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【第二部】二章 そうそう平穏ではいられない
十六、密やかな友情
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昼食を終えると、僕らは海を一望できる高台へとやって来た。周辺は整地された公園のようなものになっていて、家族連れや恋人同士がゆったりと過ごしている。
「あそこで少し休憩しよう」
ブライトルが指さしたのは、広場にあるガゼボの一つだった。ニュドニアの学園の物とは似ていなかったけれど、やっぱり少し懐かしくなる。
「実は、ここに来たのには少し理由があるんだ」
「――ブライトル殿下」
「来たか」
全員が腰を下ろしたのを見計らったかのようなタイミングで一人の青年が現れた。金色の目は柔らかく、深い青色の長い髪は一つにまとめられて、前髪を緩いオールバックにしているのは清潔感がある。大きな耳飾りはどこかの民芸品のようだ。服装や立ち居振る舞いから見ても、どこか裕福な家の子息に思えた。
「紹介するよ。我が国の優秀な商人の跡取りである、マイールズ・ヘズレッドだ。私とは年齢が近いこともあって、兄上と共に幼いころから交流があるんだ。今日は久しぶりに帰国していると言うから、君たちに紹介しておきたかった。今後流通の要を握るはずの人間だ。覚えておいていて欲しい」
「買い被り過ぎですよ、ブライトル殿下。フルーリア王女殿下、イアン・ブロンテ様、エドマンド・オルティアガ様。お会い出来て光栄です。ご紹介に預かりました、マイールズ・ヘズレッドと申します。父は名誉にもトーカシア国の外務省から特別外部官に任命されております」
突然の知人の紹介に、イアンは驚きフルーリア王女は得心しているようだ。二人が挨拶するのを待って、まだ言い慣れないファミリーネームで僕も挨拶する。マイールズは先の二人に対するもの以上に深い笑みを浮かべてくれた。でも、残念ながら僕には分かってしまう。その笑顔が作られたものであることに。
理由に心当たりはない。当然に面識もない。ブライトルのように、基本的に人を信用しない質なのか、もしくは、婚約者候補が僕で不満なのか。
「マイールズさんはもう外交のお仕事をされているのですか?」
「はい、やっと見習いに昇格したばかりですが、何とかやっています。ニュドニアに伺う日もあるかと思いますので、その際はよろしくお願いします」
「そうですね。お会いできる日を楽しみにしています」
フルーリア王女の質問を皮切りに、僕らは形式的な会話から始めた。
年齢が近く、気さくな青年だったこともあって、マイールズとの会話はいつの間にか自然な物へとなっていった。ブライトルが中々に自然体でいるから、きっと彼のお面はいつものことなのだろうと受け入れた。
「みなさんは、ウィンストン王太子殿下にお会いしたことは?」
「おい、マイールズ?」
突然の話題に僕も含めて全員が興味を引かれた。ブライトルだけが何を言い出す気だとジッと金色の目を見つめている。
「この前挨拶させてもらいました」
「両殿下は、とてもよく似ていらっしゃいますね」
「はい、ですが、両殿下は能力面では正反対だと評されていました」
「……マイールズ、それは面白い話なのか?」
「面白いかは分かりませんが、知っておいてもらってもいいかと思います」
イアンとフルーリア王女の返事に頷くマイールズ。ブライトルはどこか気まずそうにしている。
「正反対とは、どういう意味ですか?」
僕の質問にマイールズは一拍開けて口を開いた。
「人心掌握に長けたウィンストン殿下と、人心制御に長けたブライトル殿下。愛するウィンストン殿下と、愛されるブライトル殿下。一般的に王城で呼ばれていた通称です」
「マイールズ?」
不穏な空気を感じて、僕は眉をひそめて隣を見た。でも彼は質問に答える気はないようで、どこか遠くを見たままだ。止めるか? とブライトルを見ても、両腕を組んで下を見るばかり。必要な会話ではあるのだろう。続きを待つことにした。
「両殿下は、まだセカンダリに上がるかどうかの頃から、水面下で比較され、分断されていました。父についてあちらこちらを旅していた僕の耳にまで入るほどです。きっとお二人の元へ届いていた言葉はこのように控えめなものではなかったでしょう。僕自身、両殿下と親しくさせていただいたはずですが、気付けばブライトル殿下派の人間と見なされていました。……両殿下が、とても聡明な方々だったからこそ、ウィンストン殿下が国王へ、ブライトル殿下が王弟へと道を定められた。でも少しでも何かの歯車が違っていたら、トーカシアは内戦に陥っていたかもしれません」
マイールズが着ていたスラックスの生地を握りしめる。せっかくのセンタープレスが崩れてしまっている。
「僕がこのようなことを言うのは不敬ですが、どうか、どうか、トーカシアを、ブライトル殿下をよろしくお願いいたします。殿下はこの国に必要な方です」
「マイールズ……」
口を開いたのはブライトルだけだった。誰も何を言えば良いのか分からないのだ。
「……あぁ! 暗くなってきてしまいましたね! 聞いてくださってありがとうございます。でも、このままでは特別外部官としては失格です。せっかくですから、最後は僕にこの国を案内させてください。ブライトル殿下でも知らない穴場へご案内しますよ」
打って変わってにこやかに笑ったマイールズの顔には、不格好なお面が付けられていた。
マイールズは路地の奥にある小さな店に案内してくれた。そこではブライトルも名前しか知らないような海の向こうの料理が出された。相変わらず毒見はされたものの、必ずマイールズ自ら一口目を味わうものだから、みんなで歓談することができた。
「……ふぅ、」
「疲れたか?」
「まあ、そうだな。……慣れない恰好をしているからな!」
「よく似合っていたけどな? せっかくの機会なのに中々手を取ってくれないのは残念だった」
「不必要なエスコートはいらない」
「くく、そうか」
マイールズとは店の前で別れたので、帰りの馬車は二台に分けた。イアンとフルーリア王女は今頃もう王城へ着いている頃だろう。
「マイールズはあんたより年上なのか?」
「ああ。一つ上だ。兄上より二つ下で、ちょうどよかったのだろうな。俺がプライマリーへ上がる前に何度か遊んだことがある。その頃からあいつは商人になる未来が決まっていたようなものだから、この国にいないことも多かったんだ。マイールズが話す海外の話は、とても魅力的だったよ」
「彼は、」
「着いたな。……ん? どうした?」
「いや、何でもない」
「そうか……?」
そう言うと、ブライトルはそっと僕の体に腕を回して一つ息を付いた。十秒もしない内に「次は学園だな」と呟いて御者に扉を開けるよう指示する。僕が馬車から下りるのを手助けしつつ、出迎えたオルティアガの両親に挨拶している姿も、さっきのような触れ合いも、まだ慣れそうにない。
充実した一日だった。なのに、その日の夜も、アーチー・カメルに殺されかける夢を見て飛び起きることになった。一つ違った点は、マイールズがブライトルの隣で笑っている姿があったことだった。
「あそこで少し休憩しよう」
ブライトルが指さしたのは、広場にあるガゼボの一つだった。ニュドニアの学園の物とは似ていなかったけれど、やっぱり少し懐かしくなる。
「実は、ここに来たのには少し理由があるんだ」
「――ブライトル殿下」
「来たか」
全員が腰を下ろしたのを見計らったかのようなタイミングで一人の青年が現れた。金色の目は柔らかく、深い青色の長い髪は一つにまとめられて、前髪を緩いオールバックにしているのは清潔感がある。大きな耳飾りはどこかの民芸品のようだ。服装や立ち居振る舞いから見ても、どこか裕福な家の子息に思えた。
「紹介するよ。我が国の優秀な商人の跡取りである、マイールズ・ヘズレッドだ。私とは年齢が近いこともあって、兄上と共に幼いころから交流があるんだ。今日は久しぶりに帰国していると言うから、君たちに紹介しておきたかった。今後流通の要を握るはずの人間だ。覚えておいていて欲しい」
「買い被り過ぎですよ、ブライトル殿下。フルーリア王女殿下、イアン・ブロンテ様、エドマンド・オルティアガ様。お会い出来て光栄です。ご紹介に預かりました、マイールズ・ヘズレッドと申します。父は名誉にもトーカシア国の外務省から特別外部官に任命されております」
突然の知人の紹介に、イアンは驚きフルーリア王女は得心しているようだ。二人が挨拶するのを待って、まだ言い慣れないファミリーネームで僕も挨拶する。マイールズは先の二人に対するもの以上に深い笑みを浮かべてくれた。でも、残念ながら僕には分かってしまう。その笑顔が作られたものであることに。
理由に心当たりはない。当然に面識もない。ブライトルのように、基本的に人を信用しない質なのか、もしくは、婚約者候補が僕で不満なのか。
「マイールズさんはもう外交のお仕事をされているのですか?」
「はい、やっと見習いに昇格したばかりですが、何とかやっています。ニュドニアに伺う日もあるかと思いますので、その際はよろしくお願いします」
「そうですね。お会いできる日を楽しみにしています」
フルーリア王女の質問を皮切りに、僕らは形式的な会話から始めた。
年齢が近く、気さくな青年だったこともあって、マイールズとの会話はいつの間にか自然な物へとなっていった。ブライトルが中々に自然体でいるから、きっと彼のお面はいつものことなのだろうと受け入れた。
「みなさんは、ウィンストン王太子殿下にお会いしたことは?」
「おい、マイールズ?」
突然の話題に僕も含めて全員が興味を引かれた。ブライトルだけが何を言い出す気だとジッと金色の目を見つめている。
「この前挨拶させてもらいました」
「両殿下は、とてもよく似ていらっしゃいますね」
「はい、ですが、両殿下は能力面では正反対だと評されていました」
「……マイールズ、それは面白い話なのか?」
「面白いかは分かりませんが、知っておいてもらってもいいかと思います」
イアンとフルーリア王女の返事に頷くマイールズ。ブライトルはどこか気まずそうにしている。
「正反対とは、どういう意味ですか?」
僕の質問にマイールズは一拍開けて口を開いた。
「人心掌握に長けたウィンストン殿下と、人心制御に長けたブライトル殿下。愛するウィンストン殿下と、愛されるブライトル殿下。一般的に王城で呼ばれていた通称です」
「マイールズ?」
不穏な空気を感じて、僕は眉をひそめて隣を見た。でも彼は質問に答える気はないようで、どこか遠くを見たままだ。止めるか? とブライトルを見ても、両腕を組んで下を見るばかり。必要な会話ではあるのだろう。続きを待つことにした。
「両殿下は、まだセカンダリに上がるかどうかの頃から、水面下で比較され、分断されていました。父についてあちらこちらを旅していた僕の耳にまで入るほどです。きっとお二人の元へ届いていた言葉はこのように控えめなものではなかったでしょう。僕自身、両殿下と親しくさせていただいたはずですが、気付けばブライトル殿下派の人間と見なされていました。……両殿下が、とても聡明な方々だったからこそ、ウィンストン殿下が国王へ、ブライトル殿下が王弟へと道を定められた。でも少しでも何かの歯車が違っていたら、トーカシアは内戦に陥っていたかもしれません」
マイールズが着ていたスラックスの生地を握りしめる。せっかくのセンタープレスが崩れてしまっている。
「僕がこのようなことを言うのは不敬ですが、どうか、どうか、トーカシアを、ブライトル殿下をよろしくお願いいたします。殿下はこの国に必要な方です」
「マイールズ……」
口を開いたのはブライトルだけだった。誰も何を言えば良いのか分からないのだ。
「……あぁ! 暗くなってきてしまいましたね! 聞いてくださってありがとうございます。でも、このままでは特別外部官としては失格です。せっかくですから、最後は僕にこの国を案内させてください。ブライトル殿下でも知らない穴場へご案内しますよ」
打って変わってにこやかに笑ったマイールズの顔には、不格好なお面が付けられていた。
マイールズは路地の奥にある小さな店に案内してくれた。そこではブライトルも名前しか知らないような海の向こうの料理が出された。相変わらず毒見はされたものの、必ずマイールズ自ら一口目を味わうものだから、みんなで歓談することができた。
「……ふぅ、」
「疲れたか?」
「まあ、そうだな。……慣れない恰好をしているからな!」
「よく似合っていたけどな? せっかくの機会なのに中々手を取ってくれないのは残念だった」
「不必要なエスコートはいらない」
「くく、そうか」
マイールズとは店の前で別れたので、帰りの馬車は二台に分けた。イアンとフルーリア王女は今頃もう王城へ着いている頃だろう。
「マイールズはあんたより年上なのか?」
「ああ。一つ上だ。兄上より二つ下で、ちょうどよかったのだろうな。俺がプライマリーへ上がる前に何度か遊んだことがある。その頃からあいつは商人になる未来が決まっていたようなものだから、この国にいないことも多かったんだ。マイールズが話す海外の話は、とても魅力的だったよ」
「彼は、」
「着いたな。……ん? どうした?」
「いや、何でもない」
「そうか……?」
そう言うと、ブライトルはそっと僕の体に腕を回して一つ息を付いた。十秒もしない内に「次は学園だな」と呟いて御者に扉を開けるよう指示する。僕が馬車から下りるのを手助けしつつ、出迎えたオルティアガの両親に挨拶している姿も、さっきのような触れ合いも、まだ慣れそうにない。
充実した一日だった。なのに、その日の夜も、アーチー・カメルに殺されかける夢を見て飛び起きることになった。一つ違った点は、マイールズがブライトルの隣で笑っている姿があったことだった。
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