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6「バグどころの話じゃねぇな」
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「────ん、あ……?」
「う……」
意識を取り戻した二人は、まず息苦しさと下肢を襲う緩やかな快感を覚えた。そして、目を開けて状況を確認出来た瞬間、声にならない悲鳴をあげた。
「な、ああああ!?いっ、いがら……!?ひゃうっ♡んあぁっっ♡」
「ぐっ……!動くなバカ!やべ……っ、出……る……っ!」
「ふゃっ、ああぁ……♡♡」
いつの間にやらヘッドギアは取れ、百瀬が五十嵐に跨がる形で抱き合い、唇を合わせていて。下だけ剥き出しになった状態で、百瀬の後孔は五十嵐の肉棒を咥えこんでいた。
弾けた白濁がナカにどぷりと注がれて、既に何発か放たれていたそれと混ざり合う。
部屋の中には青臭いニオイが充満し、百瀬の口の中にも苦い味が残っている。お互いの身体に挟まれる形になっている百瀬のペニスは、白く汚れながらも未だに天を向いており、たらたらと先走りを零していた。
辺りには、百瀬が愛用しているハンドクリームや卵型のパーツが転がっていて、そのどれもがいやらしくてらてらと光っている。
「…………マジで、すまねぇ。バグどころの話じゃ、ねぇな、これ……」
バーチャル世界での行動が現実に反映された故の、事故。そう割り切るには事態は重すぎて。五十嵐は死にたい気持ちに駆られながら謝罪を口にした。
「…………いが、らし。…………最後に言っていたのは、ほんとう、か?」
だが、百瀬から返ってきたのは糾弾でも侮蔑でもなく、縋るような質問だった。
最後に言っていたこと、つまり告白のことだろう。五十嵐は諦めの境地に立って一つ頷く。こうなってしまえば、もうヤケだ。
「ずっと……、高校の時から好きだった。だからバーチャル世界であんなことになってもラッキーだとか思ってたし、不可抗力で繋がっちまってる今も、正直言ってすごく嬉しいし気持ちいい。……お前にとっては、普通に気持ち悪いし、最悪だよな。いくら謝っても足んねぇだろうけど、もうお前には近付かないようにするから……」
「…………勝手に。自己完結をするな、バカ」
「……っ…………!?」
そよ風のように柔らかく、百瀬の唇がそっと触れる。ちゅ、と可愛らしいリップ音を立てて顔を離した百瀬は、潤んだ瞳を細めて満面の笑みを浮かべた。
「オレも、お前のことが大好きだ。高校の頃から、ずっと」
その言葉の意味を理解した瞬間、五十嵐は血液が沸騰したかのような感覚に陥った。
それは勿論、下肢にも影響してしまい。
「ひ、あっ!?……っお、おおきく、するな、ばか……っ!さ、さっき出したばっか、だろ……っ♡」
「……お前がエロいのが悪いんだよ」
「っ、だから、理不尽な責任転嫁をするなと……!っんんん♡♡♡」
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き出し、百瀬はあまりの快感と恥ずかしさにぎゅっと目を瞑って五十嵐の肩に顔を埋めた。
──長い長い片想いは成就という形で実ったものの、イレギュラーな恋人関係の始まり方に、これからのことを不安に思う百瀬であった。
【ドキドキエロエロバーチャルすごろく】
(……今度は大丈夫だろうな?)
(安心しろって。ちゃーんとプログラムは弄ったからさ。だから指定通り町の中に出ただろ?)
(うむ……。……それにしても凄いな、バーチャルとは思えん造りだ)
(つーわけで、行くぞ、百瀬)
(む、どこに行くのだ?)
(そりゃ勿論、楽しいトコロ♡)
(……なんだか、嫌な予感がするのだが……?)
「う……」
意識を取り戻した二人は、まず息苦しさと下肢を襲う緩やかな快感を覚えた。そして、目を開けて状況を確認出来た瞬間、声にならない悲鳴をあげた。
「な、ああああ!?いっ、いがら……!?ひゃうっ♡んあぁっっ♡」
「ぐっ……!動くなバカ!やべ……っ、出……る……っ!」
「ふゃっ、ああぁ……♡♡」
いつの間にやらヘッドギアは取れ、百瀬が五十嵐に跨がる形で抱き合い、唇を合わせていて。下だけ剥き出しになった状態で、百瀬の後孔は五十嵐の肉棒を咥えこんでいた。
弾けた白濁がナカにどぷりと注がれて、既に何発か放たれていたそれと混ざり合う。
部屋の中には青臭いニオイが充満し、百瀬の口の中にも苦い味が残っている。お互いの身体に挟まれる形になっている百瀬のペニスは、白く汚れながらも未だに天を向いており、たらたらと先走りを零していた。
辺りには、百瀬が愛用しているハンドクリームや卵型のパーツが転がっていて、そのどれもがいやらしくてらてらと光っている。
「…………マジで、すまねぇ。バグどころの話じゃ、ねぇな、これ……」
バーチャル世界での行動が現実に反映された故の、事故。そう割り切るには事態は重すぎて。五十嵐は死にたい気持ちに駆られながら謝罪を口にした。
「…………いが、らし。…………最後に言っていたのは、ほんとう、か?」
だが、百瀬から返ってきたのは糾弾でも侮蔑でもなく、縋るような質問だった。
最後に言っていたこと、つまり告白のことだろう。五十嵐は諦めの境地に立って一つ頷く。こうなってしまえば、もうヤケだ。
「ずっと……、高校の時から好きだった。だからバーチャル世界であんなことになってもラッキーだとか思ってたし、不可抗力で繋がっちまってる今も、正直言ってすごく嬉しいし気持ちいい。……お前にとっては、普通に気持ち悪いし、最悪だよな。いくら謝っても足んねぇだろうけど、もうお前には近付かないようにするから……」
「…………勝手に。自己完結をするな、バカ」
「……っ…………!?」
そよ風のように柔らかく、百瀬の唇がそっと触れる。ちゅ、と可愛らしいリップ音を立てて顔を離した百瀬は、潤んだ瞳を細めて満面の笑みを浮かべた。
「オレも、お前のことが大好きだ。高校の頃から、ずっと」
その言葉の意味を理解した瞬間、五十嵐は血液が沸騰したかのような感覚に陥った。
それは勿論、下肢にも影響してしまい。
「ひ、あっ!?……っお、おおきく、するな、ばか……っ!さ、さっき出したばっか、だろ……っ♡」
「……お前がエロいのが悪いんだよ」
「っ、だから、理不尽な責任転嫁をするなと……!っんんん♡♡♡」
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き出し、百瀬はあまりの快感と恥ずかしさにぎゅっと目を瞑って五十嵐の肩に顔を埋めた。
──長い長い片想いは成就という形で実ったものの、イレギュラーな恋人関係の始まり方に、これからのことを不安に思う百瀬であった。
【ドキドキエロエロバーチャルすごろく】
(……今度は大丈夫だろうな?)
(安心しろって。ちゃーんとプログラムは弄ったからさ。だから指定通り町の中に出ただろ?)
(うむ……。……それにしても凄いな、バーチャルとは思えん造りだ)
(つーわけで、行くぞ、百瀬)
(む、どこに行くのだ?)
(そりゃ勿論、楽しいトコロ♡)
(……なんだか、嫌な予感がするのだが……?)
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