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一章
田舎の少年11
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村を出発したラブルとバイレンは、テロムの町へと向かっていた。
昔から憧れている町へ行けるとあって、一歩、そして一歩と踏みしめるラブルの足は、自然と力が入っていった。
「おい、そんなに力むと途中でへばっちまうぞ」
ラブルの少し後ろから、バイレンが声をかけた。
「すみません。 町に行けるのが楽しみだったので……」
ラブルは足を止めて、バイレンが追いつくのを待った。
バイレンが追いつくと、ラブルはバイレンの後ろを歩きだした。
「そう、焦るな。 まだまだ先は長いんだ。 町は逃げたりしないからな」
歩きながらバイレンはそう言い終えると、いつもの大声で笑った。
その声を聞きながらラブルは、逸る足を抑え、バイレンと同じのペースで歩いた。
どれほど歩いただろうか、店を出発した頃はまだ低かった太陽が、いつの間にか高く上がっていた。
旅慣れていないラブルは息を切らし、いつしかバイレンについていくのがやっとの状態になっていた。
「よし、ここで休憩をしよう」
一本の川の畔で、バイレンは身に着けた荷物を外し、荷物を横に置いて腰を下ろした。
ラブルもバイレンを真似て座り、水筒の水をゴクリと飲んだ。
「どうだ、疲れただろう」
バイレンはラブルに声をかけた。
「はい。 ……でも、まだ大丈夫です」
息を切らせながら答えるラブルを見て、バイレンは笑顔でいた。
「良かった。 実のところ、まだ今日の予定の半分もあるいていないのだよ。 若いって素晴らしいな」
そう言い終えると、バイレンはゴロリと横になった。
バイレンの言葉を聞いたラブルは、まだ半分か……と少し肩を落とし、バイレンに続けて寝ころんだ。
ラブルは、右から左へと空を流れる白い雲を見つめ、雲に乗っていけたら早いんだろうなと、うとうとし、ぼんやりと考えていた。
「よし。 そろそろ行こうか。 早く行かないと集落に着くまでに夜になってしまう」
バイレンは、両手を上にあげ、グイっと伸びをして立ち上がった。
その言葉にウトウトしていたラブルはハッとし、慌てて立ち上がり、下ろした荷物をまた身に着けた。
「お待たせしました。行きましょう」
バイレンとラブルは、再び歩き出した。
川のほとりで空高くあった日が、遠くの山にかかりかけた頃、2人は集落に到着した。
集落の入り口をくぐり抜け、2人は集落の中心部へと歩いて行く。
少し薄暗く、これから夜を迎える集落はあちらこちらにポツリポツリと松明が灯されていた。
やがて集落の中心近くになったころ、バイレンが、一軒の宿の前に立ち止まった。
昔から憧れている町へ行けるとあって、一歩、そして一歩と踏みしめるラブルの足は、自然と力が入っていった。
「おい、そんなに力むと途中でへばっちまうぞ」
ラブルの少し後ろから、バイレンが声をかけた。
「すみません。 町に行けるのが楽しみだったので……」
ラブルは足を止めて、バイレンが追いつくのを待った。
バイレンが追いつくと、ラブルはバイレンの後ろを歩きだした。
「そう、焦るな。 まだまだ先は長いんだ。 町は逃げたりしないからな」
歩きながらバイレンはそう言い終えると、いつもの大声で笑った。
その声を聞きながらラブルは、逸る足を抑え、バイレンと同じのペースで歩いた。
どれほど歩いただろうか、店を出発した頃はまだ低かった太陽が、いつの間にか高く上がっていた。
旅慣れていないラブルは息を切らし、いつしかバイレンについていくのがやっとの状態になっていた。
「よし、ここで休憩をしよう」
一本の川の畔で、バイレンは身に着けた荷物を外し、荷物を横に置いて腰を下ろした。
ラブルもバイレンを真似て座り、水筒の水をゴクリと飲んだ。
「どうだ、疲れただろう」
バイレンはラブルに声をかけた。
「はい。 ……でも、まだ大丈夫です」
息を切らせながら答えるラブルを見て、バイレンは笑顔でいた。
「良かった。 実のところ、まだ今日の予定の半分もあるいていないのだよ。 若いって素晴らしいな」
そう言い終えると、バイレンはゴロリと横になった。
バイレンの言葉を聞いたラブルは、まだ半分か……と少し肩を落とし、バイレンに続けて寝ころんだ。
ラブルは、右から左へと空を流れる白い雲を見つめ、雲に乗っていけたら早いんだろうなと、うとうとし、ぼんやりと考えていた。
「よし。 そろそろ行こうか。 早く行かないと集落に着くまでに夜になってしまう」
バイレンは、両手を上にあげ、グイっと伸びをして立ち上がった。
その言葉にウトウトしていたラブルはハッとし、慌てて立ち上がり、下ろした荷物をまた身に着けた。
「お待たせしました。行きましょう」
バイレンとラブルは、再び歩き出した。
川のほとりで空高くあった日が、遠くの山にかかりかけた頃、2人は集落に到着した。
集落の入り口をくぐり抜け、2人は集落の中心部へと歩いて行く。
少し薄暗く、これから夜を迎える集落はあちらこちらにポツリポツリと松明が灯されていた。
やがて集落の中心近くになったころ、バイレンが、一軒の宿の前に立ち止まった。
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