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第一章 第一節 廃屋
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「お~い、起きろ。大丈夫?」
かわいい女の子の声がした。日本語で
ゆっくり目を開ける。
そこは10畳ぐらいの広さの薄暗い殺風景な部屋だった。
石造りの壁に窓はなく、何かの魔導具だろうか。淡く発光する石が取り付けてある。
床には魔法陣らしき奇妙な図が描かれており、その上に巨大な金魚のオブジェ……
金魚??
いや違う。魔法陣の上には、真紅の服で全身をコーディネートした婆さんが床の上で仰向けに倒れていた。見開いた目がまるでガラス玉のようだ。ピクリとも動かないところを見ると死んでいるらしい。
(何だこれは?)
頭が混乱する。
「お~い、大丈夫か?」
声がする方に素早く視線を走らせる。
そこには長い銀髪に青い瞳の美少女が全裸にされ、首と両手両足に枷をはめられていた。
少女の体は酷いアザだらけであちこちから血が滲んでいる。
視線が合う。その瞳には恐怖と困惑が好奇心が浮かんでいる。
「あぁ大丈夫だ」
その声に違和感を覚える。
(なぜ女性の声なんだ?)
私もまた体の状態を確認する。何てことだ。私もまた隣の少女と同じ様に両手両足を枷にはめられていた。そして身体つきから女性であることを自覚した。
(約束が違うんでないか?女神サマよ)
深く溜息をついた。何もかも上手くいってないようだ。
「なぁ。ひょっとして転生者か?」
少女が恐る恐る尋ねてきた。私はコクリと肯く。
「あぁそうだ」
「良かった。俺も転生者の筈だ」
あぁ、向こうも中の人はおっさんなんだろう。
「ところでちょっと良いかな」
問わざるをえない。今後のためにも
「なぁ。そのへんに金玉落ちてないか?何故か女になってるんだが」
少女から乾いた笑いが聞こえた。
「そうだな。多分4つほど転がってる筈だが見当たらないな。記憶を探ってみるか」
目を閉じた。恐らく少女の方もそうしているのだろう。
4~5分経った頃だろうか少女が口を開いた。
「始めっから女性っぽいな」
溜め息をつく。
「なんてこったい。知りたくなかった。グッバイ・マイ・キンタマ」
かわいい女の子の声がした。日本語で
ゆっくり目を開ける。
そこは10畳ぐらいの広さの薄暗い殺風景な部屋だった。
石造りの壁に窓はなく、何かの魔導具だろうか。淡く発光する石が取り付けてある。
床には魔法陣らしき奇妙な図が描かれており、その上に巨大な金魚のオブジェ……
金魚??
いや違う。魔法陣の上には、真紅の服で全身をコーディネートした婆さんが床の上で仰向けに倒れていた。見開いた目がまるでガラス玉のようだ。ピクリとも動かないところを見ると死んでいるらしい。
(何だこれは?)
頭が混乱する。
「お~い、大丈夫か?」
声がする方に素早く視線を走らせる。
そこには長い銀髪に青い瞳の美少女が全裸にされ、首と両手両足に枷をはめられていた。
少女の体は酷いアザだらけであちこちから血が滲んでいる。
視線が合う。その瞳には恐怖と困惑が好奇心が浮かんでいる。
「あぁ大丈夫だ」
その声に違和感を覚える。
(なぜ女性の声なんだ?)
私もまた体の状態を確認する。何てことだ。私もまた隣の少女と同じ様に両手両足を枷にはめられていた。そして身体つきから女性であることを自覚した。
(約束が違うんでないか?女神サマよ)
深く溜息をついた。何もかも上手くいってないようだ。
「なぁ。ひょっとして転生者か?」
少女が恐る恐る尋ねてきた。私はコクリと肯く。
「あぁそうだ」
「良かった。俺も転生者の筈だ」
あぁ、向こうも中の人はおっさんなんだろう。
「ところでちょっと良いかな」
問わざるをえない。今後のためにも
「なぁ。そのへんに金玉落ちてないか?何故か女になってるんだが」
少女から乾いた笑いが聞こえた。
「そうだな。多分4つほど転がってる筈だが見当たらないな。記憶を探ってみるか」
目を閉じた。恐らく少女の方もそうしているのだろう。
4~5分経った頃だろうか少女が口を開いた。
「始めっから女性っぽいな」
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