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232 クウカの本質と温泉③
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――クウカside――
最高の温泉を作ったと思っていた。
豪華絢爛で城にあって相応しい温泉だと。
胸を張って言えるような温泉を作った――筈だった……。
だが、返ってきた言葉はリース契約。
疲労回復効果の高い温泉を作りたかったが、どうやっても作ることが出来なかった。
ファビーなら何か知っているだろうか?
そうしたらお城のお抱えになれる。
ファビーに聞いてみよう。
これは俺の人生が掛かっているんだ。なんとしても聞き出さないと!!
そう思い、カイル様やリディア様にお礼を言う前に、俺は休憩所にいるファビーの元へ一直線に走っていった。
カイル様が何か言っていたが耳には聞こえない。
俺は――俺はお城のお抱えになるんだ!!
「ファビー!!」
「ひゃあ!」
「なぁ、何か知っているんだろう?」
「なななな、何をですか?」
「疲労回復効果の高い温泉にするための秘訣だよ! 教えてくれ、何としてでも作らないとダメなんだ!!」
「はぁ……とは申しましても。多分貴方じゃ無理だと思うので……」
「何でだよ! 俺は城のお抱えになりたいんだ! その為にも疲労回復効果の高い温泉は必須なんだよ!! 教えてくれ、どうやった、何をやった!!」
「そんなの簡単ですよ。箱庭の神様に、リディア姉のお役に立ちたいです~ってお願いしたら出来たんですから」
「それだとお城のお抱えになれないだろう!?」
「じゃあ知りませんよー。少なくとも、箱庭の神様に毎日お祈りしていましたし、毎日リディア姉の役に立ちたいですってお願いしてただけなんですから。でも貴方、お役に立てないでしょう?」
――お役に立てないでしょう?
その一言に頭を鈍器で殴られたようなショックを受けた。
確かにお城のお抱えになるのが俺の夢だし、その為に箱庭を開いた。
リディア様は箱庭の開き方を教えてもらう為に利用しただけで、感謝はすれど、役に立ちたいなんて今後も思わない。
そう思っていると、ナウカの冷たい視線が俺に向いている事に気が付いた。
「自分だけの利益、自分だけが特別、自分だけ、自分だけ。そう思っている方の所には、箱庭の神様は反応しないと思いますよ」
「ナウカ!」
「オレはもう自分の道を定めて、将来はリディア様達の役に立つために頑張ろうと思ってます。兄さんとはもう考えの決別と言うか、方向性が違うんですよ」
「方向性……」
「その様子だと、お抱えにはなれなかったのでしょう?」
「………」
「それに、ファビーさんなら既に答えを出してるじゃないですか。兄さんは誰かの役に立ちたいと思って箱庭を開けたんですか? 違うでしょう?」
その言葉にハッとすると、ナウカは更に呆れたように溜息を吐いて俺を見つめた。
「金儲けの為、自己利益の為だけでは、箱庭の神様は応えてくれませんよ。ですよね? ファビーさんにフォルさん」
「そうだな、金儲けや自己利益の為では箱庭の神様は力を貸してはくれないだろうな」
「私もそう思います」
「―――じゃあどうしろって言うんだ! 折角開いた箱庭なんだ! 自分の好きなように金儲けのために使って何が悪い!」
「何も悪くは無いわよ?」
「リディア姉!」
荒々しく声を上げていたからだろう、カイル様は強張った顔をしていたが、リディア様は笑顔で歩み寄ってくれた。
「別に、お金儲けのために開けようと、自分の自己利益のために開けようと、それは本人の自由。ただ、相反する問題だから疲労回復効果の高い温泉は出ないだけよ」
「そんな……」
「取り敢えず温泉は開けたのですし、貴女に渡した本は返して頂いても?」
「あ、はい」
そう言うと俺の貸して貰っていた本をリディア様にお返しすると、その本はナウカに手渡された。
ナウカも温泉を? とは思ったが、どうやら少し違う様だ。
すると――。
「取り敢えずクウカは箱庭を開くことが出来たから、此処の箱庭は卒業ね!」
「え?」
「マージンはほんの少し貰うけれど、半年で金貨55枚なら生活は苦しくは無いでしょう?」
「それはそうですけど……え? え??」
「わたくしは、箱庭を開けない子を預かるとは言いましたが、箱庭が開いてもここにいて良いとは言っていませんわ」
「そんな……でもそうしたら疲労回復効果の高い温泉は作れないじゃないですか!」
「方向性が違うから作れないと思うわ」
「方向性って……」
「でも、それでも商売はやっていけるでしょう?」
「それはそうですが……」
「ナギサさんも安心してくれると思うわ」
「………」
ずっと……ずっとここにいれると思ってた。
でも契約では確かに箱庭を開けたら、特例を除いては卒業すると決まっていた筈だ。
「では俺に特例をください! 何としてでも疲労回復効果の高い温泉を」
「何度も言いますけれど、貴方では方向性が違うから無理だと思いますわ」
「何故ですか!」
「確かに収益を得る為には必要な事は多いわ。でも、貴方は自分自身だけの収益を望んで箱庭を開けたでしょう?」
「ええ。それが何か」
「そこから違いますの。これ以上は話しても無駄でしょうから、ナギサさんにご連絡しておきますわね」
「リディア様待ってください!」
手を伸ばそうとしたけれど、カイル様に阻まれた。
捕まれた腕は強く、顔を上げるとカイル様は少し泣きそうな表情で俺を見ている。
一体何が悪かったのか分からない……。
「おのれの利益だけを求めるものを、この箱庭にはおいておくことが出来ないんだ」
「……え」
「『リディ』が嫌がる」
「リディ? 誰ですソレ」
「箱庭の神様の名前ですよ、兄さん。此処に来た時に、最初にカイル様からお話があったでしょう?」
箱庭の神様ってアレだろ?
姿も形も存在もないけど、単純に皆が勝手に祈ってるだけのアレだろ?
それなのに、なんで存在しているかのように言うんだ?
「と言うか、何でナウカが知ってるんだ? まるで神様にあった事がある様な」
「会いましたよ」
「は?」
「箱庭の神様から、オレは祝福されました。ファビーもロニエルもフォルも、マリシアも一緒です。祝福された者は特別な力を貰えるそうです。真剣に願って、誰かの為になろうって思うと、箱庭の神様は祝福してくれるんです」
「嘘……だろ?」
「兄さんは何を思ってお祈りしていたんですか? 何も考えずに目を瞑っていただけですか?」
そうだ……何も考えず、箱庭が開けば良いってだけ考えて、感謝も何も伝えず……。
でもだって……本当に神様が居るなんて思わないじゃないか!!
「クウカ……」
「マリシア……」
そうだ、マリシアの事は考えた。
美しいし、好みだし、出来れば箱庭が開いたら付き合えないだろうかと、金を稼げるようになれば女だし靡くんじゃないかって、箱庭の神様の御祈りの時もそう思ってた。
けど――。
「卒業おめでとう。二度と会う事は無いと思うけれど、これから頑張ってね」
「あ……ああ……マ……マリシア」
「貴方は、理由はどうあれ、誰よりも早く箱庭を開けたんですもの! これからもきっと上手くいくわ!」
違う違う違う!!
マリシアにまるで振られたみたいじゃないか!!
違うんだ、こんな結果なんて求めてない!!
「さて、おめでたくお祝いでもしてやりたかったが、少々雲行きがな。取り敢えずナギサの所にクウカを連れて行くが、荷物は後で持って行ってやるよ」
「待ってくださいカイルさん!! 俺はこんなの望んでなんか!!」
「箱庭の神様の事は、お前たちには俺が説明したと思うが……侯爵家の言葉も意味がないか」
「あ………あの……違うんです……だって本当に神がいるなんて」
「うんうん、ナギサの所に帰りながら話そうな」
「マリシア……マリシア!! それにナウカ!!」
「お元気で!」
「兄さん、もう会う事も無いとは思いますがお元気で!」
叫んでも二人からは遠ざかっていき、王都に出るとその足でアカサギ商店に連れていかれ、俺が箱庭を開いた事、城との契約で半年契約を結んでいることを呆然とする俺の隣でカイル様が父に話し、父は俺が箱庭を開けた事と、城に半年契約でも契約を結べたことに喜んでくれたけれど……胸にぽっかりと開いた穴は、どうやっても埋めることが出来ない。
俺は何処で間違えた?
金が欲しいと思ったことが間違いだったのか?
金さえあれば、何とでもなると思ったのが?
城との契約が結ばれれば自分に箔がつくと思ったのも間違いだったのか??
カイル様は父と話が終わると、俺の頭を撫でてから去って行った……。
リディア様にはサヨナラも言えなかった。
――もしかして、俺は裏切ったんじゃないか?
そう思っても答えてくれる人は誰も居なくて……。
一人ぼんやりとアカサギ商店の前に立ったまま、二度と訪れることが無いあの箱庭の事を考えては、虚しさだけが広がっていった……。
最高の温泉を作ったと思っていた。
豪華絢爛で城にあって相応しい温泉だと。
胸を張って言えるような温泉を作った――筈だった……。
だが、返ってきた言葉はリース契約。
疲労回復効果の高い温泉を作りたかったが、どうやっても作ることが出来なかった。
ファビーなら何か知っているだろうか?
そうしたらお城のお抱えになれる。
ファビーに聞いてみよう。
これは俺の人生が掛かっているんだ。なんとしても聞き出さないと!!
そう思い、カイル様やリディア様にお礼を言う前に、俺は休憩所にいるファビーの元へ一直線に走っていった。
カイル様が何か言っていたが耳には聞こえない。
俺は――俺はお城のお抱えになるんだ!!
「ファビー!!」
「ひゃあ!」
「なぁ、何か知っているんだろう?」
「なななな、何をですか?」
「疲労回復効果の高い温泉にするための秘訣だよ! 教えてくれ、何としてでも作らないとダメなんだ!!」
「はぁ……とは申しましても。多分貴方じゃ無理だと思うので……」
「何でだよ! 俺は城のお抱えになりたいんだ! その為にも疲労回復効果の高い温泉は必須なんだよ!! 教えてくれ、どうやった、何をやった!!」
「そんなの簡単ですよ。箱庭の神様に、リディア姉のお役に立ちたいです~ってお願いしたら出来たんですから」
「それだとお城のお抱えになれないだろう!?」
「じゃあ知りませんよー。少なくとも、箱庭の神様に毎日お祈りしていましたし、毎日リディア姉の役に立ちたいですってお願いしてただけなんですから。でも貴方、お役に立てないでしょう?」
――お役に立てないでしょう?
その一言に頭を鈍器で殴られたようなショックを受けた。
確かにお城のお抱えになるのが俺の夢だし、その為に箱庭を開いた。
リディア様は箱庭の開き方を教えてもらう為に利用しただけで、感謝はすれど、役に立ちたいなんて今後も思わない。
そう思っていると、ナウカの冷たい視線が俺に向いている事に気が付いた。
「自分だけの利益、自分だけが特別、自分だけ、自分だけ。そう思っている方の所には、箱庭の神様は反応しないと思いますよ」
「ナウカ!」
「オレはもう自分の道を定めて、将来はリディア様達の役に立つために頑張ろうと思ってます。兄さんとはもう考えの決別と言うか、方向性が違うんですよ」
「方向性……」
「その様子だと、お抱えにはなれなかったのでしょう?」
「………」
「それに、ファビーさんなら既に答えを出してるじゃないですか。兄さんは誰かの役に立ちたいと思って箱庭を開けたんですか? 違うでしょう?」
その言葉にハッとすると、ナウカは更に呆れたように溜息を吐いて俺を見つめた。
「金儲けの為、自己利益の為だけでは、箱庭の神様は応えてくれませんよ。ですよね? ファビーさんにフォルさん」
「そうだな、金儲けや自己利益の為では箱庭の神様は力を貸してはくれないだろうな」
「私もそう思います」
「―――じゃあどうしろって言うんだ! 折角開いた箱庭なんだ! 自分の好きなように金儲けのために使って何が悪い!」
「何も悪くは無いわよ?」
「リディア姉!」
荒々しく声を上げていたからだろう、カイル様は強張った顔をしていたが、リディア様は笑顔で歩み寄ってくれた。
「別に、お金儲けのために開けようと、自分の自己利益のために開けようと、それは本人の自由。ただ、相反する問題だから疲労回復効果の高い温泉は出ないだけよ」
「そんな……」
「取り敢えず温泉は開けたのですし、貴女に渡した本は返して頂いても?」
「あ、はい」
そう言うと俺の貸して貰っていた本をリディア様にお返しすると、その本はナウカに手渡された。
ナウカも温泉を? とは思ったが、どうやら少し違う様だ。
すると――。
「取り敢えずクウカは箱庭を開くことが出来たから、此処の箱庭は卒業ね!」
「え?」
「マージンはほんの少し貰うけれど、半年で金貨55枚なら生活は苦しくは無いでしょう?」
「それはそうですけど……え? え??」
「わたくしは、箱庭を開けない子を預かるとは言いましたが、箱庭が開いてもここにいて良いとは言っていませんわ」
「そんな……でもそうしたら疲労回復効果の高い温泉は作れないじゃないですか!」
「方向性が違うから作れないと思うわ」
「方向性って……」
「でも、それでも商売はやっていけるでしょう?」
「それはそうですが……」
「ナギサさんも安心してくれると思うわ」
「………」
ずっと……ずっとここにいれると思ってた。
でも契約では確かに箱庭を開けたら、特例を除いては卒業すると決まっていた筈だ。
「では俺に特例をください! 何としてでも疲労回復効果の高い温泉を」
「何度も言いますけれど、貴方では方向性が違うから無理だと思いますわ」
「何故ですか!」
「確かに収益を得る為には必要な事は多いわ。でも、貴方は自分自身だけの収益を望んで箱庭を開けたでしょう?」
「ええ。それが何か」
「そこから違いますの。これ以上は話しても無駄でしょうから、ナギサさんにご連絡しておきますわね」
「リディア様待ってください!」
手を伸ばそうとしたけれど、カイル様に阻まれた。
捕まれた腕は強く、顔を上げるとカイル様は少し泣きそうな表情で俺を見ている。
一体何が悪かったのか分からない……。
「おのれの利益だけを求めるものを、この箱庭にはおいておくことが出来ないんだ」
「……え」
「『リディ』が嫌がる」
「リディ? 誰ですソレ」
「箱庭の神様の名前ですよ、兄さん。此処に来た時に、最初にカイル様からお話があったでしょう?」
箱庭の神様ってアレだろ?
姿も形も存在もないけど、単純に皆が勝手に祈ってるだけのアレだろ?
それなのに、なんで存在しているかのように言うんだ?
「と言うか、何でナウカが知ってるんだ? まるで神様にあった事がある様な」
「会いましたよ」
「は?」
「箱庭の神様から、オレは祝福されました。ファビーもロニエルもフォルも、マリシアも一緒です。祝福された者は特別な力を貰えるそうです。真剣に願って、誰かの為になろうって思うと、箱庭の神様は祝福してくれるんです」
「嘘……だろ?」
「兄さんは何を思ってお祈りしていたんですか? 何も考えずに目を瞑っていただけですか?」
そうだ……何も考えず、箱庭が開けば良いってだけ考えて、感謝も何も伝えず……。
でもだって……本当に神様が居るなんて思わないじゃないか!!
「クウカ……」
「マリシア……」
そうだ、マリシアの事は考えた。
美しいし、好みだし、出来れば箱庭が開いたら付き合えないだろうかと、金を稼げるようになれば女だし靡くんじゃないかって、箱庭の神様の御祈りの時もそう思ってた。
けど――。
「卒業おめでとう。二度と会う事は無いと思うけれど、これから頑張ってね」
「あ……ああ……マ……マリシア」
「貴方は、理由はどうあれ、誰よりも早く箱庭を開けたんですもの! これからもきっと上手くいくわ!」
違う違う違う!!
マリシアにまるで振られたみたいじゃないか!!
違うんだ、こんな結果なんて求めてない!!
「さて、おめでたくお祝いでもしてやりたかったが、少々雲行きがな。取り敢えずナギサの所にクウカを連れて行くが、荷物は後で持って行ってやるよ」
「待ってくださいカイルさん!! 俺はこんなの望んでなんか!!」
「箱庭の神様の事は、お前たちには俺が説明したと思うが……侯爵家の言葉も意味がないか」
「あ………あの……違うんです……だって本当に神がいるなんて」
「うんうん、ナギサの所に帰りながら話そうな」
「マリシア……マリシア!! それにナウカ!!」
「お元気で!」
「兄さん、もう会う事も無いとは思いますがお元気で!」
叫んでも二人からは遠ざかっていき、王都に出るとその足でアカサギ商店に連れていかれ、俺が箱庭を開いた事、城との契約で半年契約を結んでいることを呆然とする俺の隣でカイル様が父に話し、父は俺が箱庭を開けた事と、城に半年契約でも契約を結べたことに喜んでくれたけれど……胸にぽっかりと開いた穴は、どうやっても埋めることが出来ない。
俺は何処で間違えた?
金が欲しいと思ったことが間違いだったのか?
金さえあれば、何とでもなると思ったのが?
城との契約が結ばれれば自分に箔がつくと思ったのも間違いだったのか??
カイル様は父と話が終わると、俺の頭を撫でてから去って行った……。
リディア様にはサヨナラも言えなかった。
――もしかして、俺は裏切ったんじゃないか?
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