えっちなイロモノ三題噺

桜羽根ねね

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【春北みかど開発記録】トコロテン✕睡眠姦✕バター犬

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 春北みかどの眠りの深さは異常である。

 一度眠ってしまえば、自然に起床するまで何をしても起きることがない。原因は全く分からず、これまで人為的に春北を起こすことが出来た人物がいないのは確かである。

 爆音のアラームでも、面白がった友人から頬をむにむに引っ張られても、心配した友人から身体を揺すられても、春北が目を覚ますことはなかった。その現場を幾度となく見てきた同室の南河には、いつの頃からか邪な考えが浮かぶようになっていた。

 何をされても起きないというのなら、自分が何をしてもバレないということだ。

 罪悪感と背徳感を胸に、初めて奪った春北の唇は男とは思えない程に柔らかかった。

 一度行動に移してしまえば、後は芋づる式にヒートアップしていくばかり。最初こそ拙く軽いキスで満足していたが、次第に舌をねじ込むようになり、胸の突起をくにくにぺろぺろ弄り、果ては陰茎やその下にある窄まりにまで手が伸びるようになった。
 寝ている間、毎日のように刺激された身体は、少しずつだがその変化を見せていく。

 着替え中に見えた、ぷっくり膨らんだ乳首をからかえば、春北は頬を染めながら睨みつけてきた。擦れて痛いと零した彼に、下心を含んだ絆創膏を渡したのはまだ記憶に新しい。
 やけに後ろを気にする素振りを見せた時は、バレないようにこっそり口元をつり上げた。弄られ続けているアナルが、知らず疼くのだろう。
 自分の手で着々と淫らになっていく春北を前にして、南河の我慢はそろそろ限界に近付きつつあった。

 ──長期休みを利用して春北を実家に呼んだ南河は、部屋のベッドで寝息を立てる春北を見下ろしてにやりと笑みを深めた。両親は都合よく旅行に行っており、この家には今二人と一匹しかいない。南河の行動を咎める人物は誰もおらず、唯一残っている愛犬も足元で尻尾を振っているだけで止めようとはしてこない。
 罪悪感、背徳感、そんな感情を一切消し去り、南河は眼前で眠る獲物へと手を伸ばした。

 ……裸に剥いた春北の敏感な肢体を上から順に舌や手で愛撫していくと、肉棒に辿り着く頃には触られてもいないそこがふるりと勃起して透明の蜜をだらだら零していた。

「……っん、……ぁ……♡」

 気持ちよさそうに短く唸る春北の声に欲情しつつ、濡れそぼったそこをつうっと指でなぞってやる。びくんと素直に反応した陰茎の先端をぐにぐに弄ると、きゅうっと閉じていた菊門が切なそうにヒクヒクと息をし始めた。これまで開発してきた努力が実った卑猥な光景に、南河はごくりと唾を飲み込む。

 性急に、傍に置いていたローションを引っ掴み、恥部に垂らした後、ゆっくりと指を挿入する。待ってましたとばかりに吸い付いてくる肉壁は、南河の指を美味しそうに飲み込んでいく。

「……っは、えろすぎ」

 二本、三本と指を増やして穴を広げるようにぐちぐち動かしても、春北は熱を帯びた声を漏らすだけで目を開けることはない。
 ここまでされて起きないのなら、と次第に行為は熱を増していく。先走りで濡れる肉棒を弄るのはそこそこに、とろりと蕩けている後孔を執拗なまでに刺激する。くぱ、と悪戯に押し広げると、塗りこまれた潤滑油がこぽりと溢れてきた。

「あ……、んぅ……っ♡♡」
「……そろそろ、いけそうだな」

 後孔がしっかり解れたのを確認した南河は、怒張した自身を取り出した。軽く扱いて完勃ちさせ、ゴムを装着すると、甘く蠢く肉壺に切っ先を押し付ける。早くほしいとでも言いたげにチュプ♡と吸い付いてくる孔は、開発の甲斐あって素直で淫らで従順だ。

 さあ挿入するぞ、という段階に至ったわけだが、ここに来てずっと大人しくしていた一匹が「わんっ」と可愛らしい鳴き声をあげて春北の上半身に覆い被さってきた。

 そうして、そのまま。

「は……♡ぁふ……ん……っ♡♡」
「……うわ、マジかよ……」

 赤くぷっくりと熟れた乳首を、ぺろぺろと舐め出したのだ。

 餌と勘違いしているのか、さっき南河がやっていたことを真似しているのかは分からないが、尻尾を振りながらぴちゃぴちゃと乳首を責める姿を見ていると「ペットは飼い主に似る」という言葉がぷかりと浮かんだ。噛もうとしていたら止める気でいたが、どうやら舐めるのがお気に召したらしく、夢中になって舌を這わしている。

 犬にまで襲われているのに、全く起きる気配を見せない春北に若干の危機感を覚えつつ、南河は止めていた行為をぬちりと再開させた。

「はっ……、たっぷり咥えこめ、よ……っ!」

 そして、焦らすように先端を馴染ませた後、奥まで穿つようにジュプンッ♡と埋め込んだ。前立腺を擦るようにして挿入した自身は、肉壁によって甘くきつくきゅうきゅうと締められる。すぐに動かず暫く春北のナカを味わっていた南河だったが、──ふと、触っていない春北の陰茎からだらだらと白濁が垂れていることに気がついた。思わず一瞬思考が止まって、それからじわじわと歓喜に近い何かがせり上がってくる。

「初めてのくせに、挿れられただけで、イったのかよ……」

 その言葉が、いまだ夢の中にいる春北に伝わることはない。……はず、だったのだが。

「……っひゃ、っくし! うぁ、……え、……みなみ、か……わ、くん?」

 いつの間にか顔の方まで移動していた愛犬の尻尾が、春北のくしゃみを触発してしまったようで。

 ゆっくりと開かれた茶色の瞳と、視線が、かち合った。

 ……状況を理解した春北が真っ赤になりながら叫ぼうとしたのを、南河が咄嗟に唇で塞ぐまで、あと数秒。
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