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第5章 戦争
神の意思が絡んでいるようです
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「よーし、お主ら。捕らえたやつらは簡単な治療をして、牢に入れておけ。高レベルの術者には、魔力封じの手枷を忘れるでないぞ」
ニンムスが、あちこちに戦闘の爪痕が残る港の中、指示を出すために駆け回る。
「エレナ!護送を頼むぞ!」
「は、はいっ!一般兵は通常通りに。指揮官クラスは3人で一人の対応を。──ええっと、ギルドマスター、勇者パーティー達はどうします?」
エレナが指差した先には、ボロボロになったグスタフ達が後ろ手に縛られていた。
正確に言えば、グスタフは先の戦闘で右手を肘から先を失っており、手を縛ることはできないでいたが、抵抗する素振りは見せなかった。
先のイスカの一撃によって、グスタフの盾は完全に破壊されたのだが、グスタフが最後の力を振り絞って倒れ込んだおかげで、ヤンとイリーナもイスカの放ったウィルブレードの直撃を避けることができたのだ。
「どうもこうも、トナミカに戦争を仕掛けて来たのじゃ。グリドール本陣が来た時の交渉材料にするだけじゃな」
「なんで、この『聖女』である私が捕虜になんてならねばならないのです!この背教者達が!」
「僕だって、こんなことにならなければ、研究を続けられたのに。あの女性、あの旋律を解き明かしたいのに。なんで、僕は。どこでミスを犯した⋯⋯」
ヒステリックに叫ぶリアーナとぶつぶつと呟くヤンと比べて、グスタフの表情は憑き物が落ちた様にさっぱりとしていた。
「カーッ、完敗だ完敗。ローガンがいれば、なんとかなったのかもしれないが、そもそも目指している所が違ったのかもな──そうだろ?青年」
グスタフの視線の先には、僕。
元の姿に戻ったユズキの姿があった。
「さっきの女の子。どうせ、あの子もお前たちの仲間なんだろ?あんな強力な支援魔法の使い手なんて、グリドール⋯⋯いや、世界に目を向けてもいるかどうかだよな」
その女の子は僕です。とは、流石に言えない。こっそり戦闘の後に姿を隠して元の姿に戻った僕は、ニンムスと合流すべく港に戻ってきていた。
イスカとフーシェは、安全な所で退避していたセラ様を迎えに行くべく、別行動だ。
「グスタフさん。あなたに話があってきました」
僕の視線をグスタフは受け止める。
敗北を受け入れたのか、僕がレーベンで、『略奪者』の姿になった時に見せた様な狼狽はなく、回復魔法によって止血された右腕をさすりながら、落ち着いた表情を見せていた。
「あなたが、一番話ができそうだからお尋ねします。一体、ローガンとの間に何があったのです?」
「──初めは、俺だってローガンが追放された時は、『レベルリバース』を起こしたせいだと思っていた。俺たち『希望の剣』は、ローガンの指導のお陰で、頭角を現し、ギルド制度が薄いグリドールでも、精鋭の騎士団を超えた最強戦力までに登り詰めていた」
グスタフは、悪態をつきながら連れて行かれるヤンとリアーナに視線を移した。
「ところがだ。ある時から、ジェイクはローガンの言うことをあまり聞かなくなっていった。──ヤンは、まぁ元々自分中心的なやつだったが、リアーナの変化はジェイクよりも強烈だな。今じゃ、俺でも手を焼いている。入ったばかりは、それはもう気立ても良くて『聖女』と皆から慕われてたんだぜ」
「──僕は、ローガンからジェイクの事を頼むと言われたんだ。でも、今の彼と話をするのは──」
「無理だろうな。元々、グリドールの王子ということで、親の威光に慢心しているところがあったんだ。それを、うまくローガンが導いていたんだが⋯⋯ローガンを追い出した時のジェイクの横暴さは、流石の俺も引いたぜ」
サバサバとした口調で話すグスタフの言葉は、僕の耳にすんなりと入ってくることができた。
「そういうグスタフは、仲間の心変わりを客観的に見ているようだけど」
「まぁな。そもそも、町のチンピラみたいなもんだった俺を拾ったのはローガンだ。だから、ローガンには恩はあるが、『レベルリバース』を起こしたのなら、実力社会のパーティーから追い出されるのは仕方ないと思ってたさ」
──?今までの話を聞くと、ジェイクやリアーナはローガンの事を追い出したくて追い出したようだが、グスタフは実力が落ちてきたことが原因だと捉えている。
そして、そのグスタフは仲間の変化に気づいてもいる様子だった。
僕は、その違和感にジェイク達とローガン、グスタフの違いを頭の中で考えてみた。
「あっ!」
思わず声が出た。
そうか、そんなに簡単なことだったのか。
「グスタフ!あなたは、『ラクサス教』を信仰していないのでは?」
僕の言葉を聞いたグスタフは怪訝な顔をした。
「『ラクサス教』?元々チンピラだった男だぜ?グリドールの手前、表向きはラクサス教を肯定してるが、信仰心なんて持ったことなんてないな」
グスタフの言葉を聞いた僕は確信した。
明らかに、ラクサス教に深く関わっている者が精神的な異常を来たしているのだ。
ローガンは、信心深いセフィラム教。そして、グスタフは無神論者であることから、この二人の精神に変調を来たしていないということは、アマラ様からの何らかの介入があったとみて、間違いはないだろう。
何しろ、ラクサス教そのものが、人族が作り出した架空の神を奉るものだからだ。
そこには、セラ様の意志は存在しない。
介入できるとしたら、それは同じ神であるアマラ様しかいないからだ。
では、介入できるタイミングはいつか?
その理由のヒントもセラ様がお会いした時の言葉にあった。
そう、セラ様は人について理解を深めるために、多神族が共同管理をしている、僕が元々住んでいた『地球』を管理している期間があった。
そして、セラ様が僕をくしゃみでうっかり事故に巻き込んでしまったのも、彼女が地球を管理していたからだ。
流石にラクサス教そのものを、アマラ様が作り出したのかまでは分からないが、その宗教に何らかの介入をしてグリドールを動かしたと見て、間違いはなさそうだった。
そうと仮定しなければ、ジェイク達の言動やグリドールの動向が一気にきな臭くなった理由がつかなかった。
「ローガンは、ジェイクやあなたのことも心配してたよ」
僕が言うと、グスタフは軽く頭を振った。
「俺達の指南役だったからな。それを、恩を仇で返すようなことをしてしまった。──だが、今のジェイクやリアーナが、到底ローガンの言うことを聞くとは思えないしな」
確かにその通りだ。
彼らが洗脳を受けているのか、それとも心からラクサス教に心酔しているのかによって結果は変わってくる。
もし、洗脳や精神操作の類を受けているのであれば、僕の『抵抗値譲渡』で、精神操作を解くことはできるかもしれない。
「そうか、分かった。色々聞かせてもらってありがとう」
僕がグスタフに礼を言うと、グスタフは瞳をしばたかせた。
「お前は、本当にこの戦争を止められると思っているのか?」
その問いに答えることは難しい。
いくら力があったとしても、他者の心を変えることはできない。
アマラ様の介入が解決したとして、グリドールの人々や人族が魔族を憎む気持ちがあれば、戦争はまた起こってしまうのだろう。
「どうだろう?でも、この戦闘を止めることができれば、少なくとも、人族と魔族が話し合う機会を作れると思うんだ。魔族の中にも、人族と仲良くしたい者もいれば、人族と争いたい者もいる。それって、人族と何も変わらないじゃないか。──だから、僕はその仲良くしたいという気持ちを大切にしたい」
僕の言葉を聞いたグスタフは苦笑した。
「理想論だな」
そうかもしれない。
でも、その力を偶然とはいえセラ様から与えられ、僕の大切な人達は、人族と魔族が手を取り合う未来を望んでいる。
それならば、僕はその未来のために全力を尽くすだけだ。
「でも、僕の仲間は魔族とエルフ族だよ。不可能なんてないさ」
僕はそう告げると、兵士に連れ去られるグスタフを見送った。そして、セラ様を迎えに行った二人と合流するためわ、真っ暗になった夜空の下、街灯の光を頼りにギルドへと足を進めた。
ニンムスが、あちこちに戦闘の爪痕が残る港の中、指示を出すために駆け回る。
「エレナ!護送を頼むぞ!」
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正確に言えば、グスタフは先の戦闘で右手を肘から先を失っており、手を縛ることはできないでいたが、抵抗する素振りは見せなかった。
先のイスカの一撃によって、グスタフの盾は完全に破壊されたのだが、グスタフが最後の力を振り絞って倒れ込んだおかげで、ヤンとイリーナもイスカの放ったウィルブレードの直撃を避けることができたのだ。
「どうもこうも、トナミカに戦争を仕掛けて来たのじゃ。グリドール本陣が来た時の交渉材料にするだけじゃな」
「なんで、この『聖女』である私が捕虜になんてならねばならないのです!この背教者達が!」
「僕だって、こんなことにならなければ、研究を続けられたのに。あの女性、あの旋律を解き明かしたいのに。なんで、僕は。どこでミスを犯した⋯⋯」
ヒステリックに叫ぶリアーナとぶつぶつと呟くヤンと比べて、グスタフの表情は憑き物が落ちた様にさっぱりとしていた。
「カーッ、完敗だ完敗。ローガンがいれば、なんとかなったのかもしれないが、そもそも目指している所が違ったのかもな──そうだろ?青年」
グスタフの視線の先には、僕。
元の姿に戻ったユズキの姿があった。
「さっきの女の子。どうせ、あの子もお前たちの仲間なんだろ?あんな強力な支援魔法の使い手なんて、グリドール⋯⋯いや、世界に目を向けてもいるかどうかだよな」
その女の子は僕です。とは、流石に言えない。こっそり戦闘の後に姿を隠して元の姿に戻った僕は、ニンムスと合流すべく港に戻ってきていた。
イスカとフーシェは、安全な所で退避していたセラ様を迎えに行くべく、別行動だ。
「グスタフさん。あなたに話があってきました」
僕の視線をグスタフは受け止める。
敗北を受け入れたのか、僕がレーベンで、『略奪者』の姿になった時に見せた様な狼狽はなく、回復魔法によって止血された右腕をさすりながら、落ち着いた表情を見せていた。
「あなたが、一番話ができそうだからお尋ねします。一体、ローガンとの間に何があったのです?」
「──初めは、俺だってローガンが追放された時は、『レベルリバース』を起こしたせいだと思っていた。俺たち『希望の剣』は、ローガンの指導のお陰で、頭角を現し、ギルド制度が薄いグリドールでも、精鋭の騎士団を超えた最強戦力までに登り詰めていた」
グスタフは、悪態をつきながら連れて行かれるヤンとリアーナに視線を移した。
「ところがだ。ある時から、ジェイクはローガンの言うことをあまり聞かなくなっていった。──ヤンは、まぁ元々自分中心的なやつだったが、リアーナの変化はジェイクよりも強烈だな。今じゃ、俺でも手を焼いている。入ったばかりは、それはもう気立ても良くて『聖女』と皆から慕われてたんだぜ」
「──僕は、ローガンからジェイクの事を頼むと言われたんだ。でも、今の彼と話をするのは──」
「無理だろうな。元々、グリドールの王子ということで、親の威光に慢心しているところがあったんだ。それを、うまくローガンが導いていたんだが⋯⋯ローガンを追い出した時のジェイクの横暴さは、流石の俺も引いたぜ」
サバサバとした口調で話すグスタフの言葉は、僕の耳にすんなりと入ってくることができた。
「そういうグスタフは、仲間の心変わりを客観的に見ているようだけど」
「まぁな。そもそも、町のチンピラみたいなもんだった俺を拾ったのはローガンだ。だから、ローガンには恩はあるが、『レベルリバース』を起こしたのなら、実力社会のパーティーから追い出されるのは仕方ないと思ってたさ」
──?今までの話を聞くと、ジェイクやリアーナはローガンの事を追い出したくて追い出したようだが、グスタフは実力が落ちてきたことが原因だと捉えている。
そして、そのグスタフは仲間の変化に気づいてもいる様子だった。
僕は、その違和感にジェイク達とローガン、グスタフの違いを頭の中で考えてみた。
「あっ!」
思わず声が出た。
そうか、そんなに簡単なことだったのか。
「グスタフ!あなたは、『ラクサス教』を信仰していないのでは?」
僕の言葉を聞いたグスタフは怪訝な顔をした。
「『ラクサス教』?元々チンピラだった男だぜ?グリドールの手前、表向きはラクサス教を肯定してるが、信仰心なんて持ったことなんてないな」
グスタフの言葉を聞いた僕は確信した。
明らかに、ラクサス教に深く関わっている者が精神的な異常を来たしているのだ。
ローガンは、信心深いセフィラム教。そして、グスタフは無神論者であることから、この二人の精神に変調を来たしていないということは、アマラ様からの何らかの介入があったとみて、間違いはないだろう。
何しろ、ラクサス教そのものが、人族が作り出した架空の神を奉るものだからだ。
そこには、セラ様の意志は存在しない。
介入できるとしたら、それは同じ神であるアマラ様しかいないからだ。
では、介入できるタイミングはいつか?
その理由のヒントもセラ様がお会いした時の言葉にあった。
そう、セラ様は人について理解を深めるために、多神族が共同管理をしている、僕が元々住んでいた『地球』を管理している期間があった。
そして、セラ様が僕をくしゃみでうっかり事故に巻き込んでしまったのも、彼女が地球を管理していたからだ。
流石にラクサス教そのものを、アマラ様が作り出したのかまでは分からないが、その宗教に何らかの介入をしてグリドールを動かしたと見て、間違いはなさそうだった。
そうと仮定しなければ、ジェイク達の言動やグリドールの動向が一気にきな臭くなった理由がつかなかった。
「ローガンは、ジェイクやあなたのことも心配してたよ」
僕が言うと、グスタフは軽く頭を振った。
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僕の言葉を聞いたグスタフは苦笑した。
「理想論だな」
そうかもしれない。
でも、その力を偶然とはいえセラ様から与えられ、僕の大切な人達は、人族と魔族が手を取り合う未来を望んでいる。
それならば、僕はその未来のために全力を尽くすだけだ。
「でも、僕の仲間は魔族とエルフ族だよ。不可能なんてないさ」
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