ヒーローは洗脳されました

桜羽根ねね

文字の大きさ
3 / 7

クールブルーの企業秘密

「どうだ?リーダーが我が配下によって堕とされる姿は」
「あ、あんなの、洗脳じゃないか……!」
「くくっ、そうだな。だが、我等の洗脳は全てを自由自在に操っているわけではない。強い意思で抵抗すれば難なく解ける程度のものだ。それを受け入れている時点で、あやつはルークを気に入っているのだろうよ」
「っ、レッド……!」

 趣味の悪い鏡に映っているのは、オレ達の姿ではなくレッドと触手がまぐわう姿だ。
 まるで凌辱しているかのように触手が絡んでいるし、水音も肉音も激しいのに、当人同士は恋人のような甘い雰囲気でキスをしているものだからギャップがえげつない。洗脳で全て操っていないと言っていたが、きっと嘘だ。あのレッドが、こんなに簡単に堕ちるわけがない。

「さて。そろそろ我等も楽しむとするか」
「っ……!」

 至近距離に居るそいつを見上げれば、三つの瞳と視線が絡んだ。悪の組織ブレイウォーシュのボス、ジョーカー。

 黒褐色の肌に、うねるように長い黒髪、三色の三つの瞳。上半身は人間なのに、下半身はドラゴンのようだ。いつも仮面を被っているから、素顔を見たのは今日が初めてのはずなのに、既視感を覚えるのは何故だろうか。

 いや、今はそれより退却することを考えないと。レッドやオレが捕まっているということは、きっと皆も囚われているはずだ。作戦を立てて助けに……。

「ジェイ、だったか。貴様のお気に入りの名前は」
「っ!!な、ぜ、お前が、ジェイのことを!?」

 紅と蒼の瞳が愉快そうに細められる。動揺したら駄目だと頭では分かっていても、奴の腕を掴んで叫んでいた。

「あいつに手を出すな!」
「くくっ、いつものポーカーフェイスはどうした?随分火照っているではないか」
「当たり前だ!ジェイはオレの唯一の理解者で、大切な相手だから……!ジェイに何かしようとしているなら、刺し違えてでもお前を止めるっ!」
「そんなに熱烈な告白を受けると、流石に照れるぞ」
「は……?」
「どれ、洗脳を解いてやろう」
「え?」

 ぱちりと指が鳴った瞬間。頭から爪先まで、痺れるほどの快感がバチリと全身を襲った。

「う゛、ぁ……っ?」

 今の今まで、不思議に思わなかったのに。

 対峙していたと思っていたのに。

 どうして、ボスに跨っているんだ。
 どうして、下半身が裸なんだ。
 どうして、奴の化け物級のイチモツを咥えているんだ。
 どうして、自分から腰を動かしているんだ。

「な゛、ん……っ、お゛、ほおおぉっ♡♡」
「ブルー、我を見ろ」
「ん゛おっ、ほ……?ジ、ジェイ……!?」

 そこに居たのは、オレが大好きなジェイだった。肩までのうねった黒髪、白い肌、赤と青のオッドアイ。優しく微笑む彼に、胸がドキリとしてしまう。

「我が、ジェイで、ジョーカーだ」
「っ……!う、嘘だ……っ!ん゛あっ♡」
「嘘ではない。貴様がよくお漏らしすることも知っているし、泣きべそをかく貴様のシモの世話もしてやっただろう」
「へ……、っ♡」

 お漏らし。
 そのことは、オレとジェイしか知らない。

 感情が昂ると失禁してしまう体質のオレは、よく野ションをしていた。特にブレイウォーシュと戦った後はおしっこがしたくてしたくて堪らなくて、かなりの確率で放尿していた。

 パンツを下ろすのが間に合わずに失禁してしまった時、偶然出会ったのがジェイだ。羞恥やら何やらで泣いてしまったオレのことを馬鹿にせずに、粗相の後を拭ってくれて、新しい服をくれて、抱きしめてくれた。ブルーのことを応援している、憧れだ、と言ってもらえて。お漏らしを見たにも関わらず、見る目を変えないジェイのことがどんどん好きになった。

 ジェイに見られながらおしっこをするようになってからは、失禁の回数も減った。ジェイが見てくれる、ジェイに見られたいから、おしっこはその時まで我慢出来るようになったんだ。

 ジェイのことは名前ぐらいしか知らなかったけど……、それでも、好きで、好きで、大好きで……、正体がジョーカーだと分かっても、好きの気持ちがなくならない……っ♡

「ジェイ……♡ん゛っ♡ジェイ♡ジェイ……っ♡」
「そんなに名を呼ばずとも聞こえているぞ。……さあ、どうしてほしい?」
「ん……♡」

 ぐっぽりハメられたおちんぽも、優しく撫でてくる手のひらも、全部気持ちいい……♡

「キ、キス、したい……♡レッドみたいに、甘やかされるキス、されたい……♡」
「ほう?洗脳は解いているはずだが?」
「っ……!」

 オ、オレは、今何を……?ちゃんと理性はあるのに、ただジェイが好きだからという理由で、敵のボス相手にキスをねだるなんて……っ!

「ふん、好きなだけしてやろう。我も貴様のことを愛しているからな。ブルー」
「っあ……♡」

 だ、めだ、これ……♡♡
 こんな、優しくて甘いキス……っっ♡

 ジョワッ♡ショオオオオォォォォッ♡♡

 初めてのうれションが、ジェイの身体を濡らしていく。
 いつしか肌の色も目も戻ったジェイ……ジョーカーだったけど、キスで思考も身体も蕩けたオレに出来ることは、自分から舌を絡めることだけだった。
感想 1

あなたにおすすめの小説

元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話

ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生 Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158 ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/ fujossy https://fujossy.jp/books/31185

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡

なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。 あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。 ♡♡♡ 恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

苗床になった元騎士

鵜飼かいゆ
BL
引退した元騎士の老人が触手に寄生されて若返って苗床になるラブラブハッピーエンド話です。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。