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第一章 要らないと言うのなら旅立ちます。探さないで下さい。
24 店舗にアイテム補充を行い、内装も変えて少し商品を増やし、スキルチェックを行う!
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「じゃあ、俺とカナエとダグラスは店に行こうか」
「そうね」
「力仕事は任せてくれ」
「あの、私は?」
「エリーヌは家にいてくれ。夜に家に子供たちだけにはしたくないし、風呂の済んだ男児達から勉強の続きを教えてやってくれ」
「そうね、分かったわ」
「すまないがよろしく頼む」
「ええ、任せて頂戴!」
「ははは! では行ってくる!」
そう言うと扉を開けて店に入ると「へ――。スキルってこうなってんのか」と驚きつつもダグラスは店に入った。
無論、靴は新しい物を用意したので新品だ。
流石異世界、足のサイズが大きかった。
「化粧品を売ろうと思えば売れるが、個数限定にしていいか?」
「ええ、個数限定にして売りに出しましょう」
「それで売切れたら、売り切れ御免って奴だな」
「そうそう」
その言葉に化粧品売り場の化粧棚の上に「個数限定の為、売り切れていた場合は手に入り次第となります。またお一人様一つまでとさせて頂きます」と書いた紙を張り付けた。
これで大丈夫だろう。
その間にカナエは次々に商品を爆買いし、それをダグラスが商品名を油性ペンの大きい文字で中身をカナエに聞いて記載し、ただ乱雑に置くのではなく丁寧に置いている。
きっと元はキッチリとした性格なのだろう。
「こうなると、空いている二階をどうにかしたいな」
「そうね、二階がまるっと空いてるものね」
「ちょっと鑑定で二階に行く階段をこっちに移動できないか調べてみる」
「ええ」
そう言うと、鑑定で【階段の移動】を調べると、どうやらできるらしい。
それならばと二階に行く階段をこちらに持ってきて置けば――。
そう念じて【階段の移動】をポチッと押すと、階段が店舗裏に移動した。
前の階段が店の方に無い為、コレで良いだろう。
無論階段を増やすもあったが、今はこれでいい。
「カナエ、二階にお菓子類の軽い物を持って行きたいから二階に移動する前に――冷蔵庫を増やしていいか?」
「業務用の?」
「ああ、一階は飲み物用にしたいんだ」
「いいわよ」
「ダグラスは段ボールを二階に持って行ってくれるか?個室が二つと大きな個室が一つあるから……そこも取り払って一つの部屋にするか」
「お? おう、待ってるぜ」
そうして個室を無くして広いスペースに切り替えると、二階はまるっとお菓子や化粧品を置くスペースが出来た。
三人で出したお菓子を運び、後はダグラスに運んで貰っている間に只管大人買いを進めるカナエ。
「これだけ広ければ一日は持つだろう」
「そうね、そうであって欲しいわ!」
「階段上がって右がカナエの商品のスペース。左とその奥が俺の商品スペースだな」
「でも、売り場ももう少し物がおけそうだから、売り場を弄るのも大事だわ」
「そうだな、カナエ、商品を出しつつ段ボールで商品名を書いて貰えるか?」
「ええ」
「その間に俺の商品スペースを広げてくる」
「行ってらっしゃい」
こうして一階に降りて店舗に向かうと、ジュース棚を移動させて棚を増やす。
この辺りはゲームチックで楽しいが、お菓子の商品をもっと増やさないと行けない。
後は……このコンビニにある冷凍棚を後一つ置けそうだから持って来よう。
そう言うとダグラスがせっせと運んでいた段ボールを一つ持って上に上がり、カナエにお金を渡して冷凍棚を一つ購入し、冷凍棚が二つ並んだわけだが――。
ここの陳列は後回しだ。まずはお菓子の陳列をしよう。
ついでにカナエにお菓子を追加で増やして貰おう。
「カナエ、お菓子の追加していいか?」
「何を追加するの?」
「小さい子供でも食べられるウエハースのミルクとチョコと、チョコレート菓子の板チョコを三つ程用意してくれるか? 後はビスケットを増やしたい。センスはカナエに任せる。後はと、ちょっと商品的に購買意欲をだしたいので、塔みたいになってる棒付き飴があっただろう?」
「ああ、チュッパなやつね」
「それを置きたいんだ」
「チュッパの奴はどれくらいおく?」
「店には二つ、倉庫には予備20個置いておこう」
「了解よ」
「後は冷凍棚を増やしたから、エクレアとかシュークリームも出したいな」
「それは絶対売れるわ!」
「プリンにエクレアにシュークリーム、後はカップケーキくらいか?」
「まずはそこまでがいいかもね」
その時ふと、思い出したことがあった。
この世界には四季があるんだろうか?
「あ、ダグラス」
「ん?」
「この国は暑くなったりするのか?」
「ああ、季節的には此処は春の気候が多いが、暑い日は暑いな」
「アイス、いっちゃう?」
「アイス用意するか」
「アイスとはなんだ?」
「冷たいお菓子よ」
「甘くて冷たいお菓子だな」
「へ――。そんなものまであるのか」
「ただ、そっちは売り切れ御免になっちゃうね」
「それでいいさ」
「ただ、暑くなるのはもう少し先だぞ?」
「なら急がなくていいな」
「そうね、まずは目新しいものを次々に、が一番ね」
こうして只管大人買いを続けた結果、お菓子だけで二時間掛かってしまったが大量のお菓子が二階の倉庫に並んだ。
無論茶葉に角砂糖もだが。
カナエの分の商品は、詰め替えが必要ではないものがズラリと並んでいる。
無論名前と番号を書いてあるので問題はない。
その後一階に向かい、今度はジュースやお酒と言ったものを次々大人買いし、冷蔵庫に入れていく。
二つの冷蔵庫の片方にはジュース系を入れて行って貰っている間に、入り口にガムテープで『冷蔵庫ジュース用』と記入。
そしてスチールラックをまた購入して新しい冷蔵庫に並べて行き、全部が並んだところで俺も運ぶのを手伝った。
男二人いれば早いもので、ジュース関係が終わると次はもう一つの冷蔵庫だ。
だが、冷蔵庫用のお菓子の事も考えると……中くらいの冷蔵庫も欲しい。
スペース的には空きがある為、カナエに頼んで冷蔵庫をもう一つ置かせて貰う。
そこにはガムテープで『冷蔵庫お菓子用』と書き、これで万全な体制は取れたはずだ。
「カナエ、俺も商品名書くのを手伝うからガンガン買って行ってくれ」
「分かったわ」
「お金が足りなくなったら、こっちの金貨を使ってくれ。一応100枚入ってる」
「ありがとう。先に入れさせて貰うわね」
こうして金貨をジャラジャラとネットスーパーに入れて行き、更に購入は続いていく。
全部の購入と冷蔵庫に入れるのが終わる頃には、夜の9時になっていた。
流石に心配したのか、エリーナさんがやってきて様子を見て驚いていたが、子供たちは既に眠ったらしく、此処からはエリーナさんも手伝って貰い陳列作業となった。
流石素早さと器用さがあるエリーヌさんは即戦力だった。
店内に並べていくのも上手かったので、元は何をしていたのか聞くと、調合師をしていて、店も持っていたそうだ。
それで陳列が上手いのかと納得した。
エリーヌさんが来てから一時間半後には陳列が終わり、全員ホッと安堵した訳だが、エリーヌさんは二階にもあがって様子を見て驚き、降りて来ると――。
「凄いですね……これが一日で消えるんですか?」
「いや、店舗を改造したから何とか二日は持ってくれると思いたいな」
「でも多分一日だと思うわよ?」
「むう……」
「あの、私もお手伝いしていいでしょうか?」
「エリーヌさんも?」
「はい、子供たちが寝た後で良ければですが」
「それは助かる。子供たちが寝たら手伝いに来て貰えるか?」
「はい! 頑張ります!」
「ただ、此処でしている事は絶対に秘密です。命令になるがお願いしたい」
「分かりました!」
こうして商品の補充が完成したことでホッと安堵し、もう夜の10時半になっていてオーバーワークだと思いながらも、やはり週2回は休みが欲しいと切実に思った。
「この世界では、店の休みはどんな感じなんだ?」
「大体店が休むと言うことは基本ないですね」
「ただ、個人商店だと休む所はありますが、それでも週に一日です」
「週一日か……。それと、この世界だとお風呂に入る率を聞きたいんだが」
「人間は分からないが、獣人は毎日風呂に入るな」
「そうね」
「なるほど……」
これは明日やってきそうなボルドさんに聞いてみてから決めよう。
レベルも上がっている事だし確認もしたい。
それに明日の朝は必ず子供たちのスキルチェックもしたいしな。
朝は取り敢えず商業ギルドマスターに週二日の休みを取る事を告げるのと、お風呂の頻度を聞くのを忘れないようにしないとな。
「取り敢えずお疲れさまでした。風呂は一人ずつ入ってると遅くなるから、俺とダグラス、カナエとエリーナさんで風呂に入ろう」
「それがいいな」
「じゃあレディーファーストで女性陣からどうぞ」
「ありがとう先生」
「ありがとう御座います」
こうして全員で本拠地に戻ると、フ――……と皆で息を吐き、女性陣が風呂場に消えて行ったのを見計らってダグラスと椅子に座る。
ダグラスと他愛のない会話をしながら過ごしつつ、次に俺たちの風呂の番となって身体を洗い、ゆっくりと風呂に入って芯まで温まってから出ると、ダグラスとエリーナは先にベッドに向かったが、俺とカナエは最後の仕事が待っている。
「さて、レベルも上がったので」
「チェックしましょう!!」
「そうね」
「力仕事は任せてくれ」
「あの、私は?」
「エリーヌは家にいてくれ。夜に家に子供たちだけにはしたくないし、風呂の済んだ男児達から勉強の続きを教えてやってくれ」
「そうね、分かったわ」
「すまないがよろしく頼む」
「ええ、任せて頂戴!」
「ははは! では行ってくる!」
そう言うと扉を開けて店に入ると「へ――。スキルってこうなってんのか」と驚きつつもダグラスは店に入った。
無論、靴は新しい物を用意したので新品だ。
流石異世界、足のサイズが大きかった。
「化粧品を売ろうと思えば売れるが、個数限定にしていいか?」
「ええ、個数限定にして売りに出しましょう」
「それで売切れたら、売り切れ御免って奴だな」
「そうそう」
その言葉に化粧品売り場の化粧棚の上に「個数限定の為、売り切れていた場合は手に入り次第となります。またお一人様一つまでとさせて頂きます」と書いた紙を張り付けた。
これで大丈夫だろう。
その間にカナエは次々に商品を爆買いし、それをダグラスが商品名を油性ペンの大きい文字で中身をカナエに聞いて記載し、ただ乱雑に置くのではなく丁寧に置いている。
きっと元はキッチリとした性格なのだろう。
「こうなると、空いている二階をどうにかしたいな」
「そうね、二階がまるっと空いてるものね」
「ちょっと鑑定で二階に行く階段をこっちに移動できないか調べてみる」
「ええ」
そう言うと、鑑定で【階段の移動】を調べると、どうやらできるらしい。
それならばと二階に行く階段をこちらに持ってきて置けば――。
そう念じて【階段の移動】をポチッと押すと、階段が店舗裏に移動した。
前の階段が店の方に無い為、コレで良いだろう。
無論階段を増やすもあったが、今はこれでいい。
「カナエ、二階にお菓子類の軽い物を持って行きたいから二階に移動する前に――冷蔵庫を増やしていいか?」
「業務用の?」
「ああ、一階は飲み物用にしたいんだ」
「いいわよ」
「ダグラスは段ボールを二階に持って行ってくれるか?個室が二つと大きな個室が一つあるから……そこも取り払って一つの部屋にするか」
「お? おう、待ってるぜ」
そうして個室を無くして広いスペースに切り替えると、二階はまるっとお菓子や化粧品を置くスペースが出来た。
三人で出したお菓子を運び、後はダグラスに運んで貰っている間に只管大人買いを進めるカナエ。
「これだけ広ければ一日は持つだろう」
「そうね、そうであって欲しいわ!」
「階段上がって右がカナエの商品のスペース。左とその奥が俺の商品スペースだな」
「でも、売り場ももう少し物がおけそうだから、売り場を弄るのも大事だわ」
「そうだな、カナエ、商品を出しつつ段ボールで商品名を書いて貰えるか?」
「ええ」
「その間に俺の商品スペースを広げてくる」
「行ってらっしゃい」
こうして一階に降りて店舗に向かうと、ジュース棚を移動させて棚を増やす。
この辺りはゲームチックで楽しいが、お菓子の商品をもっと増やさないと行けない。
後は……このコンビニにある冷凍棚を後一つ置けそうだから持って来よう。
そう言うとダグラスがせっせと運んでいた段ボールを一つ持って上に上がり、カナエにお金を渡して冷凍棚を一つ購入し、冷凍棚が二つ並んだわけだが――。
ここの陳列は後回しだ。まずはお菓子の陳列をしよう。
ついでにカナエにお菓子を追加で増やして貰おう。
「カナエ、お菓子の追加していいか?」
「何を追加するの?」
「小さい子供でも食べられるウエハースのミルクとチョコと、チョコレート菓子の板チョコを三つ程用意してくれるか? 後はビスケットを増やしたい。センスはカナエに任せる。後はと、ちょっと商品的に購買意欲をだしたいので、塔みたいになってる棒付き飴があっただろう?」
「ああ、チュッパなやつね」
「それを置きたいんだ」
「チュッパの奴はどれくらいおく?」
「店には二つ、倉庫には予備20個置いておこう」
「了解よ」
「後は冷凍棚を増やしたから、エクレアとかシュークリームも出したいな」
「それは絶対売れるわ!」
「プリンにエクレアにシュークリーム、後はカップケーキくらいか?」
「まずはそこまでがいいかもね」
その時ふと、思い出したことがあった。
この世界には四季があるんだろうか?
「あ、ダグラス」
「ん?」
「この国は暑くなったりするのか?」
「ああ、季節的には此処は春の気候が多いが、暑い日は暑いな」
「アイス、いっちゃう?」
「アイス用意するか」
「アイスとはなんだ?」
「冷たいお菓子よ」
「甘くて冷たいお菓子だな」
「へ――。そんなものまであるのか」
「ただ、そっちは売り切れ御免になっちゃうね」
「それでいいさ」
「ただ、暑くなるのはもう少し先だぞ?」
「なら急がなくていいな」
「そうね、まずは目新しいものを次々に、が一番ね」
こうして只管大人買いを続けた結果、お菓子だけで二時間掛かってしまったが大量のお菓子が二階の倉庫に並んだ。
無論茶葉に角砂糖もだが。
カナエの分の商品は、詰め替えが必要ではないものがズラリと並んでいる。
無論名前と番号を書いてあるので問題はない。
その後一階に向かい、今度はジュースやお酒と言ったものを次々大人買いし、冷蔵庫に入れていく。
二つの冷蔵庫の片方にはジュース系を入れて行って貰っている間に、入り口にガムテープで『冷蔵庫ジュース用』と記入。
そしてスチールラックをまた購入して新しい冷蔵庫に並べて行き、全部が並んだところで俺も運ぶのを手伝った。
男二人いれば早いもので、ジュース関係が終わると次はもう一つの冷蔵庫だ。
だが、冷蔵庫用のお菓子の事も考えると……中くらいの冷蔵庫も欲しい。
スペース的には空きがある為、カナエに頼んで冷蔵庫をもう一つ置かせて貰う。
そこにはガムテープで『冷蔵庫お菓子用』と書き、これで万全な体制は取れたはずだ。
「カナエ、俺も商品名書くのを手伝うからガンガン買って行ってくれ」
「分かったわ」
「お金が足りなくなったら、こっちの金貨を使ってくれ。一応100枚入ってる」
「ありがとう。先に入れさせて貰うわね」
こうして金貨をジャラジャラとネットスーパーに入れて行き、更に購入は続いていく。
全部の購入と冷蔵庫に入れるのが終わる頃には、夜の9時になっていた。
流石に心配したのか、エリーナさんがやってきて様子を見て驚いていたが、子供たちは既に眠ったらしく、此処からはエリーナさんも手伝って貰い陳列作業となった。
流石素早さと器用さがあるエリーヌさんは即戦力だった。
店内に並べていくのも上手かったので、元は何をしていたのか聞くと、調合師をしていて、店も持っていたそうだ。
それで陳列が上手いのかと納得した。
エリーヌさんが来てから一時間半後には陳列が終わり、全員ホッと安堵した訳だが、エリーヌさんは二階にもあがって様子を見て驚き、降りて来ると――。
「凄いですね……これが一日で消えるんですか?」
「いや、店舗を改造したから何とか二日は持ってくれると思いたいな」
「でも多分一日だと思うわよ?」
「むう……」
「あの、私もお手伝いしていいでしょうか?」
「エリーヌさんも?」
「はい、子供たちが寝た後で良ければですが」
「それは助かる。子供たちが寝たら手伝いに来て貰えるか?」
「はい! 頑張ります!」
「ただ、此処でしている事は絶対に秘密です。命令になるがお願いしたい」
「分かりました!」
こうして商品の補充が完成したことでホッと安堵し、もう夜の10時半になっていてオーバーワークだと思いながらも、やはり週2回は休みが欲しいと切実に思った。
「この世界では、店の休みはどんな感じなんだ?」
「大体店が休むと言うことは基本ないですね」
「ただ、個人商店だと休む所はありますが、それでも週に一日です」
「週一日か……。それと、この世界だとお風呂に入る率を聞きたいんだが」
「人間は分からないが、獣人は毎日風呂に入るな」
「そうね」
「なるほど……」
これは明日やってきそうなボルドさんに聞いてみてから決めよう。
レベルも上がっている事だし確認もしたい。
それに明日の朝は必ず子供たちのスキルチェックもしたいしな。
朝は取り敢えず商業ギルドマスターに週二日の休みを取る事を告げるのと、お風呂の頻度を聞くのを忘れないようにしないとな。
「取り敢えずお疲れさまでした。風呂は一人ずつ入ってると遅くなるから、俺とダグラス、カナエとエリーナさんで風呂に入ろう」
「それがいいな」
「じゃあレディーファーストで女性陣からどうぞ」
「ありがとう先生」
「ありがとう御座います」
こうして全員で本拠地に戻ると、フ――……と皆で息を吐き、女性陣が風呂場に消えて行ったのを見計らってダグラスと椅子に座る。
ダグラスと他愛のない会話をしながら過ごしつつ、次に俺たちの風呂の番となって身体を洗い、ゆっくりと風呂に入って芯まで温まってから出ると、ダグラスとエリーナは先にベッドに向かったが、俺とカナエは最後の仕事が待っている。
「さて、レベルも上がったので」
「チェックしましょう!!」
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