54 / 206
第一章
佐藤は大砲よりも宇宙空間のビームの方が滾る
しおりを挟む
「おいおい勘弁してくれよ~俺が子供を保管庫に連れ込んでイタズラする変態教師に見えたのかよ?!泣くぞ!」
「「「「いや、スンマセンでした」」」」
乗り込んで来た先輩達から一連の事情を先生が聞くと、どうやら私を助けに来てくれた方達らしい。
確かに放課後の保管室に教師と生徒の二人きりでコソコソ入って行ったら怪しいかもしれないな。自分は男子学生だと思い込んでいたのでソレ系の危険なんて考えていなかったが、騎士の世界には男色とかあるのかもしれない。注意しなくては。あれ?でも実際は女だからむしろ男色家は安全?
「あの、ありがとうございました。それに昨日のフルーツや今朝の蜂蜜瓶も。家は貧乏なのでどちらも買えなくて⋯⋯筆記用具も大事に使いますね。それで何かお礼をしたいのですが⋯⋯」
「そ、そんなのいらねぇよ!俺達がしたくてしてるだけだからな!」
「そうだぜ!蜂蜜食えよ?またやるからな!」
「うわ~ありがとうございます!いい人達ですね~!優しい」
「「「いい人?!⋯⋯優しいだと?!うぅぅぅ⋯⋯」」」」
口は悪いし、見た目は厳ついが滅茶滅茶いい先輩達だった。
「それでこの大砲はイケるかカイザー?」
「そうですね、弄ってみて大分仕組みは分かりましたが、安全の為にも誰もいない広い場所で試しましょうか」
アベル先生は魔力が無いらしく、この武器保管庫に眠る大砲をブッ放つことが出来なかったらしい。毎年魔力のある新入生を見つけては大砲を見てもらっているのが未だに成功していないのだとか。そんな感じで年々この大砲をぶっ放したい欲求は高まり、最早先生がブッ飛びそうな勢いなのだとか。
「よし!じゃあこれを訓練場へ持って行こう!周りに誰もいないか確認してドカン!!だ!」
「面白そうじゃねぇか!やろうぜ!」
「うーんこのレバーで角度を決めるのだろうが、魔力で打ち出す大砲は何がどう進むんだろ?直線?放物線?」
先生は大砲を扱った事が無く、この大砲に弾丸火薬のどちらか、又は両方必要なのか、それとも弾丸火薬は必要なく魔力を弾丸にして打ち出す大砲なのかすら知らないらしい。だが操作に魔力を必要とするのだけはわかる。
「うーんまずは弾丸も火薬も無しで、砲身を全開まで下向きにして森に向かって打ち出しますか。ここが魔力を込める所っぽいので込めます。多分満タンですね。周囲の安全OK!ではこの発射レバーをえい!発射!」
――ドゴーン――ベキベキ――ドガン――
「お?⋯⋯おぉぉ~」
強烈な爆音と爆風が起きた。目が開けられず耳がキーンとして、体にパツパツと何かが当たる。
「「「「⋯⋯ヒィ」」」」
数秒後、舞い上がった埃が風に流されて目の前の状況が見えてきた⋯⋯
この大砲はイカん。これ堅固な城攻め用だろ?間違ってもよい子の学校に置いてはいけない代物だ。誰だよこんな物保管したヤツは!鬼畜だろ。そいつがすべて悪いのだから私は悪くない。
例え地面が抉れて森を木っ端微塵にしてしまったのが私の魔力であっても、私は悪くないのだよ。
「こら!何事だ?!」
「あ、理事長?!いや~これはですね、大砲の課外実習をしておりまして⋯⋯」
「アベル先生、この大砲は元艦隊に積んでいた対戦艦用の大砲ですぞ!鉄をも貫くね。全く、校内での危険行為は止めなされ!」
「すみません!!」
「だが誰だね?この大砲に魔力を注いだ者は?これは高位貴族の魔術師が撃つ物だ。普通の平民や低位貴族が撃てる物じゃないんだよ。だからこそ危険はないだろうと、そこの保管庫に見本として置いて置いたのだがな」
「「「「⋯⋯」」」」
「ほう?だんまりか。随分と危険な魔術師が我が学び舎に隠れていたもんだ」
なるほどこいつが大砲の持ち主か。己が危険物を学校に保管してたにも関わらず、責任転嫁して私を攻めるなど性格が歪んだジジイだ。 どうせお前のコレクションだろ?妻に『こんな邪魔な物うちに置かないでちょうだい!』とか言われてここに保管したんだろ?
「アベル先生は魔力が無いから犯人は生徒だな。だがうさぎ獣人はありえない。そうなるとお前達五人組だろ?見た目からして素行も悪そうだ」
「なっ⋯⋯」
どうしょう?食べ物をくれる親切な先輩方が私の代わりに疑われている。このままでは彼らに対して不義理になってしまう⋯⋯嫌だが名乗り出るしかないな。
「全く、この被害をどうするんだね?見たまえ!消えた森――な、何だあれは!!こっちに来る!うわ~!!」
いきなりジジイが騒いで逃げ出した。森に何があるんだ?
「理事長はいきなりどうしたんだ?森がどうしたんだ?」
みんな一斉に背後の森へ振り返ると⋯⋯
「ん?あれ?ニーチェ!来ちゃったのか?」
夕日を背後に背負いながら森からニーチェが歩いて来た。若干映画の宣伝ポスターっぽい。
もしかすると大砲の魔力で私がここにいると気づいたのかもしれないな。うちの子天才ですからね。
「キーキー(呼んだ?)」
「いいや、呼んではないけどちょうどいい時間だな。帰ろうか。アベル先生帰ります。先輩方も今日はありがとうございました。さようなら~また明日~」
騎士学校二日目がこうして終わった。
「「「「いや、スンマセンでした」」」」
乗り込んで来た先輩達から一連の事情を先生が聞くと、どうやら私を助けに来てくれた方達らしい。
確かに放課後の保管室に教師と生徒の二人きりでコソコソ入って行ったら怪しいかもしれないな。自分は男子学生だと思い込んでいたのでソレ系の危険なんて考えていなかったが、騎士の世界には男色とかあるのかもしれない。注意しなくては。あれ?でも実際は女だからむしろ男色家は安全?
「あの、ありがとうございました。それに昨日のフルーツや今朝の蜂蜜瓶も。家は貧乏なのでどちらも買えなくて⋯⋯筆記用具も大事に使いますね。それで何かお礼をしたいのですが⋯⋯」
「そ、そんなのいらねぇよ!俺達がしたくてしてるだけだからな!」
「そうだぜ!蜂蜜食えよ?またやるからな!」
「うわ~ありがとうございます!いい人達ですね~!優しい」
「「「いい人?!⋯⋯優しいだと?!うぅぅぅ⋯⋯」」」」
口は悪いし、見た目は厳ついが滅茶滅茶いい先輩達だった。
「それでこの大砲はイケるかカイザー?」
「そうですね、弄ってみて大分仕組みは分かりましたが、安全の為にも誰もいない広い場所で試しましょうか」
アベル先生は魔力が無いらしく、この武器保管庫に眠る大砲をブッ放つことが出来なかったらしい。毎年魔力のある新入生を見つけては大砲を見てもらっているのが未だに成功していないのだとか。そんな感じで年々この大砲をぶっ放したい欲求は高まり、最早先生がブッ飛びそうな勢いなのだとか。
「よし!じゃあこれを訓練場へ持って行こう!周りに誰もいないか確認してドカン!!だ!」
「面白そうじゃねぇか!やろうぜ!」
「うーんこのレバーで角度を決めるのだろうが、魔力で打ち出す大砲は何がどう進むんだろ?直線?放物線?」
先生は大砲を扱った事が無く、この大砲に弾丸火薬のどちらか、又は両方必要なのか、それとも弾丸火薬は必要なく魔力を弾丸にして打ち出す大砲なのかすら知らないらしい。だが操作に魔力を必要とするのだけはわかる。
「うーんまずは弾丸も火薬も無しで、砲身を全開まで下向きにして森に向かって打ち出しますか。ここが魔力を込める所っぽいので込めます。多分満タンですね。周囲の安全OK!ではこの発射レバーをえい!発射!」
――ドゴーン――ベキベキ――ドガン――
「お?⋯⋯おぉぉ~」
強烈な爆音と爆風が起きた。目が開けられず耳がキーンとして、体にパツパツと何かが当たる。
「「「「⋯⋯ヒィ」」」」
数秒後、舞い上がった埃が風に流されて目の前の状況が見えてきた⋯⋯
この大砲はイカん。これ堅固な城攻め用だろ?間違ってもよい子の学校に置いてはいけない代物だ。誰だよこんな物保管したヤツは!鬼畜だろ。そいつがすべて悪いのだから私は悪くない。
例え地面が抉れて森を木っ端微塵にしてしまったのが私の魔力であっても、私は悪くないのだよ。
「こら!何事だ?!」
「あ、理事長?!いや~これはですね、大砲の課外実習をしておりまして⋯⋯」
「アベル先生、この大砲は元艦隊に積んでいた対戦艦用の大砲ですぞ!鉄をも貫くね。全く、校内での危険行為は止めなされ!」
「すみません!!」
「だが誰だね?この大砲に魔力を注いだ者は?これは高位貴族の魔術師が撃つ物だ。普通の平民や低位貴族が撃てる物じゃないんだよ。だからこそ危険はないだろうと、そこの保管庫に見本として置いて置いたのだがな」
「「「「⋯⋯」」」」
「ほう?だんまりか。随分と危険な魔術師が我が学び舎に隠れていたもんだ」
なるほどこいつが大砲の持ち主か。己が危険物を学校に保管してたにも関わらず、責任転嫁して私を攻めるなど性格が歪んだジジイだ。 どうせお前のコレクションだろ?妻に『こんな邪魔な物うちに置かないでちょうだい!』とか言われてここに保管したんだろ?
「アベル先生は魔力が無いから犯人は生徒だな。だがうさぎ獣人はありえない。そうなるとお前達五人組だろ?見た目からして素行も悪そうだ」
「なっ⋯⋯」
どうしょう?食べ物をくれる親切な先輩方が私の代わりに疑われている。このままでは彼らに対して不義理になってしまう⋯⋯嫌だが名乗り出るしかないな。
「全く、この被害をどうするんだね?見たまえ!消えた森――な、何だあれは!!こっちに来る!うわ~!!」
いきなりジジイが騒いで逃げ出した。森に何があるんだ?
「理事長はいきなりどうしたんだ?森がどうしたんだ?」
みんな一斉に背後の森へ振り返ると⋯⋯
「ん?あれ?ニーチェ!来ちゃったのか?」
夕日を背後に背負いながら森からニーチェが歩いて来た。若干映画の宣伝ポスターっぽい。
もしかすると大砲の魔力で私がここにいると気づいたのかもしれないな。うちの子天才ですからね。
「キーキー(呼んだ?)」
「いいや、呼んではないけどちょうどいい時間だな。帰ろうか。アベル先生帰ります。先輩方も今日はありがとうございました。さようなら~また明日~」
騎士学校二日目がこうして終わった。
1
あなたにおすすめの小説
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました
おーるぼん
ファンタジー
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。
人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。
最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就いた覚えもない職業になっていた。
おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。
だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。
俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。
これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。
……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう?
そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。
※他サイト様にも同時掲載しています。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
最安もふもふ三匹に名前をつける変な冒険者ですが、この子たちの力を引き出せるのは私だけです ~精霊偏愛録~
Lihito
ファンタジー
精霊に名前をつける冒険者は、たぶん私だけだ。
うさぎのノル、狐のルゥ、モモンガのピノ。三匹とも最安の契約で、手のひらに乗るサイズ。周りからは「手乗り精霊で何ができる」と笑われている。
でも、この子たちへの聞き方を変えるだけで、返ってくる答えはまるで違う。三匹の情報を重ねれば、上位の精霊一体では見えないものが見える。
上位パーティが三度失敗した大型討伐。私は戦わない。ノルに地中を、ピノに上空を、ルゥに地上を調べさせて、答えを組み上げる。
——この世界の精霊の使い方、みんな間違ってませんか?
異世界で俺の初級魔法が最強でした。無自覚に絶望から救った美女やエルフたちに溺愛されています
仙道
ファンタジー
やり込んでいたゲームの世界に転移した俺、渉。この世界では、俺にとっての「初級魔法」が最高峰の威力だった。しかし、他の冒険者たちが雑魚モンスター1匹に苦労しているのを見て、「みんなわざと弱い魔法を使って戦闘を楽しんでいるんだな」と思い込む。空気を読んだ俺は、手加減をして平凡な冒険者を演じることにした。街で出会った気品ある貴族の娘セリアに猛アタックするも振られ、俺はすっぱりと諦める。
そんな中、歩くたびに大きく揺れる豊満な胸と、吸い付くような肉感的な太ももを持つ冒険者リナと出会う。彼女がモンスターに武器を壊され、冒険者としての誇りを踏みにじられそうになる絶望的な場面に遭遇。俺はつい初級魔法を放ち敵を一掃してしまう。「獲物を横取りしてしまった」と激しく後悔してそっけない態度をとる俺。だが、その態度が逆に「プライドを傷つけない大人の余裕」と誤解され、リナに激しく惚れられてしまう。彼女は柔らかく熱い体をためらいなく俺に押し付け、甘い吐息がかかる距離で猛烈なスキンシップをしてくるようになった。
その後も、俺は手加減を続けながら、絶望の淵にいたセリアや、可憐なエルフのエル、活発なエルフのルミを無自覚に救い出していく。俺は毎回「余計な手出しをしてしまった」と激しく後悔するが、ヒロインたちはそんな俺の強さと優しさにますます惹かれ、激しく溺愛してくる。なぜこんなに好かれるのか全く理解できないまま、俺は柔らかくていい匂いのする女の子たちに囲まれ、この異世界で生きていくことを決める。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる