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第一章
佐藤は子供の頃、外で謎な卵を拾った事がある
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――ガツ――ドシ――ジャリ――
さらにこちらに向かって来ているんですけど?!
もうヤるしかないのか?!それしかないな?モヴェーズ先輩達から頂いた剣を構える。一体どんな魔獣が飛び出て来るのか?この振動だし相当大物に違いない。
――ドンドンドン――
来た!
「ガーガー(ミミ!)」
「?!カーカカー!(?!カミーユ!)」
なんとそこにいたのはグリフォン兄弟のカミーユだった。
今年の冬は動物や魔獣にとっても大変な冬だったみたいだ。冬に向けて少しでも多くの脂肪を蓄えなくてはならないのに雪が驚くほど早い時期から降り出した。真冬でも通常は雪がやむ日がそれなりにあり、そこで狩りに出たりするのだが今年はそれすら無かった。
「おや~?このグリフォンに寄生虫がいるよ~?試験管チューブに入れて持って帰ろ~」
今年は冬を超えられなかった動物や魔獣達が多かったそうだ。
「あれ~?このグリフォン~この羽のここが化膿しているよ~?」
カミーユも少ない食料を求めて彷徨ったがそれは他の魔獣も同じだった。
「え~?このグリフォン、ガリガリだね~?」
グリフォンは冬眠をするわけではない。ただ寒いから動かずじっとして体力を温存しているに過ぎない。なので冬でも時々が食事が必要なのだ。
「ん~?ここのお腹に穴があるよ~?痛くないのかな~?」
――バタン――
「カーカカ!!!(カミーユ!!!)」
カミーユは限界だったのだろう。意識を失った。
「先生どうしよう?!カミーユが!」
「う~ん、栄養不足と怪我による患部の化膿、それにこの穴は何だろうね~?」
「穴⋯⋯?」
とりあえず化膿部分にはギルド長にもらったポーションを少しかける。魔力も乏しいだろうからそこから流し入れる。問題は横腹の穴だ。
「ちょっと明かりを持っててね~そうそう~少し切開してみるね~」
カミーユ頑張れ。
「えぇ?!すごい~!!すごいよ~!」
「何がですか?!カミーユの何が?!」
「ここ見て!」
言われた所を恐る恐る見て見ると丸い何かが体内にあった。これは何だろうか。怖過ぎて絶句する。
「これは多分卵を植え付けられているよ~このグリフォンが弱っているのを知って植え付けたんだね~貴重な物を見られたな~」
なんてこった。先生はその卵を取り出し、うれしそうに抱きしめた⋯⋯
そしてカミーユの穴を水魔法で洗い流して糸で縫った。だがカミーユは意識が戻らない。
「よし~帰ろうか~」
「え?カミーユはどうするんですか?!」
お腹に卵を入れた先生が立ち上がる。おっさん妊婦?ローマ服はサイズに融通が利くな⋯⋯ってそうじゃない。
「ん~?持って帰れば~?僕は卵を早く温めないとだし~」
「えぇぇ?グリフォン持って帰っていいんですかね?」
先生はグリフォンを自宅に連れ帰ってはいけないという決まりは無いと言う。本当にそうなのだろうか?非常識ではないのか?でも大人が言うのだから従うのがよい子だな。
シュクル愛用のロープをバッグから出しカミーユをおんぶする。悲しいが想像以上に軽かった。
「行きましょう」
こうしてフラコンの花の採集は無事に達成でき、トーマス先生の家に帰宅した。
「ニーチェ帰ったよ~」
トーマス先生は卵を抱いたまま研究室に消えた。所であの卵は何の卵なのだろうか。自宅に持ち帰ってよい物なのだろうか。いつも卵は問題を起こすから心配だな⋯⋯
私はまず意識の無いカミーユを床に置き水魔法で洗う。寄生虫が怖いからだ。そして先ほどの変な魔法で蒸発させた。
「ウーウ(どうしたの)」
ニーチェがやってきた。
「グリフォン兄弟のカミーユが瀕死の状態なんだよ。傷は塞いだんだけどね」
「ウーウー(お腹すいてる)」
「そうだね」
意識が戻らないと食事も出来ないしな。どうしたらよいものか。
さらにこちらに向かって来ているんですけど?!
もうヤるしかないのか?!それしかないな?モヴェーズ先輩達から頂いた剣を構える。一体どんな魔獣が飛び出て来るのか?この振動だし相当大物に違いない。
――ドンドンドン――
来た!
「ガーガー(ミミ!)」
「?!カーカカー!(?!カミーユ!)」
なんとそこにいたのはグリフォン兄弟のカミーユだった。
今年の冬は動物や魔獣にとっても大変な冬だったみたいだ。冬に向けて少しでも多くの脂肪を蓄えなくてはならないのに雪が驚くほど早い時期から降り出した。真冬でも通常は雪がやむ日がそれなりにあり、そこで狩りに出たりするのだが今年はそれすら無かった。
「おや~?このグリフォンに寄生虫がいるよ~?試験管チューブに入れて持って帰ろ~」
今年は冬を超えられなかった動物や魔獣達が多かったそうだ。
「あれ~?このグリフォン~この羽のここが化膿しているよ~?」
カミーユも少ない食料を求めて彷徨ったがそれは他の魔獣も同じだった。
「え~?このグリフォン、ガリガリだね~?」
グリフォンは冬眠をするわけではない。ただ寒いから動かずじっとして体力を温存しているに過ぎない。なので冬でも時々が食事が必要なのだ。
「ん~?ここのお腹に穴があるよ~?痛くないのかな~?」
――バタン――
「カーカカ!!!(カミーユ!!!)」
カミーユは限界だったのだろう。意識を失った。
「先生どうしよう?!カミーユが!」
「う~ん、栄養不足と怪我による患部の化膿、それにこの穴は何だろうね~?」
「穴⋯⋯?」
とりあえず化膿部分にはギルド長にもらったポーションを少しかける。魔力も乏しいだろうからそこから流し入れる。問題は横腹の穴だ。
「ちょっと明かりを持っててね~そうそう~少し切開してみるね~」
カミーユ頑張れ。
「えぇ?!すごい~!!すごいよ~!」
「何がですか?!カミーユの何が?!」
「ここ見て!」
言われた所を恐る恐る見て見ると丸い何かが体内にあった。これは何だろうか。怖過ぎて絶句する。
「これは多分卵を植え付けられているよ~このグリフォンが弱っているのを知って植え付けたんだね~貴重な物を見られたな~」
なんてこった。先生はその卵を取り出し、うれしそうに抱きしめた⋯⋯
そしてカミーユの穴を水魔法で洗い流して糸で縫った。だがカミーユは意識が戻らない。
「よし~帰ろうか~」
「え?カミーユはどうするんですか?!」
お腹に卵を入れた先生が立ち上がる。おっさん妊婦?ローマ服はサイズに融通が利くな⋯⋯ってそうじゃない。
「ん~?持って帰れば~?僕は卵を早く温めないとだし~」
「えぇぇ?グリフォン持って帰っていいんですかね?」
先生はグリフォンを自宅に連れ帰ってはいけないという決まりは無いと言う。本当にそうなのだろうか?非常識ではないのか?でも大人が言うのだから従うのがよい子だな。
シュクル愛用のロープをバッグから出しカミーユをおんぶする。悲しいが想像以上に軽かった。
「行きましょう」
こうしてフラコンの花の採集は無事に達成でき、トーマス先生の家に帰宅した。
「ニーチェ帰ったよ~」
トーマス先生は卵を抱いたまま研究室に消えた。所であの卵は何の卵なのだろうか。自宅に持ち帰ってよい物なのだろうか。いつも卵は問題を起こすから心配だな⋯⋯
私はまず意識の無いカミーユを床に置き水魔法で洗う。寄生虫が怖いからだ。そして先ほどの変な魔法で蒸発させた。
「ウーウ(どうしたの)」
ニーチェがやってきた。
「グリフォン兄弟のカミーユが瀕死の状態なんだよ。傷は塞いだんだけどね」
「ウーウー(お腹すいてる)」
「そうだね」
意識が戻らないと食事も出来ないしな。どうしたらよいものか。
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