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第五灯 怪獣

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目覚めると知らない天井だった。周囲は薄暗い。読経のような声が複数聞こえる。
体も動かない。どうもグルグル巻にされているようだ。

周囲を観察すると何らかの宗教施設らしい。私の周囲には注連縄のようなものが設置され、紙垂がぶら下がってる。体を見ると全身に御札が貼られている。篝火が焚かれ白装束を着た数十人の人達が一心不乱にお経のようなものを唱えている。


何だ?何があった?
私は昨日……いや意識が無くなる前の事を思い出そうと必死になった。
確かお酒を飲んで、ホテルに戻って…… その後夢で怪獣みたいな姿になったような……

まさか、まさかな
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