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しかし未だにこんがらがって考えがまとまる気配がない。アタシは頭を整理する意味も込めてさらに質問をした。
「ええと…これからの事を相談する前に確認なんだけど。四人は吸血鬼ではあるんだよね?」
「当然だ。あの地下室でも言っただろう」
「吸血鬼であるのはそうなんだけどさ~、ちょっとずつ気配というか感覚が違うよね。それにチカは疑問なんだけど…何で人間と吸血鬼が戦ってるの? それが信じられない」
「え? そうなの?」
アタシはキョトンとして尋ね返した。
人間と吸血鬼が戦う理由…それは殺すか殺されるかの戦いがあるからじゃないだろうか。言ってしまえば吸血鬼にとってのアタシ達は食料みたいなもなんだから。
そこまで思ってアタシは気が付いた。それはファンタジーの話であって、言わばアタシの培ってきたイメージに過ぎない。『吸血鬼=悪』と思い込んではいるだけなのでは?
しかし意外な反応をしていたのはアタシだけでなく、フィフスドル君とノリンさんも同じだった。
「理由はあるだろう。人間は僕らの食糧だ。命を奪われたくないから抵抗をする。それは道理としては理解できる」
「ええ!? 何で殺すまで吸うの? 殺さないまでも少し分けてもらえれば済む話でしょ?」
「いやいや。理屈はそうかも知れんが、人の身からすれば血を飲んで生きる儂らは恐れ、退けるべき対象となるじゃろう」
「吸血鬼が血を飲むなんて普通じゃん」
「お主の世界ではどうなんじゃ?」
「ヱデンキアの吸血鬼はそうやって生きてるよ。だって人間を殺しちゃったら犯罪じゃない。捕まるよ」
「チカちゃんは大分、人間と仲のいい世界から来たんだね」
「どうやらそうみたいね。私にも人間の友達はいっぱいいるし。ギルドの違いで争うならともかく種族の違いで争うってのはよく分かんな~い」
「どうせ行くんなら、そっちの世界に行きたかった」
そんな思いを馳せるアタシとは真逆にフィフスドル君はあまり面白そうな顔はしていない。また鼻を鳴らしては偉そうに胸を張る。
「人間などと手を取り合う生活などできるか。奴らは等しく我ら吸血鬼に血を与えるためだけに存在を許されているに過ぎん」
「ふむ。一方でこちら世界の吸血鬼と似た様な者もおると。会った事はないが、戦いがある以上この世界の吸血鬼の大半はこの坊主のような考え方なのじゃろうな」
「ぼ、坊主だと!? 偉そうに、先の話では貴様も人間を襲って血を吸うのだろう?」
「…昔は坊主と同じような考えじゃったが、ジパングに来てからは少し変わった。色々と修業を積んで、他の動物の血や花の蜜でも腹を満たせるようにはなった。人の血が一番美味いことは否定せんが、儂はなんだかんだで人間が好きじゃからのう。どちらかと言えばチカ殿と同じ考えじゃ」
「す、すごい」
アタシは素直に感心した。
一口に吸血鬼と言っても人間と同じく色々な価値観や事情を抱えているんだ。あの時、彩斗を遮ってでも止めに入って良かったと自分の行動を今更ながらに肯定した。
人間と仲良く暮らしている吸血鬼だっている。その事実がアタシに光明めいたものを見せてくれたのだ。
するとその時、グウぅとお腹の鳴る音が周りに響いた。
音の発生源は……手拭少年か。この子だけ名前が上に言葉が通じないからどうしたものか扱いに困ってしまう。
「ナナシよ。腹が空いたのか?」
「ナナシ?」
「名前が分からぬのだからナナシと呼ぶ他あるまい。ところで架純殿、頼まれてくれんか?」
「何をです?」
「ナナシの飯じゃ」
「飯? ご飯って事? いや、料理はできることでこんなとこじゃ…」
「違うわいな。少し血をくれと言うておる」
「チ…って血? 血液?」
「ああ。ナナシはこれでも吸血鬼。人の血が一番良い」
「けど…アタシ血は、」
「下手をすると存在が保てなくて消えてしまうやもしれん」
「そ、それはやだよ」
「なら腕を」
差し出されたノリンの掌の上にアタシは腕を置いた。優しく袖を捲ると、短い詫びを入れてから二の腕に噛みついた。もっと痛いのを想像していたけど、実際はそれほどでもない。何て言うか、凄い上手な看護師さんに注射を打たれたような感触だった。
それでも血はちゃんと滴り落ちてくる。自分のでもやっぱり駄目だ。血を見るとまた呼吸と動悸が激しくなってしまう。
ただ口を腕に宛がわれ、ぺろぺろと動物の赤ちゃんのようにアタシの赤い血液を舐め始めるナナシ君を見ていると恐怖よりも庇護欲と義務感のような感情が勝ってしまった。
吸血鬼に自分の血を飲ませている。
そんな生まれて初めての経験に、アタシは多分昂揚していた。だからつい大胆な事を口走ってしまった。
「ところで…みんなはいいの?」
そう尋ねた途端、三人が同時にゴクリと喉を鳴らしたのが伝わってきた。
「ええと…これからの事を相談する前に確認なんだけど。四人は吸血鬼ではあるんだよね?」
「当然だ。あの地下室でも言っただろう」
「吸血鬼であるのはそうなんだけどさ~、ちょっとずつ気配というか感覚が違うよね。それにチカは疑問なんだけど…何で人間と吸血鬼が戦ってるの? それが信じられない」
「え? そうなの?」
アタシはキョトンとして尋ね返した。
人間と吸血鬼が戦う理由…それは殺すか殺されるかの戦いがあるからじゃないだろうか。言ってしまえば吸血鬼にとってのアタシ達は食料みたいなもなんだから。
そこまで思ってアタシは気が付いた。それはファンタジーの話であって、言わばアタシの培ってきたイメージに過ぎない。『吸血鬼=悪』と思い込んではいるだけなのでは?
しかし意外な反応をしていたのはアタシだけでなく、フィフスドル君とノリンさんも同じだった。
「理由はあるだろう。人間は僕らの食糧だ。命を奪われたくないから抵抗をする。それは道理としては理解できる」
「ええ!? 何で殺すまで吸うの? 殺さないまでも少し分けてもらえれば済む話でしょ?」
「いやいや。理屈はそうかも知れんが、人の身からすれば血を飲んで生きる儂らは恐れ、退けるべき対象となるじゃろう」
「吸血鬼が血を飲むなんて普通じゃん」
「お主の世界ではどうなんじゃ?」
「ヱデンキアの吸血鬼はそうやって生きてるよ。だって人間を殺しちゃったら犯罪じゃない。捕まるよ」
「チカちゃんは大分、人間と仲のいい世界から来たんだね」
「どうやらそうみたいね。私にも人間の友達はいっぱいいるし。ギルドの違いで争うならともかく種族の違いで争うってのはよく分かんな~い」
「どうせ行くんなら、そっちの世界に行きたかった」
そんな思いを馳せるアタシとは真逆にフィフスドル君はあまり面白そうな顔はしていない。また鼻を鳴らしては偉そうに胸を張る。
「人間などと手を取り合う生活などできるか。奴らは等しく我ら吸血鬼に血を与えるためだけに存在を許されているに過ぎん」
「ふむ。一方でこちら世界の吸血鬼と似た様な者もおると。会った事はないが、戦いがある以上この世界の吸血鬼の大半はこの坊主のような考え方なのじゃろうな」
「ぼ、坊主だと!? 偉そうに、先の話では貴様も人間を襲って血を吸うのだろう?」
「…昔は坊主と同じような考えじゃったが、ジパングに来てからは少し変わった。色々と修業を積んで、他の動物の血や花の蜜でも腹を満たせるようにはなった。人の血が一番美味いことは否定せんが、儂はなんだかんだで人間が好きじゃからのう。どちらかと言えばチカ殿と同じ考えじゃ」
「す、すごい」
アタシは素直に感心した。
一口に吸血鬼と言っても人間と同じく色々な価値観や事情を抱えているんだ。あの時、彩斗を遮ってでも止めに入って良かったと自分の行動を今更ながらに肯定した。
人間と仲良く暮らしている吸血鬼だっている。その事実がアタシに光明めいたものを見せてくれたのだ。
するとその時、グウぅとお腹の鳴る音が周りに響いた。
音の発生源は……手拭少年か。この子だけ名前が上に言葉が通じないからどうしたものか扱いに困ってしまう。
「ナナシよ。腹が空いたのか?」
「ナナシ?」
「名前が分からぬのだからナナシと呼ぶ他あるまい。ところで架純殿、頼まれてくれんか?」
「何をです?」
「ナナシの飯じゃ」
「飯? ご飯って事? いや、料理はできることでこんなとこじゃ…」
「違うわいな。少し血をくれと言うておる」
「チ…って血? 血液?」
「ああ。ナナシはこれでも吸血鬼。人の血が一番良い」
「けど…アタシ血は、」
「下手をすると存在が保てなくて消えてしまうやもしれん」
「そ、それはやだよ」
「なら腕を」
差し出されたノリンの掌の上にアタシは腕を置いた。優しく袖を捲ると、短い詫びを入れてから二の腕に噛みついた。もっと痛いのを想像していたけど、実際はそれほどでもない。何て言うか、凄い上手な看護師さんに注射を打たれたような感触だった。
それでも血はちゃんと滴り落ちてくる。自分のでもやっぱり駄目だ。血を見るとまた呼吸と動悸が激しくなってしまう。
ただ口を腕に宛がわれ、ぺろぺろと動物の赤ちゃんのようにアタシの赤い血液を舐め始めるナナシ君を見ていると恐怖よりも庇護欲と義務感のような感情が勝ってしまった。
吸血鬼に自分の血を飲ませている。
そんな生まれて初めての経験に、アタシは多分昂揚していた。だからつい大胆な事を口走ってしまった。
「ところで…みんなはいいの?」
そう尋ねた途端、三人が同時にゴクリと喉を鳴らしたのが伝わってきた。
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