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前編
いち
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「ふんふふーんっ。きょうは~、とっても~おさんぽびより~っ。愛しのミラくんとらぶらぶでーと~」
「音痴が歌うな、耳が腐る。あとデートじゃねぇから」
「えー、ひっどいなぁ。僕はミラくんのことすっっっごく大好きなのに!」
「……お前がペットを会わせたいって言うからわざわざ来てやったんだよ。おら、満足か?」
幼馴染みのはずのミラくんは、僕に対して素っ気ない。僕は昔からミラくん一筋で、毎日のように好き好きって伝えてるのに。
昔はまだ僕より小さくて可愛くて、手を繋いで色んなところで遊んでたのになぁ。今は僕より頭二つ分も大きくなって、側頭部の黒い二本角も太くて逞しいくらいに育った。ああ、見てるだけで惚れ惚れしちゃう……っ。
いや、見惚れてる場合じゃなくて……!
ミラくんがペットを飼い始めたことを知って、僕も同じ品種のペットを飼って、こうしておさんぽデートに誘うことが出来たんだ。ミラくんがデートだと思わなくても僕にとってはデート!誰がなんといってもデート!ダシにしちゃうペットには悪いけど、僕とミラくんのキューピッドになってほしいな、なーんて。
「ほら、ミラくんとこのクモリちゃんだよ~。リリちゃんご挨拶しようねっ」
可愛くふわふわに着飾った僕のペット……リリちゃんは、顔を真っ赤にして喜んでるみたい。少し低めの鳴き声が甘えてるみたいで可愛いんだよね~。黒い毛並みに、むっちりとした肢体。金色でほっそりとしたクモリちゃんよりだいぶ大柄だけど、どうやら恥ずかしいらしくなかなか前に行ってくれない。
「うーん……、どうしたんだろ。……あっ、もしかしてクモリちゃんがかっこよすぎて照れてるのかな?」
「趣味悪ぃ服を着させられてんのが嫌なんじゃねぇか」
「わっ、悪くないよ!ほらちゃんと見て!」
リリちゃんをひょいっと抱き上げて、ミラくん達に見えやすいように両手でぶら下げる。リリちゃんは暴れようとしたけど、お尻に挿入してる迷子防止用のプラグを震えさせてあげたらビクビク大人しくなってくれた。僕よりはだいぶ小さいけど、しっかり筋肉がついているリリちゃん。何故か、最近人気なはずの品種、人間の中で売れ残ってたんだよね。こんなに可愛いのに半額以下まで値下げされてたなんて信じられない。
だから僕は、ミラくんに会うためという口実はあれど、リリちゃんのことはうんと可愛くして愛でてあげてるんだ。
少し焼けた肌に映える、白くてふりふりふわふわのベビードール。歩くと音が鳴るように、乳首を挟んだクリップには鈴を垂らして、つるつるの股間からぶら下がるちっちゃいおちんちんはリボンでおめかし。ケモノセットとして売られてた、白い猫耳カチューシャと肉球手袋と肉球ブーツ、それから迷子防止用プラグ付きの長い尻尾。どこからどう見ても可愛い可愛いペットだ。
「音痴が歌うな、耳が腐る。あとデートじゃねぇから」
「えー、ひっどいなぁ。僕はミラくんのことすっっっごく大好きなのに!」
「……お前がペットを会わせたいって言うからわざわざ来てやったんだよ。おら、満足か?」
幼馴染みのはずのミラくんは、僕に対して素っ気ない。僕は昔からミラくん一筋で、毎日のように好き好きって伝えてるのに。
昔はまだ僕より小さくて可愛くて、手を繋いで色んなところで遊んでたのになぁ。今は僕より頭二つ分も大きくなって、側頭部の黒い二本角も太くて逞しいくらいに育った。ああ、見てるだけで惚れ惚れしちゃう……っ。
いや、見惚れてる場合じゃなくて……!
ミラくんがペットを飼い始めたことを知って、僕も同じ品種のペットを飼って、こうしておさんぽデートに誘うことが出来たんだ。ミラくんがデートだと思わなくても僕にとってはデート!誰がなんといってもデート!ダシにしちゃうペットには悪いけど、僕とミラくんのキューピッドになってほしいな、なーんて。
「ほら、ミラくんとこのクモリちゃんだよ~。リリちゃんご挨拶しようねっ」
可愛くふわふわに着飾った僕のペット……リリちゃんは、顔を真っ赤にして喜んでるみたい。少し低めの鳴き声が甘えてるみたいで可愛いんだよね~。黒い毛並みに、むっちりとした肢体。金色でほっそりとしたクモリちゃんよりだいぶ大柄だけど、どうやら恥ずかしいらしくなかなか前に行ってくれない。
「うーん……、どうしたんだろ。……あっ、もしかしてクモリちゃんがかっこよすぎて照れてるのかな?」
「趣味悪ぃ服を着させられてんのが嫌なんじゃねぇか」
「わっ、悪くないよ!ほらちゃんと見て!」
リリちゃんをひょいっと抱き上げて、ミラくん達に見えやすいように両手でぶら下げる。リリちゃんは暴れようとしたけど、お尻に挿入してる迷子防止用のプラグを震えさせてあげたらビクビク大人しくなってくれた。僕よりはだいぶ小さいけど、しっかり筋肉がついているリリちゃん。何故か、最近人気なはずの品種、人間の中で売れ残ってたんだよね。こんなに可愛いのに半額以下まで値下げされてたなんて信じられない。
だから僕は、ミラくんに会うためという口実はあれど、リリちゃんのことはうんと可愛くして愛でてあげてるんだ。
少し焼けた肌に映える、白くてふりふりふわふわのベビードール。歩くと音が鳴るように、乳首を挟んだクリップには鈴を垂らして、つるつるの股間からぶら下がるちっちゃいおちんちんはリボンでおめかし。ケモノセットとして売られてた、白い猫耳カチューシャと肉球手袋と肉球ブーツ、それから迷子防止用プラグ付きの長い尻尾。どこからどう見ても可愛い可愛いペットだ。
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