7 / 8
⑦勇者と調教の成果:スリア
しおりを挟む
「最後は我じゃの。兄上達程ではないが、母上の心を楽にすることが出来るとよいのじゃが」
ころころと微笑みながら進み出たスリアは、何かの呪文を呟いた。
すると、今まで何もなかった空間に、『それ』がゴトリと現れる。灰色の石像……かと思ったものの、俺は『それ』に見覚えがあった。
「ジ、ジャズ……?」
「……」
ジャズの形をした裸の石像は、何も喋らない。
美形な顔立ちを蕩けさせて、だらしなく開かれた口。脇を見せつけるようにしながら後頭部で組まれた手。乳輪ごとぽってり膨らんだ乳首。鍛えられた腹筋には、『おちんぽ大好き』『ザーメンコキ捨て用』といった卑猥な落書きがされている。身体のあちこちに精液らしき白い汚れと、土がついている。勃起したちんこには『ザコちんぽ』と書かれていて、その下にぶら下がる玉は握り拳程の大きさになっていた。がばりとガニ股に開かれた脚の中心で、その存在を主張している。
「どうじゃ?綺麗に石化出来ているであろう?人目につく所で小便小僧にもさせておったのじゃ」
「石化……。じゃあ、この石像はジャズ本人ってことなのか?」
「うむ。我は状態異常を得意としておるからの。こやつの腕力は強そうであったが、何とも呆気なかったわい」
「ふ、流石余とクロードの息子だ」
リハエルが嬉しそうにしていると、俺も嬉しくなってくる。
ジャズはきっと、魅了されて無様な格好を強いられてから石化されたんだろう。あいつは、お金に目が眩んでばかりだったからか、状態異常への耐性がかなり低かった。だからスリアの魔法にも簡単にかかってしまったんだろう。
「……そういえば、小便小僧って?」
「ああ。王都の広場に大きな噴水があるじゃろう?そこに設置してあげたんじゃ。小水がずっと垂れ流れるような魔法をかけての。因果応報というものじゃ」
「スリア……」
やり過ぎな気もするけど、だからといって可哀想だとは思えない。
スリアは朗らかに笑みをたたえながら、固まっているジャズのちんこをスリスリと撫で摩った。
「あれは傑作じゃったぞ。下品な石像だと早々に撤去されて、魔の森に捨てられたんじゃ。勿論、その間魔羅からは小水が漏れっ放しであったの。ちなみに、品のない落書きをしたのは、そやつを捨てるために同行した兵士達じゃ。余程溜まってたのか、口の中や身体にぶっかけておったのう。そうして、ついさっきまで森の中に転がっておったのじゃ」
「ああ……、だから精液や土で汚れてるんだね」
「家を汚されたくはないから、小水の魔法は解いておるがの。……それと、身体は固まっても意識はそのまま故、我等の会話も聞こえておるぞ」
「えっ」
確か石化って、身体も精神も何もかも固まってしまう状態異常だったはずなのに。スリアはそんな調整まで出来るんだな……。
「部分的に石化を解除することも可能じゃから、母上に対する謝罪の言葉を聞くとしようかの」
スリアが指を振ると、ピシッとジャズの顔部分に亀裂が走った。そのまま石化がパリンと解けると、トロ顔だったジャズの顔色がみるみるうちに青ざめていった。
「お゛えぇ……ッッ!!」
間髪入れずに、舌の上に溜まったままだった兵士の精液が吐き出される。身体は脇見せガニ股のままだから、白いそれが涎のように垂れていった。灰色の身体に、白濁はよく映える。
俺への謝罪とは言ったけど、ジャズの瞳は正気を取り戻しているようだった。また俺に対する罵詈雑言が飛んできそうな……。
「は、ぁ……、は……、クロードしゃま、申し訳ありませんでした……」
「え?」
「ボクが愚かでした。どうか、どうか許してくだしゃい、クロードさま……っ」
青ざめたまま紡がれるのは、舌っ足らずな謝罪だった。卑猥な身体との対比がえぐい。
リハエルに視線を向けると、お前の好きなようにしろとでも言うように頬にキスをされた。許すも許さないも、俺次第。だったら、俺は──。
「謝罪は受け取る。でも、許さない。そいつのことはスリアに任せるよ」
「な゛……ッ、こ、このボクがっ、恥を忍んで謝ってやってるのに……!」
「駄目じゃったのう。それに、折角正常な意識を戻してやったのに、全く反省しておらぬではないか」
「あ……、っ、ち、ちが、違う……っ!嫌だ、またあんなことされるの、嫌──、……」
カチン、と再び石化したジャズの口から声が消える。スリアはその石像を魔法でふわりと浮かせると、タネ明かしをするかのように話し始めた。
「母上が許すのであれば、解放するという約束をしておったのじゃ。その結果、駄目だった挙げ句逆ギレとは救えん奴じゃの。本当なら射精管理だけで済ませようと思っておったが、感度を100倍にして媚薬スライム漬けで決まりじゃな。以前やった時も楽しんでくれたからのう」
石化していても感覚はあるんだな、とか。スライム漬けってちょっと気になる、とか。言いたいことは色々あったけど、俺は全部飲み込んで、息子と石像が部屋に向かうのを見送った。
ころころと微笑みながら進み出たスリアは、何かの呪文を呟いた。
すると、今まで何もなかった空間に、『それ』がゴトリと現れる。灰色の石像……かと思ったものの、俺は『それ』に見覚えがあった。
「ジ、ジャズ……?」
「……」
ジャズの形をした裸の石像は、何も喋らない。
美形な顔立ちを蕩けさせて、だらしなく開かれた口。脇を見せつけるようにしながら後頭部で組まれた手。乳輪ごとぽってり膨らんだ乳首。鍛えられた腹筋には、『おちんぽ大好き』『ザーメンコキ捨て用』といった卑猥な落書きがされている。身体のあちこちに精液らしき白い汚れと、土がついている。勃起したちんこには『ザコちんぽ』と書かれていて、その下にぶら下がる玉は握り拳程の大きさになっていた。がばりとガニ股に開かれた脚の中心で、その存在を主張している。
「どうじゃ?綺麗に石化出来ているであろう?人目につく所で小便小僧にもさせておったのじゃ」
「石化……。じゃあ、この石像はジャズ本人ってことなのか?」
「うむ。我は状態異常を得意としておるからの。こやつの腕力は強そうであったが、何とも呆気なかったわい」
「ふ、流石余とクロードの息子だ」
リハエルが嬉しそうにしていると、俺も嬉しくなってくる。
ジャズはきっと、魅了されて無様な格好を強いられてから石化されたんだろう。あいつは、お金に目が眩んでばかりだったからか、状態異常への耐性がかなり低かった。だからスリアの魔法にも簡単にかかってしまったんだろう。
「……そういえば、小便小僧って?」
「ああ。王都の広場に大きな噴水があるじゃろう?そこに設置してあげたんじゃ。小水がずっと垂れ流れるような魔法をかけての。因果応報というものじゃ」
「スリア……」
やり過ぎな気もするけど、だからといって可哀想だとは思えない。
スリアは朗らかに笑みをたたえながら、固まっているジャズのちんこをスリスリと撫で摩った。
「あれは傑作じゃったぞ。下品な石像だと早々に撤去されて、魔の森に捨てられたんじゃ。勿論、その間魔羅からは小水が漏れっ放しであったの。ちなみに、品のない落書きをしたのは、そやつを捨てるために同行した兵士達じゃ。余程溜まってたのか、口の中や身体にぶっかけておったのう。そうして、ついさっきまで森の中に転がっておったのじゃ」
「ああ……、だから精液や土で汚れてるんだね」
「家を汚されたくはないから、小水の魔法は解いておるがの。……それと、身体は固まっても意識はそのまま故、我等の会話も聞こえておるぞ」
「えっ」
確か石化って、身体も精神も何もかも固まってしまう状態異常だったはずなのに。スリアはそんな調整まで出来るんだな……。
「部分的に石化を解除することも可能じゃから、母上に対する謝罪の言葉を聞くとしようかの」
スリアが指を振ると、ピシッとジャズの顔部分に亀裂が走った。そのまま石化がパリンと解けると、トロ顔だったジャズの顔色がみるみるうちに青ざめていった。
「お゛えぇ……ッッ!!」
間髪入れずに、舌の上に溜まったままだった兵士の精液が吐き出される。身体は脇見せガニ股のままだから、白いそれが涎のように垂れていった。灰色の身体に、白濁はよく映える。
俺への謝罪とは言ったけど、ジャズの瞳は正気を取り戻しているようだった。また俺に対する罵詈雑言が飛んできそうな……。
「は、ぁ……、は……、クロードしゃま、申し訳ありませんでした……」
「え?」
「ボクが愚かでした。どうか、どうか許してくだしゃい、クロードさま……っ」
青ざめたまま紡がれるのは、舌っ足らずな謝罪だった。卑猥な身体との対比がえぐい。
リハエルに視線を向けると、お前の好きなようにしろとでも言うように頬にキスをされた。許すも許さないも、俺次第。だったら、俺は──。
「謝罪は受け取る。でも、許さない。そいつのことはスリアに任せるよ」
「な゛……ッ、こ、このボクがっ、恥を忍んで謝ってやってるのに……!」
「駄目じゃったのう。それに、折角正常な意識を戻してやったのに、全く反省しておらぬではないか」
「あ……、っ、ち、ちが、違う……っ!嫌だ、またあんなことされるの、嫌──、……」
カチン、と再び石化したジャズの口から声が消える。スリアはその石像を魔法でふわりと浮かせると、タネ明かしをするかのように話し始めた。
「母上が許すのであれば、解放するという約束をしておったのじゃ。その結果、駄目だった挙げ句逆ギレとは救えん奴じゃの。本当なら射精管理だけで済ませようと思っておったが、感度を100倍にして媚薬スライム漬けで決まりじゃな。以前やった時も楽しんでくれたからのう」
石化していても感覚はあるんだな、とか。スライム漬けってちょっと気になる、とか。言いたいことは色々あったけど、俺は全部飲み込んで、息子と石像が部屋に向かうのを見送った。
59
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しております
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる