うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo

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第1章 中立自由都市エラリア

お詫びにクエストを受注するようです

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「うぅ、頭が痛いです⋯⋯」

こめかみを押さえながら歩く僕とイスカは、一緒にギルドへの道を歩いている。
昨日の飲み過ぎが響いたせいか、イスカは歩くたびに頭痛が響くらしく顔をしかめた。

「やっぱり、今日は休んだ方が良かったんだよ」 

心配して声をかけるが、イスカは右手を挙げて僕を制した。

「いいえ、これは私の不始末です。だから、気にせず行きましょう」

そう断固と言ってきかなかったのはイスカだ。
その迫力に圧され、外の空気を吸った方がましだろうと出てはみたものの、やはり二日酔いは治りきっていないらしい。

「そういえば、フーシェちゃんはどうなったのでしょう?今朝は見なかったですよね」

イスカの言うとおり、朝はフーシェによってドアを破壊されることはなく、食堂にもその姿はなかった。
ミドラの姿もカウンターにはなく、そこには「用事がある人は鳴らしてください」と、メモとベルが置かれているのみであった。

あれ?これなら初日、僕が店番やらなくても良かったんじゃない?

何となく、腑に落ちない所を感じるけど仕方がない。
そのため、昨日食堂でフーシェと話した件が、どのような進展になったか知ることはできずにいた。

「パーティー組めるといいですね」

イスカの言葉に僕は頷く。

昨日と比べ空は曇っており、町並に吹く風は少しひんやりとしている。
ギルドに入ると、モワッと強烈な酒の香りが僕とイスカを包んだ。

「うぅ、酒は今日はもういらないです⋯⋯」

え、今日は!?

軽く心の中でツッコミを入れる僕をよそ眼に、充満する酒の香りに当てられたイスカが再び頭を押さえる。
これは、絶対に昨夜の酒盛りが原因だ。

「あ!ユズキさんとイスカさん、丁度良い所に来られました!そのまま扉を開けていてくれませんか?」

僕達に近づいてきた人物は、受付のカレンだ。
彼女は、酒樽をゴロゴロと転がしつつ僕達がいる扉まで近づくと、そのまま扉が開け放されるようにドカッと、扉が閉まらないように酒樽を設置した。

パンパンと手を打ち合わせると、カレンは僕達に頭を下げる。

「昨日は失礼致しました。ギルドマスターから仔細承っています。⋯⋯今日はクエストの受注で?」

「はい、報酬は頂いたのですが、どのようなクエストがあるか見ておこうと思いまして」

それならと、カレンは僕達をクエストの依頼が貼られている掲示板の前へと案内してくれた。
昨日は、ドタバタとしていて見れなかったが、よく見れば細々と多岐に渡る依頼がある。

「えー、落とし物の捜索依頼に、薬草の採取、ドブさらい、害虫駆除、商人の護衛⋯⋯うわっ、本当に色々あるなぁ」

「私の故郷、クルトスも結構依頼を出していましたよ。害獣の駆除とかが主でしたが。⋯⋯もう、依頼を出すことは二度とないのですね⋯⋯」

ドーラスに滅ぼされたイスカの故郷は今はない。
その事実が、イスカの声に陰を落とした。

「そうでした、お二人はDランクパーティーですが、今回の活躍でギルドマスターから特例を頂いています」

間を取り持つようにカレンが声をあげた。
正直、僕はうまくフォローしてくれたことに少しホッとした。

「本来なら、ひとつ上のCランク相当の依頼までしか受けられないのですが、お二方はさらに上のランクのクエストも、ギルドマスターが直筆の依頼文を書くことで受注することができるようになりましたよ!」

つまり、クエスト受注の制限が実質なくなったことになる。
本来なら、ランクを上げてしか受けられない依頼を選ぶことができるようになるのだから、これは嬉しい配慮だ。

もしかしたら、これもラムダンのお詫びのつもりなのかな?

僕はそう思い、再び掲示板に目を落とす。

「うぉぉーん!!」

いきなり背後から数人の野太い男の泣き声が上がった。

「わっ」

「キャッ!」

その声量に思わず、僕とイスカも飛び上がる。
振り向くと、あちこちで酒に酔いつぶれた冒険者達が、だらしなく机や床に倒れ伏しているが、声の主達はテーブルにしっかりと座り、未だ酒を口元へと運んでいた。

筋肉隆々、丸太のように太い腕に剛毛と言って差し支えない太い髪。立派なヒゲは整えるというより、そのワイルドさを強調するように蓄えられている。
彼らの身長は僕よりも低いと思われるが、筋肉がひしめき合っている様子はまるで小さな山が動いているようだ。

ドワーフかな?

「あの方たちは?」

イスカが、少しおっかなびっくりといった風にカレンに尋ねる。
カレンは、困ったような表情を見せると、彼らが何故泣いているのかについて教えてくれた。

「あぁ、あの方たちはですね。ギルドと契約している鍛冶職人のドワーフ達なのですが……あの、昨日のワイバーンが全部討伐されたと聞いて素材が持ち込まれてないか喜んでうちに来たのですが──」

おっと、嫌な予感だ。

昨日のワイバーンは勿論、全部討伐されたよ。
イスカとアルティナ、サユリに最後はフーシェのおかげで。
でも、肝心の素材と言えば⋯⋯

「お察しの通り、見事なまでに普通のワイバーンは焼き尽くされた後に串刺しにされて鱗はボロボロ。亜種の方も酷い状態で装備にすることはできないとのことで、あのように酒に浸っているそうです」

僕達の話を聞いていたのか、一人のドワーフがピクッと肩を震わせると、ガタッと立ち上がり、凄い勢いで僕達の前まで歩いてきた。

ドシドシと肩を揺らしながら歩いてくるドワーフは、いかにも職人気質な風貌で顔には深い皺が刻まれている。
しかし、その瞳は今にも泣きそうな程に涙が湛えられていた。

うわぁ、気まずい。

間接的にとはいえ、素材をダメにした張本人は僕だ。

「そうなんじゃあっ!聞いてくれ若いの!ほれ、そこのエルフの嬢ちゃんも!」

鼻息荒くやってくる彼の口からは、数歩離れていても濃いエールの香りが漂ってきた。

「は、はい⋯⋯」

思わずイスカも後ずさる。

ドワーフの男は、背伸びをするような形で僕の肩をガッと掴むと大きく揺らした。

「ワシ等は、昨日ワイバーンが集団でこの町を襲いに来たと聞いて、これでこの町で鍛冶をやることも終わりかと思っとった!じゃが、それが全部討伐されたと聞いて喜んでな、山のようなワイバーンの素材があると期待しとった!なのに、ギルドに来てみたらどうだ!渡されたのは燃えカスとボロ布のようになったワイバーンの素材しかないではないか!!」

涙をポロポロこぼす彼に負けず、僕の背中は滝の様に冷や汗が落ちていっている。

「誰じゃあ!素材を愛さない奴は!ワシは悔しい!」

ごめんなさい、僕は逃げたい。

グラグラと揺らされる僕を見かねて、イスカとカレンが思わず静止に入る。
レベルのおかげか、酔ったりしなかったが気分は最悪だ。

「オムニさん!お気持ちは分かりますが、まずは誰も死人が出なかったことを喜びましょう!ワイバーンはまた依頼をかけますから!」

必死に静止するカレンの声を聞いて、オムニと呼ばれたドワーフは一瞬動きを止める。しかし、次の瞬間には再び号泣しながら声を張り上げた。

「うぉぉー!そこは、頭では分かっとるんじゃい!じゃが、鍛冶職人たる者、素材の山は宝の山。それがあると思って来たら、全部駄目だと知ったなら、冒険者でいうところの、目の前でお宝が谷底に落ちていったくらいの悲しみなんじゃぞ!命あったから良かったというものでは割り切れんのじゃ!!」

あのーカレンさん?ドワーフさん達の心中を察するように、僕に視線を送るのはやめてもらえませんか?

「あ、あの⋯⋯ワイバーンと同じくらいの素材について、依頼をかけているものってありませんか?」

おずおずとイスカが口を開いた。
気がつけば、オムニを囲んで酒を飲んでいたドワーフ達も集まり、皆悔しそうに眼には涙を流している。

「ある!じゃが手に終えん!『城壁の守護者』達も嫌がって手を出していない塩漬け依頼があるわい!」

「そうだそうだ!『城壁の守護者』が乗っ取られていたことは、今日聞いたが。リーダーがベスやアルティナになったとしても、パーティーメンバーの損耗を考えたなら、なかなか引き受けてくれないだろう」

「やりがいがなさすぎて、酒ばかり消費してしまうわい」

筋肉に囲まれてむさ苦しさ満載だけど、それよりも酒の匂い!
僕だって酒を飲むけど、この強烈な匂いはクラクラくる。

「あれ~、ユズキさん。また、私酔っちゃいそうです~」

香りに当てられて、フラフラするイスカ。

おっと、君はこれ以上酒にやられないでね!

「その依頼、このユズキに話してみるのはどうだ?」

ドワーフ達に圧される僕達の後ろから、昨日聞いたばかりの声がかかった。

「ギルドマスター!」

そこには、やつれた顔をしたギルドマスターのラムダンが、一人の人物を連れて立っていた。

その人物は──

「フーシェちゃん!?」

僕が声を出すより早く、イスカが驚きの声をあげる。
そこに立っていたのは、昨日僕達のパーティーに入りたいと申し出ていたフーシェその人であった。

しかし、昨日と今日でフーシェの見た目には決定的な違いがあった。
そう、トレードマークの様なツインテールはバッサリと切られ、軽やかなショートカットへと髪型が変わっていたのだ。

そして、そのツインテールがあったかと思われる場所には左右に1対の可愛らしい濃い紫色の角が見えていた。

「おい、ユズキ。お前は本当に話題に事欠かないな。こいつムチャクチャだぞ」

やや不機嫌そうな顔で、ラムダンは後ろに連れたフーシェを指さした。

当の本人は、ラムダンの苛立ちをどこ吹く風といったように涼しい顔で僕達に向かって、両手をブイブイとピースを作っていた。

気のせいかな。僕と視線が合ったときに少し口元が緩んだのは?

昨日のセラ様AIのアナウンスを思い出してしまい、少し僕はドキリとする。

「ん。おっかぁに出された条件は2つ。1つは、冒険者登録をすること。2つ目は、私が星屑亭を辞めるに当たって後釜を見つけることだって。とりあえず1つ目の登録をこなしにきた」

澄ました顔で言うフーシェに、ラムダンはこめかみを押さえる。

「こいつ何時に来たと思う?昨日の日付が変わる時にやってきて、今から冒険者登録させてくれだぞ。しかも、そこの扉ふっ飛ばしてよぉ」

え、あの後まさか、仕事終わってここに直行したの?
で、あの重そうな扉を破壊したってこと?

僕は血の気が引くのを感じた。

「教会の鐘が鳴る8時が受付開始だって言ったら、今度は朝飯の仕込みが終わったら戻るって言って、6時前にはやってきて、時間までここで待ってるなんて言い始めるんだ。昨日の宴会がようやくお開きになったのが5時だぞ!絶対こいつ俺を殺すつもりだ」

宴会のことは知らないけれど、その激務をこなして平然とやってきているフーシェは空恐ろしい。

「で、少し苛立った俺が、その髪は戦闘に向いていないってボヤいて見たら、次の瞬間髪をおろしてナイフでザックリだ。おかげで、女性職員からはゲス野郎の様に見られるし。魔族と知って二度ビックリだ。いいか、フーシェ。この町はそれなりに寛大だが、魔族に対しては冒険者でさえいいイメージを持っていない。どっちかというと、敵意の対象だ。ということで、お前はこれをつけろ。ったく、応接室で匿ってたのに、ユズキの匂いがするとか言って、飛び出しやがって──」

ラムダンは少し厚手のカチューシャを胸元のポケットから取り出すと、有無を言わさずフーシェの頭に装着した。

うん、なんでそんなところに持っているかは聞いちゃ駄目なやつだよね。

「結論。こいつはかなりムチャクチャなやつっていうことだが──まぁいい。オムニ達、話の腰を折ってすまなかったな。話を戻すが、このユズキは旅をしてきて冒険者登録はしていなかったが、実力は折り紙つきだ。俺が保証する。あの塩漬け依頼を話してもいいんじゃないか?」

ギルドマスターであるラムダンの言葉を聞き、オムニは値踏みするかのように僕をジロリと睨んだ。

そこには、先程まで泣きに泣いてた姿は微塵もない。
僕を冒険者としての値踏みをしようとする職人の姿がそこにはあった。

一通り僕とイスカを見回した後、一息をつくとドワーフは口を開いた。

「お前ら、ワイバーンの上位種といったら何が来ると思う?」

「竜」

オムニの含みを持たせた言葉に間髪入れず、フーシェが空気を読まずに即座に回答する。

それを聞いたオムニは怒ることなく、少し口角を上げると今度は嬉しそうにニヤリと笑った。

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