異世界では常識です!

桜羽根ねね

文字の大きさ
6 / 8

case4:見せかけインテリ氷雨あられの場合

しおりを挟む
「はい、いーヨ。いっぱいおしっこしてネ」
「な……っ、なんで、こんなこと……っ!も、漏れる、漏れちゃうからっ、外してください……!」
「なんデ?」

 にこにこと邪気のない笑顔を向けてくる、人ではないヒト。
 雰囲気はゆくる君みたいですけど、ゆくる君とは違って、なんというか視線が怖い。じっと見られるとぞわぞわするというか、落ち着かなくなってしまいます。

 僕はただ、トイレに行きたいだけですのに……!

 あの後僕は……、抱っこされて運ばれて、気が付けば身体を拘束されてしまっていました。襲ってくる尿意を耐えるのがやっとで、碌な抵抗が出来なかったせいです。
 僕の身長と同じくらいの高さの鉄棒みたいな物に、立ったまま両手を固定されて、片足だけ膝を曲げた状態で吊られてしまって、こんな体勢でおしっこしろなんて……ふざけているとしか思えません。

「む、無理、です、こんなのっ。お願いします、トイレに……っ!」
「ちゃんと下に敷いてるでショ?稀人専用の吸水シート。やっぱり最初の躾が肝心だからネ~。ちゃんと片足上げて出来るようになるまでは補助器具使おうネ」
「補助、器具……?」
「そうそウ。こっちだと稀人はこのポーズでおしっこするのが当たり前なんだヨ」
「…………」
「(なーんて、信じるわけないカ♡でも、嫌がっても外してあげな……)」
「な、なんだ……。これ、拘束じゃなかったんですね。それに、ご、号?に入ってはゴーに従えって言いますし、……っう、あ、せ、せめて、ズボン……、脱がせてください……っ」

 なんか間違ってる気がしますけど、そんなことわざがあったはず。
 こんな体勢恥ずかしいけど、それが当たり前ならやっぱり従っておかないといけませんよね。

「……?」

 脱がして、と頼んだのに何故か彼は動いてくれません。……そういえば名前を聞いていませんでした。

「ぼ、僕は、氷雨あられ、です……。貴方の、お名前は……?」
「え……、嘘でしょ、お馬鹿さんなの、この状況でどうしてそうなるワケ?は~~~、……予想していたより、楽しめそウ♡」
「ん、ぅ……っ。ば、馬鹿では、ありません……」
「そうだね~、ごめんネ♡ボクはカンラ。獣犬族で、さっきのエンラとは双子だヨ。好きなように呼んでいいからネ」
「かん、ら……さん……っ、ふ、うぅ……、も、ズボン、おねがい、しま……っ」
「ああ、そうだったネ」

 にこにこと上機嫌な様子で微笑むカンラさんが、僕のズボンをパンツごと下ろしてくれました。ぷるぷる震えるちんちんが丸見えになります。今すぐにでもおしっこをしてしまいたいけど、目の前のカンラさんが気になってもじもじと腰が揺らめいてしまいます。

「ぁ、あの……、おしっこ、見られるのも……当たり前ですか?」
「…………。……そうそう、当たり前、常識♡あられチャンは頭が良いネ♡」
「はぅ♡」

 よしよしと頭を撫でられて、しかも滅多に貰えない褒め言葉までもらえて、嬉しくなった僕はその感情を溢れさせました。

 ショワアアアアアァッッ♡♡

 ──おしっことして。

「あっ……♡おしっこ、漏れちゃいましたぁ……♡」
「うん、上手上手。ちゃんと吸水シートの上に出来てるネ」
「んぁ……♡♡カンラさんに、なでなでされて褒められるの、嬉しいです♡っふ、あぁ、おしっこ、きもちいい……♡」
「嬉ションしてるみたい……、かぁわイ……♡ね、あられチャンのおしっこ見ていいのはボクだけだからネ?他の奴等の前でおしっこしたら駄目だヨ?あられチャンはボクのお嫁サンになるんだからネ」

 ジョロジョロとお漏らしをしながら、頭が良い僕は思考します。
 おしっこを見せていいのはカンラさんにだけ、僕はカンラさんのお嫁さんになる……、前者はまだしも後者については、僕では役者不足です。

「あぁ……♡駄目です、カンラさん……、僕は、男で、ちんちんはあってもおまんこはないから、お嫁さんにはなれないんです……」
「なーんだ、そんなコト?大丈夫、あられチャンのココ、ふっくらとろとろおまんこにしてあげるカラ♡」
「きゃうっ♡」

 チョロッ……♡とようやくおしっこが止まったところで、カンラさんの指が優しくお尻の穴を擽りました。

「そんな、僕のお尻……、おまんこに出来るんですか……?」
「勿論♡ボクはお嫁サンを大事にするタイプだから、じっくり焦らして焦らして……、ふわっふわになったおまんこをチンポでいっぱい可愛がってあげル♡」
「ふ、おぉ……♡」

 僕の身体が喜んで、媚びるようにお尻を振ってしまいます。男なのに、お尻がおまんこになるなんてすごい。……それに、会ったばかりだけどこんなに優しく接してくれるカンラさんになら……、何をされても嬉しくなっちゃいそうです♡

「じゃあ、移動しよっカ。ボクの家に連れてってあげル」
「ぁ……♡はい……♡」

 補助器具から解放された僕を、またもや横抱きしてくれたカンラさん。脱がされたズボンとパンツは放置されたままで、下半身はすっぽんぽんです。
 部屋を出て廊下を移動しながら、恥ずかしいから誰にも会いませんように……と願ったものの、その願いは呆気なく崩れました。

「うげ、なんでいるわけ、エンラ」
「随分な挨拶だな。全く……、ミカエラ様に改めて祝いの言葉を伝えていただけだ。遅れたせいで婚儀に出席することが出来なかったからな」
「本当に気にしなくて構いませんのに。急なことでしたし……、足を運んでいただいただけで充分ですよ。エンラもカンラもありがとうございます」
「あはっ♡ミカエラ様すっごく幸せソ~♡」

 和やかに話し始めた三人ですが、僕としては目のやり場に困ってしまいます。

 ミカエラ様と呼ばれている、下半身がタコのような蔦のような綺麗な人は、最後に見た時と同様にろくろ君をくっつけていました。くっつける……というか、下半身が蔦に埋もれてぐちゅぐちゅと卑猥な音が聞こえているというか。会話の節々でちゅっちゅとキスをしている二人は、カンラさんが言った通りすごく幸せそうに見えました。

 そして、カンラさんと双子だというエンラさんはというと。こちらはこちらでゆくる君を抱っこしていました。服の股間部分に穴を開けられたゆくる君が、エンラさんの大きなちんちんをぐっぽりハメられているのが視界に入ってしまいます。
 膝を抱えられているせいで、ゆくる君のちんちんがブルンブルンと跳ねるのもはっきり見えます。普段からヤリチンだと言っていたけど、そんなゆくる君にもおまんこがあったんだなぁ……。

「んっ♡ぢゅ♡ミカエラ♡旦那さま♡♡俺以外の人と仲良くしないで♡ラブラブおまんこしないとやなの♡♡♡」
「はへ……♡も……、ちんぽ無理ぃ……♡♡これがないと生きてけなくなっちゃう……♡♡おにーしゃん……、エンラぁ……♡もっとずぽずぽしてぇ♡♡♡」

 びっくりするくらい甘えた声で強請る二人は、すごく気持ちよさそうで……、なんだか羨ましくなってきました。僕も、僕だって……。

「カンラさん……、僕、早くおまんこにしてほしいです……♡はやく、お嫁さんになりたい……♡」
「ん~~♡二人に充てられちゃっタ?可愛いなぁ、もウ♡じゃあほら、バイバイして早くおまんこしよーネ♡」
「ひう♡んっ、ば、ばいばい……っ♡」

 ちゅ、と額にキスをされたことに感じながら小さく手を振ると、ろくろ君は蕩けた表情でにっこり笑って、ゆくる君はちんちんをブルブル振ってくれました。二人とも幸せそうです。

 ここにはいないささら君とひらり君も、みんな幸せになっているといいな。

「さあ、あられチャン。ボクと一週間、たっぷりじっくりおまんこしようネ……♡」
「いっ……?」

 ──聞き間違いかと思ったその言葉が本当だと知るのは……、それこそ一週間後のことでした♡
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

苗床になった元騎士

鵜飼かいゆ
BL
引退した元騎士の老人が触手に寄生されて若返って苗床になるラブラブハッピーエンド話です。

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

処理中です...