「その話題に合うようなことは何も無かったですよ」
「えー?」
あからさまに残念そうな顔をされるアンジェリア。これ以上深掘られては堪らない。彼女は話を元に戻した。
「ともかく、私はトリジア王国に行っても問題ありません。職人の方々との繋がりを求めていたわけですけど、無事にヴァレリアさんと契約できましたから」
本来であれば複数の仕事仲間を作った方が良いのだろうが、一度に売り歩くことのできる商品は限られている上に、トリジア王国にもまだまだ多くの未契約職人がいる。
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