ショボい人生のやり直し?!絶対に消えたくないので真逆の人生でポイント貯める

亀野内アンディ

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貴族学院編

シュクルの人間関係

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「危ねぇ~!!戦闘力えげつねぇ!!」 

世紀末の無敵戦士から全速力で逃げてきた。やっぱ肉食な獣人は危険だ。げっ歯類のメンタルに優しくない。ったく 捕食者め!

シュクルは幼児の頃から成長してからも周りはおっさんばっかり。色々なタイプのおっさんに囲まれるなんて誰得だよ?⋯⋯もしやここはオジ専ゲームの世界なのか?

~シュクル専用ハーレムゲームだ!君が攻略するのは誰?~

『通常版:妖艶な香り漂う美少女→シュクル専用版:加齢臭漂う中年男』
『クールな黒髪美人→クールなハゲ頭翁』
『可愛い妹系→可哀想な芋男系』
『少し猫被ってる優等生→少し皮被ってる包〇爺』
『シークレット美女→シークレット伯父』

課金次第では脱いじゃうぞ♡黄ばんだ白ブリーフパンツと、ラクダ色の股引は完全無料♡好きなキャラに着せ替え出来るよ!
競馬新聞とワンカップ酒を渡して好感度アップ!オジガチャを回して発毛剤をゲットしよう!

糞ゲーだろ!


「おや?ここは?」 

女子ばかりが集まる場所に来た。これは女の社交場か。一応我々が監視するべき場所だったな。だが香水が臭過ぎて長時間いたら頭が痛くなる⋯⋯ 香害だ。
一瞬でハーレムの厳しさを思い知ったシュクルだった。

「あら?あなた見た事がないわね。貴族学院の生徒じゃないでしょ?」 

「止めなよ~今日はわざわざ田舎から出て来て、素敵なドレスを着て都会を楽しんでいるのだから~」 

「⋯⋯⋯⋯」 

あぁ、面倒な事になってしまった。二人ともシュクルと同じ白い花が胸元を飾っているので学院の二年生だな。
貴族院に入学してまだ四か月なのでシュクルの顔はあまり知られていない。なので貴族院に通えない田舎の半人前貴族だと思ったのだろう。貴族院に通って卒業してこそ貴族と認められるからな。

彼女らはシュクルをわざわざあざけりに来たのだ。暇人だなぁ~そんなに自分より下のレベルの者が気になるのだろうか。自分はコイツよりは上だって安心したいのだろうか。何の為に?

「クスクス。素敵な出会いはあった~?どこの家の愛人になるか決めたの~?」 

「私聞いた事があるわ~Hな人って胸が大きいらしいわ~」 

女子の社交は身分を考慮したとしても、やられてばかりでは駄目だってギルド長に言われたんだよな。面倒だがたまには言い返すか。 

「これ肩が凝るんです~お二人が羨ましいですわ」 

まずはよくある一般的な返答を。だがこれが効く。 

「⋯⋯そのドレス凄いセンスね。田舎で流行ってるのかしら?驚きましたわ~」 

「少々お時間が足りなかったので今回は既製品なのです。その中でも私に合う物がこれしかなかったのですよ。大きいドレスは小さくできますが、小さい物は大きくできませんから⋯⋯お二人は何でも着られるみたいで、うらやましいですわ~ふふふ」 

胸を寄せて『大きいとサイズに困るんですぅ~』を表現する。この令嬢達は美人だが貧乳を気にしているみたいだからな。ちなみに女子の切れポイントは顔、体系、センスだ。 

「⋯⋯さすがうさぎ獣人ね!娼婦みたいだわ」 

「娼婦って何ですか?私田舎者ですから分からなくて。お二人は良くご存じの様ですし、教えてもらえますかぁ?娼婦ってナニをする人なのでしょう?」 

本物のお嬢様からいかがわしい言葉が出たらちょっと面白そうだ。シュクルに変な性癖は無いけど。ちょっとだけ⋯⋯ドキドキする。 

「娼婦はあなたみたいな人よ!大体あな――」 

「あら?シュクルさんじゃない。こんばんは」 

「あ!生徒会のヴェロニクさん。こんばんは~」 

何とヴェロニクさんが現れた。ヴェロニクさんは二つ年上の十七歳なので当然夜会に参加している。 

想像だが優秀で高位貴族なヴェロニクさんはこのフロア内をまとめているのだろう。だからすぐに異変に気付いて助け舟を出しに来てくれたのだ。 

二人の令嬢はいそいそと消えていった。 

「大丈夫?シュクルさん。今日はお仕事なのでしょ?お父様から聞いたわ。それにあなたが次期北の獣王だって事もね。あの強さの意味が分かったわ」 

「あ、ご存じでしたか。それにしてもヴェロニクさんのドレス姿は素敵ですね。で、こちらの会場に異変ありませんか?」 

ヴェロニクさんと少し情報を交換する。女子の口バトル以外は特に問題なさそうだが⋯⋯⋯⋯

「では頑張ってね。お父様によろしく」 

「はい⋯⋯」 

まさかヴェロニクさんのお父様が隠れオネェ大臣だとは思わなかった⋯⋯ 

現在お父様は第三王子と皇弟と3P乱交パーティーをよろしくヤっていますよ?なんて死んでも言えない。シュクルが頑張って斡旋したよ~なんて来世でも言えない。これは墓場まで持っていこう。 

こうして夜会の夜は過ぎていった⋯⋯ 


「あれ?サバンいなくない?ショタクル君知ってる?」 

「え?知らないよ。それよりここの会場にあった飲食物が無いんだけど?」 

夜会からゲストがいなくなり、会場は後片付けを始めている。
シュクルは残っていた飲食物をすべて飲み込んだ。食品を捨てるなんて許されない。 

「夜会の残り物はウェイター達が食べるんだよ。これじゃあ仕事で疲れた彼らの食べ物が無いじゃん」 

「えぇ?そうなの?!」 

可愛そうな事をしてしまった。ごめんね。次回からはもっと沢山用意して欲しい。 

「それよりさぁ、この媚薬。かなり出回っているよね。全部同じ物だよ」 

シュクルはエロ共から媚薬を奪い取ったのだ。その数十八本。 

「これは魔術師管轄かね?でも夜会会場内の統括者、サバンがいないから明日でいいか」 

疲れたし、帰るか。シュクルはショタクル君と精霊二匹を連れて会場を後にし、人気のない王宮の庭を歩く。この時間は涼しくて気持ちがいいし、静かな夜道が心地よい。獣人に夜会会場は騒がしすぎた。 

「ねぇ、この毟り取った服はどうするの?」 

「カンキンだヨ、一杯アルネ、ムシシ」「エッチなモノ、買えるヨ、カンキンヨ」 

パンパンな大きな袋を精霊が大事そうに抱えて歩く。 

「ショタクル君も手伝ってくれたのだから一緒に換金しよう。それで何かお母さんにでも買えばいい」 

「いいの?」 

勿論だとも。結構な数のBLおっさんを精霊部屋送りにしたのだからな。これで君も共犯者だ。ククク 
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