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第5章 戦争
開戦 3
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風魔法を纏い、イスカは瓦礫の中から粉塵を吹き飛ばして甲板へと戻ってくる。
「な、なんなんだ!お前は!」
慌てたヤンは、杖を構えると術式を空中に描いた。
赤き魔法術式から炎が吹き上がると、イスカに目掛けて降り注ぐ。
「『付与』」
クッと、イスカが剣先を上げて正面に構えた。
飛来した炎が剣先に触れると、イスカは向かってきた炎を巻き取る様に剣を振るう。
すると、炎はまるで主人に従順となった仔犬のようにイスカの剣に纏わりついた。
「僕の炎を奪うだと!そんな芸当、混ざりもののエルフ如きにできるなんて!」
「いくら、貴方の魔素で作られた魔法でも、根っこが外れたものなら、流れを見極めたら制御を奪えますよ。勿論、一対一だからできたのですけどね」
イスカは自分の剣に纏った炎に己の魔素を流し込み制御を保つ。
甲板の重力力場が壊された今、イスカを縛る物は何もなかった。
イスカは軽く跳躍すると、剣を大上段に構える。
「自分の炎でも、くらって下さい!『炎風斬』!」
剣の炎とイスカの風魔法が加わり、炎の嵐が吹き荒れた。剣先から伸びた炎が驚愕するヤンに向かって振り下ろされる。
「二重『水障壁』!」
ヤンの後ろから女性の声が飛ぶ。
二重に張られた水の膜の一枚目にイスカの炎がぶつかると、水蒸気爆発が生まれ水障壁が弾け飛んだ。
爆発の勢いを二枚目の水の膜が受け止めると、ヤンは降りかかる水を浴びながら毒づいた。
「クッ!何するんだ。リアーナ!」
「助けられておきながら、相変わらず失礼な言い方ですね」
ヤンの後ろから現れたのは、白い衣に身を包んだ神官と思わしき女性だ。
荘厳な杖を掲げた女性は、長髪の金髪を後ろで結び、しっかりと杖を構えるとイスカと相対する。
「新手?」
イスカは目の前で起こった爆発の爆風を利用するように後ろに飛ぶと、自身で開けた大穴の縁に着地した。
「はい、私はこちらのヤンと同じ、『希望の剣』のパーティーであるリアーナと申します。また、帝都ではラクサス教の聖女。敬虔なラクサス神の信徒として日々この身を神職に捧げております。以後お見知り置きを⋯⋯」
「おい!こんな紛い物のエルフに下手に出るなんて恥ずかしくないのか?」
ヤンは濡れた髪をかき上げると、リアーナに向かって苛立ちを吐き捨てた。
「はて?その貴方はその見下していた者に、今まで押されていたように見えましたが?」
「チッ」
バツ悪そうに口元を歪めるヤンから視線を外し、リアーナはイスカへと向き直る。
「さて、えぇと、貴女のお名前は?」
「──イスカ」
イスカが答えると、リアーナはニッコリと笑みを作った。
「まぁ、素敵なお名前。どう?貴女も人族の血が流れているのなら分かるでしょう?私達は魔族を討伐するという崇高な目的の為に動いているのです。──私達の共通の敵は魔族そのものであって、本来私達が争うことはないのです」
諭す様に優しいリアーナの声音を聞いて、イスカは背筋が寒くなった。
──この人、本気です。
本気で、自分の考えが正しいと信じ切っています。
そもそもセフィラム教の信徒であるイスカにとって、ラクサス教の教えに共感を覚えたことはない。
また、そのイスカ自身も寝食を全てセフィラム教に捧げているわけではないため、盲目的に神の信徒を名乗るリアーナの言葉は、イスカにとっては異様なものに写った。
───ギィンッ!!
金属が打ち合う音が響き、小柄な黒い影が宙を舞った。
クルクルと影は身体を丸めていたが、イスカの隣に舞い降りると身体を伸ばして、甲板に着地した。
「ん。あいつの盾。結構固い」
「フーシェ!大丈夫?」
フーシェの身体に傷はない。
「ふぅ、レーベンで会った時だと速すぎてヤバかったけどな。俺の『無敵盾』に、物理攻撃は通用しねぇよ」
しかし、大盾を構えたままグスタフがヤンとリアーナの前に出る。
「クソッ、攻め手が足りない。ローガンの爺さんがいればなぁ」
「やめなさい!魔族と組んだ裏切り者のことなんか。そして、エルフの貴女!その横にいる魔族の味方をするのですか!?なんと禍々しい!」
カチューシャによって角を隠しているフーシェだが、リアーナには分かるのだろう。
手の甲の血管が浮き出る程に、杖に力をこめる。
「ほら、レーベンで拠点に突っ込んできたって言ったやつがいるだろう。それが、そっちのチビっ子。その仲間がそっちのエルフだ」
グスタフの言葉に、リアーナは杖を振りかざすとヒステリックに甲板を叩いた。
「あぁ!ローガンは『希望の剣』から追放されたことで、邪神と契約を交わし、ラクサス神の加護に背を向け、背徳者としての道を歩んだのです。それもこれも、全ては魔族のせい⋯⋯その忌まわしき角を、私がラクサス神への信仰の証として捧げましょう!」
リアーナは、叫ぶと杖を天に向かって掲げる。
「『蘇生操作』!」
光の術式が船の上空へと浮かび上がる。
柔らかな白色の光が、イスカの穿った大穴へと降り注いだ。
ガコッ、バタンッ
光が降り注いだ瓦礫の中から、無数の手が現れた。
「お、おおっ」
「り、あーな様」
「奇跡だ⋯⋯」
蠢く様に瓦礫を押しのけて、イスカが倒したはずの兵士たちが起き上がってくる。
「剣はなければ、作れば良いのです。死者さえも蘇らせる、これぞラクサス教における神の御業!」
リアーナは狂気を含んだ声で、フーシェを睨みつけた。
「まっ、ローガンはいなくなったし、ジェイクは捕まった。なら、ここは僕達でやるしかないんでしょ?面倒くさいなぁ」
ヤンはそう言うと、ローブの中から緑色の薬品が詰まった小瓶を取り出す。
「こいつら、使い物にならなくなるけどいいの?」
「チッ、胸糞悪いけどな」
グスタフの言葉を免罪符に、ヤンが地面に小瓶を叩きつけた。
乾いた音と共に、緑の液体が飛散すると液体は甲板に染み込むことなく、気化し始める。
「これで、ドーピング完了っと」
トンとヤンが杖の先で甲板を叩く。
ブワッと風が巻き起こると、帰化した煙がスルスルと生き物の様に蘇った兵士たちの鼻腔に侵入した。
「おっ!オオッ!」
「グゴッ!ゴホッ!」
煙が入った兵士たちの身体が、ビクンッと波打つ。
次の瞬間、兵士たちの身体が一瞬にして肥大化すると、身体を覆っていたアーマーが、まるで拘束具であったかのように弾け飛んだ。
「うっ、なんて酷い──」
その醜悪な光景に、イスカが口元を抑えた。
フーシェは、目の前で行われる惨劇に静かに眼を瞑る。
その瞳の裏には、レーベンで出会った魔族達の営みが思い返されていた。そこには、人族と魔族の違いはなかった。
ただ、それぞれの文化の違いが生み出した日々の営みだけが続いていた。
フッと、息を吐くとフーシェは、双剣『アースブレイカー』を構える。
フーシェの魔素が込められると、フーシェの怒りに呼応したかのように、『アースブレイカー』がブウンッと刀身を赤く染めた。
「ん。私達魔族を悪と言うなら、そっちは人の姿をした悪魔でしかない。悪の人族⋯⋯悪人は私が倒す」
イスカは、フーシェの静かな怒りを見て、感情を露わにするフーシェの変化に驚いた。
そして、目の前の『希望の剣』に対するイスカの怒りはフーシェと同じだった。
──ポウッ
イスカとフーシェの身体に、新たにユズキの『女神の調律』が舞い降りる。
目の前の脅威に対して、能力が再配分されたのだ。
二人は身体の中に、ユズキからの温かい力が満ちていくのを感じていた。
「フーシェ、いくよ!」
「ん」
短い掛け合いの後、イスカとフーシェは申し合わせたかの様に左右に飛んだ。
意識は支配され剣を構える、巨大な傀儡と化した兵士と『希望の剣』を一掃するべく、二人は突撃した。
「な、なんなんだ!お前は!」
慌てたヤンは、杖を構えると術式を空中に描いた。
赤き魔法術式から炎が吹き上がると、イスカに目掛けて降り注ぐ。
「『付与』」
クッと、イスカが剣先を上げて正面に構えた。
飛来した炎が剣先に触れると、イスカは向かってきた炎を巻き取る様に剣を振るう。
すると、炎はまるで主人に従順となった仔犬のようにイスカの剣に纏わりついた。
「僕の炎を奪うだと!そんな芸当、混ざりもののエルフ如きにできるなんて!」
「いくら、貴方の魔素で作られた魔法でも、根っこが外れたものなら、流れを見極めたら制御を奪えますよ。勿論、一対一だからできたのですけどね」
イスカは自分の剣に纏った炎に己の魔素を流し込み制御を保つ。
甲板の重力力場が壊された今、イスカを縛る物は何もなかった。
イスカは軽く跳躍すると、剣を大上段に構える。
「自分の炎でも、くらって下さい!『炎風斬』!」
剣の炎とイスカの風魔法が加わり、炎の嵐が吹き荒れた。剣先から伸びた炎が驚愕するヤンに向かって振り下ろされる。
「二重『水障壁』!」
ヤンの後ろから女性の声が飛ぶ。
二重に張られた水の膜の一枚目にイスカの炎がぶつかると、水蒸気爆発が生まれ水障壁が弾け飛んだ。
爆発の勢いを二枚目の水の膜が受け止めると、ヤンは降りかかる水を浴びながら毒づいた。
「クッ!何するんだ。リアーナ!」
「助けられておきながら、相変わらず失礼な言い方ですね」
ヤンの後ろから現れたのは、白い衣に身を包んだ神官と思わしき女性だ。
荘厳な杖を掲げた女性は、長髪の金髪を後ろで結び、しっかりと杖を構えるとイスカと相対する。
「新手?」
イスカは目の前で起こった爆発の爆風を利用するように後ろに飛ぶと、自身で開けた大穴の縁に着地した。
「はい、私はこちらのヤンと同じ、『希望の剣』のパーティーであるリアーナと申します。また、帝都ではラクサス教の聖女。敬虔なラクサス神の信徒として日々この身を神職に捧げております。以後お見知り置きを⋯⋯」
「おい!こんな紛い物のエルフに下手に出るなんて恥ずかしくないのか?」
ヤンは濡れた髪をかき上げると、リアーナに向かって苛立ちを吐き捨てた。
「はて?その貴方はその見下していた者に、今まで押されていたように見えましたが?」
「チッ」
バツ悪そうに口元を歪めるヤンから視線を外し、リアーナはイスカへと向き直る。
「さて、えぇと、貴女のお名前は?」
「──イスカ」
イスカが答えると、リアーナはニッコリと笑みを作った。
「まぁ、素敵なお名前。どう?貴女も人族の血が流れているのなら分かるでしょう?私達は魔族を討伐するという崇高な目的の為に動いているのです。──私達の共通の敵は魔族そのものであって、本来私達が争うことはないのです」
諭す様に優しいリアーナの声音を聞いて、イスカは背筋が寒くなった。
──この人、本気です。
本気で、自分の考えが正しいと信じ切っています。
そもそもセフィラム教の信徒であるイスカにとって、ラクサス教の教えに共感を覚えたことはない。
また、そのイスカ自身も寝食を全てセフィラム教に捧げているわけではないため、盲目的に神の信徒を名乗るリアーナの言葉は、イスカにとっては異様なものに写った。
───ギィンッ!!
金属が打ち合う音が響き、小柄な黒い影が宙を舞った。
クルクルと影は身体を丸めていたが、イスカの隣に舞い降りると身体を伸ばして、甲板に着地した。
「ん。あいつの盾。結構固い」
「フーシェ!大丈夫?」
フーシェの身体に傷はない。
「ふぅ、レーベンで会った時だと速すぎてヤバかったけどな。俺の『無敵盾』に、物理攻撃は通用しねぇよ」
しかし、大盾を構えたままグスタフがヤンとリアーナの前に出る。
「クソッ、攻め手が足りない。ローガンの爺さんがいればなぁ」
「やめなさい!魔族と組んだ裏切り者のことなんか。そして、エルフの貴女!その横にいる魔族の味方をするのですか!?なんと禍々しい!」
カチューシャによって角を隠しているフーシェだが、リアーナには分かるのだろう。
手の甲の血管が浮き出る程に、杖に力をこめる。
「ほら、レーベンで拠点に突っ込んできたって言ったやつがいるだろう。それが、そっちのチビっ子。その仲間がそっちのエルフだ」
グスタフの言葉に、リアーナは杖を振りかざすとヒステリックに甲板を叩いた。
「あぁ!ローガンは『希望の剣』から追放されたことで、邪神と契約を交わし、ラクサス神の加護に背を向け、背徳者としての道を歩んだのです。それもこれも、全ては魔族のせい⋯⋯その忌まわしき角を、私がラクサス神への信仰の証として捧げましょう!」
リアーナは、叫ぶと杖を天に向かって掲げる。
「『蘇生操作』!」
光の術式が船の上空へと浮かび上がる。
柔らかな白色の光が、イスカの穿った大穴へと降り注いだ。
ガコッ、バタンッ
光が降り注いだ瓦礫の中から、無数の手が現れた。
「お、おおっ」
「り、あーな様」
「奇跡だ⋯⋯」
蠢く様に瓦礫を押しのけて、イスカが倒したはずの兵士たちが起き上がってくる。
「剣はなければ、作れば良いのです。死者さえも蘇らせる、これぞラクサス教における神の御業!」
リアーナは狂気を含んだ声で、フーシェを睨みつけた。
「まっ、ローガンはいなくなったし、ジェイクは捕まった。なら、ここは僕達でやるしかないんでしょ?面倒くさいなぁ」
ヤンはそう言うと、ローブの中から緑色の薬品が詰まった小瓶を取り出す。
「こいつら、使い物にならなくなるけどいいの?」
「チッ、胸糞悪いけどな」
グスタフの言葉を免罪符に、ヤンが地面に小瓶を叩きつけた。
乾いた音と共に、緑の液体が飛散すると液体は甲板に染み込むことなく、気化し始める。
「これで、ドーピング完了っと」
トンとヤンが杖の先で甲板を叩く。
ブワッと風が巻き起こると、帰化した煙がスルスルと生き物の様に蘇った兵士たちの鼻腔に侵入した。
「おっ!オオッ!」
「グゴッ!ゴホッ!」
煙が入った兵士たちの身体が、ビクンッと波打つ。
次の瞬間、兵士たちの身体が一瞬にして肥大化すると、身体を覆っていたアーマーが、まるで拘束具であったかのように弾け飛んだ。
「うっ、なんて酷い──」
その醜悪な光景に、イスカが口元を抑えた。
フーシェは、目の前で行われる惨劇に静かに眼を瞑る。
その瞳の裏には、レーベンで出会った魔族達の営みが思い返されていた。そこには、人族と魔族の違いはなかった。
ただ、それぞれの文化の違いが生み出した日々の営みだけが続いていた。
フッと、息を吐くとフーシェは、双剣『アースブレイカー』を構える。
フーシェの魔素が込められると、フーシェの怒りに呼応したかのように、『アースブレイカー』がブウンッと刀身を赤く染めた。
「ん。私達魔族を悪と言うなら、そっちは人の姿をした悪魔でしかない。悪の人族⋯⋯悪人は私が倒す」
イスカは、フーシェの静かな怒りを見て、感情を露わにするフーシェの変化に驚いた。
そして、目の前の『希望の剣』に対するイスカの怒りはフーシェと同じだった。
──ポウッ
イスカとフーシェの身体に、新たにユズキの『女神の調律』が舞い降りる。
目の前の脅威に対して、能力が再配分されたのだ。
二人は身体の中に、ユズキからの温かい力が満ちていくのを感じていた。
「フーシェ、いくよ!」
「ん」
短い掛け合いの後、イスカとフーシェは申し合わせたかの様に左右に飛んだ。
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