86 / 106
86 子育て世代からの眼鏡の要望に続き、もうレジェンド様はお腹いっぱいですよ……。
しおりを挟む
こうしてエンジュさんとセンジュ君それぞれが仕事をしつつ、私もアレコレと忙しく過ごしていたある日――朝のミーティングにてそれは言われたのだ。
「輸出部門を作る為に、もう三人程雇って頂きたいのと、ダイヤ王国での医療用部門で商業ギルドで職員をもう二人程雇って頂きたいです。もう今こちらは手一杯でして」
「そんなにか!?」
「これはお父様に行って貰うしかありませんわね。シンジュさんお願いしますわ」
そう言ったのはロザリオスさん。
困った顔で言われては流石にシンジュさんも商業ギルドに行かざるを得ない。
朝一番に商業ギルドで合計5人をギルマスであるレイルさんに話しをして雇って貰う事となった。
今は船で輸出をしているが、眼鏡とサングラスの売り上げは兎に角すごい。
スペア眼鏡とサングラスを購入する人も多く、家用と仕事場用とで使っている人も多い。
時計もある意味浸透してきたのだが、やはりまだまだお高いので手が出せる人が少ないのだ。
その為、そっちの人数を減らして眼鏡やサングラスを作れる人材を増やしたばかりで、これからもっと伸びうるだろうと言われているのが【医療用部門】だった。
また、万年筆も売り上げは軒並み伸びた。
専用インクとのセット売りが始まったのだ。
文房具店に突如として現れたと言われるほどに万年筆とインクのセットは学生さんから大人まで幅広く手にしては購入されて行き、城で働いている人たちからも要望が多くホスティーさんがホクホク顔だったと聞いている。
また、専用の万年筆の筆箱と眼鏡ケースの売り上げも凄まじく、貴族や王城で仕事をしている彼らは仕事帰りに立ち寄っては手に入れている。
まだまだ売り上げが伸びているのは【体感温度が下がる付与】で、今では一般市民にまで浸透し始めた所だ。
無論冒険者も多く購入しており、冒険者の中では【体感温度が下がる付与】アクセサリーと水筒を持っているのがステータスになりかけているのだと言う。
従業員や傘下の人たちはそれらを作るので手一杯。
そうなると【避妊付与】に【生理痛改善付与】は私が。
【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】はセンジュ君が付与するしかなく、アクセサリーを作るのもシンジュさんとエンジュさんが担当している。
一日30人限定にして良かったとつい思ってしまったが、アクセサリーなのでちゃんと【強化付与】は施されている。
無論、ガーネットの商品は【強化付与】が当たり前のように付与されているが。
そんな折、子育て中の主婦層から眼鏡に関する改善案が上がってきた。
【強化付与】をしていていも、子供たちの容赦ない拳の前では、眼鏡が歪むらしい。
そこで、何とかならないだろうかと言う要望書が届いたため、私は直ぐに【形状記憶付与】を作りだした。
レンズの部分は外れないように強化付与は必須だが、その他の部分は【形状記憶付与】をしている為どれだけダメージを受けても元に戻る不思議な付与になった。
これにはお父様達も驚いていたけれど、子育て世代には嬉しいのでないだろうか。
無論レンズ付には【強化付与】な為、枠の部分には石を入れて【形状記憶付与】をする二重構想で求めていた形になった。
元々レンズと外側は【定着】で引っ付いている為取れる事は無いのだが、子供は何をするか分からない。
育児中のママさん達は大変なのだ。
無論付与師ギルドで特許も取ったし、うちの従業員や傘下はしっかりと工場内では特許を使えるようにしている為、『育児中のママに嬉しい眼鏡』として売り出した所、売り上げは更に伸びた。
無論こちらも輸出されることになった。
ちなみに、【輸出部門】では男子正社員をギルドマスターから三人借りることが出来て、輸出のアレコレを一手に任せているし、【医療部門】は男女二名を雇う事が出来た。
無論タキちゃんによる悪意察知と危険察知をシッカリクリアした五名である。
事務所は机が沢山並び、そっちはそっちで頑張って貰っている。
私はと言うといつも通り忙しい日々なんだけれど、あの日、鉄の国サカマル帝国の隠密から攻撃を受けた日からは、警戒を上げているけれど今の所無事でいる。
今日は製薬ギルドにアイテムの納品日だ。
「では製薬ギルドに行ってきますね」
「ああ、昼3時からは女性客ばかりだ。それまでに帰ってこれそうか?」
「ええ、アイテムの納品だけですから」
「気を付けてね~」
「はーい」
と、ドマとタキちゃんとで馬車に乗り込んで向かう。
あれからお爺ちゃんは寂しそうにしながらも気合を入れて私からキスを受けてから魔物討伐隊と共に大型ダンジョンを潰しに向かっている。
あれからダンジョンが増えた様子はなかったそうで、徐々に金鉱山に向けてダンジョンを潰しているらしい。
お爺ちゃんもタキも頼りになるなぁ……と思っていると、ふと外が気になった。
いや、何故気になったのかも分からないのだけれど。
「あっちには何があったかしら?」
「え? ああ、あちらの門の外には【魔物協会】がありますね。どうかしました?」
「帰りに寄ってもいいかしら。どうしても気になっちゃって」
「ええ、構いませんよ」
そうお願いしてから製薬ギルドに向かい依頼品を納品してから【魔物協会】がある門の前で折りて戸をノックすると、魔物の独特の匂いを感じながら職員が出て来た。
「ん? おう、テイマーか?」
「はい、ちょっと見せて貰っても良いですか?」
「構わないぜ、ただちと殺気立ってる魔物がいるから気を付けてくれ」
そう言って中に入って行くと私は気になる方向へとドンドン進んでいき、職員も「嬢ちゃんそっちは危険だ!」と言いながら私はドアを開いた。
すると、そこには怪我をした子犬らしき犬のような動物と、幾つかのスライムが水槽の中で蠢いていた。
「ここは?」
「あーあーあ。もう勝手に開けちまって。この場所は危険な魔物用の隔離部屋だ。そこの子犬は【ホワイトタイガー】って言う魔物の子供で、そっちのスライムは良く分かんねぇけど最近全然飯を食わねぇから水槽に入れてんだよ」
その言葉に様子を見ているとタキがトコトコと殺気立ってるホワイトタイガーの頭をポンポンと叩くと威嚇が収まり、キョトンとした顔でこちらを見ている。
『ほう、そなた実に面白い。レジェンドを二匹も使役しているのか』
『む』
『念話もなれておるのだろう? 今は擬態しているがお前には我の本来の姿が見えるのではないか?』
『どれどれ……ちょっと見させて貰いますよ』
そう言って鑑定すると【ホワイトタイガーのレジェンドモンスター】と見えて驚いた。
子供の姿に擬態しているけれど、年齢200歳と結構な御年をしている。
『うっかり元シャース王国の金鉱山の中を散歩していたらドラゴン共に襲われてな。ある程度は殲滅したのだが、この有様だ。我も気を抜いていたと言うのも悪いが、ついつい他のレジェンドが動いていたので手助けでもしてやろうと思ったのだが。そうか、あのフェアリードラゴンのレジェンドモンスターとスライムのレジェンドモンスターはそなたの従魔であったか』
『お爺ちゃんとタキちゃんですね。しかし貴方様もレジェンドモンスターでしたか。しかし子供に擬態しないと流石に魔物でもホワイトタイガーは危ないですものね』
『そうだな。我とてこのような姿は癪ではあるが、怪我が治るまでは致し方ない……と思っていたのだが、ふむ……ヌシは中々に面白いスキルを持っているな? それにそなたに撫でられるとこの上なく心地よい。あのフェアリードラゴンとスライムが懐くのも分かるわ。どうだ。我とも契約せぬか?』
『え――。これ以上レジェンドモンスター様と契約するなんて恐れ多いですよ』
『契約したら面白い事を教えやろう。ほれ、契約だ』
そう言うともうごり押しとだと言わんかりに契約の印を出されたので、渋々契約をする事となった。
これには職員さんとドマが驚いていたけれど、そのまま念話は続く。
「輸出部門を作る為に、もう三人程雇って頂きたいのと、ダイヤ王国での医療用部門で商業ギルドで職員をもう二人程雇って頂きたいです。もう今こちらは手一杯でして」
「そんなにか!?」
「これはお父様に行って貰うしかありませんわね。シンジュさんお願いしますわ」
そう言ったのはロザリオスさん。
困った顔で言われては流石にシンジュさんも商業ギルドに行かざるを得ない。
朝一番に商業ギルドで合計5人をギルマスであるレイルさんに話しをして雇って貰う事となった。
今は船で輸出をしているが、眼鏡とサングラスの売り上げは兎に角すごい。
スペア眼鏡とサングラスを購入する人も多く、家用と仕事場用とで使っている人も多い。
時計もある意味浸透してきたのだが、やはりまだまだお高いので手が出せる人が少ないのだ。
その為、そっちの人数を減らして眼鏡やサングラスを作れる人材を増やしたばかりで、これからもっと伸びうるだろうと言われているのが【医療用部門】だった。
また、万年筆も売り上げは軒並み伸びた。
専用インクとのセット売りが始まったのだ。
文房具店に突如として現れたと言われるほどに万年筆とインクのセットは学生さんから大人まで幅広く手にしては購入されて行き、城で働いている人たちからも要望が多くホスティーさんがホクホク顔だったと聞いている。
また、専用の万年筆の筆箱と眼鏡ケースの売り上げも凄まじく、貴族や王城で仕事をしている彼らは仕事帰りに立ち寄っては手に入れている。
まだまだ売り上げが伸びているのは【体感温度が下がる付与】で、今では一般市民にまで浸透し始めた所だ。
無論冒険者も多く購入しており、冒険者の中では【体感温度が下がる付与】アクセサリーと水筒を持っているのがステータスになりかけているのだと言う。
従業員や傘下の人たちはそれらを作るので手一杯。
そうなると【避妊付与】に【生理痛改善付与】は私が。
【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】はセンジュ君が付与するしかなく、アクセサリーを作るのもシンジュさんとエンジュさんが担当している。
一日30人限定にして良かったとつい思ってしまったが、アクセサリーなのでちゃんと【強化付与】は施されている。
無論、ガーネットの商品は【強化付与】が当たり前のように付与されているが。
そんな折、子育て中の主婦層から眼鏡に関する改善案が上がってきた。
【強化付与】をしていていも、子供たちの容赦ない拳の前では、眼鏡が歪むらしい。
そこで、何とかならないだろうかと言う要望書が届いたため、私は直ぐに【形状記憶付与】を作りだした。
レンズの部分は外れないように強化付与は必須だが、その他の部分は【形状記憶付与】をしている為どれだけダメージを受けても元に戻る不思議な付与になった。
これにはお父様達も驚いていたけれど、子育て世代には嬉しいのでないだろうか。
無論レンズ付には【強化付与】な為、枠の部分には石を入れて【形状記憶付与】をする二重構想で求めていた形になった。
元々レンズと外側は【定着】で引っ付いている為取れる事は無いのだが、子供は何をするか分からない。
育児中のママさん達は大変なのだ。
無論付与師ギルドで特許も取ったし、うちの従業員や傘下はしっかりと工場内では特許を使えるようにしている為、『育児中のママに嬉しい眼鏡』として売り出した所、売り上げは更に伸びた。
無論こちらも輸出されることになった。
ちなみに、【輸出部門】では男子正社員をギルドマスターから三人借りることが出来て、輸出のアレコレを一手に任せているし、【医療部門】は男女二名を雇う事が出来た。
無論タキちゃんによる悪意察知と危険察知をシッカリクリアした五名である。
事務所は机が沢山並び、そっちはそっちで頑張って貰っている。
私はと言うといつも通り忙しい日々なんだけれど、あの日、鉄の国サカマル帝国の隠密から攻撃を受けた日からは、警戒を上げているけれど今の所無事でいる。
今日は製薬ギルドにアイテムの納品日だ。
「では製薬ギルドに行ってきますね」
「ああ、昼3時からは女性客ばかりだ。それまでに帰ってこれそうか?」
「ええ、アイテムの納品だけですから」
「気を付けてね~」
「はーい」
と、ドマとタキちゃんとで馬車に乗り込んで向かう。
あれからお爺ちゃんは寂しそうにしながらも気合を入れて私からキスを受けてから魔物討伐隊と共に大型ダンジョンを潰しに向かっている。
あれからダンジョンが増えた様子はなかったそうで、徐々に金鉱山に向けてダンジョンを潰しているらしい。
お爺ちゃんもタキも頼りになるなぁ……と思っていると、ふと外が気になった。
いや、何故気になったのかも分からないのだけれど。
「あっちには何があったかしら?」
「え? ああ、あちらの門の外には【魔物協会】がありますね。どうかしました?」
「帰りに寄ってもいいかしら。どうしても気になっちゃって」
「ええ、構いませんよ」
そうお願いしてから製薬ギルドに向かい依頼品を納品してから【魔物協会】がある門の前で折りて戸をノックすると、魔物の独特の匂いを感じながら職員が出て来た。
「ん? おう、テイマーか?」
「はい、ちょっと見せて貰っても良いですか?」
「構わないぜ、ただちと殺気立ってる魔物がいるから気を付けてくれ」
そう言って中に入って行くと私は気になる方向へとドンドン進んでいき、職員も「嬢ちゃんそっちは危険だ!」と言いながら私はドアを開いた。
すると、そこには怪我をした子犬らしき犬のような動物と、幾つかのスライムが水槽の中で蠢いていた。
「ここは?」
「あーあーあ。もう勝手に開けちまって。この場所は危険な魔物用の隔離部屋だ。そこの子犬は【ホワイトタイガー】って言う魔物の子供で、そっちのスライムは良く分かんねぇけど最近全然飯を食わねぇから水槽に入れてんだよ」
その言葉に様子を見ているとタキがトコトコと殺気立ってるホワイトタイガーの頭をポンポンと叩くと威嚇が収まり、キョトンとした顔でこちらを見ている。
『ほう、そなた実に面白い。レジェンドを二匹も使役しているのか』
『む』
『念話もなれておるのだろう? 今は擬態しているがお前には我の本来の姿が見えるのではないか?』
『どれどれ……ちょっと見させて貰いますよ』
そう言って鑑定すると【ホワイトタイガーのレジェンドモンスター】と見えて驚いた。
子供の姿に擬態しているけれど、年齢200歳と結構な御年をしている。
『うっかり元シャース王国の金鉱山の中を散歩していたらドラゴン共に襲われてな。ある程度は殲滅したのだが、この有様だ。我も気を抜いていたと言うのも悪いが、ついつい他のレジェンドが動いていたので手助けでもしてやろうと思ったのだが。そうか、あのフェアリードラゴンのレジェンドモンスターとスライムのレジェンドモンスターはそなたの従魔であったか』
『お爺ちゃんとタキちゃんですね。しかし貴方様もレジェンドモンスターでしたか。しかし子供に擬態しないと流石に魔物でもホワイトタイガーは危ないですものね』
『そうだな。我とてこのような姿は癪ではあるが、怪我が治るまでは致し方ない……と思っていたのだが、ふむ……ヌシは中々に面白いスキルを持っているな? それにそなたに撫でられるとこの上なく心地よい。あのフェアリードラゴンとスライムが懐くのも分かるわ。どうだ。我とも契約せぬか?』
『え――。これ以上レジェンドモンスター様と契約するなんて恐れ多いですよ』
『契約したら面白い事を教えやろう。ほれ、契約だ』
そう言うともうごり押しとだと言わんかりに契約の印を出されたので、渋々契約をする事となった。
これには職員さんとドマが驚いていたけれど、そのまま念話は続く。
242
あなたにおすすめの小説
妹が聖女に選ばれました。姉が闇魔法使いだと周囲に知られない方が良いと思って家を出たのに、何故か王子様が追いかけて来ます。
向原 行人
ファンタジー
私、アルマには二つ下の可愛い妹がいます。
幼い頃から要領の良い妹は聖女に選ばれ、王子様と婚約したので……私は遠く離れた地で、大好きな魔法の研究に専念したいと思います。
最近は異空間へ自由に物を出し入れしたり、部分的に時間を戻したり出来るようになったんです!
勿論、この魔法の効果は街の皆さんにも活用を……いえ、無限に収納出来るので、安い時に小麦を買っていただけで、先見の明とかはありませんし、怪我をされた箇所の時間を戻しただけなので、治癒魔法とは違います。
だから私は聖女ではなくて、妹が……って、どうして王子様がこの地に来ているんですかっ!?
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
精霊の加護を持つ聖女。偽聖女によって追放されたので、趣味のアクセサリー作りにハマっていたら、いつの間にか世界を救って愛されまくっていた
向原 行人
恋愛
精霊の加護を受け、普通の人には見る事も感じる事も出来ない精霊と、会話が出来る少女リディア。
聖女として各地の精霊石に精霊の力を込め、国を災いから守っているのに、突然第四王女によって追放されてしまう。
暫くは精霊の力も残っているけれど、時間が経って精霊石から力が無くなれば魔物が出て来るし、魔導具も動かなくなるけど……本当に大丈夫!?
一先ず、この国に居るとマズそうだから、元聖女っていうのは隠して、別の国で趣味を活かして生活していこうかな。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
婚約破棄され森に捨てられました。探さないで下さい。
拓海のり
ファンタジー
属性魔法が使えず、役に立たない『自然魔法』だとバカにされていたステラは、婚約者の王太子から婚約破棄された。そして身に覚えのない罪で断罪され、修道院に行く途中で襲われる。他サイトにも投稿しています。
普段は地味子。でも本当は凄腕の聖女さん〜地味だから、という理由で聖女ギルドを追い出されてしまいました。私がいなくても大丈夫でしょうか?〜
神伊 咲児
ファンタジー
主人公、イルエマ・ジミィーナは16歳。
聖女ギルド【女神の光輝】に属している聖女だった。
イルエマは眼鏡をかけており、黒髪の冴えない見た目。
いわゆる地味子だ。
彼女の能力も地味だった。
使える魔法といえば、聖女なら誰でも使えるものばかり。回復と素材進化と解呪魔法の3つだけ。
唯一のユニークスキルは、ペンが無くても文字を書ける光魔字。
そんな能力も地味な彼女は、ギルド内では裏方作業の雑務をしていた。
ある日、ギルドマスターのキアーラより、地味だからという理由で解雇される。
しかし、彼女は目立たない実力者だった。
素材進化の魔法は独自で改良してパワーアップしており、通常の3倍の威力。
司祭でも見落とすような小さな呪いも見つけてしまう鋭い感覚。
難しい相談でも難なくこなす知識と教養。
全てにおいてハイクオリティ。最強の聖女だったのだ。
彼女は新しいギルドに参加して順風満帆。
彼女をクビにした聖女ギルドは落ちぶれていく。
地味な聖女が大活躍! 痛快ファンタジーストーリー。
全部で5万字。
カクヨムにも投稿しておりますが、アルファポリス用にタイトルも含めて改稿いたしました。
HOTランキング女性向け1位。
日間ファンタジーランキング1位。
日間完結ランキング1位。
応援してくれた、みなさんのおかげです。
ありがとうございます。とても嬉しいです!
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる