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第四章 これからも世紀末覇者で心乙女な君と一緒に!
第63話 【古代人設定】をスンナリ受け入れて事実にする叔父と、そして一時の別れ
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俺が古代人設定であることを思い出した時は既に遅し。
ムギーラ王は僕とアツシ叔父さんを見てこう切り出した。
「カズマ殿から古代人だと聞いております。神々の島は古代文明が発達しているのでしょうか?」
そう切り出したムギーラ王。
俺がハッとした時には遅かったが、アツシ叔父さんは動揺することなく「間違いなく古代人ですね」と口にする。
「とは言っても、滅びゆく古代を捨ててこちらにきている訳ですが」
「滅びゆく古代を捨てて……」
「カズマは両親の事がある。だからこそ、古代を捨てきれないのでしょう」
「なるほど」
「古代文明に興味がおありなら、お見せできますよ。神々の島への道を一度だけ作りましょう」
思わぬ言葉に僕も驚いたがムギーラ王もダリュシアーンも驚き、マギラーニ宰相も驚いたが、「是非に」と伝えると何もない壁に扉を作り上げた。
その能力も桁違いな訳だが、ドアを開けるとムギーラ王、ダリュシアーン、マギラーニ宰相、そして僕も一緒に行く事となった。
「繋がって居る場所はジュノリス大国の俺の作ったリゾートですが」
「聞いたことありませんな」
「まぁ、夢のある場所ですよ。少しなら案内します」
そう言って中に消えていくと、僕も中に入り、次々意を決して入ってきたようだ。
目の前に広がる風景は日本の家の中と左程変わらず……呆然としてしまう。
「叔父さんコレ……」
「後でカズマの家にも作ってやろうか?」
「うん」
「ほおお……ここは?」
「ここは王族、俺の家族がリゾート地に来たら住んでる家ですね。まずは家の中をどうぞ見て回ってください」
そう言うと三人は驚きの声を上げつつ「このコンロ魔石が使われておりませんぞ!」や「この白い箱は涼しい上に物が腐っておりません!」等、冷蔵庫を見て驚いたりしていた。
お風呂でも感嘆な声が上がり、あらゆる場所で驚きの声が上がりつつも、一通り見たムギーラ王たちを連れて外に出る。
そこは――まさに日本。
ムギーラ王たちは固まり、呆然としている。
車こそは走ってはいないが、道路は整備され店は近代的だ。
「軽く歩いてから戻りましょうか?」
「いや……ワシは足が動かん」
「俺もです……」
「はわわ」
「ははは! これで、俺とカズマが古代人と言うのが解ったでしょうか?」
「「「確かに」」」
こうして陛下たちと一緒に何とか歩いて貰って部屋に入り、ドアからムギーラ王国に入ると「あれが古代文明……」と口にして黙り込んだ。
扉を消したアツシ叔父さんは「古代文明もどきですがね」と口にしたが、ムギーラ王たちの耳に入ったかは分からない。
「確かに……古代人なのですな」
「ええ、その通りです」
「カズマ殿の言葉を疑っていた訳では無いが、実際目にすると……」
「俺はカズマの家に拠点の入り口を作ったので、何時でもお忍びでカズマに会いに来れますけどね。可愛い甥っ子とは仲良くしたい」
「是非、このムギーラ王国とも親しくしていただきたいものですなぁ……」
「そうですね。聞けばカズマが相談役だとか。この子はとても聡明だ。俺は特殊なスキルがある為にあのように古代文明もどきを作れるが、カズマにはそのスキルはない。ただ、国をよりよい未来へと繋げるスキルはある。それをどうぞ、うまく生かしてムギーラ王国が発展するのを祈っております」
そうアツシ叔父さんが伝えると、三人は強く頷き「カズマ殿、よろしく頼む」と深々と頭を下げた。
「僕に出来る事を少しずつ……ですが」
「という事は、マリリンの子、マリシアは古代人の子という事に」
「そうなりますね」
「俺も子沢山で、子供たちは神々の島にある四季の国の王家に嫁いだり婿に行ったりしているが、とても大事にされている。カズマも負けじと子沢山になるだろうな」
「そうですね。とはいっても、子供たちには自由に恋愛して貰って愛する人と結婚して欲しいと願ってますが」
「婚約はなぁ……色々面倒だからな」
そうしみじみと伝えると、アツシ叔父さんもまた「一夫一婦なのか」と聞かれ、無論YESだと答えていた。
「妻も古代人なんですよ」
「「「おおおおおお」」」
「なので、俺達の子供は生粋の古代人となりますね」
「それはまた凄い……」
「カズマもたまには奥さんと子供連れてジュノリス大国にきて、ゆっくりするといい」
「ありがとう叔父さん」
「あの家と同じのを作ってやろうか?」
「うん、是非お願いしたい」
「分かった。一室を後で貸してくれ。俺もくつろぎに行きたいしな」
「はい」
この話のお陰で、後々アツシ叔父さんに会いにムギーラ王とダリュシアーンが度々来るようになるのだけれど、何せレディー・マッスルのリーダーの家ともあれば暗殺等出来るはずもなく、道中の行き帰りだけ気をつければいいという不思議な状況になって行くのだけれど、それはまだ先の話で――。
「そいえば、砂糖などが足りていないと聞いていますが、宜しかったらシュノベザール王国と取引しては? シュノベザール王国でしか手に入らない甘味とは、中々魅力的ですよ」
「おおお、それは是非お願いしたい」
「では、弟に手紙を出しておきましょう。ですが運ぶのが大変ですね」
「そこは専用の扉を特別につけて差し上げます」
「有難い……。是非お願いしたい」
こうして、シュノベザール王国との交易も今後は盛んになりそうだ。
ホッと安堵すると、アツシ叔父さんに頭を撫でられ、「良い国だな」と言われ笑顔になれた。
――その後、厨房近くの部屋にシュノベザール王国との扉が出来て、会談する時は手紙のやり取りをしてから中に入るという約束の元、扉には王とそれに準ずるダリュシアーンとマギラーニ宰相が入れる設定にしておいたようだ。
それなら安全だろう。
「これから各国々と仲良くしていきたいものです」
「ええ、是非我々とも仲良くしていただきたい」
「ええ、是非に」
こうして会談は終わり、一端アツシ叔父さんとシュライを連れて家路に帰ると、赤の扉がジュノリス大国。青の扉が僕専用とまではいかないが、あちらの世界の家の中が作られ、ソファーや家具と言ったものは叔父さんのスキルである『ネットスーパー』で全て賄い、とても広々とした空間が出来た。
しかも二階建てで二階には部屋が沢山ある。
「ここでも子育てしやすいようにな」
「助かります」
「欲しいのあったら言えよ。ネットスーパーで色々取り揃えてやるから」
「有難いけど、甘えすぎだよ」
「親孝行出来なかったんだ。叔父らしく頼りにして欲しいな」
「ふふ、分かった」
こうして幾つものあちらの高級御菓子なども用意され、適度に来ては補充してくれることになった。
有難い。
「じゃあ、後は手紙でやり取りしつつ」
「うん、何時でも遊びに来てね」
「ああ」
「宝石の国ダイヤの私の店とも繋げて欲しかったなぁ」
「ついでだし、シュノベザール王国とダイヤの国のガーネットの店とも繋げておくか。所謂古代人の集会って事で」
「あはははは! それはいいね」
「専用の部屋もあるんだ。そこも作っておくよ」
こうしてダイヤの国と、シュノベザール王国への扉も出来て、ますます楽しみが増えた。
「今度店に買い物に行きますね」
「ええ、是非観光もして欲しいわ」
「シュノベザール王国にも是非観光に」
「ありがとうございます」
そう言うと三人はそれぞれ帰っていったが、最後に父と母と握手を交わして帰っていったアツシ叔父さんは、どこか晴れ晴れとしていた。
そんな大変な事態も終わった頃、実は別の場所では違う問題が発生していたのだ。
それは――ジャックさんとマイケルさんにある。
じつは二人には……。
ムギーラ王は僕とアツシ叔父さんを見てこう切り出した。
「カズマ殿から古代人だと聞いております。神々の島は古代文明が発達しているのでしょうか?」
そう切り出したムギーラ王。
俺がハッとした時には遅かったが、アツシ叔父さんは動揺することなく「間違いなく古代人ですね」と口にする。
「とは言っても、滅びゆく古代を捨ててこちらにきている訳ですが」
「滅びゆく古代を捨てて……」
「カズマは両親の事がある。だからこそ、古代を捨てきれないのでしょう」
「なるほど」
「古代文明に興味がおありなら、お見せできますよ。神々の島への道を一度だけ作りましょう」
思わぬ言葉に僕も驚いたがムギーラ王もダリュシアーンも驚き、マギラーニ宰相も驚いたが、「是非に」と伝えると何もない壁に扉を作り上げた。
その能力も桁違いな訳だが、ドアを開けるとムギーラ王、ダリュシアーン、マギラーニ宰相、そして僕も一緒に行く事となった。
「繋がって居る場所はジュノリス大国の俺の作ったリゾートですが」
「聞いたことありませんな」
「まぁ、夢のある場所ですよ。少しなら案内します」
そう言って中に消えていくと、僕も中に入り、次々意を決して入ってきたようだ。
目の前に広がる風景は日本の家の中と左程変わらず……呆然としてしまう。
「叔父さんコレ……」
「後でカズマの家にも作ってやろうか?」
「うん」
「ほおお……ここは?」
「ここは王族、俺の家族がリゾート地に来たら住んでる家ですね。まずは家の中をどうぞ見て回ってください」
そう言うと三人は驚きの声を上げつつ「このコンロ魔石が使われておりませんぞ!」や「この白い箱は涼しい上に物が腐っておりません!」等、冷蔵庫を見て驚いたりしていた。
お風呂でも感嘆な声が上がり、あらゆる場所で驚きの声が上がりつつも、一通り見たムギーラ王たちを連れて外に出る。
そこは――まさに日本。
ムギーラ王たちは固まり、呆然としている。
車こそは走ってはいないが、道路は整備され店は近代的だ。
「軽く歩いてから戻りましょうか?」
「いや……ワシは足が動かん」
「俺もです……」
「はわわ」
「ははは! これで、俺とカズマが古代人と言うのが解ったでしょうか?」
「「「確かに」」」
こうして陛下たちと一緒に何とか歩いて貰って部屋に入り、ドアからムギーラ王国に入ると「あれが古代文明……」と口にして黙り込んだ。
扉を消したアツシ叔父さんは「古代文明もどきですがね」と口にしたが、ムギーラ王たちの耳に入ったかは分からない。
「確かに……古代人なのですな」
「ええ、その通りです」
「カズマ殿の言葉を疑っていた訳では無いが、実際目にすると……」
「俺はカズマの家に拠点の入り口を作ったので、何時でもお忍びでカズマに会いに来れますけどね。可愛い甥っ子とは仲良くしたい」
「是非、このムギーラ王国とも親しくしていただきたいものですなぁ……」
「そうですね。聞けばカズマが相談役だとか。この子はとても聡明だ。俺は特殊なスキルがある為にあのように古代文明もどきを作れるが、カズマにはそのスキルはない。ただ、国をよりよい未来へと繋げるスキルはある。それをどうぞ、うまく生かしてムギーラ王国が発展するのを祈っております」
そうアツシ叔父さんが伝えると、三人は強く頷き「カズマ殿、よろしく頼む」と深々と頭を下げた。
「僕に出来る事を少しずつ……ですが」
「という事は、マリリンの子、マリシアは古代人の子という事に」
「そうなりますね」
「俺も子沢山で、子供たちは神々の島にある四季の国の王家に嫁いだり婿に行ったりしているが、とても大事にされている。カズマも負けじと子沢山になるだろうな」
「そうですね。とはいっても、子供たちには自由に恋愛して貰って愛する人と結婚して欲しいと願ってますが」
「婚約はなぁ……色々面倒だからな」
そうしみじみと伝えると、アツシ叔父さんもまた「一夫一婦なのか」と聞かれ、無論YESだと答えていた。
「妻も古代人なんですよ」
「「「おおおおおお」」」
「なので、俺達の子供は生粋の古代人となりますね」
「それはまた凄い……」
「カズマもたまには奥さんと子供連れてジュノリス大国にきて、ゆっくりするといい」
「ありがとう叔父さん」
「あの家と同じのを作ってやろうか?」
「うん、是非お願いしたい」
「分かった。一室を後で貸してくれ。俺もくつろぎに行きたいしな」
「はい」
この話のお陰で、後々アツシ叔父さんに会いにムギーラ王とダリュシアーンが度々来るようになるのだけれど、何せレディー・マッスルのリーダーの家ともあれば暗殺等出来るはずもなく、道中の行き帰りだけ気をつければいいという不思議な状況になって行くのだけれど、それはまだ先の話で――。
「そいえば、砂糖などが足りていないと聞いていますが、宜しかったらシュノベザール王国と取引しては? シュノベザール王国でしか手に入らない甘味とは、中々魅力的ですよ」
「おおお、それは是非お願いしたい」
「では、弟に手紙を出しておきましょう。ですが運ぶのが大変ですね」
「そこは専用の扉を特別につけて差し上げます」
「有難い……。是非お願いしたい」
こうして、シュノベザール王国との交易も今後は盛んになりそうだ。
ホッと安堵すると、アツシ叔父さんに頭を撫でられ、「良い国だな」と言われ笑顔になれた。
――その後、厨房近くの部屋にシュノベザール王国との扉が出来て、会談する時は手紙のやり取りをしてから中に入るという約束の元、扉には王とそれに準ずるダリュシアーンとマギラーニ宰相が入れる設定にしておいたようだ。
それなら安全だろう。
「これから各国々と仲良くしていきたいものです」
「ええ、是非我々とも仲良くしていただきたい」
「ええ、是非に」
こうして会談は終わり、一端アツシ叔父さんとシュライを連れて家路に帰ると、赤の扉がジュノリス大国。青の扉が僕専用とまではいかないが、あちらの世界の家の中が作られ、ソファーや家具と言ったものは叔父さんのスキルである『ネットスーパー』で全て賄い、とても広々とした空間が出来た。
しかも二階建てで二階には部屋が沢山ある。
「ここでも子育てしやすいようにな」
「助かります」
「欲しいのあったら言えよ。ネットスーパーで色々取り揃えてやるから」
「有難いけど、甘えすぎだよ」
「親孝行出来なかったんだ。叔父らしく頼りにして欲しいな」
「ふふ、分かった」
こうして幾つものあちらの高級御菓子なども用意され、適度に来ては補充してくれることになった。
有難い。
「じゃあ、後は手紙でやり取りしつつ」
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「ああ」
「宝石の国ダイヤの私の店とも繋げて欲しかったなぁ」
「ついでだし、シュノベザール王国とダイヤの国のガーネットの店とも繋げておくか。所謂古代人の集会って事で」
「あはははは! それはいいね」
「専用の部屋もあるんだ。そこも作っておくよ」
こうしてダイヤの国と、シュノベザール王国への扉も出来て、ますます楽しみが増えた。
「今度店に買い物に行きますね」
「ええ、是非観光もして欲しいわ」
「シュノベザール王国にも是非観光に」
「ありがとうございます」
そう言うと三人はそれぞれ帰っていったが、最後に父と母と握手を交わして帰っていったアツシ叔父さんは、どこか晴れ晴れとしていた。
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じつは二人には……。
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