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貴族学院編
シュクルとロールキャベツなハーレム男の分析
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それは午前の授業が終わり、シュクルがウキウキで学食に向かっている時の事だった。
前方からあの平凡ハーレム男が来て、シュクルとすれ違う時、盛大にコケた。
「⋯⋯大丈夫ですか?」
「あはは、すみません。よく何も無い所で転ぶんです。お恥ずかしい」
「そーですか」
へ~?人の良さそうな残念男を演じてどうするんだね?うさ耳転生おじさんには通じないよ。庇護欲も母性も持ち合わせていないんだから。 シュクルは食い意地と金銭欲に全振りしている存在だ。
「あ、また君に会ったね。これって偶然なのかな?」
「そーっすよ」
それから何度も学園内で平凡男に出くわした。箱入り娘ならこの男との運命の出会いを感じるかもな。でも元四十のおっさんには頑張ってるなぁ若者よ。としか思わない。
そしてシュクルの中で答えは出た。
一週間後の放課後になった。我々オカ研のメンバーによるハーレム男の調査結果をそれぞれに発表する。
「では部員のみなさん始めましょうか」
「はい!まずは調査員シュクルから。今回のオカ研の研究テーマであるハーレム男(星)について発表します――――」
まずは先日、シュクルがカフェで星をガン見していたら星と目が合った。その時にヤツからロックオンされた気配を感じたのだ。そしてすぐに星はシュクルの前に偶然を装って現れた。
初めにシュクルの前に現れた時、あれは可笑しかった。
「星は私の前でわざと転びました」
「え?どうしてかしら?かまってちゃんなMなの?」
「私の運動神経なら簡単にかわせますが、通常の人間ならラッキースケベの軌道でした」
星は私の胸を目掛けてわざとコケたのだ。人工的ラッキースケベ狙いだった。シュクルの目は誤魔化せない。
「星はラッキースケベ・メーカーです。そして運命の出会いを装って誑し込む計算高さもありました」
実に許せない。世の中のラッキースケベ男も、人工ラッキースケベ野郎も、偶然な出会いを作りこむ男も。けしからん。 出会いは運命的であるべきだろう。あれ?でもその運命を待っていたら彼女ができなかったのだ⋯⋯多少の努力も必要か⋯⋯⋯⋯
「次は私ね!私も気配を消して観察したの――――」
タチアナさんは気配を消してハーレムのそばで彼らの会話を聞いていたらしい。
「あの星って超草食系を演じて、ハーレム女子に無害な男を装って安心させてる。で、残念な事に薔薇度はゼロ。完全なる女好き」
だよな。女好きを全く感じさせない安心安全な草食系男子を演じているだけだ。アレだ。ロールキャベツ男子だっけ?中身が肉で外が野菜な。 違うな、それじゃあ生易しい。食虫植物みたいな野郎だ。
「私もあいつらの会話を聞いたよ。あれだけ個性の強い女子を上手くまとめているのが寧ろ凄い。営業職か詐欺師向きだよ。いや、諜報員だね!あ、わかった!聖徳太子の生まれ変わりかも!!」
これも並行処理能力の才能かね?私はそのハーレム運営力から、星は平凡な草食系ではないと位置づけた。佐藤なら個性の強い女子達を同時にかつ平等に管理なんてできない。
星は草食動物の皮を被った肉食獣だ。ハーレムライオンだ。
「では私からも。ハーレムの構成員は、まず呪いの手紙を書いた男の婚約者であるお嬢様系女子、そして幼馴染系女子、知的ツンデレ系女子、体育会系女子の四人ね。最近はシュクルの予想通り、ロリ巨乳な獣人系女子も彼のハーレムに欲しかったみたい」
「うへぇ~」
星の野郎め、どこの〇チューバーだ。色んな種類の女性を集めるな。平凡な顔なんだから佐藤の様に大人しく過ごせよ。別に羨ましくなんかないもんね。
それに誰がロリ巨乳だ。ロリじゃない。お前らと同年代だし、シュクル帝国の女性は皆これくらいの胸をしている。人間が痩せ過ぎなのだ。
「まぁ、確かに色々頑張っているみたいだけど、それでもハーレムを形成できるほど美女達から惚れられる理由が分からないよ?」
タチアナさん素晴らしい質問だ。⋯⋯⋯⋯別に今後の参考にしょうなんて思っていない。今は可愛い女の子だからな。だから前世の敗因なんて探してないから。うん。
「私、前世で聞いた事があるわ――――」
アンジェラさん曰く、イケメンも勿論モテるけれど、平凡を好む女子も多いとか。浮気の心配も低いし、そもそも自分の容姿や性格に自信が無い女子は平凡と平穏にお付き合いしたいのだとか。
え?でも佐藤は平凡な女子からのお誘いも無かったよ?あ、そうか、佐藤は平凡以下だったか。ははは⋯⋯
「星が狙った彼女達は家柄はいいけど問題ありな女子達だったのよ。お嬢様系は叶わない恋をしている自分が好きで、幼馴染系は星以外の男嫌い。知的ツンデレ系はそのツンツンな性格で友人もいなかったし、体育会系も男の子みたいで女の子扱いされた事がなかったの。それぞれの心の隙間に上手く入り込んで望む物を与えた星はある意味流石ね」
凄い。モテたい男の執念か。もはや感動するわ。だがなぜ草食系を装っているのにシュクルにはラッキースケベ狙って来たんだよ。シュクルはスケベ枠だったのか?それともただ単に触りたかったのか?次にラッキースケベ仕掛けて来たら股間に強力なウサキックだ。これで本当に女性に安心な男(オネェ系)になれるだろう。
「それであの手紙の、怒っていた男子はどうしたのよ?」
「あぁ、調教しておいたわ。従順になってるわよ。見て?コレよ?」
「⋯⋯いや、結構です」
婚約者の男は婚約者の浮気相手があまりにも平凡だったからキレたのだとか。確かに浮気相手が自分よりイケメンで爵位も高く、魅力的な人間だったら納得できたのかもしれない。だが実際は平凡男だった。
婚約者の男は自分より見るからに劣る平凡なあの男の方が、女性にとって自分よりも魅力的だなんて認めたくなかったのだろう。それは 彼のプライドを酷く傷つけたのだ。
まぁそれも昔の話だ。彼は新たな世界へ旅立った。貴族の婚姻はなかなか反故にはできないのだから、彼も好きな事をして過ごせはいい。先に裏切ったのは彼女なのだから。
「もう。シュクルが頑なに存在を認めないから豚が喜んでるじゃないの。無視も豚にはご褒美なのよ?」
「⋯⋯⋯⋯」
アンジェラさんと私の間には四つん這いになっている男がいる。その背中には当然の様にアンジェラさんの鞄が乗せてある。シュクルはなるべく視野に入れない様にしていたが、それがご褒美になるなんて知らなかった。なら話しかけるべきだな。
「お前、うちのポストに変な物投函するなよ」
「⋯⋯⋯⋯(あなたの鞄も乗せて)」
「乗せるか!!変態!」
「まあ!シュクル!豚と会話できるのね!もう才能あり過ぎよ!好いわ!」
いやいや、口枷外せば会話できるだろうが。⋯⋯コレは人間のはずだ。
「⋯⋯⋯⋯(♡?)」
「期待してんじゃねぇよ!!豚野郎!」
「元おっさんがドS過ぎる!まだ年端もいかぬ青少年を公開SMプレイで言葉責めにしてる!!今夜は執筆だわ!」
「これも一種の洗脳なのかな?SMで洗脳?将来は軍事利用されちゃうかも?!」
今日もカオスすぎる。この綺麗なカフェに異物が混ざっている感じが気持ち悪い。
今日のコーヒーも美味しい。最近は随分と暑くなってきたな。トウモロコシ畑を作るかな。これからの季節はエロチェリーも暑くて大変だろうな。
オカ研はまだまだ新設されたばかり。これからも噂の調査を続けるのだ。
前方からあの平凡ハーレム男が来て、シュクルとすれ違う時、盛大にコケた。
「⋯⋯大丈夫ですか?」
「あはは、すみません。よく何も無い所で転ぶんです。お恥ずかしい」
「そーですか」
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「あ、また君に会ったね。これって偶然なのかな?」
「そーっすよ」
それから何度も学園内で平凡男に出くわした。箱入り娘ならこの男との運命の出会いを感じるかもな。でも元四十のおっさんには頑張ってるなぁ若者よ。としか思わない。
そしてシュクルの中で答えは出た。
一週間後の放課後になった。我々オカ研のメンバーによるハーレム男の調査結果をそれぞれに発表する。
「では部員のみなさん始めましょうか」
「はい!まずは調査員シュクルから。今回のオカ研の研究テーマであるハーレム男(星)について発表します――――」
まずは先日、シュクルがカフェで星をガン見していたら星と目が合った。その時にヤツからロックオンされた気配を感じたのだ。そしてすぐに星はシュクルの前に偶然を装って現れた。
初めにシュクルの前に現れた時、あれは可笑しかった。
「星は私の前でわざと転びました」
「え?どうしてかしら?かまってちゃんなMなの?」
「私の運動神経なら簡単にかわせますが、通常の人間ならラッキースケベの軌道でした」
星は私の胸を目掛けてわざとコケたのだ。人工的ラッキースケベ狙いだった。シュクルの目は誤魔化せない。
「星はラッキースケベ・メーカーです。そして運命の出会いを装って誑し込む計算高さもありました」
実に許せない。世の中のラッキースケベ男も、人工ラッキースケベ野郎も、偶然な出会いを作りこむ男も。けしからん。 出会いは運命的であるべきだろう。あれ?でもその運命を待っていたら彼女ができなかったのだ⋯⋯多少の努力も必要か⋯⋯⋯⋯
「次は私ね!私も気配を消して観察したの――――」
タチアナさんは気配を消してハーレムのそばで彼らの会話を聞いていたらしい。
「あの星って超草食系を演じて、ハーレム女子に無害な男を装って安心させてる。で、残念な事に薔薇度はゼロ。完全なる女好き」
だよな。女好きを全く感じさせない安心安全な草食系男子を演じているだけだ。アレだ。ロールキャベツ男子だっけ?中身が肉で外が野菜な。 違うな、それじゃあ生易しい。食虫植物みたいな野郎だ。
「私もあいつらの会話を聞いたよ。あれだけ個性の強い女子を上手くまとめているのが寧ろ凄い。営業職か詐欺師向きだよ。いや、諜報員だね!あ、わかった!聖徳太子の生まれ変わりかも!!」
これも並行処理能力の才能かね?私はそのハーレム運営力から、星は平凡な草食系ではないと位置づけた。佐藤なら個性の強い女子達を同時にかつ平等に管理なんてできない。
星は草食動物の皮を被った肉食獣だ。ハーレムライオンだ。
「では私からも。ハーレムの構成員は、まず呪いの手紙を書いた男の婚約者であるお嬢様系女子、そして幼馴染系女子、知的ツンデレ系女子、体育会系女子の四人ね。最近はシュクルの予想通り、ロリ巨乳な獣人系女子も彼のハーレムに欲しかったみたい」
「うへぇ~」
星の野郎め、どこの〇チューバーだ。色んな種類の女性を集めるな。平凡な顔なんだから佐藤の様に大人しく過ごせよ。別に羨ましくなんかないもんね。
それに誰がロリ巨乳だ。ロリじゃない。お前らと同年代だし、シュクル帝国の女性は皆これくらいの胸をしている。人間が痩せ過ぎなのだ。
「まぁ、確かに色々頑張っているみたいだけど、それでもハーレムを形成できるほど美女達から惚れられる理由が分からないよ?」
タチアナさん素晴らしい質問だ。⋯⋯⋯⋯別に今後の参考にしょうなんて思っていない。今は可愛い女の子だからな。だから前世の敗因なんて探してないから。うん。
「私、前世で聞いた事があるわ――――」
アンジェラさん曰く、イケメンも勿論モテるけれど、平凡を好む女子も多いとか。浮気の心配も低いし、そもそも自分の容姿や性格に自信が無い女子は平凡と平穏にお付き合いしたいのだとか。
え?でも佐藤は平凡な女子からのお誘いも無かったよ?あ、そうか、佐藤は平凡以下だったか。ははは⋯⋯
「星が狙った彼女達は家柄はいいけど問題ありな女子達だったのよ。お嬢様系は叶わない恋をしている自分が好きで、幼馴染系は星以外の男嫌い。知的ツンデレ系はそのツンツンな性格で友人もいなかったし、体育会系も男の子みたいで女の子扱いされた事がなかったの。それぞれの心の隙間に上手く入り込んで望む物を与えた星はある意味流石ね」
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「⋯⋯いや、結構です」
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「⋯⋯⋯⋯」
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「⋯⋯⋯⋯(♡?)」
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