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大きなクリのむちむち赤ずきん(カントボーイ)
その①
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カント赤ずきんが狼に食べられてしまうおはなし
褐色人狼×むちむち赤ずきん
☆☆☆☆☆
昔々、あるところにいつも赤い頭巾を被っている青年がいました。
小さい頃は赤ずきんと呼ばれて可愛がられていましたが、青年は大きくむっちむちに育ち、今では本来の名前であるカレットと呼ばれています。
それでも、お気に入りの白いワンピースと赤ずきんのスタイルはそのままです。家族が可愛い可愛いと褒めてくれた自慢の格好なのです。
そんな家族想いのカレットは、母親から頼まれて森に住むおばあさんのお見舞いに行くことになりました。おばあさんは少しだけ偏屈で、家族以外の人間を嫌って森に住んでいるのです。
おばあさんの大好きな蜂蜜漬けのお菓子と葡萄酒を入れたバスケットを手に、カレットは出かけて行きました。
母からは悪い狼に気を付けるよう言われていますが、カレットは大きくて力持ち。悪い狼がきても返り討ちにする気満々でした。
小鳥が囀る木漏れ日の中、カレットは迷うことなく歩いていきます。すると、ガサガサと横の茂みが動いて、青年が現れました。褐色の肌に銀色の髪の毛はこの辺りでは見ない珍しい色です。程よくついた筋肉が服の上からでも分かりますが、身長はカレットの方が高いようです。
「迷子か?」
カレットは開口一番そう尋ねました。この森は舗装されているものの、入り組んでいるためよく旅人が迷ってしまうのです。青年はカレットをじっくり見つめた後、人好きのする笑みを浮かべました。
「そうなんだよ、赤ずきん。よかったら出口に行く道を教えてくれねぇか?俺はルガル。しがない薬師だ」
「オレの幼少の頃のあだ名を知っているんだな。ルガルか……、聞き覚えはないが、オレとお前はどこかで会ったことがあるのか?」
「っ、あー……、いや、可愛い頭巾被ってるからさ。初対面初対面」
少し怪しいなと思ってしまいましたが、優しいカレットは困っている人を見過ごすことは出来ません。それに、大好きな頭巾を褒められて嫌な気持ちはしませんでした。
そして、森の出口までの道を教えてあげようとしました。
ですが、その時。ビュウウッ、と一陣の強い風が吹きました。その悪戯な風は、カレットのワンピースを遠慮なく捲り上げてしまったのです。
褐色人狼×むちむち赤ずきん
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昔々、あるところにいつも赤い頭巾を被っている青年がいました。
小さい頃は赤ずきんと呼ばれて可愛がられていましたが、青年は大きくむっちむちに育ち、今では本来の名前であるカレットと呼ばれています。
それでも、お気に入りの白いワンピースと赤ずきんのスタイルはそのままです。家族が可愛い可愛いと褒めてくれた自慢の格好なのです。
そんな家族想いのカレットは、母親から頼まれて森に住むおばあさんのお見舞いに行くことになりました。おばあさんは少しだけ偏屈で、家族以外の人間を嫌って森に住んでいるのです。
おばあさんの大好きな蜂蜜漬けのお菓子と葡萄酒を入れたバスケットを手に、カレットは出かけて行きました。
母からは悪い狼に気を付けるよう言われていますが、カレットは大きくて力持ち。悪い狼がきても返り討ちにする気満々でした。
小鳥が囀る木漏れ日の中、カレットは迷うことなく歩いていきます。すると、ガサガサと横の茂みが動いて、青年が現れました。褐色の肌に銀色の髪の毛はこの辺りでは見ない珍しい色です。程よくついた筋肉が服の上からでも分かりますが、身長はカレットの方が高いようです。
「迷子か?」
カレットは開口一番そう尋ねました。この森は舗装されているものの、入り組んでいるためよく旅人が迷ってしまうのです。青年はカレットをじっくり見つめた後、人好きのする笑みを浮かべました。
「そうなんだよ、赤ずきん。よかったら出口に行く道を教えてくれねぇか?俺はルガル。しがない薬師だ」
「オレの幼少の頃のあだ名を知っているんだな。ルガルか……、聞き覚えはないが、オレとお前はどこかで会ったことがあるのか?」
「っ、あー……、いや、可愛い頭巾被ってるからさ。初対面初対面」
少し怪しいなと思ってしまいましたが、優しいカレットは困っている人を見過ごすことは出来ません。それに、大好きな頭巾を褒められて嫌な気持ちはしませんでした。
そして、森の出口までの道を教えてあげようとしました。
ですが、その時。ビュウウッ、と一陣の強い風が吹きました。その悪戯な風は、カレットのワンピースを遠慮なく捲り上げてしまったのです。
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