私が居なくなってもあなたをずっと愛してる

手遅れマッキー(旧 来栖祐翔)

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そんなことしている間に、どんどん薄くなっていく結ちゃん。

そろそろ後ろの木目調の壁が見えてきそうだ。



「・・・・・・私、ただいまって言われるのが怖かったんだと思います。頑張って返事しても、気付いてもらえないし・・・でも『おかえり』を言わなきゃいけないっていう癖があったというか・・・・・・」



だから自分からただいまを言うという発想がなかった、と結ちゃんは少しおちゃらけて言う。

消えかかっているにも関わらず、元気なフリをする結ちゃんを見て、とある感情が湧き上がる。



(・・・・・・あー、俺何聞こうとしてんだよ)



自身でもそう思っているのに、どうしても止められない。どうしてもこれだけは聞きたい。

こんな終わり際に、嫌われでもしたらどうしよう。そんな不安より、それを聞きたいという好奇心のような物が勝る。



「結ちゃん」

「ん?」

「結ちゃんはさ、生きていて、裂と居れて幸せだった?」



俺が今感じるというか、疑問な気持ち。

彼女は本当にこれでよかったのか、そんな事への疑いだった。
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