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02 駄肉下っ端女神は米俵担ぎで連れていかれる。
確かに、一途ではあった。
他の友人の神々が美しく成長し、そんな彼らの中心に居ながらも、常に私の事を気にかけてくれていたのは知っている。
それは、幼い頃に私の顔に傷を残したが故の事だろうと思っていたのだが――。
だからって、駄肉の私を妻にするってどういう事よ。
ちょっと冷静になろう、それが一番いい気がする。
『待て』をくらった前世飼っていたワンコのように私の様子を輝く黄金の瞳で見つめるエルグランド様には申し訳ないが、一先ず落ち着こう。
最上位の太陽神が誕生したという話は、確かに私でも耳にした。
仕事が終わり気楽に飲み交わす友人――風の女神タイリアがそんな話をしていた。
燃えるような金と赤の神にギラギラとした濃い黄金の瞳の若い男神だという話だった。
『でも、太陽神ってみんなそうじゃない? 髪は燃えるような色と言うか、実際燃えてる感じするし、眼だってギラギラした濃い金色っぽいくない?』 とタイリアと話もしていた。彼女は『今回の太陽神様って既に将来のお相手を決めているらしいのよ』と言っていたのも思い出した。
そうかそうか。
君は本当に真っ直ぐで一途だな。
少しくらい寄り道してそっちに行って貰って良かったのに。
なんて軽々しく言えるような状態でも――今は無い。
ガッチリと太く大きな手で両肩を掴まれ、少しでも動けば熱波で焼け焦げそうでだ。
ここは毅然とした態度でお断りをするのが礼儀だろう。
「お言葉ですが」
「なんだ?」
「私では現太陽神様のお側にいる事は出来ないかと」
「どうしてなんだ?」
「身分が余りにも違いますから、周りが許さないでしょう」
「ねじ伏せよう。邪魔をするなら燃やしてやってもいい!」
「それはそれで大問題になるかと」
「では君はどうすれば妻になってくれるんだ。昔の約束は嘘だったのか? 俺の心を弄んだだけなのか?」
「弄ぶなんてとんでもない。周りには美しい女神たちが沢山いるんですから、気が付いた時には美しい女神と恋愛に発展していて私の事など忘れるだろうなんて思っていたなんてそんな、」
「ほう?」
「あ」
「ほう?」
「アイヤー……」
「俺がそんなにも気移ろいするような男だと思っていたのか。それはとっても心外だな」
これは怒らせたのではなかろうか。
笑顔だけどその笑顔がめっちゃ怖い。というか顔の表情があんまり変わらない子に育たったな!! 笑顔に迫力があるとか流石太陽神としか言えない!
「良いだろう! やはり君は俺の妻になる女性だ! 今の力ある俺に心が動かず、靡くこともせず、すり寄ってくるような女性ではないのが特に好感が持てる!」
「それって、素直に女神たちにモテてるって言ってるようなものですよね」
「だが、俺はそう言う女神に心が全く動かず、君だけに心が動くのは事実だ。全く俺に靡かないというのであれば、それを崩すのもまた一興」
「だって、オムツしてた頃から知ってるんですよ? 大きく成長したな~出世したな~って言う喜びはあれど、」
「オムツ交換をしていた頃の事は忘れて欲しい!」
「ンン!?」
「俺は、一人の男として君に見られたいのに! オムツ交換をしていた頃を思い出していたら何時までも俺がまだオムツをしているようじゃないか!」
「曲解過ぎる!」
「それに君の見た目だって素敵だ! ふくよかな肉!」
「肉!?」
「その肉にどれだけ癒された事か! 揉み具合も良い! 触り心地も良い! 何より癒される『肉』だ!!!」
何度も肉と言わないで欲しい。
まだ駄肉の方が傷つかないというのに!!
「お尻だって触り心地が今も良さそうで! 実際何度もぶつかった振りをして君の尻や胸に飛び込んだことだってある!」
「男子あるあるですね?」
「そして思ったんだ!! この体に病みつきだと!」
「最低な一言ですね本当に!!! 貴方それでも最上位の太陽神ですか!?」
思わずエルグランド様の腕を張り飛ばし叫ぶと、何故か彼はオロオロし始めた。
私が顔を真っ赤にしながら怒っているからだろうとは思うが。
「と、兎に角、俺は君と言う存在丸ごと食べてしまいたいという事なんだ!」
「それも聞きようによっては最低ですけど?」
「う……」
「まぁまぁ、太陽神エルグランド様がこうも貴女を欲していらっしゃるんです。他の神々も流石に反対することは出来ません」
「ファーリシア様……。それでも私が反対します」
「だが、君に拒否権は無い」
「なんて野郎だ」
「褒めてくれ」
「さぁさぁ、このままでは埒があきませんわ。エルグランド様、フィフィの事を末永く宜しくお願いしますね」
「うむ!」
そうファーリシア様が言うと私は米俵を担がれるように持ち上げられ、暴れたがガッチリとホールドされて動けず……そのまま住み慣れた保育園を後にする事になった。
せめてさ……お姫様抱っことかあるじゃん?
米俵担ぎって何だよ、失礼にも程があるだろう?
そう思っていると子供達からは――。
「あ、駄肉が持ってかれてる!」
「駄肉を返せよ――!!」
「俺達の駄肉だぞ!!」
「む? 君たちはフィフィの事をその様に呼んでいるのか? 感心せんな!」
ブファっと湧き上がる熱波!!
もう暑いし熱い!!
子供達数人失禁してるじゃないの!!
「誰がフィフィを駄肉と呼んでいいと言ったのだ? もしや、君たちはエナリスの悪影響を受けているのか? だとしたら浄化せねばなるまい!」
「ちょ! 浄化って燃やす訳じゃないでしょうね!?」
「燃やす!」
「子供相手になんてことを!!!」
「駄目なのか? 君は駄肉と呼ばれ続けても問題なかったのか? その様な教育の悪い事を言うエナリスは早々に消えて貰わねばならんな! 今度水の女神ミューラを呼び、厳しく罰するとしよう!」
「怖い怖い! 最上位の神コワイ!!」
「ははははははははは!!」
そう言ってエルグランド様は私を担いだまま園を後にした……。
子供達が殺される事無く失禁だけで済んだのは不幸中の幸いだろうか……。
嗚呼、色々考えてたら頭が痛い。
寧ろ今後の生活に不安しかない。
結構私の手に命が預けられてない!? 大丈夫!?
そんな事を思いながら、あっという間に太陽神の住む神殿に連れていかれ、最上位であるエルグランド様専用の神殿へと連れていかれると、やっと解放して貰える事となった。
しかし、まだ安心は出来ない。私は急いで間合いを取った。
神々とは力もさることながら精力も凄いと聞く。特に男神は!!
それも最上位となったらどんな状態か未知の領域!!
「さてフィフィ、色々話すこともあるがまず君は湯あみをするといい。大丈夫だ、そんなに威嚇しなくても分かっている。直ぐに襲ったりはしない。何事も順序があるからな!」
「そうですか」
「そんな無表情にならないでくれ。幼い頃のように優しく微笑んで欲しい」
「ではオムツ交換をしていた頃でも思い出しながら笑顔になりますね?」
「それは止めて欲しい」
「しぶとく生き延びた年上女神の特権ですから」
「ならば仕方ないな! 存分に俺を思い出して欲しい!」
「そうさせて頂きます!」
お互いに間合いを取りながら会話をしていると、数人の美しい美女たちが入ってきた。
どうやら私のお世話係りらしい。
とんでもない。こんな美女に恭しくされるような女神ではないのだから!
「風呂くらい一人で入れます! 下っ端女神なんですから!」
「だが今日からは最上位太陽神の妻だ。しっかり恭しくされることに慣れて欲しいので頑張ってくれ」
「ふざけるな――!!」
こうして、私は隅々まで綺麗に洗われ、揉みくちゃにされ……ヘロヘロになりつつお風呂から上がると、見たことも着たことも無い上級な服を着せられ、エルグランド様の待つ部屋へと案内される事となった――。
他の友人の神々が美しく成長し、そんな彼らの中心に居ながらも、常に私の事を気にかけてくれていたのは知っている。
それは、幼い頃に私の顔に傷を残したが故の事だろうと思っていたのだが――。
だからって、駄肉の私を妻にするってどういう事よ。
ちょっと冷静になろう、それが一番いい気がする。
『待て』をくらった前世飼っていたワンコのように私の様子を輝く黄金の瞳で見つめるエルグランド様には申し訳ないが、一先ず落ち着こう。
最上位の太陽神が誕生したという話は、確かに私でも耳にした。
仕事が終わり気楽に飲み交わす友人――風の女神タイリアがそんな話をしていた。
燃えるような金と赤の神にギラギラとした濃い黄金の瞳の若い男神だという話だった。
『でも、太陽神ってみんなそうじゃない? 髪は燃えるような色と言うか、実際燃えてる感じするし、眼だってギラギラした濃い金色っぽいくない?』 とタイリアと話もしていた。彼女は『今回の太陽神様って既に将来のお相手を決めているらしいのよ』と言っていたのも思い出した。
そうかそうか。
君は本当に真っ直ぐで一途だな。
少しくらい寄り道してそっちに行って貰って良かったのに。
なんて軽々しく言えるような状態でも――今は無い。
ガッチリと太く大きな手で両肩を掴まれ、少しでも動けば熱波で焼け焦げそうでだ。
ここは毅然とした態度でお断りをするのが礼儀だろう。
「お言葉ですが」
「なんだ?」
「私では現太陽神様のお側にいる事は出来ないかと」
「どうしてなんだ?」
「身分が余りにも違いますから、周りが許さないでしょう」
「ねじ伏せよう。邪魔をするなら燃やしてやってもいい!」
「それはそれで大問題になるかと」
「では君はどうすれば妻になってくれるんだ。昔の約束は嘘だったのか? 俺の心を弄んだだけなのか?」
「弄ぶなんてとんでもない。周りには美しい女神たちが沢山いるんですから、気が付いた時には美しい女神と恋愛に発展していて私の事など忘れるだろうなんて思っていたなんてそんな、」
「ほう?」
「あ」
「ほう?」
「アイヤー……」
「俺がそんなにも気移ろいするような男だと思っていたのか。それはとっても心外だな」
これは怒らせたのではなかろうか。
笑顔だけどその笑顔がめっちゃ怖い。というか顔の表情があんまり変わらない子に育たったな!! 笑顔に迫力があるとか流石太陽神としか言えない!
「良いだろう! やはり君は俺の妻になる女性だ! 今の力ある俺に心が動かず、靡くこともせず、すり寄ってくるような女性ではないのが特に好感が持てる!」
「それって、素直に女神たちにモテてるって言ってるようなものですよね」
「だが、俺はそう言う女神に心が全く動かず、君だけに心が動くのは事実だ。全く俺に靡かないというのであれば、それを崩すのもまた一興」
「だって、オムツしてた頃から知ってるんですよ? 大きく成長したな~出世したな~って言う喜びはあれど、」
「オムツ交換をしていた頃の事は忘れて欲しい!」
「ンン!?」
「俺は、一人の男として君に見られたいのに! オムツ交換をしていた頃を思い出していたら何時までも俺がまだオムツをしているようじゃないか!」
「曲解過ぎる!」
「それに君の見た目だって素敵だ! ふくよかな肉!」
「肉!?」
「その肉にどれだけ癒された事か! 揉み具合も良い! 触り心地も良い! 何より癒される『肉』だ!!!」
何度も肉と言わないで欲しい。
まだ駄肉の方が傷つかないというのに!!
「お尻だって触り心地が今も良さそうで! 実際何度もぶつかった振りをして君の尻や胸に飛び込んだことだってある!」
「男子あるあるですね?」
「そして思ったんだ!! この体に病みつきだと!」
「最低な一言ですね本当に!!! 貴方それでも最上位の太陽神ですか!?」
思わずエルグランド様の腕を張り飛ばし叫ぶと、何故か彼はオロオロし始めた。
私が顔を真っ赤にしながら怒っているからだろうとは思うが。
「と、兎に角、俺は君と言う存在丸ごと食べてしまいたいという事なんだ!」
「それも聞きようによっては最低ですけど?」
「う……」
「まぁまぁ、太陽神エルグランド様がこうも貴女を欲していらっしゃるんです。他の神々も流石に反対することは出来ません」
「ファーリシア様……。それでも私が反対します」
「だが、君に拒否権は無い」
「なんて野郎だ」
「褒めてくれ」
「さぁさぁ、このままでは埒があきませんわ。エルグランド様、フィフィの事を末永く宜しくお願いしますね」
「うむ!」
そうファーリシア様が言うと私は米俵を担がれるように持ち上げられ、暴れたがガッチリとホールドされて動けず……そのまま住み慣れた保育園を後にする事になった。
せめてさ……お姫様抱っことかあるじゃん?
米俵担ぎって何だよ、失礼にも程があるだろう?
そう思っていると子供達からは――。
「あ、駄肉が持ってかれてる!」
「駄肉を返せよ――!!」
「俺達の駄肉だぞ!!」
「む? 君たちはフィフィの事をその様に呼んでいるのか? 感心せんな!」
ブファっと湧き上がる熱波!!
もう暑いし熱い!!
子供達数人失禁してるじゃないの!!
「誰がフィフィを駄肉と呼んでいいと言ったのだ? もしや、君たちはエナリスの悪影響を受けているのか? だとしたら浄化せねばなるまい!」
「ちょ! 浄化って燃やす訳じゃないでしょうね!?」
「燃やす!」
「子供相手になんてことを!!!」
「駄目なのか? 君は駄肉と呼ばれ続けても問題なかったのか? その様な教育の悪い事を言うエナリスは早々に消えて貰わねばならんな! 今度水の女神ミューラを呼び、厳しく罰するとしよう!」
「怖い怖い! 最上位の神コワイ!!」
「ははははははははは!!」
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嗚呼、色々考えてたら頭が痛い。
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そんな事を思いながら、あっという間に太陽神の住む神殿に連れていかれ、最上位であるエルグランド様専用の神殿へと連れていかれると、やっと解放して貰える事となった。
しかし、まだ安心は出来ない。私は急いで間合いを取った。
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それも最上位となったらどんな状態か未知の領域!!
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「そうですか」
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「それは止めて欲しい」
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「ならば仕方ないな! 存分に俺を思い出して欲しい!」
「そうさせて頂きます!」
お互いに間合いを取りながら会話をしていると、数人の美しい美女たちが入ってきた。
どうやら私のお世話係りらしい。
とんでもない。こんな美女に恭しくされるような女神ではないのだから!
「風呂くらい一人で入れます! 下っ端女神なんですから!」
「だが今日からは最上位太陽神の妻だ。しっかり恭しくされることに慣れて欲しいので頑張ってくれ」
「ふざけるな――!!」
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